カーシェアの給油は残量と利用ルールを確認。車載カードの使い方も事前に把握

カーシェアの車を使っていて燃料が減ってくると、「次の人が使う前に給油した方がよいのか」「自分で支払うのか」と迷うことがあります。給油の目安や車載カードの置き場所、利用できるガソリンスタンドはサービスごとに違うため、以前使ったカーシェアと同じ手順とは限りません。

出発前に確認するのは、燃料計だけではありません。給油する目安、指定されたカード、給油後のレシートや申請方法まで把握しておけば、必要になったときに落ち着いて対応できます。

燃料計を見て、サービスの給油目安と比べる

まず、車の燃料計を確認します。残量が少ないと感じても、給油が必要な基準は一律ではありません。利用中のサービスが案内する目安に達しているかを見て、給油するか判断してください。

たとえば、タイムズカーは燃料計が半分程度に減ったら、車内の専用カードで満タンまで給油するよう案内しています。オリックスカーシェアは燃料が3分の1以下になったら給油への協力を呼びかけています。この違いからも、他社での経験だけを基準にしないことが大切です。

車種によって燃料計の表示方法やタンクの大きさは異なります。残りの走行可能距離が表示される車でも、その数字だけで給油の要否を決めず、サービスの案内と車載の説明を優先しましょう。出発時に残量が少なく、予定の目的地までの走行に不安がある場合は、無理に走り続けず、サービスの問い合わせ先へ相談します。

出発時にカードの場所と給油条件を確かめる

車に乗ったら、給油カードがどこにあるかを利用ガイドや車内表示で確認します。サンバイザーのケースなど、運転席まわりに収納されている場合がありますが、収納場所は車両によって異なります。走り出してから探さなくて済むよう、停車中に場所を確かめておきましょう。

あわせて、カードが使えるガソリンスタンドを確認します。全国チェーンの店舗でも、地域や店舗によって取り扱いが異なる場合があります。公式アプリや利用ガイドにスタンド検索があれば、出かける方向に利用可能な店舗があるかを事前に調べてください。

油種も車両ごとに確かめます。オリックスカーシェアは給油する油種をレギュラーガソリンと案内していますが、実際に給油するときは、その車の給油口付近の表示も確認するよう案内しています。車載カードが見つからない、カードに破損がある、給油場所や油種が分からない場合は、自己判断で現金給油などに切り替えず、サポート窓口へ問い合わせましょう。

CHECK POINT 確認ポイントを整理
  • 利用中のサービスが示す給油の目安を確認した。
  • 車載カードの場所と、利用できるガソリンスタンドを把握した。
  • 給油口付近の表示で、車に合う油種を確認できる。
  • 給油後のレシート、カード返却、割引申請の条件を確認した。

確認事項は、アプリや公式サイトの利用ガイドで見つけられます。車内に説明書がある場合は、カードの収納場所や給油時の案内も確認してください。サービスによって給油の連絡方法が異なるので、「給油すれば自動で記録される」とは決めつけないようにしましょう。

給油するときは油種とカードの扱いを順に確認する

給油が必要になったら、利用可能なガソリンスタンドへ向かい、給油前にカードを使える店舗か確かめます。オリックスカーシェアは、地域によって系列店でも給油カードが使えない店舗があるため、給油前にスタッフへカードを提示して確認するよう案内しています。看板の系列だけで判断しない方が確実です。

給油機の操作では、給油口や車内表示で油種を確かめてから選択します。油種を間違えると車両の故障につながるおそれがあります。給油口がどちら側か分からないときは、車内の燃料計付近にある給油口マークの三角印や、車載説明書を確認し、給油ノズルを差す前に表示を見直してください。

支払い方法やレシートの扱いは、事業者の案内に従います。車載カードで支払うサービスもあれば、給油後にレシートを所定の場所へ入れるよう求めるサービスもあります。カードを使う前に、レシートを残すのか、不要なのかを確認しておきましょう。

給油が済んだら、カードを決められた場所へ戻します。カードを持ち帰ったり、別の場所へ置いたりすると、次の利用者が困る原因になります。車載品の収納場所を元の状態に戻し、ドアを閉める前にカードが戻っているか確かめてください。

給油割引は、給油だけで自動適用とは限らない

給油への協力に対して、利用料金の割引や特典を設けているサービスがあります。ただし、対象となる予約、必要な給油量、申請の有無は同じではありません。割引を受けられると思って給油する前に、利用中のサービスの条件を確認してください。

タイムズカーでは、時間料金の利用中に所定の給油をすると料金割引の対象となり、給油量によって自動検知する仕組みが案内されています。一方、オリックスカーシェアでは、給油に協力した場合、返却日の翌日までに利用終了メールまたは利用履歴から割引を申請するよう案内しています。どちらも現在の案内に基づく例で、条件や内容は変更されることがあります。

給油したのに割引が見当たらない場合は、予約が対象外ではなかったか、必要な申請や連絡を済ませたかを確認します。申請期限がある場合は、返却後に後回しにせず、利用履歴やメールを確認して期限内に手続きしましょう。給油のために予定外の遠回りをすると、利用時間が延びることもあるため、割引だけを目的に給油場所を選ぶのは避けてください。

給油できない状況では、無理に判断しない

対応するガソリンスタンドが見つからない、給油カードが使えない、給油機の操作が分からないといった場合は、サービスの問い合わせ先へ連絡します。給油カードはカーシェア車両の給油用です。自分の車や別の車に使うなど、案内された目的以外に使用してはいけません。

給油中にカードが読み取られないときは、何度も操作を続ける前に、店員へ利用可否を確認します。現金や個人のカードで立て替える場合も、後から精算されると思い込まず、サービス側の指示を受けてください。油種を間違えた、給油口から燃料があふれたなどの異常があれば、エンジンを始動せず、すぐにスタッフとサービス窓口へ連絡します。

燃料残量が少ない車を借りた場合でも、給油は利用者が必ず行うものとは限りません。給油協力の呼びかけや割引条件は、サービスのルールとして確認し、走行に支障がないかは残量と移動距離を合わせて判断しましょう。迷ったときは、給油を急ぐより先に公式の案内を確かめることが安全です。

次にやること

次回の予約前に、利用するカーシェアの公式サイトやアプリで給油目安、対応スタンド、車載カードの場所、給油後の手続きを確認してください。出発時には燃料計を見て、給油が必要になった場合に立ち寄れるスタンドを一つ把握しておくと、移動中に慌てずに済みます。

出典