プジョー / MODEL HISTORY
2008
2008目次
2008とは
プジョー2008は、208をベースにSUVのスタイリングとハッチバック/ワゴンの使い勝手を組み合わせ、日本では2014年に導入されたコンパクトSUVです。初代は全長4,160mm、全幅1,740mm、全高1,550mmという都市部で扱いやすい寸法に、360Lの荷室と小径ステアリング、上方配置メーター、タッチスクリーンを組み合わせています。プジョー自身が「コンパクト・アーバンクロスオーバー」と位置付けた通り、SUVらしさを日常のサイズへ落とし込んだことが出発点です。
初代で中古車選びの大きな境目になるのは、2016年9月の大幅改良です。発売時の1.2L自然吸気+5速ETGから1.2Lターボ+6速ATへ変わり、アクティブシティブレーキも標準化。GT Lineにはグリップコントロールと4シーズンタイヤが加わりました。見た目の更新だけではなく、発進・変速の感覚、安全装備、滑りやすい路面への対応まで性格が変わるため、初代は「前期か改良後か」を先に分けて見ると違いを捉えやすい世代です。
2代目は2020年9月に登場し、CMPを採用してガソリン車の2008と電気自動車のe-2008を同時に展開。先代より全長とホイールベースを伸ばしながら発売時の全高は1,550mmに抑え、荷室は434Lへ拡大。3D i-Cockpitと先進運転支援システムも盛り込み、同じ基本パッケージの中で内燃機関とEVを選べる「Power of Choice」がこの世代の核です。
2代目は登場後も動力源の選択肢を広げ、2022年に1.5L BlueHDiディーゼルを追加し、e-2008は同年の仕様変更でWLTC一充電走行距離を380kmへ延長。2023年には2008の外観・装備を大きく更新し、2025年には1.2Lターボと電動モーター、6速DCTを組み合わせるGT Hybridが加わっています。2026年時点の公式商品ページでは2008 GT HYBRIDとE-2008 GTが掲出されており、2008は都市型クロスオーバーから、電動化を含めてパワートレインを選ぶコンパクトSUVへ役割を広げています。
2008を30秒で理解
- 初代登場
- 2014年
- 歴代
- 2世代
- 2008の基本
- 小径ステアリングを核とするi-Cockpitを初代から継承し、2代目で3D i-CockpitとCMPへ進化。1.2L+ETG/6ATから、ガソリン、BlueHDi、EV、48V HYBRIDまで動力源を拡大
- ボディの変遷
- 初代の4,160×1,740×1,550mmから、2代目は4,305×1,770mmへ拡大。ホイールベースと荷室を増やしつつ、発売時は全高1,550mmを維持して都市部での扱いやすさを残した
- 現行世代
- 2代目 P24
2008らしさはどこにある?
208の扱いやすさをSUVへ広げた成り立ち
初代2008は208をベースに、全長4.16m・全幅1.74mのボディへSUVの意匠と360Lの荷室を組み合わせています。全高を1,550mmに抑えた点も含め、単に車高を上げた派生車ではなく、都市部で使えるサイズの中にレジャー性と積載性を足したことが2008の基本的な役割です。
i-Cockpitを世代をまたいで車種の個性にした
初代から小径ステアリングと上方配置のメーター、タッチスクリーンを採用し、2代目では表示を立体化した3D i-Cockpitへ発展しています。ボディや動力源が変わっても運転席の考え方を継続しているため、2008は外観だけでなく運転姿勢や視線移動まで含めてプジョーらしさを感じさせるモデルになっています。
2代目でガソリンとEVを同じ車体で選ぶ発想へ
2020年の2代目はCMPを使い、2008の1.2Lターボとe-2008の電動モーターを発売時から並行して設定。居住空間や荷室を大きく変えずに動力源を選べる設計は、EVを別車種として切り離さず、日常の使い方に応じて選択肢を並べるという2008の性格を大きく変えたポイントです。
改良ごとにSUVらしさと電動化の比重を高めた
初代は2016年の改良でターボ+6AT、アクティブシティブレーキ、GT Lineのグリップコントロールを導入し、SUVとしての内容が明確になっています。2代目ではBlueHDi、EVの航続距離向上、2023年の新デザイン、2025年の48V HYBRIDへと更新が続きます。2008は世代交代だけでなく、同一世代の途中でも選ぶ基準が変わる車種です。
歴代2008比較
| 世代 | 販売期間 | 型式 | この世代を一言で |
|---|---|---|---|
| 初代 | 2014年2月~2020年9月 | A94 | 初代A94は、208由来の扱いやすいサイズにSUVの意匠と実用性を組み合わせ、2016年改良でターボ+6ATと安全装備を得てコンパクトSUVとしての性格を強めた世代です。 |
| 2代目 | 2020年9月~現行 | P24 | 2代目P24はCMPを採用し、ガソリンの2008とEVのe-2008を同時に立ち上げた世代です。のちにBlueHDi、2023年の新デザイン、48V HYBRIDへ展開し、同じ2008の中で動力源を選ぶ性格を強めています。 |
2008の世代別詳細
各世代の型式、ボディ、特徴、向いている人、選ぶときの確認点を同じフォーマットで比較できます。
- 型式
- A94
- 主なボディ
- 5ドア コンパクトSUV/アーバンクロスオーバー
- この世代を一言で
- 初代A94は、208由来の扱いやすいサイズにSUVの意匠と実用性を組み合わせ、2016年改良でターボ+6ATと安全装備を得てコンパクトSUVとしての性格を強めた世代です。
POINTこの世代のポイント
- 2014年の日本導入時は、208を土台にSUVのスタイリングとハッチバック/ワゴンの機能性を組み合わせた「コンパクト・アーバンクロスオーバー」として登場。4,160mmの全長と1,550mmの全高に360Lの荷室を収めたパッケージは、都市部で扱えるサイズを保ったまま積載性やレジャー用途を広げるという2008の原点です。
- 発売時のパワートレインは1.2L 3気筒自然吸気エンジンと5速ETGで、駆動方式は前輪駆動。PremiumとCieloの2グレードを用意し、Cieloではパノラミックガラスルーフなどを標準化。初期型は後年のターボ+6AT車とは走りの成り立ちが異なるため、中古車では単に「初代2008」とまとめず前期仕様として分けて考える必要があります。
- 運転席には208から受け継いだ小径ステアリング、上方配置のメーター、タッチスクリーンを採用。SUVらしい外観とは別に、低い位置の小径ステアリング越しではなく上側からメーターを見る独自のi-Cockpitを持っていたことが、初代から続く2008のドライビング環境の特徴です。
- 2016年9月の改良では、1.2L 3気筒ターボ110psと6速ATへ刷新し、Allure/GT Lineへ再編。アクティブシティブレーキを標準装備し、GT Lineにはグリップコントロールと4シーズンタイヤを組み合わせています。デザイン変更以上に、パワートレインと安全・走行支援の内容が変わったため、初代の中古車選びではこの改良が最も大きな境目です。
FITこんな人に向いている
小さな車体と初期i-Cockpitの個性を重視するなら。初代は全長4,160mm、全幅1,740mm、全高1,550mmと、2代目より小柄なボディが特徴です。208由来のi-Cockpitと360Lの荷室を備え、都市部での取り回しとSUVらしい使い勝手を一台にまとめています。中古で比べるなら、発売初期のETG5仕様と2016年以降のターボ+6AT仕様で運転感覚や装備構成が大きく異なる点まで含めて候補を分けたい世代です。
CHECK選ぶときに見るポイント
初代は2016年9月の改良前後を同じ条件で比較しないことが大切です。前期は1.2L自然吸気+5速ETGのPremium/Cielo、改良後は1.2Lターボ+6ATのAllure/GT Lineとなり、後者ではアクティブシティブレーキも標準化されています。GT LineやCROSSCITY系ではグリップコントロールの有無も仕様差になるため、年式だけでなく正式グレードとパワートレインを先に特定すると候補車の性格を読み違えにくくなります。
- 型式
- P24
- 主なボディ
- 5ドア BセグメントSUV/E-2008(EV)
- この世代を一言で
- 2代目P24はCMPを採用し、ガソリンの2008とEVのe-2008を同時に立ち上げた世代です。のちにBlueHDi、2023年の新デザイン、48V HYBRIDへ展開し、同じ2008の中で動力源を選ぶ性格を強めています。
POINTこの世代のポイント
- 2020年9月に登場した2代目はCMPへ移行し、全長4,305mm、ホイールベース2,610mmへ拡大。発売時の全高は1,550mmに抑えながら荷室を434Lへ増やし、最小回転半径は先代の5.5mから5.4mへ縮小。車内と荷室を広げつつ都市部での取り回しも意識した点が、初代から受け継いだ2008らしいパッケージです。
- 発売時から2008 Allure/GT Lineの1.2L 3気筒ターボ130ps+EAT8と、e-2008 Allure/GT Lineの100kW電動モーターを設定。CMPによって居住空間や荷室を大きく変えずにICEとEVを成立させたことで、2代目ではボディを選んでから動力源を選ぶという「Power of Choice」が商品構成そのものになっています。
- 室内では3D i-Cockpitを採用し、運転支援もアクティブセーフティブレーキやアクティブクルーズコントロールなどを組み合わせています。初代のi-Cockpitという個性を残しながら、表示系とADASを同時に新世代化したため、2代目はデザインだけでなく運転環境の世代差も大きいモデルです。
- 2022年には1.5L BlueHDiを追加し、e-2008も効率改善でWLTC一充電走行距離を360kmから380kmへ延長。2023年には2008が3本のデイタイムライトを備える新デザインへ更新され、2025年には1.2Lターボ+電動モーター+6速DCTのGT Hybridを追加。2代目は改良のたびに選べる動力源と装備が変わるため、年式がそのまま仕様差につながる世代です。
FITこんな人に向いている
パワートレインの違いまで含めて2008を選びたいなら。2代目はボディを4,305mmまで伸ばして荷室を434Lへ拡大し、3D i-Cockpitや先進運転支援システムも採用。発売時から1.2Lターボ+EAT8とe-2008を並べ、その後はBlueHDi、48V HYBRIDまで加わったため、同じ世代でも使い方に応じて動力源を選べます。高年式だけを理由に絞るより、充電環境、年間走行距離、市街地中心か長距離中心かを先に整理すると比較軸が明確です。
CHECK選ぶときに見るポイント
2代目では2020年の発売時仕様、2022年のBlueHDi追加とe-2008航続距離延長、2023年の2008新デザイン、2025年のGT Hybridを別の節目として見たいところです。特に2023年の新型2008発表はガソリン/ディーゼル車が対象で、e-2008は現在も専用の商品ページで別に掲載されています。高年式中古車では「2代目」という括りだけで装備やフロントデザイン、動力源を判断せず、2008とE-2008の年式・仕様を個別に照合する方が確実です。
2008はどう進化してきたか
都市型クロスオーバーからBセグメントSUVへ
初代は208由来の4.16m級ボディにSUVの意匠と360Lの荷室を加え、「コンパクト・アーバンクロスオーバー」としてスタート。2代目は全長とホイールベースを伸ばして434Lの荷室を確保し、メーカーもBセグメントコンパクトSUVとして位置付けています。小ささだけを守るのではなく、都市で扱える範囲を意識しながら居住性と積載性を広げてきた流れです。
i-Cockpitは独自レイアウトから3D表示へ
初代は小径ステアリング、上方配置メーター、タッチスクリーンという208由来の構成を採用。2代目ではこの考え方を3D i-Cockpitへ発展させ、必要な情報を立体的に見せる表示へ更新。世代が変わっても操作系の発想を捨てず、視認性とデジタル表示を段階的に進化させた点が2008の室内の連続性です。
1.2L+ETGからマルチエナジーへ
初代は1.2L自然吸気+ETG5で始まり、2016年に1.2Lターボ+6ATへ移行。2代目は発売時からガソリンとEVを並べ、2022年にBlueHDi、2025年に48V HYBRIDを追加しています。動力源の変化は燃費や加速だけの違いではなく、充電環境や長距離利用まで含めて2008を選ぶ車種へ変えた要素です。
装備追加型の改良からADASを含む総合更新へ
初代前期は6エアバッグやESCなどを備え、2016年改良でアクティブシティブレーキを標準化。2代目ではアクティブセーフティブレーキ、アクティブクルーズコントロール、レーン系支援などを組み合わせ、2025年のGT Hybridでも充実した運転支援を継続。安全装備は後付け的な差ではなく、世代・改良時期を分けて見る主要な比較軸になっています。
2008はどの世代を選ぶ?
初代は2016年改良前後から候補を分ける
初代前期は1.2L自然吸気+ETG5のPremium/Cielo、2016年9月以降は1.2Lターボ+6ATのAllure/GT Lineです。変速機とエンジンだけでなく安全装備も変わるため、外観の好みより先に前期か改良後かを決めると、同じ条件の車両同士で比較できます。
2代目初期はガソリンとe-2008の使い方を比べる
2020年の2代目は1.2Lターボ+EAT8とe-2008を同じタイミングで設定。車内や荷室の基本パッケージを大きく変えずに動力源を選べるので、自宅充電の可否、日々の走行距離、長距離移動の頻度が候補を分ける実質的な条件です。
長距離利用ならBlueHDiを含む2022年以降も比較する
2022年には300Nmを発生する1.5L BlueHDiが追加され、同時期のe-2008は航続距離をWLTC 380kmへ延長しています。同じ2代目でも燃料補給を前提に長距離を走るディーゼルと、自宅・外出先の充電を組み込むEVでは使い方が異なります。パワートレイン名ではなく、自分の移動パターンに当てはめて比較する世代です。
高年式は2023年新デザインと2025年HYBRIDを別に見る
2008は2023年に3本のデイタイムライトや10インチタッチスクリーンを採用する新デザインへ更新し、2025年には48VのGT Hybridへ移行。一方、E-2008 GTは2026年時点でも専用ページで50kWhバッテリー・WLTC 380km仕様を掲載しています。高年式車ほど一律に同じ内容と考えず、2008とE-2008を分けて年式・パワートレイン・外観仕様を確かめる必要があります。
同じ世代でも年式、グレード、駆動方式、改良時期によって仕様は異なります。購入時は実車の状態や装備、整備履歴も含めて確認してください。
2008を選ぶときに確認したいポイント
初代前期のETG5と2016年以降の6ATを混同しない
初代の発売時仕様は1.2L自然吸気+5速ETG、2016年改良後は1.2Lターボ+6速ATです。中古車サイトでは同じ初代として並びますが、変速方式も出力特性も異なるため、価格差を見る前に年式とトランスミッションを特定することが比較の出発点です。
初代後期はGT Line/CROSSCITY系の装備差を見る
2016年のGT Lineにはグリップコントロールと4シーズンタイヤが組み合わされ、CROSSCITYでも同機能を軸にした仕様が展開されています。雪道や滑りやすい路面での補助機能を重視する場合は名称だけで判断せず、候補車にグリップコントロールが実装されているか、タイヤを含めた現在の状態まで確認すると装備の意味を活かせます。
2代目は2022年を動力源の分岐として見る
2022年3月にBlueHDiが加わり、4月にはe-2008のWLTC一充電走行距離を360kmから380kmへ延長。ガソリン、ディーゼル、EVが同世代に存在するため、登録年だけでなく正式なパワートレインを確認し、燃料費・充電環境・長距離利用の条件を同じ尺度で比べることが重要です。
2代目後半は2023年と2025年の更新内容を切り分ける
2023年10月の2008は新フロントデザインや10インチタッチスクリーンを採用し、当時はガソリンとBlueHDiを設定。2025年8月には1.2Lターボと電動モーター、6速DCTを組み合わせるGT Hybridが登場しています。見た目が近い高年式車でも動力系の世代が異なるので、初度登録だけでなく発売時期とグレード名を組み合わせて比較したいところです。
2代目 2008 P24
情報確認:2026年9月
2008 GT Hybrid Selenium Editionを80台限定で設定
GT Hybridをベースに、2023年の新デザイン導入時に設定されたセレニウム・グレーを復活させた限定車です。パワートレインは通常のGT Hybridと共通で、2025年に加わったハイブリッドを軸に商品展開を続けていることが分かる更新です。
2008 GT Hybridを発売
1.2L 3気筒ガソリンターボと15kWの電動モーター、6速DCTを組み合わせる48Vハイブリッドを導入。システム合計145ps、WLTC燃費21.5km/Lで、主要諸元では前輪駆動。従来のガソリン/BlueHDi中心だった2008の国内ラインアップを、電動化へ進める大きな節目です。
最新の販売状況、受注状況、グレード構成、価格については、メーカー公式サイトまたは正規販売店で確認してください。
