プジョー / MODEL HISTORY
208
208目次
208とは
プジョー208は、ブランドのコンパクトレンジを担うBセグメントのハッチバックです。日本では2012年11月に初代が導入され、同じ2012年に208から始まったPEUGEOT i-Cockpit®によって、小径ステアリングの上からメーターを見る独自の運転環境を車種の個性として提示。単に小さいプジョーというだけでなく、操作系そのものに新しい考え方を持ち込んだことが208の出発点です。
初代は5ドアの実用グレードを中心にしながら、3ドアのGTiやGTi by PEUGEOT SPORTまで用意し、日常向けコンパクトとホットハッチを一つの車系に収める構成でした。2015年の大幅改良では主力の自動変速モデルに1.2L PureTechターボと6速ATを組み合わせ、アクティブシティブレーキも展開。中古車では同じ初代でも、この改良を境にパワートレインと安全装備の性格がはっきり分かれます。
2020年7月に登場した2代目は、CMPを基礎にガソリンの208と100%電気自動車e-208を同時発売。3D i-Cockpit®や先進運転支援機能を共通の魅力としながら、同じコンパクトハッチで内燃機関とEVを選べる構成を最初から用意した点が世代交代の核心です。車体の新しさに加え、エネルギー源まで購入時の選択肢に含まれる世代へ変わっています。
2代目は登場後も内容を広げ、ガソリン車は2024年10月に3本爪のシグネチャーライトや10インチタッチスクリーンを採用する改良を受け、2025年10月には48Vマイルドハイブリッドの208 GT Hybridが加わっています。現在の公式サイトではガソリン208、208 HYBRID、e-208が案内されており、現行世代を比べるときは年式だけでなく、ガソリン・ハイブリッド・EVのどれを選ぶかが大きな分岐です。
208を30秒で理解
- 初代登場
- 2012年
- 歴代
- 2世代
- 208の基本
- 初代で始まったPEUGEOT i-Cockpit®を、2代目の3D i-Cockpit®へ発展。CMPを基礎にガソリン、EV、48Vハイブリッドまで展開
- ボディの変遷
- 初代は5ドアを中心に3ドアGTiも展開し、2代目は5ドアに一本化してガソリン車とe-208を同じ基本パッケージで用意
- 現行世代
- 2代目 P21
208らしさはどこにある?
208から始まったi-Cockpitという運転環境
PEUGEOT i-Cockpit®は2012年の208でデビューし、小径ステアリング、上方に置いたメーター、タッチスクリーンを組み合わせる独自の操作思想を打ち出しています。2代目では表示を立体化した3D i-Cockpit®へ進み、208はプジョーの新しいコックピット設計を最初に体験できるコンパクトカーという役割を担っています。
実用グレードとGTiが同居した初代
初代は日常向けの5ドアに加え、3ドアのGTiとGTi by PEUGEOT SPORTを設定し、2015年の改良時には最高出力208psのGTiもラインアップ。街中で扱いやすいコンパクトを基本にしながら、走りを前面に出した仕様まで同じ208で選べたことが、初代の幅広さを形づくっています。
2代目で実現したガソリンとEVの同時選択
2代目は2020年の日本発売時から、1.2Lターボ+EAT8の208と、100kWモーターを積むe-208を同時に用意。CMP/e-CMPを使い分けながらデザインや基本的な使い勝手を近づけたことで、動力源を変えても208という車種を選び続けられる『Power of Choice』を具体化したモデルです。
同じ2代目の中で進む電動化の段階
e-208は2022年の仕様変更で一充電走行距離をWLTC 395kmへ延長し、2025年には充電操作を必要としない48Vハイブリッドも208へ追加されています。現在はガソリン、ハイブリッド、EVが公式ラインアップ上で並び、208は世代交代ではなく同一世代の改良によって電動化の選択肢を増やしてきたことが特徴です。
歴代208比較
| 世代 | 販売期間 | 型式 | この世代を一言で |
|---|---|---|---|
| 初代 | 2012年11月~2020年7月 | A9 | 初代A9は、2012年にi-Cockpitを世に出したコンパクトハッチで、実用的な5ドアから3ドアGTiまで展開し、2015年改良で主力パワートレインと安全装備を大きく更新した世代です。 |
| 2代目 | 2020年7月~現行 | P21 | 2代目P21は、CMPを採用してガソリン208とe-208を同時に展開し、3D i-CockpitとADASを組み合わせながら、改良を通じて48Vハイブリッドまで選択肢を広げた現行世代です。 |
208の世代別詳細
各世代の型式、ボディ、特徴、向いている人、選ぶときの確認点を同じフォーマットで比較できます。
- 型式
- A9
- 主なボディ
- 3ドア/5ドア ハッチバック
- この世代を一言で
- 初代A9は、2012年にi-Cockpitを世に出したコンパクトハッチで、実用的な5ドアから3ドアGTiまで展開し、2015年改良で主力パワートレインと安全装備を大きく更新した世代です。
POINTこの世代のポイント
- 2012年11月に日本へ入った初代208は、プジョーのコンパクトカーとして新しい操作思想を前面に出した世代です。小径ステアリングの上からメーターを読むi-Cockpitはこの208でデビューしており、車体寸法だけでなく運転席の設計そのものを車種の個性にしています。
- ラインアップは5ドアの実用グレードを軸に、3ドアのGTiまで広がる構成でした。買い物や通勤に使うコンパクトと、走りを楽しむホットハッチを別車種にせず208の中で選べたため、ボディ形状とグレードが用途を大きく左右します。
- 2015年10月の改良ではフロントまわりを刷新し、主力の自動変速モデルに1.2L PureTechターボとEAT6を導入。アクティブシティブレーキもStyle 5MTを除くラインアップへ展開され、見た目の変更以上に日常で使うパワートレインと安全装備が更新された節目です。
- 同じ改良時にはGTiが最高出力208psとなり、さらにPEUGEOT SPORTが手を入れたGTi by PEUGEOT SPORTも設定。通常の5ドアと高性能3ドアの差が大きいため、初代を一括りにするより、求める用途からグレード系統を選ぶ方が車種の性格に合っています。
FITこんな人に向いている
初期i-Cockpitと軽快なコンパクト感、GTiまでの幅を重視するなら。初代は、現行型よりシンプルな車体と初期のi-Cockpitを味わえる一方、実用グレードとGTi系で性格が大きく異なります。とくに2015年10月の改良後は、主力の自動変速モデルが1.2Lターボ+6速ATへ移り、安全装備も拡充。日常用の5ドアを探すのか、3ドアGTiの走りを楽しみたいのかを先に決めると、この世代の比較軸が明確です。
CHECK選ぶときに見るポイント
2015年10月の大幅改良は、中古車を分けて考える大きな境目です。改良前には1.2L+ETG5を採る仕様があり、改良後の主力自動変速モデルは1.2L PureTechターボ+EAT6へ変化。Style 6ATなどにはアクティブシティブレーキも備わるため、年式だけでなく変速機とエンジンの組み合わせを見ると、同じ初代でも運転感覚と装備内容の違いを読み違えにくくなります。
- 型式
- P21
- 主なボディ
- 5ドア ハッチバック
- この世代を一言で
- 2代目P21は、CMPを採用してガソリン208とe-208を同時に展開し、3D i-CockpitとADASを組み合わせながら、改良を通じて48Vハイブリッドまで選択肢を広げた現行世代です。
POINTこの世代のポイント
- 2020年7月に発売された2代目は、新世代CMPを使うガソリン208と、e-CMPを使うe-208を同時に日本へ導入。車体デザインや基本的なパッケージを共通化しながら内燃機関とEVを選べる構成は、208の役割を『コンパクトカー』から『動力源まで選べるコンパクト』へ広げています。
- 運転席では3D i-Cockpit®を採用し、アクティブクルーズコントロールやレーンポジショニングアシストなどの運転支援を組み合わせています。初代で始まった独自の視認・操作思想をデジタル表示とADASへつなげ、日常の扱いやすさに先進装備を重ねたことが2代目の柱です。
- 登場後の改良は、単なる装備追加だけではありません。2021年にはGT LineをGTへ改称してガソリン車の燃費を改善し、2022年にはe-208の効率向上でWLTC一充電走行距離を395kmへ延長。初期型と後年型では名称や使い勝手、EVの実用条件が変わるため、年式差が購入判断に直結します。
- 2024年10月にはガソリン208が3本爪のシグネチャーライトと10インチタッチスクリーンを備える最新デザインへ更新され、2025年10月には48Vハイブリッドが追加されています。現在はガソリン、ハイブリッド、e-208が公式サイトで案内され、2代目の中だけでも動力源と外観・装備の世代差を選び分ける必要があります。
FITこんな人に向いている
新しい運転支援と、ガソリン・ハイブリッド・EVの選択幅を重視するなら。2代目は5ドアにまとまり、2020年の登場時からガソリン208とe-208を同じ世代で選べるのが特徴です。その後、ガソリン車のデザイン改良やe-208の航続距離改善を経て、48Vハイブリッドも追加。新しさだけでなく、充電環境や日常の使い方に合うパワートレインを選べることが初代との大きな違いです。
CHECK選ぶときに見るポイント
2代目は改良の内容が多いため、2020年型をそのまま現行仕様と考えない方が実態に合います。e-208は2022年の仕様変更でWLTC一充電走行距離が395kmへ延長され、ガソリン208は2024年10月に新しいフロントデザインと10インチタッチスクリーンを採用。さらに2025年10月には48Vハイブリッドが加わっており、候補車では『動力源』と『改良時期』の組み合わせが仕様差を読む軸です。
208はどう進化してきたか
208から始まったi-Cockpitが3D表示へ
初代208は2012年にi-Cockpitを初採用し、小径ステアリングと高い位置のメーターを組み合わせる設計です。2代目ではメーターパネルを3D化し、タッチスクリーンや運転支援との連携も拡大。208はプジョーのコックピット思想を継承するだけでなく、その更新を最も分かりやすく追えるモデルになっています。
3ドアGTiを含む多彩さから5ドア一本へ
初代は5ドアの実用グレードと3ドアGTi系が共存し、同じ208の中でも用途と走りの振れ幅が大きい構成でした。2代目は5ドアへ一本化し、ボディ形状ではなく装備とパワートレインで選択肢を拡大。世代交代によって『形の違い』から『中身の違い』へ選び分けの中心が移っています。
ETG・EATからEVと48Vハイブリッドまで拡大
初代では1.2LとETG5の組み合わせを経て、2015年にPureTechターボ+EAT6が主力へ移行しています。2代目はガソリン車を1.2Lターボ+EAT8で始める一方、最初からe-208も用意し、さらに48Vハイブリッドを追加。同じ車名の中で選べる動力源が段階的に増えたことが、208の技術的な進化を端的に示します。
衝突被害軽減ブレーキから運転支援の統合へ
初代後期ではアクティブシティブレーキが安全装備の大きなポイントでした。2代目ではアクティブセーフティブレーキに加え、停止・発進対応のアクティブクルーズコントロールやレーンポジショニングアシストなどを展開。安全装備は危険時の介入だけでなく、日常の速度・車線維持を支える仕組みへ範囲を広げています。
208はどの世代を選ぶ?
初代は2015年10月改良の前後で分ける
初代を日常用の5ドアとして探すなら、2015年の大幅改良は重要な境目です。改良前には1.2L+ETG5の仕様があり、改良後は主力の自動変速モデルが1.2Lターボ+EAT6へ移行し、アクティブシティブレーキも拡大。外観の好みだけでなく、変速機と安全装備まで含めて前後を比べる価値があります。
初代GTiは通常の5ドアと別軸で考える
GTiとGTi by PEUGEOT SPORTは3ドアで、実用グレードとはエンジン出力もキャラクターも異なります。初代208を価格だけで横並びにすると用途の違う車を比べることになるため、日常性を優先する5ドアか、ホットハッチとしてのGTi系かを先に分ける方が自然です。
2代目の初期型はガソリンとe-208から選ぶ
2020年登場時の2代目は、1.2Lターボ+EAT8の208と100%電気自動車e-208を同時に用意しています。ボディやi-Cockpitの基本思想は共有しているため、充電環境を用意できるか、ガソリン車の給油自由度を優先するかが実際の使い分けです。e-208では2022年の航続距離改善も中古車の年式比較に効いてきます。
高年式2代目はガソリン・ハイブリッド・EVを比較する
現在の208は、ガソリン車に加えて48Vハイブリッドとe-208が公式サイトに並びます。ハイブリッドは外部充電を必要とせず、e-208はモーターのみで走る構成なので、同じ2代目でも日常のエネルギー補給方法が異なります。2024年のガソリン車デザイン更新も含め、年式と動力源をセットで決めるのが現行世代の選び方です。
同じ世代でも年式、グレード、駆動方式、改良時期によって仕様は異なります。購入時は実車の状態や装備、整備履歴も含めて確認してください。
208を選ぶときに確認したいポイント
初代5ドアはETG5とEAT6を混同しない
初代の中古車では、1.2L車でも年式によってトランスミッションが同じではありません。2015年改良前に見られるETG5と、改良後の主力となったEAT6では機構が異なるため、車名と排気量だけでなく年式・変速機まで揃えて比較すると、候補車の性格を正しく捉えられます。
GTi系は3ドア高性能モデルとして切り分ける
GTiとGTi by PEUGEOT SPORTは、通常の5ドア208とは用途も仕様も別系統です。とくに2015年改良後には208psのGTiとPEUGEOT SPORT仕様が存在するので、単に『初代208』として相場を見るのではなく、正式グレードと年式を特定して同系統の車両同士を比べる必要があります。
e-208は2022年の効率改善を年式差として見る
e-208は2022年の仕様変更で一充電走行距離がWLTC 395kmへ延長され、トグル式セレクターも採用されています。初期型と後年型では同じe-208でも電費改善の反映状況や操作系が異なるため、登録年だけでなく仕様変更後かどうかがEVとしての実用性を比べる材料です。
2代目後半は2024年改良とハイブリッド追加を押さえる
ガソリン208は2024年10月に新しい3本爪のフロントシグネチャーと10インチタッチスクリーンを採用し、2025年10月には48Vハイブリッドが加わっています。高年式車では外観が似ていてもパワートレインが同じとは限らないため、ガソリン後期型とハイブリッドを別の選択肢として比べると装備・使い方の差が見えてきます。
2代目 208 P21
情報確認:2026年9月
208 GT Hybridを追加し、48Vハイブリッドを初導入
1.2Lガソリンターボに15kWのモーターを内蔵した6速デュアルクラッチトランスミッションを組み合わせ、システム合計110ps、WLTC 22.4km/Lとする208 GT Hybridを発売。外部充電を必要としない電動化モデルが加わり、ガソリン車とe-208の間に新しい選択肢が生まれています。
208 GT Selenium Editionを200台限定で発売
ガソリンの208 GTをベースに、208初採用のセレニウムグレーを与えた限定車です。発表時点で今後のマイルドハイブリッド導入も予告されており、純ガソリンGTの魅力を前面に出したモデルとして、電動化へ移る直前の位置付けも持っています。
最新の販売状況、受注状況、グレード構成、価格については、メーカー公式サイトまたは正規販売店で確認してください。
