プジョー / MODEL HISTORY
308
308目次
308とは
プジョー308は、プジョーの中核を担うCセグメントのコンパクトモデルです。日本では2008年5月に初代が登場し、5ドアハッチバックを中心に3世代を重ねてきたモデルです。歴代を通じて、日常で扱える実用性に、プジョーらしいデザインや走りを組み合わせる役割を担っています。
初代はPremium/Cieloの4速ATとGTiの6速MTで始まり、その後SWやCCまでボディの選択肢を拡大。2010年にはハッチバックとSWの主要グレードへ新型6速ATが入り、同じ初代でも前半と後半でトランスミッションの構成が変わります。中古車ではボディ形状に加え、この改良時期まで見ておくと各車の立ち位置をつかめます。
2代目は2014年11月に新世代プラットフォームと1.2L 3気筒ターボ+6速ATを軸に日本へ導入された世代です。2016年にはBlueHDiディーゼルとGTi by PEUGEOT SPORTが加わり、2018~2019年には1.5L BlueHDiや改良型1.2LガソリンへEAT8が広がりました。実用モデルから高性能仕様まで選択肢が多く、年式によるパワートレインと変速機の違いが世代内の大きな分岐です。
3代目は2022年4月に受注を開始し、最新世代のi-Cockpitやi-Connect、先進運転支援、マルチエナジー対応のEMP2を採用した現行世代です。導入時からガソリン、クリーンディーゼル、PHEVを用意し、2025年には48Vハイブリッドを追加。2026年5月にはフロントデザインを刷新した308 GT HYBRIDが発売され、電動化とデザイン更新がさらに進んでいます。
308を30秒で理解
- 初代登場
- 2008年
- 歴代
- 3世代
- 308の基本
- 小径ステアリングを核にしたPEUGEOT i-Cockpitと、ガソリン/BlueHDi/PHEV/48Vハイブリッドへ広がったパワートレイン
- ボディの変遷
- 初代は5ドアにSWとCCを加え、2代目以降は5ドアハッチバックとSWを中心に展開
- 現行世代
- 3代目 P5
308らしさはどこにある?
プジョーの中核を担うCセグメントモデル
308は日本でも2008年から続く5ドアハッチバックを中心としたシリーズで、メーカー自身も中核モデルと位置付けています。世代更新のたびにデザインやパワートレインだけでなく、操作系や運転支援まで新世代技術を受け持ってきたことが、308をプジョーの基準点の一つにしています。
ハッチバックとSWで実用性を二方向に展開
初代では5ドアに加えてSWとCCまで展開しましたが、2代目以降はハッチバックとSWが主軸です。取り回しを重視する5ドアと、荷室や長尺物への対応力を広げるSWを同じ308の中で選べるため、デザインだけでなく使い方からボディを決められる構成が定着しています。
ガソリンだけに寄らないパワートレインの幅
2代目では1.2Lガソリンに加えてBlueHDiディーゼルを導入し、3代目はガソリン、ディーゼル、PHEVの3系統でスタートしています。2025年には48Vハイブリッドも加わり、燃料の種類や充電環境、走行距離に応じてパワートレインを選び分けられる車種へ発展しています。
同じ世代でも改良年が選び方を変える
初代は4速ATから6速ATへ、2代目は6速ATからEAT8へと世代途中で変速機を更新しています。現行3代目でも2025年の48Vハイブリッド追加と2026年の外観刷新があり、世代名だけでは仕様差を拾い切れません。308は年式とパワートレインをセットで見るほど、候補車の違いが明確になるモデルです。
歴代308比較
| 世代 | 販売期間 | 型式 | この世代を一言で |
|---|---|---|---|
| 初代 | 2008年5月~2014年11月 | T7 | 初代T7は、5ドアからSW、CCまでボディを広げながら、4速AT・6速MT・後期の6速ATまで複数の組み合わせを持った、日本市場における308の出発点です。 |
| 2代目 | 2014年11月~2022年4月 | T9 | 2代目T9は、新世代プラットフォームと1.2Lターボから始まり、BlueHDi、GTi by PEUGEOT SPORT、EAT8へと選択肢を広げた世代です。 |
| 3代目 | 2022年4月~現行 | P5 | 3代目P5は、最新世代i-Cockpitとi-Connect、EMP2を土台に、ガソリン・ディーゼル・PHEVから48Vハイブリッドまで電動化を広げた現行世代です。 |
308の世代別詳細
各世代の型式、ボディ、特徴、向いている人、選ぶときの確認点を同じフォーマットで比較できます。
- 型式
- T7
- 主なボディ
- 5ドアハッチバック/SW/CC
- この世代を一言で
- 初代T7は、5ドアからSW、CCまでボディを広げながら、4速AT・6速MT・後期の6速ATまで複数の組み合わせを持った、日本市場における308の出発点です。
POINTこの世代のポイント
- 2008年5月、日本ではPremium/Cieloの4速ATとGTiの6速MTで308がスタート。実用グレードとMTのスポーティ仕様を同時に置いたことで、日常向けのCセグメント車を基本にしながら走りも選べるシリーズとして導入されています。
- 同年9月には308 SW、2009年6月には308 CCが加わり、ハッチバックだけに収まらないラインアップへ発展。荷室重視のワゴンとオープンモデルまで同じ308名で揃えた点は、後の世代よりボディの振れ幅が大きい初代の特徴です。
- 2010年にはPremium/CieloやSW Premiumへ新型6速ATを導入し、初期の4速AT中心の構成を更新しています。中古車で前半・後半を比べる際は外観だけでなく、この変速機の違いが日常の使い方を考える具体的な比較軸です。
- 世代の途中にはPremiumの6速MTも設定され、ATの段数変更と合わせて変速機の選択肢が拡大。初代は『T7なら同じ』とまとめず、年式、ボディ、AT/MTを先に特定することで、その個体が308のどの性格を担う仕様なのかを判断できます。
FITこんな人に向いている
初期308の幅広いボディと変速機の違いまで楽しみたいなら。初代は5ドアだけでなくSWとCCがあり、現行までの308とは違うボディの広がりを持つ世代です。主要AT車は2010年の6速化を境に構成が変わるため、同じT7でも前半と後半を分けると狙いが定まります。GTiやPremiumのMT車も含め、変速機そのものを選択条件にできる点も初代ならではです。
CHECK選ぶときに見るポイント
中古車では、まずボディ形状とトランスミッションを確認したい世代です。Premium/Cieloは導入時4速ATでしたが、2010年に主要グレードへ新型6速ATが入っており、同じグレード名でも年式で内容が異なります。SWやCC、MT車まで候補に含める場合は、年式と正式仕様を揃えてから比較すると混同を避けられます。
- 型式
- T9
- 主なボディ
- 5ドアハッチバック/SW
- この世代を一言で
- 2代目T9は、新世代プラットフォームと1.2Lターボから始まり、BlueHDi、GTi by PEUGEOT SPORT、EAT8へと選択肢を広げた世代です。
POINTこの世代のポイント
- 2代目は2014年11月に日本へ導入され、新世代プラットフォームと1.2L 3気筒ターボ、6速ATを組み合わせた世代です。初代よりパワートレインをダウンサイジングしながら、プラットフォームや安全機能までまとめて更新したことが基本形になっています。
- 2016年には1.6Lの308 Allure BlueHDiと2.0Lの308 GT BlueHDiを追加し、ガソリン車とは異なるトルク特性と燃料方式を選べる構成になりました。308を日常のハッチバックとして見る場合でも、年間走行距離や使い方によって候補を分ける理由がはっきりした時期です。
- 同じ2016年には308 GTi by PEUGEOT SPORTも登場し、270仕様は1.6Lターボ、6速MT、専用サスペンション、トルセンLSDを採用しています。標準系の308とは走りの狙いが異なるため、T9の中でも高性能ハッチとして別軸で比較する仕様です。
- 2018年には1.5L BlueHDiとEAT8、2019年には改良型1.2LガソリンとEAT8が主要グレードへ広がり、GTiを除く308は8速AT中心の構成へ移行。ACCなど運転支援装備も充実し、高年式T9は初期型とは装備と変速機の両面で性格が異なります。
FITこんな人に向いている
ガソリン・ディーゼル・高性能仕様を同じ世代で比べたいなら。2代目は導入初期の1.2Lガソリン+6速ATに加え、2016年以降はBlueHDiディーゼルやGTi by PEUGEOT SPORTも選べます。さらに2018~2019年には主要AT車がEAT8へ移行し、前半と後半でパワートレインの組み合わせが明確に違います。燃料方式と変速機の世代を先に決めれば、数の多いT9でも候補を絞れます。
CHECK選ぶときに見るポイント
T9では『ガソリンかディーゼルか』に加えて、6速ATかEAT8かも大きな比較軸です。BlueHDiは2016年に追加され、2018年には1.5Lディーゼル+EAT8、2019年には改良型1.2Lガソリン+EAT8へ展開。GTi by PEUGEOT SPORTは通常のAT車とは別系統の高性能仕様なので、正式グレードまで照合して比べるのが前提です。
- 型式
- P5
- 主なボディ
- 5ドアハッチバック/SW
- この世代を一言で
- 3代目P5は、最新世代i-Cockpitとi-Connect、EMP2を土台に、ガソリン・ディーゼル・PHEVから48Vハイブリッドまで電動化を広げた現行世代です。
POINTこの世代のポイント
- 2022年4月に受注を開始した3代目は、新エンブレム、最新世代のi-Cockpit、i-Connect、先進運転支援を採用しています。マルチエナジー対応のEMP2を使い、デザインだけでなく操作環境と車体の基盤までまとめて更新した世代です。
- 導入時のパワートレインは1.2Lガソリン、1.5Lクリーンディーゼル、1.6LベースのPHEVという3系統で、いずれも8速ATです。燃料方式と充電の有無をユーザー側で選べる『Power of Choice』が、3代目308の大きな特徴になっています。
- 2025年6月には1.2Lガソリンターボと16kWモーター、48Vバッテリー、6速デュアルクラッチATを組み合わせた308 GT Hybridを追加し、システム最高出力は145psです。同時に従来のPHEVは『308 GT Plug-in Hybrid』へ名称を整理。電動車同士でも、外部充電の有無を名前から区別しやすい構成です。
- 2026年5月発売の新型308 GT HYBRIDは、ヘッドライトとグリルを一体化したフロントフェイスやブランド初の発光エンブレムを採用しています。機構だけでなく外観も更新されたため、3代目の中古車・高年式車では2025年のハイブリッド追加と2026年のデザイン刷新が別々の分岐です。
FITこんな人に向いている
運転支援と電動化を含めてパワートレインから選びたいなら。3代目は2022年導入時からガソリン、BlueHDi、PHEVを用意し、2025年には充電設備を必要としない48Vハイブリッドが加わっています。電動化の方式が一つではないため、短距離中心か長距離が多いか、自宅などで充電できるかを先に決めると候補を分けられます。2026年の外観刷新前後でも見た目が大きく変わるので、高年式車は登録年だけでなく仕様の照合が重要です。
CHECK選ぶときに見るポイント
P5では、同じ『HYBRID』という表記だけで判断せず、PHEVと2025年追加の48Vハイブリッドを区別する必要があります。48V車の登場時に従来PHEVは『Plug-in Hybrid』へ名称変更され、変速機も48V車は6速デュアルクラッチ式です。2026年5月には外観を刷新した308 GT HYBRIDが発売されたため、現行世代内でもパワートレインとフェイスの組み合わせを確認して比べると整理できます。
308はどう進化してきたか
ボディの広がりからハッチバックとSWの二本柱へ
初代は5ドアにSWとCCを加え、308という名前の中で実用車からオープンモデルまで展開しています。2代目以降は5ドアハッチバックとSWを中心に整理され、用途の違いを荷室・全長・スタイルで選び分ける構成が定着しました。
4速ATの時代からEAT8、電動化対応の変速機へ
初代の主要AT車は4速から6速へ移行し、2代目では6速ATを経てEAT8が主流です。3代目の導入時はガソリン、ディーゼル、PHEVを8速ATで揃え、48Vハイブリッドではモーターを組み込んだ6速デュアルクラッチATを採用。308の世代差は、エンジンだけでなく変速機の進化にもはっきり表れています。
ガソリン中心からBlueHDi、PHEV、48Vハイブリッドへ
2代目でBlueHDiディーゼルを加え、308はガソリンだけではない選択肢を本格的に広げています。3代目はPHEVを発売時から設定し、2025年には外部充電を前提としない48Vハイブリッドも追加。世代を追うほど、走行距離や充電環境がパワートレイン選びに直結するようになっています。
操作系と運転支援も車種の中心価値へ
2代目では新世代プラットフォームと安全機能の更新が進み、後期にはACCを含む運転支援装備が拡充されています。3代目では最新世代i-Cockpit、i-Connect、マトリックスLED、ADASをまとめて採用し、走りだけでなくインターフェースや支援機能も世代交代を判断する材料です。
308はどの世代を選ぶ?
初代はボディと2010年のAT更新を軸に分ける
T7は5ドア、SW、CCがあり、さらに初期の4速ATと2010年以降の主要6速AT車が混在します。まず必要なボディを決め、そのうえで変速機の改良前後を見ると、年式だけで並べるより候補の性格を整理できます。
2代目は燃料方式とEAT8化の時期が大きな分岐
T9は1.2Lガソリンから始まり、2016年にBlueHDi、2018~2019年にEAT8搭載車が拡大。ガソリンかディーゼルかを決めた後、6速ATとEAT8のどちらの時期を狙うかを分けると、装備や年式の差まで自然に絞れます。
3代目は充電環境まで含めて電動化方式を選ぶ
P5にはガソリン、ディーゼル、PHEVに加えて48Vハイブリッドがあります。PHEVは外部充電を活かせる環境との相性が重要で、48Vハイブリッドは充電操作を増やさず電動アシストを取り入れる方式です。名称が似ていても仕組みが異なるため、最初にパワートレインを特定すれば比較の軸がぶれません。
現行世代の高年式車は2025年と2026年を分けて見る
2025年6月に48Vの308 GT Hybridが加わり、2026年5月にはフロントデザインを刷新した同系統の新型が登場しています。3代目という括りは同じでも、電動化方式の追加と外観変更は別のタイミングです。新車と高年式中古車を横並びにする場合は、この二つの節目を分けると仕様差を把握できます。
同じ世代でも年式、グレード、駆動方式、改良時期によって仕様は異なります。購入時は実車の状態や装備、整備履歴も含めて確認してください。
308を選ぶときに確認したいポイント
初代は4速ATと6速ATを年式で見分ける
初代のPremium/Cieloは2008年の導入時に4速ATで、2010年には主要グレードへ新型6速ATが入っています。外観や走行距離だけで候補を比べるとこの差を見落としやすいため、登録年と正式グレードから変速機を特定しておけば、同条件の個体同士で比較できます。
2代目はBlueHDi追加とEAT8化を境に候補を整理する
BlueHDiは2016年に1.6Lと2.0Lで加わり、2018年には新しい1.5Lディーゼル+EAT8へ移行しています。ガソリンも2019年に改良型1.2L+EAT8となるため、T9後期を探すなら燃料方式と変速機をセットで照合すると、初期6速AT車との違いが具体的に見えてきます。
GTi by PEUGEOT SPORTは通常グレードと分けて確認する
2代目のGTi by PEUGEOT SPORTは、通常のAllureやGT系とは異なる高性能仕様です。とくに270仕様は1.6Lターボ、6速MT、専用サスペンション、トルセンLSDを備えるため、価格だけを一般グレードと比べるより、正式仕様と専用装備の有無を確認したうえで候補車同士を照合する必要があります。
3代目はPHEVと48Vハイブリッドを名称だけで混同しない
2025年の48Vハイブリッド追加に合わせ、従来のPHEVは『Plug-in Hybrid』へ名称を変更しています。48V車は1.2Lターボ+モーター+6速デュアルクラッチAT、PHEVは外部充電できる別システムで、購入後の使い方も異なります。高年式車では車名表記だけでなく、充電口やパワートレイン欄まで照合すると取り違えを防げます。
3代目 308 P5
情報確認:2026年9月
フロントデザインを刷新した308 GT HYBRIDを発売
2026年5月、308 GT HYBRIDはヘッドライトとグリルを一体化した新しいフロントフェイスへ更新され、プジョーとして初の発光エンブレムも採用しています。48Vハイブリッドの基本軸を保ちながら外観を大きく変えたため、3代目の高年式車では改良前後を見分ける明確なポイントです。
308 GT Hybrid Selenium Editionを100台限定で設定
48Vハイブリッドの308 GT Hybridに、308初採用のセレニウムグレーを組み合わせたSelenium Editionを100台限定で設定しています。機構変更ではなく色と仕様による限定モデルなので、通常のGT Hybridとの比較では限定装備とボディカラーが主な確認点です。
最新の販売状況、受注状況、グレード構成、価格については、メーカー公式サイトまたは正規販売店で確認してください。
