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トヨタ アルファード完全ガイド|初代から最新型までの軌跡と歴代モデル情報

投稿日:2025年5月22日| 最終更新日:2025年5月28日
メーカー:トヨタ

【音声配信】トヨタ アルファード歴代モデルの概要

この記事の概要を音声で配信しています。

目次
  • トヨタ アルファードの概要
  • トヨタ アルファードの歴代モデル概要

トヨタ アルファードの概要

トヨタ アルファードは、2002年の初代モデル登場以来、日本の高級ミニバン市場において絶対的な王者として君臨し続ける、まさにフラッグシップと呼ぶにふさわしい一台です。単に大人数を乗せるための実用車という枠を遥かに超え、「おもてなしの移動空間」という新たな価値観を提示。その威風堂々たるスタイリング、贅を凝らしたインテリア、そして比類なき快適性は、多くの成功者やVIPの移動手段として、また特別な時間を過ごすための空間として選ばれ続けてきました。

歴代アルファードを貫くのは、乗員全てに至上の快適性と安心感を提供しようとする徹底したこだわりです。広大で静粛性に優れた室内空間、まるで旅客機のファーストクラスを彷彿とさせる豪華なシート、そして力強くも静かで滑らかな走行性能は、アルファードならではの世界観を構築。時代とともに進化する先進安全技術や環境性能にもいち早く対応し、高級車としての資質を常に磨き上げてきました。アルファードは、日本のミニバン文化に「究極の快適性」と「ステータス」という新たな基準を打ち立てた、比類なき存在なのです。

トヨタ アルファードの歴代モデル概要

初代 アルファード (AH10W型)

  • 販売期間:2002年5月 – 2008年5月
  • 型式:ANH10W/ANH15W (2.4L FF/4WD), MNH10W/MNH15W (3.0L V6 FF/4WD), ATH10W (ハイブリッド E-Four)
  • 特徴:
    • グランビアやグランドハイエースといったFRレイアウトの大型ミニバンの後継として、FF(前輪駆動)プラットフォームを採用し、「トヨタの最上級ミニバン」として市場にデビュー。「ダイナミズム&ホスピタリティ」を開発テーマに掲げ、圧倒的な存在感と広大で快適な室内空間を両立させました。
    • エクステリアは、大型のメッキフロントグリルと切れ長のヘッドライトが織りなす、威風堂々としたフロントマスクが最大の特徴。インテリアは、木目調パネルや上質なシート地(一部グレードでは本革も採用)を多用し、高級サルーンを彷彿とさせる豪華な空間を演出。特に7人乗り仕様の2列目キャプテンシートは、極上のリラクゼーションを提供しました。
    • FFプラットフォームの採用による低床化は、優れた乗降性と広々としたキャビンスペースの実現に大きく貢献。両側スライドドア(一部グレードにはパワースライドドアを設定)や、多彩なシートアレンジも、ミニバンとしての高い実用性を提供しました。
    • パワートレインは、静粛性に優れパワフルな3.0L V6「1MZ-FE」型エンジンと、扱いやすく経済的な2.4L 直列4気筒「2AZ-FE」型エンジンをラインナップ。2003年7月には、2.4Lエンジンをベースとしたハイブリッドシステム「THS-C」と電気式4WDシステム「E-Four」を搭載した「アルファードハイブリッド(ATH10W型)」が追加され、高級ミニバンに優れた環境性能という新たな価値をもたらしました。

2代目 アルファード (AH20W型)

  • 販売期間:2008年5月 – 2015年1月
  • 型式:ANH20W/ANH25W (2.4L FF/4WD), GGH20W/GGH25W (3.5L V6 FF/4WD), ATH20W (ハイブリッド E-Four)
  • 特徴:
    • 「揺るぎなき高級感」と「おもてなしの心」をキーワードに、初代で確立した高級ミニバンのイメージをさらに昇華させた2代目。エクステリアは、より洗練され、かつ力強さを増したフロントマスクと、シャープなキャラクターラインが特徴。この世代から、よりアグレッシブなデザインを持つ兄弟車「ヴェルファイア」がネッツ店(当時)向けとして登場し、アルファードはトヨペット店(当時)扱いとなりました。
    • 室内空間は、さらなる拡大と質感の向上が図られました。特に2列目シートの快適性は飛躍的に向上し、「エグゼクティブパワーシート」や「リラックスキャプテンシート」といった、まるで航空機のビジネスクラスのような豪華なシートが設定されました。デュアルパワースライドドアやトヨタプレミアムサウンドシステムなども、おもてなし空間を演出。
    • パワートレインは、2.4L 直列4気筒「2AZ-FE」型エンジンに加え、新たにパワフルで静粛性に優れた3.5L V6「2GR-FE」型エンジンを搭載。トランスミッションは、2.4L車がSuper CVT-i、3.5L V6車が6速AT(シーケンシャルシフトマチック付)との組み合わせとなりました。
    • 初代で一旦途絶えたハイブリッドモデルは、2011年11月に新世代のハイブリッドシステム「リダクション機構付THS II」を搭載して復活(ATH20W型)。2.4LアトキンソンサイクルエンジンとE-Four(電気式4WDシステム)を組み合わせ、優れた燃費性能と静かで滑らかな走行性能を実現しました。安全装備としては、ミリ波レーダー方式のプリクラッシュセーフティシステムなどが設定されました。

3代目 アルファード (AH30W型)

  • 販売期間:2015年1月 – 2023年6月
  • 型式:AGH30W/AGH35W (2.5L FF/4WD), GGH30W/GGH35W (3.5L V6 FF/4WD), AYH30W (ハイブリッド E-Four)
  • 特徴:
    • 「大空間高級サルーン」をコンセプトに、従来からの高級感や快適性をさらに磨き上げるとともに、走行性能にも大きな進化が見られた3代目。エクステリアデザインは、フロントフェイスに巨大なメッキグリルを採用し、圧倒的な存在感と威厳を放つ、まさに「豪華・勇壮」を体現したスタイルへと変貌を遂げました。
    • 最大の進化点の一つが、リアサスペンションにダブルウィッシュボーン式を新採用したことです。これにより、操縦安定性と乗り心地が飛躍的に向上し、高級ミニバンにふさわしい上質な走り味を実現しました。
    • インテリアは、素材の選択から細部の仕上げに至るまで徹底的にこだわり、さらなる豪華さと快適性を追求。最上級グレード「Executive Lounge」には、飛行機のファーストクラスを彷彿とさせる専用の超豪華2列目シートが設定され、ショーファードリブンとしての需要にも応えました。助手席スーパーロングスライドシートやLEDルーフカラーイルミネーションなども、おもてなし空間を彩ります。
    • パワートレインは、2.5L 直列4気筒「2AR-FE」型エンジンと、3.5L V6エンジン(当初「2GR-FE」型、2017年のマイナーチェンジで直噴化した「2GR-FKS」型へと進化し、トランスミッションもDirect Shift-8ATへ)をラインナップ。ハイブリッドモデル(AYH30W型)は、2.5Lアトキンソンサイクルエンジンを核とする「リダクション機構付THS II」とE-Fourを組み合わせ、優れた燃費性能と静粛性を実現しました。
    • 安全性能では、2017年のマイナーチェンジから第2世代の予防安全パッケージ「Toyota Safety Sense P」を全車標準装備。ITS Connect(車車間・路車間通信協調型高度運転支援システム)も設定されるなど、先進安全技術も積極的に導入されました。

4代目 アルファード (AAHH4#W/AGH4#W型)

  • 販売期間:2023年6月 – 現在 (2025年5月時点)
  • 型式:AAHH40W/AAHH45W (ハイブリッド FF/E-Four), AGH40W/AGH45W (ガソリン FF/4WD)
  • 特徴:
    • 「快適な移動の幸せ」を極めることを使命とし、「Forceful x IMPACT LUXURY」をデザインテーマに掲げ、TNGAプラットフォーム(GA-K)をミニバン用に最適化して採用。基本骨格から刷新し、高剛性化と徹底した低振動・低騒音設計により、かつてないレベルの快適性と操縦安定性を実現しました。
    • エクステリアデザインは、一体感のある塊としての力強さと、戦闘機がまさに飛び立とうとする瞬間をモチーフとした、よりアグレッシブで洗練されたスタイルへと進化。フロントグリルはさらに緻密で立体的な造形となり、圧倒的な存在感を放ちます。
    • インテリアは、「おもてなし」の思想をさらに深化。左右スライドドア部にトヨタ車として初めて設定された「ユニバーサルステップ」や、後席からの操作性も考慮した「スーパーロングオーバーヘッドコンソール」、大型の「後席用14インチリアシートエンターテインメントシステム」など、乗員全てが快適に過ごせる革新的な機能を満載。2列目シートは、防振構造の採用やヒーター・ベンチレーション機能、電動オットマン、格納式テーブルなど、機能性と快適性を極限まで高めています。左右独立タイプのムーンルーフも設定。
    • パワートレインは、2.5Lダイナミックフォースエンジン(A25A-FKS型)にDirect Shift-CVTを組み合わせたガソリンモデルと、2.5Lダイナミックフォースエンジンをベースとした新世代のハイブリッドシステム「THS II」(A25A-FXS型、シリーズパラレルハイブリッド)を設定。ハイブリッドシステムは、高効率化と高出力化を両立し、モーターの特性を活かしたレスポンスの良い走りと優れた燃費性能を実現。E-Four(電気式4WDシステム)も進化しています。先代まで設定のあったV6エンジンは廃止されました。
    • 安全性能では、最新世代の予防安全パッケージ「Toyota Safety Sense」を搭載。検知範囲の拡大や新機能の追加に加え、高度な運転支援技術「トヨタチームメイト」として、渋滞時の運転負荷を軽減する「アドバンストドライブ(渋滞時支援)」や、スムーズな駐車を支援する「アドバンストパーク(リモート機能付)」を設定。コネクティッド機能も大幅に強化され、まさに次世代の高級ミニバンとしての資質を備えています。グレード構成は、最上級の「Executive Lounge」と、装備を厳選しつつも上質さを追求した「Z」グレードが中心となっています。
  • トヨタ アルファード(4代目)のユーザー評価と詳細レビューはこちら

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