フェラーリ / MODEL HISTORY
Amalfi
Amalfi目次
Amalfiとは
Ferrari Amalfiは、Romaに代わって2025年に登場したフロントミッドシップのV8 2+クーペです。役割は、サーキット志向へ振り切るのではなく、日常で扱える余裕を残したままFerrariらしい反応の速さを味わえるグランドツアラーを更新することにあります。Romaからの比較では、出力値そのものより、空力・制御・操作系まで含めて使い方を変えた点を見るとAmalfiの位置付けが分かりやすくなります。
Amalfiでは、Romaから続くツインターボV8を磨きながら、近年のFerrariで使われてきたブレーキと車両姿勢の制御を前置き2+クーペへ広げています。エンジン出力だけを上げた後継車ではなく、GTとしての使いやすさを残したまま、運転中の反応を車両全体で整える方向へ進んだモデルです。
空力もAmalfiの性格をよく表します。大きな固定式ウイングを常時見せるのではなく、後端のアクティブスポイラーが走行状況に合わせて姿勢を変える仕組みで、通常時の造形と高速域で必要になる空力を使い分けます。Romaの後継でありながら、機能を外観へ強く露出させないところにGTとしての連続性があります。
室内は3画面のデジタル表示へ進める一方、新しいステアリングには物理ボタンとアルミ製スタートボタンが戻っています。表示情報を増やしつつ、走行中に手元で扱う機能は触覚でも位置を把握できる形へ整理したことが、AmalfiのHMIで見るべき変更です。
Amalfiを30秒で理解
- 初代登場
- 2025年
- 歴代
- 1世代
- Amalfiの基本
- 640cvのツインターボV8に、8速DCT、brake-by-wire、ABS Evo、SSC 6.1、3段階アクティブリアスポイラーを組み合わせる
- ボディの変遷
- Romaの後を受けるフロントミッドシップV8の2+クーペとして2025年に登場し、GTの使いやすさを保ちながら制御技術とHMIを更新
- 現行世代
- 初代
Amalfiらしさはどこにある?
Roma後継でも、軸は前置きV8の2+クーペ
AmalfiはRomaを置き換えるモデルとして発表され、フロントミッドシップV8と2+レイアウトを受け継ぐ構成です。296系のPHEVや12CilindriのV12とは役割が異なり、前置きV8 GTというFerrari内の立ち位置を保ちながら制御や操作系を新世代へ移しています。
640cvより注目したいのは反応を整える制御
V8は640cvを発生しますが、Amalfiではbrake-by-wireとABS Evo、SSC 6.1、EPS由来のグリップ推定を一つの車両制御へ統合しています。FerrariはEPSを使ったグリップ推定を従来版より10%速く、精度も高めたと説明しています。直線加速の数値だけを見ても、この世代で増えた制御の役割までは読み取れません。
空力は目立たせず、必要なときだけ働かせる
リアスポイラーはLow Drag、Medium Downforce、High Downforceの3段階を自動で使い分けます。高速コーナリングや強い減速時に車体を支え、通常時は大きな翼を常時見せないため、AmalfiのGTらしい外観と機能を両立する仕掛けになっています。
操作系は3画面化と物理スイッチ回帰を同時に実施
HMIはデジタルメーター、中央タッチスクリーン、助手席ディスプレイの3画面構成です。その一方でステアリングには物理ボタンを戻し、アルミ製スタートボタンも復活させています。表示情報を増やしながら、走行中に頻繁に使う操作は指先で位置を把握しやすい形へ整理したのがAmalfiの内装変更です。
歴代Amalfi比較
| 世代 | 販売期間 | 型式 | この世代を一言で |
|---|---|---|---|
| 初代 | 2025年7月~現行 | 確認中 | 初代AmalfiはRomaの後継として登場したフロントミッドシップV8の2+クーペです。640cvのV8、8速DCT、最新世代の車両制御、アクティブ空力、物理スイッチを戻したHMIを一つのGTパッケージへまとめています。 |
Amalfiの世代別詳細
各世代の型式、ボディ、特徴、向いている人、選ぶときの確認点を同じフォーマットで比較できます。
- 型式
- 確認中
- 主なボディ
- 2+クーペ
- この世代を一言で
- 初代AmalfiはRomaの後継として登場したフロントミッドシップV8の2+クーペです。640cvのV8、8速DCT、最新世代の車両制御、アクティブ空力、物理スイッチを戻したHMIを一つのGTパッケージへまとめています。
POINTこの世代のポイント
- 2025年7月に世界初公開され、FerrariはRomaを置き換えるフロントミッドシップV8の2+クーペと位置付けています。車名は変わっても、Ferrariの中で担うのは前置きV8 GTの系譜です。
- 3,855ccのツインターボV8は640cv、760Nmを発生し、8速F1 DCTと組み合わされます。性能値だけを独立して見るより、日常性を担う2+パッケージにこの出力を載せたことがAmalfiの基本構成を理解する手掛かりです。
- brake-by-wire、ABS Evo、SSC 6.1、EPSベースのグリップ推定を採り入れ、前置きGTにも近年のFerrariの制御技術を広げています。グリップ推定は従来版より10%速く高精度になったとされ、限界走行時だけを狙う装備ではなく、制御の介入判断そのものを更新する技術です。
- リアのアクティブスポイラーは3段階で自動作動し、High Downforceでは250km/h時に最大110kgのダウンフォースを発生します。常時大きな翼を見せない構成は、GTの造形を保ちながら必要時だけ空力を使うAmalfiの設計思想に直結します。
FITこんな人に向いている
Romaの延長線上で、制御と操作系の新しさまで求めるなら。前置きV8の2+クーペという基本像はRomaからつながる一方、Amalfiではbrake-by-wire、ABS Evo、SSC 6.1、アクティブリアスポイラーまで制御領域が広がっています。従来型GTのレイアウトを好みつつ、近年のFerrariが採用する電子制御をまとめて得たい人には比較理由が明確です。車両の性格を判断するときは、出力差より操作感と制御の世代差を軸にすると整理しやすいでしょう。
CHECK選ぶときに見るポイント
Amalfiは登場時点から単一の新世代として見るべきモデルで、Romaの年式違いとして扱うと装備差を見落とします。物理ボタンを備えた新ステアリング、3画面HMI、brake-by-wire、アクティブリアスポイラーなどはAmalfi側の確認項目です。1470kgという乾燥重量は軽量オプション装着時の公表値なので、実車の装備内容と混同せず、個体ごとのオプション構成を照合する必要があります。
Amalfiはどう進化してきたか
Romaの役割を残しながら、制御技術を一世代進めた
AmalfiはRomaから前置きV8と2+クーペという骨格を受け継ぎつつ、出力を640cvへ高め、brake-by-wireやABS Evo、SSC 6.1、EPSを使ったグリップ推定を採用しています。変化の中心はGTという用途を捨てることではなく、その用途のままブレーキ、姿勢制御、ステアリング周辺の判断を新しい世代へ移したことです。Romaとの比較では外観差より、制御とHMIの更新幅を見る方が世代交代の意味をつかみやすくなります。
空力とHMIは、目立たせるより使う場面を整理
アクティブリアスポイラーは速度や加減速に応じて自動で姿勢を変え、室内では3画面化と物理スイッチの復活を同時に採り入れています。機能を増やしても常に存在を主張させるのではなく、必要な場面で使えるよう整理している点は、AmalfiのGTとしての性格と整合しています。
Amalfiはどの世代を選ぶ?
Romaと比較するなら、出力差より操作と制御を見る
AmalfiをRomaからの単純な性能向上版として見ると、世代差の一部しか拾えません。brake-by-wire、ABS Evo、SSC 6.1、EPSベースのグリップ推定、物理ボタンを戻したステアリングなど、運転中に触れる部分と車両側の制御が大きく更新されています。Romaの雰囲気を好みつつ新世代の操作系を求めるかどうかが、比較の分かれ目です。
2+レイアウトを使うなら、荷室と後席の役割を先に決める
Amalfiは2+クーペで、公式諸元のトランク容量は273Lです。日常で後席をどの程度使うのか、荷物をどれだけ積むのかを実車で確かめておくと、2+というパッケージが自分の使い方に合うかを具体的に判断できます。
見た目の穏やかさと高速域の空力を両方求めるか
大きな固定式リアウイングではなく、3段階のアクティブスポイラーを車体に組み込んでいます。通常時の外観をすっきり保ちつつ、高負荷時にはHigh Downforceへ移るため、GTの造形を優先しながら空力機能も欲しい人にはAmalfi固有の選択理由になります。性能を外観で強く主張するFerrariとは、選ぶ基準が少し違います。
Amalfiを選ぶときに確認したいポイント
1470kgは軽量オプション装着時の乾燥重量として読む
公式諸元の1470kgは、軽量オプションを装着した状態の乾燥重量です。中古車や登録済み車を比較するときに、この数値を全個体の実重量として扱うと装備差を誤解します。個体ごとの軽量オプションの有無と、公表値の前提を分けて読む必要があります。
アクティブリアスポイラーは外観だけで判定しない
AmalfiのリアスポイラーはLow Drag、Medium Downforce、High Downforceを自動で切り替える可動機構です。静止状態では大きな固定翼のように見えないため、外観写真だけでは機構の状態や作動履歴までは分かりません。中古個体では警告表示の有無や整備履歴を含め、可動部を備える車として点検記録を読む方が車種の構造に合っています。
新HMIは画面の有無だけでなく、物理操作との組み合わせを見る
3画面を備える一方、ステアリングには物理ボタンとアルミ製スタートボタンが戻っています。中古車ではディスプレイの表示状態だけでなく、ステアリング側のスイッチやロータリー操作まで含めて、Amalfiの新しいHMIが一通り機能するかを見るのが実車確認の要点です。
20インチタイヤは前後サイズが異なる
公式指定はフロント245/35 R20、リア285/35 R20で、前後同サイズではありません。交換履歴を見るときは残溝に加え、前後それぞれが指定サイズに沿っているか、銘柄や交換時期が大きくずれていないかまで確認すると、購入後のタイヤ費用を見積もる材料になります。
初代 Amalfi
情報確認:2026年9月
最新の販売状況・受注状況は、メーカー公式サイトまたは正規販売店で確認してください。
