メルセデス・ベンツ / MODEL HISTORY
CLA セダン
CLA Sedan
目次
CLA セダンとは
CLA セダンは、メルセデス・ベンツのコンパクト系プラットフォームを使いながら、低いルーフラインと4ドアを組み合わせた「4ドアクーペ」の役割を担うモデルです。2013年の初代C117では1.6L/2.0L直噴ターボと7G-DCTを採用し、Aクラス系よりデザイン性を強く打ち出した別系統の選択肢として日本市場に加わったモデルでした。中古車で初代を見るときは、見た目が似ていてもエンジンと駆動方式の差を先に分けると、CLA 180と4MATIC/AMG系の違いを整理しやすくなります。
2代目C118では、低い4ドアという外観の方向性を保ちながら、選ぶ理由が車内機能まで広がります。2019年の導入時からMBUXと新しい安全運転支援を採用し、2020年にはレーダーセーフティパッケージを標準化。2023年改良後はCLA 180が48Vガソリン、CLA 200 dがディーゼルという構成になり、デジタル装備に加え、走行距離や燃料の使い方から仕様を選び分ける世代です。
3代目C174は2026年7月にMMAを採用して登場し、1.5Lガソリン+48Vハイブリッドに第4世代MBUXとMB.OSを組み合わせています。同月にはCLA初の電気自動車「CLA with EQ Technology」も日本で発表され、現在はハイブリッドとEVが同じCLA セダンの中に並ぶ構成です。ここからは世代や装備差より、自宅充電の可否、日常の移動距離、長距離での充電計画まで含めて動力源を決めることが、現行型選びの中心です。
CLA セダンを30秒で理解
- 初代登場
- 2013年
- 歴代
- 3世代
- CLA セダンの基本
- 7G-DCTからMBUX、48V電気システム、MMA/MB.OSへ発展し、3代目ではハイブリッドとEVを同一世代で展開
- ボディの変遷
- 低いルーフを持つ4ドアクーペの基本形を3世代継承しながら、世代ごとにデジタル化・電動化の比重を拡大
- 現行世代
- 3代目 C174
CLA セダンらしさはどこにある?
低い4ドアという基本形は3世代を通して一貫
初代から現行3代目まで、CLA セダンは低いルーフラインを持つ4ドアクーペという考え方を保っています。通常の3ボックスセダンよりスタイルを強く意識したプロポーションが3世代共通の軸です。世代交代で装備や動力源が変わっても、後席ドアを備えながら見た目を優先したい人に向く立ち位置は変わりません。
2代目で車内の選ぶ基準がMBUXと運転支援へ広がった
C118ではMBUXを採用し、2020年にはレーダーセーフティパッケージも標準装備となっています。初代との比較では、エンジンや年式に加え、音声操作や運転支援を日常でどこまで使いたいかが世代選びの差として表れます。
C118後期は48Vガソリンとディーゼルで使い方を分けやすい
2023年改良後は、CLA 180が48V電気システムとBSG、CLA 200 dがディーゼルという組み合わせです。短距離中心でガソリン系を選ぶのか、高速道路を含む長距離走行の多さからディーゼルを検討するのか。2代目後半では、この使い方の違いが年式やグレードを絞る理由です。
3代目はハイブリッドとEVを同じCLAとして比較する
MMAを基礎とする3代目では、1.5Lガソリン+48VハイブリッドとCLA 200/250+ with EQ TechnologyというEVを同じ世代で展開しています。どちらも最新のデジタル基盤を使うため、装備の新しさだけでは候補を分けにくい構成です。充電環境、日常の移動距離、給油と充電のどちらを生活に組み込みやすいかを比べると、動力源の選択理由がはっきりします。
歴代CLA セダン比較
| 世代 | 販売期間 | 型式 | この世代を一言で |
|---|---|---|---|
| 初代 | 2013年7月~2019年10月 | C117 | 初代C117は、1.6L/2.0L直噴ターボと7G-DCTを組み合わせ、メルセデスのコンパクト系に低い4ドアクーペという別のスタイルを持ち込んだ世代です。 |
| 2代目 | 2019年10月~2026年7月 | C118 | 2代目C118は、4ドアクーペの外観を引き継ぎながらMBUXと新しい安全運転支援を取り込み、後期には48Vガソリンまで加えたデジタル化・電動化の橋渡し世代です。 |
| 3代目 | 2026年7月~現行 | C174 | 3代目C174はMMAを採用し、1.5Lガソリン+48VハイブリッドとCLA初のEVを同じ世代にそろえ、第4世代MBUXとMB.OSまで含めて車両基盤を刷新した現行世代です。 |
CLA セダンの世代別詳細
各世代の型式、ボディ、特徴、向いている人、選ぶときの確認点を同じフォーマットで比較できます。
- 型式
- C117
- 主なボディ
- 4ドアクーペ(セダン)
- この世代を一言で
- 初代C117は、1.6L/2.0L直噴ターボと7G-DCTを組み合わせ、メルセデスのコンパクト系に低い4ドアクーペという別のスタイルを持ち込んだ世代です。
POINTこの世代のポイント
- 2013年7月に日本発売。CLA 180には1.6L直列4気筒直噴ターボ、CLA 250系には2.0L直列4気筒直噴ターボを設定し、どちらも7速DCTとの組み合わせです。低い4ドアボディにコンパクト系のメカニズムを組み合わせたことが、初代CLAの基本形でした。
- 発売時からCLA 250 4MATICを用意し、後にはAMGまで加わる幅広い構成です。CLA 180と4MATIC/AMG系では走りの成り立ちが大きく異なるため、同じC117という世代名だけで性格をまとめず、駆動方式と出力帯を分けて見る必要があります。
- 2016年の改良ではフロントまわりや装備を更新し、CLA 250 SPORT 4MATICには電子制御式アダプティブダンピングシステムを採用しています。前期の比較的シンプルな仕様と、装備を増やした後期を分けて見る理由になる改良です。
- 2017年にはCLA 220 4MATICを追加。モデル後半はCLA 180、CLA 220 4MATIC、CLA 250 SPORT 4MATICなど選択肢が広がります。中古車では年式順に並べるより、排気量と駆動方式を先に把握したほうが候補を整理しやすい構成です。
FITこんな人に向いている
初代らしい低いスタイルとシンプルな構成を重視するなら。C117はMBUX以前の操作系と7G-DCTを持ち、後の世代より装備構成を把握しやすい世代です。CLA 180の1.6Lターボに対し、CLA 250系は2.0Lターボを採用。4MATICやAMGまで含めると走行系の幅が大きいため、見た目が近い車両でも先に動力系を分けると比較の軸が定まります。
CHECK選ぶときに見るポイント
2016年の改良で外観や装備が更新され、2017年にはCLA 220 4MATICが追加されています。前期と後期では顔つきに加えてグレード構成も異なるため、C117を探す際は年式と正式グレードをセットで見る必要があります。CLA 180と2.0L/4MATIC系では走行系の構成が違うので、価格差だけで横並びにしないほうが実車選びは整理しやすいです。
- 型式
- C118
- 主なボディ
- 4ドアクーペ(セダン)
- この世代を一言で
- 2代目C118は、4ドアクーペの外観を引き継ぎながらMBUXと新しい安全運転支援を取り込み、後期には48Vガソリンまで加えたデジタル化・電動化の橋渡し世代です。
POINTこの世代のポイント
- 2019年に世代交代し、CLA各モデルの納車開始は同年10月頃です。MBUXと新しい安全運転支援を導入したことで、初代との差は外観以上に車内機能にも大きく表れます。
- 導入時の中心はCLA 200 dで、2020年にはエントリーのCLA 180とAMG CLA 35 4MATICを追加。一般グレードでもガソリンとディーゼルを比べられるようになり、年間走行距離や燃料特性を選択条件に入れやすい世代です。
- 2020年9月には、それまでオプションだったレーダーセーフティパッケージを標準装備化しています。C118の中古車を年式で見るときは、単なる装備年次差ではなく、安全運転支援の標準化前後として区切る意味があります。
- 2023年改良ではCLA 180に48V電気システムとBSGを採用し、外観や装備も更新。2025年にはCLA 180/CLA 200 d Urban Starsが加わっています。世代後半は、48Vガソリンとディーゼルのどちらが自分の走り方に合うかを軸に候補を絞れる構成です。
FITこんな人に向いている
MBUXと運転支援を使いつつ、ガソリン/ディーゼルを選びたいなら。C118は現行型ほど電動化を前面に出さず、MBUXやレーダーセーフティパッケージといった現代的な装備を持つ世代です。主要な比較対象はガソリンのCLA 180とディーゼルのCLA 200 d。2023年改良後はCLA 180が48V化されるため、年間走行距離と燃料の使い方に加えて、前期か後期かも候補を分ける材料です。
CHECK選ぶときに見るポイント
2代目では、2020年9月のレーダーセーフティパッケージ標準化と2023年9月の大幅改良が大きな区切りです。とくにCLA 180は2023年改良で48V電気システムとBSGを採用したため、同じC118でも前期と後期では動力系が同一ではありません。CLA 200 dを含め、年式から装備とエンジン構成を照合してから車両状態を比べると、仕様違いを取り違えにくくなります。

- 型式
- C174
- 主なボディ
- 4ドアクーペ(セダン)
- この世代を一言で
- 3代目C174はMMAを採用し、1.5Lガソリン+48VハイブリッドとCLA初のEVを同じ世代にそろえ、第4世代MBUXとMB.OSまで含めて車両基盤を刷新した現行世代です。
POINTこの世代のポイント
- 2026年7月9日に日本発売。新プラットフォームMMAを採用し、ハイブリッドモデルは1.5Lガソリンエンジンと48V電気システムを組み合わせます。C118後期の48V化を受け継ぎつつ、車両基盤そのものを新世代へ切り替えたモデルです。
- 第4世代MBUXとMB.OSを採用し、インフォテインメント単体ではなく車両全体のデジタル基盤を再構成しています。2代目でMBUXを重視していた人にとって、3代目は操作系とソフトウェアの世代差が明確な比較材料です。
- 7月29日にはCLA初の電気自動車を日本で発表し、現在の公式ページではCLA 200 with EQ TechnologyとCLA 250+ with EQ Technologyを案内しています。ハイブリッドとEVを別車種に分けず、CLA セダンの中で選ぶ構成になった点が3代目の転機です。
- 現行EVは普通充電(AC200V)とCHAdeMO急速充電に対応し、CLA 250+ with EQ Technologyは上位仕様として展開されています。カタログ上の航続距離に加え、自宅充電を確保できるか、日常の移動距離をどこまで充電計画に組み込めるかも実用面の判断材料です。
FITこんな人に向いている
最新CLAを選ぶなら、最初にハイブリッドかEVかを決める。3代目は、ハイブリッドのCLA 180とEVのCLA 200/250+ with EQ Technologyを同じ車体世代で比較できる点が従来と大きく異なります。まず確認したいのは、自宅や職場で日常的に充電できるかどうかです。長距離移動の頻度まで合わせて考えると、装備グレードを比べる前に動力源の候補を絞り込めます。
CHECK選ぶときに見るポイント
ハイブリッドの新型CLAは2026年7月9日発売、EVのCLA with EQ Technologyは7月29日発表と、導入時期が分かれています。9月10日にはCLA 200 with EQ Technology Launch Editionも加わり、現行型を一括して「新型CLA」と見るとパワートレインを取り違えやすい状況です。候補車がCLA 180なのか、CLA 200/250+ with EQ Technologyなのかを確かめ、充電設備や利用距離まで含めて比べる必要があります。
CLA セダンはどう進化してきたか
初代はエンジンと駆動方式の違いが選び方を決める
C117はCLA 180の1.6Lターボから、2.0LターボのCLA 250系、4MATIC、AMGまで幅があります。スタイルは共通していても中身の差が大きい世代です。初代を選ぶときは前期・後期だけで切るより、欲しい動力性能と駆動方式を先に決めると候補を整理しやすくなります。
2代目ではMBUXと安全運転支援が世代差として効いてくる
C118になると、CLAを選ぶ理由に車内のデジタル機能が加わります。MBUXに加え、2020年からレーダーセーフティパッケージが標準となったため、初代と価格が近い中古車でも使える機能には差があります。ナビや音声操作、運転支援を日常でどこまで使いたいかを考えると、世代をまたいだ比較の意味が見えやすくなります。
C118後期は48Vガソリンかディーゼルかで候補が分かれる
2023年改良後は、CLA 180が48Vガソリン、CLA 200 dがディーゼルという組み合わせです。市街地中心でガソリン系を選ぶのか、高速道路を含む長距離走行の多さからディーゼルを検討するのかで候補が分かれます。同じ2代目でも、使い方を先に決めると年式選びまで自然につながります。
3代目は充電環境を含めてハイブリッドとEVを選ぶ
C174ではハイブリッドとEVが同じCLA セダンとして並びます。自宅充電が確保でき、日常の移動をEV中心に組み立てられるならCLA 200/250+ with EQ Technologyが比較対象です。充電計画を生活に入れにくい場合はCLA 180が候補になりやすく、装備差より先にエネルギー補給の方法を決めるのが世代内選択の出発点です。
CLA セダンはどの世代を選ぶ?
価格を抑えてCLAらしい形を優先するなら初代C117
初代はMBUXや48V電気システムを持たない一方、低い4ドアクーペというCLAの基本形はすでに完成しています。CLA 180と2.0L/4MATIC系では走行系が大きく異なります。必要な動力性能と駆動方式を決めてから前期・後期を比べると、購入価格以外の違いも見極めやすくなります。
デジタル装備と燃料の選択幅を両立するなら2代目C118
MBUXやレーダーセーフティパッケージを使いたい一方、ガソリンとディーゼルを選び分けたいならC118が比較の中心です。2023年改良後のCLA 180は48V化されるため、前期ガソリン、後期48Vガソリン、CLA 200 dを同じ条件で扱わず、走行距離と予算から絞ると差を把握しやすい構成です。
最新のデジタル基盤と電動化を重視するなら3代目C174
MMA、第4世代MBUX、MB.OSを備え、ハイブリッドとEVを同じ車体世代で検討できるのがC174です。新しさだけで決めるより、駐車場所で充電できるか、長距離移動をどう組み立てるかを先に整理したほうが動力源を選びやすくなります。そのうえでCLA 180とCLA with EQ Technologyを比べると、現行型の中で必要な仕様が見えてきます。
CLA セダンを選ぶときに確認したいポイント
C117は2016年改良と4MATIC追加後を分けて見る
初代は2016年の改良で外観・装備が更新され、2017年にはCLA 220 4MATICも追加されています。前期と後期で見た目だけを分けるのではなく、CLA 180、CLA 220/250 4MATICなど動力系の違いまで照合するのがポイントです。同じ予算帯でも、軽快さを優先する車両なのか、4輪駆動や出力を求める車両なのかで比較先が変わります。
C118は2020年と2023年の改良が装備・動力系の分岐
2020年9月にはレーダーセーフティパッケージが標準化され、2023年9月にはCLA 180が48V化されています。前半のC118を探すなら安全装備の仕様を、後半を探すなら48V化の有無まで見る必要があります。単純な年式差ではなく、欲しい装備とパワートレインがどの時期にそろうかから候補を絞ると効率的です。
CLA 180とCLA 200 dは年間走行距離まで含めて比べる
2代目ではガソリンのCLA 180とディーゼルのCLA 200 dが主要な比較対象です。近距離中心なのか、高速道路を使って長く走る機会が多いのかで、動力源の向き不向きは変わります。燃費の数値だけに寄せず、年間走行距離と普段のルートを重ねて見ることが、C118のグレード選びでは重要です。
C174のEVは駐車場所の充電条件を先に確認する
3代目のCLA 200/250+ with EQ Technologyは、ハイブリッドのCLA 180と同じCLA セダンの中で選ぶEVです。自宅や月極駐車場で普通充電を確保できるか、外出先でCHAdeMO急速充電をどう使うかを先に考えます。充電条件が生活に合うと分かってからグレード装備を比べるほうが、EVの航続距離や装備差を実際の用途に結び付けやすくなります。
3代目 CLA セダン C174
情報確認:2026年9月

CLA 200 with EQ Technology Launch Editionを限定発売
CLA with EQ Technologyの導入を記念した日本限定モデルを設定。通常モデルにはないAMGラインプラス、ナイトパッケージ、専用19インチAMGアルミホイールなどを装備し、現行EVの選択肢を追加しています。
CLA初の電気自動車を日本で発表
MMAを基礎とするCLA with EQ Technologyを発表し、CLA 200とCLA 250+を日本向けに展開。第4世代MBUXとMB.OSをハイブリッドと共有し、CLAとして初めてEVを同じ世代で選べる構成です。
最新の販売状況、受注状況、グレード構成、価格については、メーカー公式サイトまたは正規販売店で確認してください。
