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日産 / MODEL HISTORY

クリッパーリオ

Clipper Rio
日産 クリッパーリオ
メーカー日産
初登場2007年
歴代3世代
現行世代3代目
目次

クリッパーリオとは

クリッパー リオは、軽商用バンのクリッパーをベースに、乗用車としての快適性や内外装を与えた軽ワゴンです。日本では2007年に初代U71W/U72Wが登場し、軽自動車の限られた寸法の中で高い室内と大きな荷室を確保しました。仕事道具を積める実用性を残しながら、家族やレジャーにも使えることが、この車種の出発点です。

初代は三菱系の車両を基礎とし、2013年の2代目DR64WではスズキからOEM供給を受ける形へ転換しました。同時に車名はNV100クリッパー リオとなり、両側スライドドアを持つ軽ワゴンとしての使い勝手を継承。2015年にはDR17Wへフルモデルチェンジし、安全装備や室内機能を段階的に更新しながら長く販売されています。

3代目DR17Wは、2024年3月の仕様変更で車名を再び「クリッパー リオ」へ変更しました。車名からNV100が外れても世代が新しくなったわけではなく、DR17Wという同じ世代の中での名称変更です。この区別は、中古車検索や歴代整理でNV100クリッパー リオと現行クリッパー リオを別世代として数えないために重要です。

歴代を比べると、初代U71W/U72W、2代目DR64W、3代目DR17WでOEM元や車両の基礎は変わっています。一方、高い全高とスライドドア、荷物を積みやすい箱型ボディという役割は一貫しています。選ぶ際は世代番号だけでなく、型式、ターボの有無、2WD/4WD、安全装備、そしてDR17Wでは改良時期まで確認すると違いを整理しやすくなります。

クリッパーリオを30秒で理解

初代登場
2007年
歴代
3世代
クリッパーリオの基本
軽キャブワゴンの大容量空間を軸に、世代交代ごとに安全・快適装備と使い勝手を更新
ボディの変遷
U71W/U72WからDR64W、DR17Wへ。OEM元の変更を挟みながら箱型軽ワゴンの実用性を継承
現行世代
3代目 DR17W

クリッパーリオらしさはどこにある?

軽の寸法を縦方向に使う大容量ワゴン

クリッパー リオは全長・全幅が軽自動車枠に収まる一方、高い全高と箱型ボディで乗員と荷物の空間を確保してきました。小さな外寸と大きな室内を両立することが、SUVや一般的な軽ハイトワゴンとは異なる基本価値です。

商用車の実用性を乗用用途へつないだ

ベースとなるクリッパーバン系の荷物を扱いやすい構成を生かしながら、リオではシートや内外装、快適装備を乗用向けに整えています。仕事専用でもファミリー専用でもなく、荷物と人の両方を日常的に運べることが車種の立ち位置です。

OEM元が変わっても車種の役割は続いた

初代は三菱系、2代目以降はスズキ系へ車両の基礎が変わりました。それでもスライドドアを持つ箱型軽ワゴンという役割は維持され、名称や供給関係が変化しても「小さな車体で大きく使う」という商品性は引き継がれています。

DR17Wは名称変更を挟みながら熟成

3代目はNV100クリッパー リオとして始まり、2024年にクリッパー リオへ改称しました。これはフルモデルチェンジではなく同じDR17Wの中での変更で、安全・灯火類などの仕様更新を重ねながら長く使い勝手を磨いている世代です。

歴代クリッパーリオ比較

世代 販売期間 型式 この世代を一言で
初代 2007年6月~2012年1月 U71W / U72W 初代U71W/U72Wは、軽商用車由来の大きな室内・荷室へ乗用装備を加えたクリッパー リオの原点。NAとターボ、2WDと4WDを用意しました。
2代目 2013年12月~2015年3月 DR64W 2代目DR64Wは、スズキからのOEM供給へ切り替わり、NV100クリッパー リオとして再出発した短期間の世代です。
3代目 2015年3月~現行 DR17W 3代目DR17Wは、NV100クリッパー リオとして登場し、2024年にクリッパー リオへ改称。安全・快適装備を更新しながら続く現行世代です。

クリッパーリオの世代別詳細

各世代の型式、ボディ、特徴、向いている人、選ぶときの確認点を同じフォーマットで比較できます。

初代クリッパーリオ U71W / U72W2007年6月~2012年1月
型式
U71W / U72W
主なボディ
5ドア 軽ワゴン
この世代を一言で
初代U71W/U72Wは、軽商用車由来の大きな室内・荷室へ乗用装備を加えたクリッパー リオの原点。NAとターボ、2WDと4WDを用意しました。

POINTこの世代のポイント

  • 2007年に登場した初代は、軽商用車クリッパーの空間効率を乗用ワゴンへ展開したモデルでした。全長3395mm・全幅1475mmという軽自動車の寸法に対し、全高は1890mm。横へ広げられない軽規格の中で縦方向を使い、4人が乗りながら荷物も積めることをクリッパー リオの価値として形にしました。
  • パワートレインは0.657Lの3G83を使い、NAとインタークーラーターボを設定しました。2011年仕様ではNAが48PS、ターボが64PSで、2WDだけでなく4WDも選べます。街中での移動と荷物運びを中心にするか、乗員や荷物を載せたときの余裕や雪道での使い方まで求めるかで、同じ初代でも選ぶ仕様が変わります。
  • 初代の室内は、豪華さより道具としての使いやすさが前に出ています。背の高いキャビンとスライドドアによって、狭い場所でも乗り降りしやすく、大きな荷物を扱いやすい構成です。乗用モデルでありながら商用車ベースの長所を消し過ぎなかったことが、クリッパー リオを一般的な軽乗用車とは違う存在にしました。
  • 現在の中古車としては、装備差より経年状態の影響が大きい世代です。日産の公式リコール資料でもU71W/U72Wは2007年から2012年初頭までの製作車が確認でき、すでに十数年以上が経過しています。ターボかNAかという好みと同時に、エンジン、AT、4WD、下回り、電装やドアの状態を個体ごとに確認することが現実的です。

FITこんな人に向いている

初代らしいシンプルな軽キャブワゴンを、状態重視で探したいなら。U71W/U72Wは現在の軽ワゴンより装備は簡素ですが、背の高い箱型ボディと荷室の使いやすさが分かりやすい世代です。年式が古いため、安さよりも機関や下回り、スライドドアなどの状態を優先して比較します。

CHECK選ぶときに見るポイント

2WDのU71Wと4WDのU72W、NAのE系とターボのG系で性格が変わります。日産公式の2011年仕様ではG/G FOURが64PSターボ、E/E FOURが48PSのNAです。経年車なので仕様を決めた後は整備記録と現車状態を重視します。

2代目クリッパーリオ DR64W2013年12月~2015年3月
型式
DR64W
主なボディ
5ドア 軽ワゴン
この世代を一言で
2代目DR64Wは、スズキからのOEM供給へ切り替わり、NV100クリッパー リオとして再出発した短期間の世代です。

POINTこの世代のポイント

  • 2013年末に登場した2代目は、クリッパー リオの歴史で車両の基礎が大きく切り替わった世代です。初代の三菱系からスズキ系のOEM車へ移り、車名もNV100クリッパー リオとなりました。名前と供給元は変わっても、背の高い箱型ボディで人と荷物を効率よく運ぶという役割はそのまま受け継いでいます。
  • DR64Wでは、軽キャブワゴンらしい室内高とスライドドアを生かし、日常の送迎から荷物を積むレジャーまで対応しました。乗用車としての快適装備を持ちながら、荷室の使いやすさを残している点がこの車種らしいところです。初代から乗り換えても用途を大きく変えずに使える一方、車両そのものは別系統へ刷新されました。
  • この世代を理解するときは、販売期間の短さが重要です。2015年3月には次のDR17Wへフルモデルチェンジしているため、DR64Wは長期にわたって改良を重ねた世代ではありません。中古車で『NV100クリッパー リオ』という名前だけを見るとDR17Wと混在するため、型式確認が世代判別の最も確実な入口になります。
  • DR64Wを今選ぶ意味は、最新装備ではなく価格と実用性のバランスにあります。ただし年式はすでに10年以上前となるため、安価な車両ほど状態差にも注意が必要です。スライドドアやターボ、4WDなど必要な条件を先に決め、その条件を満たす車の中から整備履歴の良い個体を探すほうが、この短命世代では選びやすくなります。

FITこんな人に向いている

スズキ系へ切り替わった世代を、DR17Wよりシンプルな構成で探すなら。DR64Wは販売期間が短く、中古車では台数と状態の両方を見ながら探す世代です。初代とは車両の基礎が変わり、3代目DR17Wとは安全・快適装備の世代差があるため、価格だけでなく年式と装備を確認します。

CHECK選ぶときに見るポイント

DR64Wは2013年末から2015年3月のフルモデルチェンジまでという短い世代です。NV100クリッパー リオという名称でも、2015年3月以降のDR17Wとは別世代なので型式を確認します。ターボや駆動方式、装備内容も車両ごとに照合します。

3代目現行世代クリッパーリオ DR17W2015年3月~現行
日産 クリッパーリオ 3代目・現行世代
型式
DR17W
主なボディ
5ドア 軽ワゴン
この世代を一言で
3代目DR17Wは、NV100クリッパー リオとして登場し、2024年にクリッパー リオへ改称。安全・快適装備を更新しながら続く現行世代です。

POINTこの世代のポイント

  • 2015年3月のDR17Wは、NV100クリッパー リオとしてフルモデルチェンジしました。2代目のスズキ系OEMという関係を引き継ぎながら、軽ワゴンとしての空間効率や乗降性を更新しています。短期間だったDR64Wに対し、この世代は長期にわたって改良を受け、現在のクリッパー リオへ直接つながる基礎になりました。
  • DR17Wの強みは、軽自動車の小さな外寸と箱型ボディの大きな室内を日常で使えることです。スライドドアは狭い駐車場所での乗降に向き、後席や荷室を使い分ければ人を乗せる用途と大きな荷物を運ぶ用途を行き来できます。商用バンほど割り切らず、一般的な軽乗用車より積載を重視する人に適した立ち位置です。
  • 長寿世代だけに、安全・灯火類などは途中で変わっています。日産FAQでは2015年3月のフルモデルチェンジ、2022年4月の一部仕様変更、2024年3月の法規対応・仕様変更という区切りが確認できます。中古車でDR17Wを選ぶなら、単純に高年式ほど良いと見るのではなく、自分が必要とする安全・快適装備がどの時期から入っているかを確認するほうが合理的です。
  • 2024年3月には「NV100クリッパー リオ」から「クリッパー リオ」へ車名が変わりましたが、型式はDR17Wのままです。ここを別世代として扱うと歴代が一つ増えてしまいます。現行車と少し前の中古車を比べるときも、名称変更そのものより、同時期の仕様変更で何が変わったかを見ることが、3代目を正しく選ぶポイントになります。

FITこんな人に向いている

現行世代の安全・快適装備と、軽キャブワゴンの大容量空間を両立したいなら。DR17Wは歴代で最も新しく、長い販売期間の中で装備が更新されています。中古車でも選択肢が広い一方、初期型と近年型では安全・灯火類などが異なるため、必要な装備から年式を絞ると比較しやすくなります。

CHECK選ぶときに見るポイント

2015年3月のDR17W登場、2022年4月の仕様変更、2024年3月の法規対応・一部仕様変更と車名変更を区別します。NV100クリッパー リオとクリッパー リオは同じDR17W世代です。中古車では車名だけでなく年式と装備内容を確認します。

クリッパーリオはどう進化してきたか

U71W/U72Wで大容量の軽乗用ワゴンとして出発

初代は商用車由来の箱型ボディを生かし、軽の外寸で4人と荷物を運べる実用性を前面に出しました。NA/ターボ、2WD/4WDを選べることも、仕事からレジャーまで用途を広げる要素でした。

DR64WでOEM元と車名を切り替えた

2代目ではスズキ系へ車両の基礎が変わり、NV100クリッパー リオとして再出発しました。供給関係が変わっても、高い室内とスライドドアを持つ軽ワゴンという役割は維持されています。

DR17Wで長期熟成する世代へ

2015年の3代目は、短命だったDR64Wから全面刷新され、その後長く改良を重ねています。基本パッケージを維持しながら、安全・快適装備を時代に合わせて更新することがこの世代の進化になりました。

2024年に名称を整理して原点の車名へ

NV100が外れてクリッパー リオへ戻りましたが、DR17Wの世代は継続しています。名称変更とモデルチェンジを切り分けることで、初代から3代目までの系譜を正しく追えます。

クリッパーリオはどの世代を選ぶ?

初代の素朴な道具感ならU71W/U72W

NAとターボ、2WDと4WDを選べる原点の世代です。年式が古いため、価格やグレードより状態と整備履歴を優先して探します。

価格重視で2代目を探すならDR64W

販売期間が短いため台数は限られますが、箱型軽ワゴンの実用性は備えています。DR17Wとの価格差だけでなく、安全・快適装備と車両状態を比較します。

中古車の選択肢を広く取るならDR17W

2015年から続くため年式の幅が広く、予算に合わせて探しやすい世代です。その分、改良による装備差があるので、必要な機能を決めてから年式を絞ります。

名称ではなく型式と改良時期で選ぶ

NV100クリッパー リオと現行クリッパー リオは、どちらもDR17Wに含まれます。車名だけで新旧を判断せず、2015年、2022年、2024年などの仕様区分を確認すると比較が正確になります。

同じ世代でも年式、グレード、駆動方式、改良時期によって仕様は異なります。購入時は実車の状態や装備、整備履歴も含めて確認してください。

クリッパーリオを選ぶときに確認したいポイント

初代はU71W/U72Wで駆動方式を判別

2WDと4WDで型式が異なり、NAとターボもあります。経年が進んでいるため、希望仕様を確認したうえでエンジン、AT、下回り、電装、ドアの状態を優先します。

DR64WとDR17Wを車名だけで混同しない

どちらもNV100クリッパー リオを名乗る時期があります。2015年3月がフルモデルチェンジの境目なので、型式と初度登録年月を確認して世代を分けます。

DR17Wは改良時期を確認する

長期販売モデルのため、初期型と近年型では安全装備や灯火類などが異なります。欲しい機能がある場合は、その装備が採用された時期を確認してから候補を探します。

ターボと4WDは使い方から決める

人や荷物を載せて高速道路を使う機会が多いならターボ、降雪地域なら4WDが候補になります。一方、街中中心なら必要性と維持費を比べ、装備の多さだけで決めないほうが選びやすくなります。

現行モデル情報

3代目 クリッパーリオ DR17W

情報確認:2026年5月

日産 クリッパーリオ 3代目・現行世代

現行DR17W系の仕様区分を更新

日産FAQでは2026年5月以降の現行仕様が新たな区分として案内されています。長寿モデルのため、近年型でも仕様時期を確認して選ぶことが重要です。

法規対応と一部仕様変更、車名をクリッパー リオへ

DR17Wのまま仕様を更新し、NV100クリッパー リオからクリッパー リオへ名称を整理しました。名称変更は世代交代ではありません。

最新の販売状況、受注状況、グレード構成、価格については、メーカー公式サイトまたは正規販売店で確認してください。