ダイハツ / MODEL HISTORY
コペン
Copen
目次
コペンとは
コペンは2002年6月に登場した、ダイハツの軽オープンスポーツカーです。初代L880Kは「ACTIVE TOP COMPACT OPEN」を掲げ、軽自動車では当時初となる油圧機構の電動開閉式ルーフ「アクティブトップ」を採用。660ccの4気筒ターボと5MT/4AT、FFレイアウトを組み合わせ、日常で扱える軽自動車の寸法の中に、屋根を開ける楽しさと専用チューニングされた走りをまとめたことが出発点でした。
初代は軽量高剛性ボディとコペン専用サスペンションを備え、ルーフを閉じた状態では210Lのトランク容量も確保していました。途中にはアルティメットエディション系など走りと内外装を高めた仕様が加わり、2012年には10周年記念車を設定して同年8月末に生産を終了。単なる小型オープンではなく、軽規格で所有する楽しさと操る楽しさを両立するというコペンの役割を、この世代が定着させました。
2014年6月に登場した2代目LA400Kは、初代の電動開閉式オープンという基本価値を引き継ぎながら、車体構造を大きく変えました。骨格だけで高い剛性を確保する「D-Frame」と、樹脂外板を交換できる「DRESS-FORMATION」を採用し、まずRobeを発売。その後XPLAY、Cero、GR SPORTへと意匠と走りの選択肢を増やし、同じ基本骨格を使いながら異なる個性を選べるモデルへ発展しました。
2代目のパワートレインは658cc直列3気筒ターボのKF型に5MTまたは7速スーパーアクティブシフト付CVTを組み合わせ、駆動方式はFFです。2021年にはサイドミラー拡大とオートライト全車標準化、2024年には安全性能向上を含む仕様変更が行われました。現行型の生産は2026年8月で終了しており、これからコペンを選ぶ場合は、初代と2代目の構造・エンジン・変速機の違いに加え、2代目のデザイン別/改良時期別の差まで見て比較することが重要です。
コペンを30秒で理解
- 初代登場
- 2002年
- 歴代
- 2世代
- コペンの基本
- 初代の電動開閉式アクティブトップと4気筒JB-DETターボから、2代目のD-Frame/DRESS-FORMATION、3気筒KFターボ、5MT/7速CVTへ発展
- ボディの変遷
- 初代はティアドロップ形状の2シーター軽オープン、2代目は共通骨格にRobe・XPLAY・Cero・GR SPORTなど複数の意匠を展開
- 現行世代
- 2代目 LA400K
コペンらしさはどこにある?
軽自動車で電動オープンを日常に持ち込んだ
初代は、軽自動車では当時初の油圧式電動開閉ルーフ「アクティブトップ」を採用し、2シーターのオープンスポーツを特別な場面だけでなく日常で使えるパッケージとして提案しました。ルーフクローズ時には210Lのトランク容量を確保しており、屋根を開ける体験と普段使いを一台で成立させたことが、コペンの車種としての原点です。
4気筒ターボから3気筒ターボへ、走りの基本を継承
初代は660ccのJB-DET 4気筒ターボに5MT/4ATを組み合わせ、2代目は658ccのKF 3気筒ターボに5MT/7速CVTを採用しました。エンジンや自動変速機の方式は変わっても、FFの軽量な2シーターにターボとマニュアル選択肢を残す構成は継続しており、世代をまたいでも『小さなオープンスポーツを自分で操る』という中心価値が保たれています。
D-Frameがデザインを骨格から切り離した
2代目ではD-Frameによって外板に頼らず骨格だけでスポーツカーに必要な剛性を確保し、樹脂外板を交換できるDRESS-FORMATIONを成立させました。RobeとCeroでは外板交換による意匠変更まで想定され、車体の基本性能と見た目の選択を分けて考えられる構造になったことが、初代との大きな違いです。
同じ基本骨格から複数のキャラクターを作った2代目
2代目はRobeを起点に、タフな造形のXPLAY、丸みを持つCero、走りを磨いたGR SPORTへと展開しました。さらにS系ではビルシュタイン製ショックアブソーバーやレカロシートなどを組み合わせ、外観だけでなく足回りや装備でも選択肢を拡大。同じコペンでも、デザイン重視か走りの仕様まで求めるかで比較軸を持てるモデルになりました。
歴代コペン比較
| 世代 | 販売期間 | 型式 | この世代を一言で |
|---|---|---|---|
| 初代 | 2002年6月~2012年8月 | L880K | 初代L880Kは電動開閉式アクティブトップ、JB-DET 4気筒ターボ、5MT/4AT、専用サスペンションを組み合わせ、軽規格で本格的な2シーターオープンスポーツを成立させた原点です。 |
| 2代目 | 2014年6月~2026年8月 | LA400K | 2代目LA400KはD-FrameとDRESS-FORMATIONを核に、KF型3気筒ターボ、5MT/7速CVTを採用。Robe・XPLAY・Cero・GR SPORTへ展開し、共通骨格から外観と走りの個性を選べる世代です。 |
コペンの世代別詳細
各世代の型式、ボディ、特徴、向いている人、選ぶときの確認点を同じフォーマットで比較できます。
- 型式
- L880K
- 主なボディ
- 2ドア・2シーター軽オープン
- この世代を一言で
- 初代L880Kは電動開閉式アクティブトップ、JB-DET 4気筒ターボ、5MT/4AT、専用サスペンションを組み合わせ、軽規格で本格的な2シーターオープンスポーツを成立させた原点です。
POINTこの世代のポイント
- 2002年6月、誰もが気軽に楽しめる本格的オープンスポーツを狙って初代コペンが登場しました。軽自動車では当時初の油圧式電動開閉ルーフ「アクティブトップ」を採用したことで、オープン化を特別な作業ではなく日常の操作に変えた点が、この車種の役割を決定づけています。
- 走りの中心はJB-DET型660cc直列4気筒ターボで、最高出力64PS。5MTと電子制御4ATを用意し、FFレイアウトに専用チューニングのサスペンションを組み合わせました。2代目が3気筒ターボとCVTへ移ったため、4気筒ターボと4ATという機械構成そのものが初代を選び分ける重要な特徴です。
- 軽量高剛性ボディと低重心のティアドロップ形状を採用しながら、ルーフクローズ時には210Lのトランク容量も確保しました。走行性能だけを優先せず、軽自動車らしい扱いやすさと収納性を残したことで、趣味車としてだけでなく日常で使えるオープンカーというコペン独自の立ち位置を作っています。
- 販売期間の後半にはアルティメットエディション系など装備と足回りを磨いた仕様が加わり、2012年4月には最後の特別仕様車10thアニバーサリーエディションを設定。同年8月末で生産を終えたため、初代の中古車選びでは単に前期・後期で分けるより、標準系か特別仕様系かまで確認することが実際の仕様差につながります。
FITこんな人に向いている
4気筒ターボと初代ならではの機械構成を重視するなら。初代はJB-DETの660cc 4気筒ターボと5MT/4ATを組み合わせる点が、3気筒KFターボとCVTを採用する2代目との大きな違いです。電動アクティブトップを備えた初代コペンの原型を楽しみたい人や、後期のアルティメットエディション系など仕様差まで含めて選びたい人は、この世代を中心に比較すると特徴が整理しやすくなります。
CHECK選ぶときに見るポイント
初代では電動アクティブトップが中心ですが、発売初期には軽量なディタッチャブルトップも設定され、後年にはアルティメットエディション系や2012年の10thアニバーサリーエディションなど仕様の異なる車両が存在します。同じL880Kでも装備や足回りが同一とは限らないため、中古車では正式な仕様名と年式を先に確認し、そのうえでルーフ機構や装備内容を実車で見比べるのが重要です。

- 型式
- LA400K
- 主なボディ
- 2ドア・2シーター軽オープン
- この世代を一言で
- 2代目LA400KはD-FrameとDRESS-FORMATIONを核に、KF型3気筒ターボ、5MT/7速CVTを採用。Robe・XPLAY・Cero・GR SPORTへ展開し、共通骨格から外観と走りの個性を選べる世代です。
POINTこの世代のポイント
- 2014年6月のフルモデルチェンジでは、新骨格構造D-Frameと樹脂外板によるDRESS-FORMATIONを採用しました。骨格だけで高い剛性を確保することで、外板デザインの自由度と走行性能を切り分けた点が初代との本質的な違いであり、2代目の『同じコペンから複数の個性を選ぶ』という展開の土台になっています。
- パワートレインは658cc直列3気筒KF型ターボへ切り替わり、最高出力64PS。5MTに加え、7速スーパーアクティブシフト付CVTを設定し、駆動方式はFFを継続しました。初代の4気筒ターボ+4ATから構成を刷新しながら、軽量な2シーターをターボで走らせ、マニュアルも選べる基本思想は受け継いでいます。
- 発売時のRobeに続き、2014年11月にXPLAY、2015年6月にCero、2019年10月にGR SPORTを追加しました。骨格や基本パッケージを共有しながら、外観の方向性や足回りの味付けまで分けたことで、2代目は世代内の選択肢そのものが大きな特徴となり、中古車でもデザイン名が重要な比較軸になります。
- 長い販売期間の中で、2021年には後方視界を広げるサイドミラーとオートライト全車標準化、2024年には安全性能向上を含む仕様変更を実施しました。現行モデルは2026年8月で生産終了となったため、同じLA400Kでも初期型・改良後・最終期では装備条件が異なり、年式だけでなく改良内容を確認する意味が大きい世代です。
FITこんな人に向いている
デザインの選択肢と2代目の車体技術を重視するなら。2代目はD-Frameで骨格を独立して成立させ、Robe、XPLAY、Cero、GR SPORTへと異なる外観と走りの方向性を広げた世代です。パワートレインはKF型3気筒ターボで、5MTと7速CVTを選択可能。初代より新しい年式を軸にしながら、デザインやS系/GR SPORTの足回りまで含めて選びたい場合に比較しやすい世代です。
CHECK選ぶときに見るポイント
2代目はRobe、XPLAY、Cero、GR SPORTで外観だけでなく装備や足回りの設定も異なり、Robe SやCero SなどのS系にはビルシュタイン製ショックアブソーバーやレカロシートなどが用意されました。さらに2021年にはサイドミラー拡大とオートライト全車標準化、2024年には安全性能向上を含む仕様変更が行われています。中古車では車名だけで判断せず、デザイン名・S系/GR SPORT・改良時期の3点をそろえて確認すると実車差を把握しやすくなります。
コペンはどう進化してきたか
役割・パッケージ|軽規格の2シーターオープンを24年間継続
初代は電動アクティブトップと2シーターの軽オープンという明快な構成で始まり、2代目もその基本パッケージを維持しました。世代交代で車体構造やエンジンは変わっても、軽自動車の扱いやすい寸法の中で『屋根を開けて走る』体験を日常に持ち込む役割は一貫しており、そこがコペンの車種としての連続性です。
パワートレイン|4気筒JB-DET+4ATから3気筒KF+CVTへ
初代は660cc 4気筒ターボのJB-DETに5MT/4ATを組み合わせ、2代目は658cc 3気筒ターボのKF型に5MT/7速CVTを採用しました。自動変速機を4ATからCVTへ更新しながら5MTを残したことで、世代が新しくなっても運転操作を楽しみたいユーザー向けの選択肢を維持しつつ、動力系は時代に合わせて刷新されています。
車体・走り|専用高剛性ボディからD-Frameへ構造思想を刷新
初代は軽量高剛性ボディと専用サスペンションでオープンボディの走りを成立させました。2代目ではD-Frameによって骨格のみで剛性を確保し、開発時の比較でボディ上下曲げ剛性3倍、ねじれ剛性1.5倍を実現。外板を走行性能の主要構造から切り離したことで、シャシー性能の土台とデザイン変更の自由度を同時に成立させた点が技術的な進化です。
安全・装備・個性|固定仕様から改良と選択肢を重ねる方向へ
初代はデュアルSRSエアバッグ、ABSなどを標準装備し、後半は特別仕様車で走りと質感を高めました。2代目ではRobe/XPLAY/Cero/GR SPORTやS系へ選択肢を広げ、2021年にはオートライト全車標準化とミラー拡大、2024年には安全性能向上を含む仕様変更を実施。コペンは単に年次改良で装備を増やすだけでなく、同じ基本車からデザインと走りを選び分けるモデルへ発展しました。
コペンはどの世代を選ぶ?
4気筒ターボの初代か、3気筒ターボの2代目かで分ける
初代L880KはJB-DET 4気筒ターボ+5MT/4AT、2代目LA400KはKF 3気筒ターボ+5MT/7速CVTです。どちらもFFの軽オープンですが、エンジン構成と自動変速機が世代で明確に異なるため、まず機械構成を基準にすると候補を大きく整理できます。
初代は標準系と特別仕様系を分けて見る
初代はアクティブトップを中心に、アルティメットエディション系や最終期の10thアニバーサリーエディションなどが設定されました。外観が同じように見える車両でもシート、ステアリング、足回りなどの装備が異なる場合があるため、年式だけでなく正式な仕様名まで確認することが比較の精度を上げます。
2代目はRobe・XPLAY・Cero・GR SPORTの性格差で選ぶ
2代目は共通のD-Frameを使いながら、流麗なRobe、タフなXPLAY、丸みを持つCero、走りを磨いたGR SPORTへ展開しました。S系には専用ショックやレカロシートなども設定されるため、単に色や外観の好みだけでなく、標準系かS系/GR SPORTかまで分けると自分が求める仕様を絞り込みやすくなります。
2代目は2021年・2024年の改良と最終期を区別する
2021年改良ではサイドミラー拡大とオートライト全車標準化、2024年には安全性能向上を含む仕様変更が実施されました。さらに現行モデルは2026年8月で生産終了しているため、高年式車を比較する場合は『新しいLA400K』と一括りにせず、改良前後と最終期の装備条件を確認するのが実用的です。
同じ世代でも年式、グレード、駆動方式、改良時期によって仕様は異なります。購入時は実車の状態や装備、整備履歴も含めて確認してください。
コペンを選ぶときに確認したいポイント
電動アクティブトップは開閉動作まで実車で確認する
コペンの大きな価値は電動開閉式ルーフにあり、初代・2代目とも中古車ではボディやエンジンだけでなくルーフ機構そのものが重要な確認対象です。開閉が最後まで滑らかに完了するか、格納時と閉鎖時の状態に違和感がないかを実車で確認すると、コペンらしい機能を含めて候補車を比較できます。
初代はアクティブトップと特別仕様の組み合わせを特定する
L880Kには発売初期のディタッチャブルトップや、後年のアルティメットエディション系、10thアニバーサリーエディションなどが存在します。年式だけでは装備内容が決まらないため、車検証情報だけでなく正式なグレード/特別仕様名まで照合すると、足回りや内装の違いを混同しにくくなります。
2代目はデザイン名とS系/GR SPORTを別軸で見る
LA400KはRobe、XPLAY、Ceroという外観の違いに加え、S系やGR SPORTでショックアブソーバー、シート、ステアリングなどの仕様が変わります。中古車サイトの写真だけで判断せず、デザイン名と走行系グレードを分けて確認すると、見た目優先の候補と足回りまでこだわる候補を整理できます。
高年式LA400Kは2021年と2024年の装備改良を確認する
2021年にはオートライトが全車標準化され、サイドミラーも拡大されました。2024年には安全性能向上を含む仕様変更が行われているため、高年式車を選ぶ場合は登録年だけでなく改良後の仕様かを確認することで、同じデザイン・同じ変速機でも装備差を把握しやすくなります。
2代目 コペン LA400K
情報確認:2026年7月

最終生産を見届ける『OPEN FUTURE DAY』開催を発表
2026年8月の現行コペン生産終了に合わせ、ダイハツは本社(池田)工場のコペンファクトリーで最終生産車を見届ける『OPEN FUTURE DAY』を8月31日に開催すると発表しました。単なる販売終了の告知ではなく、専用工場とオーナーコミュニティを含めて築いてきたコペンの歴史を締めくくる取り組みとして位置付けられています。
現行モデルを2026年8月末で生産終了すると発表
ダイハツは2代目コペンの現行モデルを2026年8月末で生産終了すると正式発表しました。2002年から続いた軽オープンスポーツとしての系譜はいったん区切りを迎えるため、新車在庫だけでなく中古車を含めて世代・仕様を比較する意味がこれまで以上に大きくなっています。
最新の販売状況、受注状況、グレード構成、価格については、メーカー公式サイトまたは正規販売店で確認してください。
