アストンマーティン / MODEL HISTORY

DBX

DBX
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メーカーアストンマーティン
初登場2020年
歴代1世代
現行世代初代
目次

DBXとは

DBXは、アストンマーティンがスポーツカーやGTで培ってきた運転感覚を、5人乗りSUVへ持ち込んだ最初のモデルです。専用のアルミニウム構造、4.0L V8、四輪駆動、エアサスペンションを組み合わせ、背の高い車体でもドライバーが車の動きを感じ取れることを設計の中心に据えています。家族利用や荷物の積載まで受け持ちながら、運転する側の感覚を薄めなかったことがDBXの出発点です。

登場時のDBXは、オンロード性能だけを優先したSUVではありません。可変車高を持つエアサスペンションやテレインモードを備え、舗装路での応答性と悪路での走破性を一台で両立することが役割でした。アストンマーティンにとっては、家族利用や荷物の積載までブランドの利用範囲を広げるモデルでもあります。

DBX707で変わったのは、最高出力の数字だけではありません。エンジン、変速機、ブレーキ、サスペンション、空力をまとめて見直し、アクセルから減速までの反応を高性能側へそろえています。DBXはここで『スポーツカーの感覚を持つSUV』から、SUVそのものを高性能モデルとして磨く段階へ進みます。

現行DBXは、標準車と高性能車を並べる構成から大きく変わっています。DBX707を中心に内装とインフォテインメントを新世代へ更新し、DBX Sでは軽量化と新しいターボ技術によって、さらに反応を重視する方向を加えました。いまの選び方は、707とSの間で『どこまで俊敏さと軽さを求めるか』を決めることに近くなっています。

DBXを30秒で理解

初代登場
2020年
歴代
1世代
DBXの基本
専用アルミニウム構造、四輪駆動、3チャンバー式エアサスペンションを基礎に、DBX707で湿式クラッチ9速ATとカーボンセラミックブレーキ、DBX Sで軽量化と強化ターボへ発展
ボディの変遷
初代から5ドア5人乗りSUVの基本形を維持し、世代交代ではなくDBX707とDBX Sへの高性能化で役割を深めている
現行世代
初代

DBXらしさはどこにある?

SUVになっても、アストンマーティンは運転席を中心に置いた

DBXは後席や荷室を持つ実用車ですが、操縦感覚を薄める方向では作られていません。専用プラットフォームと後輪寄りの駆動配分、エアサスペンションを使い、大きな車体でもアクセルやステアリングに対する反応をスポーツカーに近づけています。家族で使えることと、運転して楽しめることを同じ車で成立させた点がDBXの出発点です。

DBX707は速さより、反応の遅れを減らす方向へ手を入れた

DBX707では、標準DBXの高出力版を作るのではなく、反応の遅れが生まれる部分をまとめて見直しています。湿式クラッチ式の9速トランスミッション、カーボンセラミックブレーキ、専用サスペンションを組み合わせ、アクセル、変速、減速、旋回のつながりを高性能側へそろえた仕様です。

2024年の刷新は、走りより室内の古さを解消した意味が大きい

初期DBXとDBX707は走行性能に対してインフォテインメントの世代が古いことが弱点でした。2024年のDBX707では自社開発の新しいタッチ式インフォテインメントと新設計の内装を導入し、操作系をDB12など新世代Aston Martinと同じ方向へ更新しています。中古車ではこの改良前後が、日常で触れる部分の差として大きな境目です。

DBX Sは707の上に、軽さとレスポンスを重ねた

DBX Sは727PSへ出力を高めながら、カーボンルーフやマグネシウムホイールなどで重量を削る選択肢を持ちます。Valhalla由来のターボ技術も使い、単純な最高出力より高回転側の反応を強める狙いです。707の延長線にありつつ、よりドライバー寄りの仕様として役割を分けています。

歴代DBX比較

世代 販売期間 型式 この世代を一言で
初代 2020年(月確認中)~現行 確認中 初代DBXは、アストンマーティン初のSUVとして専用アルミニウム構造とV8四輪駆動を採用し、後にDBX707とDBX Sへ高性能化を深めてきた現行世代です。

DBXの世代別詳細

各世代の型式、ボディ、特徴、向いている人、選ぶときの確認点を同じフォーマットで比較できます。

初代現行世代DBX2020年(月確認中)~現行
型式
確認中
主なボディ
5ドアSUV/5人乗り/AWD
この世代を一言で
初代DBXは、アストンマーティン初のSUVとして専用アルミニウム構造とV8四輪駆動を採用し、後にDBX707とDBX Sへ高性能化を深めてきた現行世代です。

POINTこの世代のポイント

  • 2019年に世界公開されたDBXは、アストンマーティン初のSUVとして専用アルミニウム構造、4.0L V8、四輪駆動、エアサスペンションを採用します。スポーツカー由来の操縦感覚を保ちながら、5人乗車と大きな荷室、悪路対応まで一台へ広げたことがこのモデルの役割です。
  • 可変車高を持つエアサスペンションとテレインモードによって、舗装路だけを前提にしない使い方を可能にしています。SUV化で単純に車高を上げるのではなく、オンロードでの応答性と荒れた路面への対応をシャシー制御で両立する設計です。
  • 2022年のDBX707ではV8を707PSへ高め、湿式クラッチ式9速トランスミッション、カーボンセラミックブレーキ、専用サスペンションを採用します。エンジンだけを強化せず、加速・変速・減速・旋回をまとめて高性能側へ作り直したことが重要な転換点です。
  • 2024年にはDBX707の内装とインフォテインメントを全面刷新し、2025年には727PSのDBX Sを追加します。現行ラインは707とSが中心となり、初期DBXの万能型SUVから、ドライバー向けの高性能SUVへ軸足を移しています。

FITこんな人に向いている

同じ初代でも、標準DBX・DBX707・DBX Sで求める使い方が変わる。同じ初代でも、標準DBX、DBX707、DBX Sでは狙いが大きく違います。日常性と万能性を重視する標準車、車全体を高性能側へ作り直した707、さらに軽さと反応を深めたSという順に性格が分かれます。年式だけで追うより、自分がSUVにどこまでスポーツカーらしい反応を求めるかを先に決める方が、この世代の違いを捉えやすくなります。

CHECK選ぶときに見るポイント

中古車では、標準DBX、初期DBX707、2024年改良後のDBX707を分けて見る必要があります。707は変速機やブレーキまで標準車と異なり、改良後は新しい内装とインフォテインメントも加わります。DBX Sまで含めるなら軽量化装備の有無も重要で、同じ初代の中でも何に対価を払うのかが変わります。

DBXはどう進化してきたか

DBXはスポーツカーの利用範囲をSUVへ広げた

初期DBXの意味は、Aston Martinらしい操縦感覚を残したまま、後席、荷室、悪路対応まで利用範囲を広げたことです。スポーツカーの代替ではなく、家族利用や長距離旅行までブランドの守備範囲に加える役割を担いました。

DBX707で高性能化の方法を車全体へ広げた

707では、V8の出力向上に加えてトランスミッション、ブレーキ、サスペンション、空力まで一体で変更します。入力に対する反応を車全体でそろえたことで、DBXの高性能版という役割が明確になっています。

2024年改良で、日常の操作系が新世代へ追いついた

2024年改良の中心は、走行ハードウェアより内装とインフォテインメントです。初期型から続いていた操作系を新世代へ置き換えたことで、走行性能と日常のデジタル体験の世代差が小さくなっています。

DBX Sは高出力より軽さと反応を次の差別化にした

DBX Sは707を基礎に、出力を高めることより軽さと反応の上積みへ重点を移しています。カーボンルーフやマグネシウムホイールなどの軽量化装備を用意し、707よりさらにドライバー寄りの仕様として役割を分けています。

DBXはどの世代を選ぶ?

万能性を重視するなら初期の標準DBXが比較対象になる

標準DBXは707ほど高性能装備を持たず、SUVとしての幅広い使い方とAston Martinらしい運転感覚の両立が中心です。絶対性能より、乗り心地や日常利用とのバランスを重視するなら、初期型を含む標準DBXが比較対象です。

性能と日常性を両立するなら2024年改良後のDBX707

707は標準DBXより高性能側へ大きく振れていますが、5人乗りと荷室はそのままです。2024年改良後は新しい内装とタッチ式インフォテインメントが加わるため、走りと日常の操作性を同時に重視するなら前期707との差が分かりやすい選択肢です。

軽さと反応まで求めるならDBX S

DBX Sは707の延長にありますが、狙いは出力の上積みだけではありません。軽量化オプションと新しいターボ技術によって、重いSUVでも入力に対する反応をさらに速める方向へ進んでいます。最高出力より『大きなSUVをどこまで軽快に感じたいか』で選ぶ仕様です。

DBXを選ぶときに確認したいポイント

初期DBXと707は、エンジン出力より変速機とブレーキの差が大きい

DBX707は湿式クラッチ式9速トランスミッションとカーボンセラミックブレーキを採用し、標準DBXとは加速時のつながり方や減速性能の構成が異なります。中古車価格だけを見て707を上位版として扱うより、このハードウェア差が自分の使い方に必要かを基準にすると比較しやすくなります。

2024年改良前後は、内装とインフォテインメントで見分ける

改良後のDBX707は新しいタッチ式インフォテインメントと再設計されたセンターコンソールを採用します。走行ハードウェアが大きく変わらない一方、毎日触れる操作系は前期型と別世代に近い差があるため、高年式を選ぶ意味が明確な改良です。

DBX Sは軽量化オプションの有無で仕様差が広がる

DBX Sではカーボンルーフや23インチのマグネシウムホイールなどを選ぶことで、707に対する軽量化の効果が大きくなります。車名だけでS同士を同条件と考えず、軽量装備の組み合わせまで確認すると、狙い通りの仕様か判断しやすくなります。

大径ホイールを選ぶ車ほど、タイヤとブレーキを別枠で考える

DBX707やDBX Sは23インチ級ホイールと高性能ブレーキを組み合わせる仕様があり、標準DBXより消耗品のサイズと構成が特殊です。購入時の車両価格とは別に、装着タイヤの銘柄や残量、カーボンセラミックブレーキの状態を把握しておくと、購入後の維持計画を立てやすくなります。

現行モデル情報

初代 DBX

情報確認:2026年9月

DBX707を追加

707PSのV8、湿式クラッチ式9速トランスミッション、カーボンセラミックブレーキ、専用サスペンションを採用。標準DBXの実用性を維持しつつ、パワートレインからシャシーまで高性能側へ再構成したモデルです。

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