メルセデス・ベンツ / MODEL HISTORY
Eクラス ステーションワゴン
E-Class Stationwagon
目次
Eクラス ステーションワゴンとは
Eクラス ステーションワゴンは、セダンと同じ世代交代を重ねながら、荷室と長距離移動の快適性を軸に発展してきたモデルです。1993年にEクラスの名称へ移行したS124から、四眼ヘッドライトのS210、電子制御が増えたS211、世代後半で安全装備を大きく更新したS212、運転支援と大容量荷室を両立したS213を経て、現行S214へ続きます。
中古車では、単純に新しい世代ほど選びやすいとは限りません。S124やS210は年式より個体状態の比重が大きく、S211やS212では電子装備と改良前後、S213では運転支援とパワートレーン、S214ではISGやPHEVを含む電動化とMBUXが比較の中心です。同じEクラス ワゴンでも、何を重視するかで見るべき世代が変わります。
ワゴンとしての実用性は各世代の共通項ですが、2016年のS213では最大1,820Lの荷室、リアエアサスペンション、インテリジェントドライブを組み合わせ、積載と高速移動の両方を強く意識した構成へ進みました。S214では全モデル電動化を前提に、MBUXスーパースクリーンやデジタルキーなど車内体験も刷新。荷室だけで選ぶワゴンから、動力系とデジタル機能まで含めて比較するモデルへ変わっています。
Eクラス ステーションワゴンを30秒で理解
- 初代登場
- 1993年
- 歴代
- 6世代
- Eクラス ステーションワゴンの基本
- 世代ごとに荷室・足まわり・運転支援を更新し、S214ではISG/PHEVとMBUXスーパースクリーンへ発展
- ボディの変遷
- S124からS214まで6世代を継続するEクラスのワゴン系。S213以降は流麗な外観と大容量荷室を両立
- 現行世代
- 6代目 S214
Eクラス ステーションワゴンらしさはどこにある?
Eクラスの快適性を荷室付きボディへ移してきた
Eクラス ステーションワゴンは、荷物を多く積めることだけを目的にした派生ではありません。セダン系の安全装備や長距離向けの乗り味を受け継ぎながら、後席と荷室を一体で使えることが世代を通じた役割です。
S213で荷室と運転支援の両方が大きく前進
2016年発売のS213は最大1,820Lの荷室を持ち、リアエアサスペンションとインテリジェントドライブを採用。積載量が増えても車高を一定に保つ仕組みと、高速道路での運転支援を同じ世代で組み合わせたことが特徴です。
S214はワゴンにも電動化を全面展開
2024年のS214はISGとPHEVを含む電動化を前提にし、MBUXスーパースクリーンやデジタルキーを導入。荷室や乗り心地に加え、動力系と車内デジタル機能の違いがグレード選びへ直接影響します。
AMGまで含めると用途の幅が広い
S213ではAMG E 43やE 63、S214ではMercedes-AMG E 53 HYBRID 4MATIC+が用意され、実用ワゴンから高性能PHEVまで同じ車系に並びます。荷室が必要という理由だけでAMGまで同列に比べるのではなく、走行性能をどこまで求めるかで候補を分ける方が自然です。
歴代Eクラス ステーションワゴン比較
| 世代 | 販売期間 | 型式 | この世代を一言で |
|---|---|---|---|
| 初代 | 1993年(月確認中)~1996年(月確認中) | S124 | 初代S124は、1993年にメルセデスの上級ミドルクラスがEクラスの名称へ移行した時期のステーションワゴンです。現在ではクラシックモデルとして、仕様差より整備状態の比重が大きい世代です。 |
| 2代目 | 1996年(月確認中)~2003年(月確認中) | S210 | 2代目S210は、四眼ヘッドライトを採用した210系Eクラスのステーションワゴンです。S124から外観と電子装備の世代が変わり、現在では状態差を見ながら旧世代Eクラスの実用ワゴンとして選ぶ位置にあります。 |
| 3代目 | 2003年(月確認中)~2009年(月確認中) | S211 | 3代目S211は2003年から日本市場へ入った211系Eクラスのステーションワゴンです。電子制御や快適装備が増え、旧車寄りのS210から現代的なEクラスへ近づく過渡期に当たります。 |
| 4代目 | 2009年(月確認中)~2016年(月確認中) | S212 | 4代目S212は2009年に始まった212系Eクラスのステーションワゴンです。世代途中の改良幅が大きく、前期と後期を同じ年式差として扱うより、安全装備と外観の更新を分けて見る意味があります。 |
| 5代目 | 2016年11月~2024年(月確認中) | S213 | 5代目S213は2016年11月29日に日本発売。最大1,820Lの荷室、リアエアサスペンション、インテリジェントドライブを組み合わせ、積載性と長距離移動の快適性を強く意識した世代です。 |
| 6代目 | 2024年2月~現行 | S214 | 6代目S214は2024年に日本導入。ISGとPHEVで全モデルを電動化し、MBUXスーパースクリーン、デジタルキー、路面描画対応DIGITAL LIGHTなど車内外のデジタル機能を更新しています。 |
Eクラス ステーションワゴンの世代別詳細
各世代の型式、ボディ、特徴、向いている人、選ぶときの確認点を同じフォーマットで比較できます。
- 型式
- S124
- 主なボディ
- ステーションワゴン
- この世代を一言で
- 初代S124は、1993年にメルセデスの上級ミドルクラスがEクラスの名称へ移行した時期のステーションワゴンです。現在ではクラシックモデルとして、仕様差より整備状態の比重が大きい世代です。
POINTこの世代のポイント
- 1993年、124系はEクラスという名称へ移行。ステーションワゴンもS124としてEクラスの系譜に位置付けられます。
- ワゴン自体の歴史は124系以前から続きますが、ELCではEクラス名称が始まった1993年以降を初代として扱います。
- 現在の中古市場では30年以上前の車両が中心となるため、装備差より整備履歴と保管状態が所有条件を左右します。
- クラシックモデルとして選ぶ場合は、日常使用の頻度と部品交換を受け入れられるかまで含めて候補を絞る世代です。
FITこんな人に向いている
クラシックなEクラス ワゴンを状態優先で探したいなら。S124は現代のEクラスとは装備や安全支援の前提が異なります。年式の新しさを求めるより、長く維持されてきた履歴や内外装の状態を含め、旧車として付き合える個体を探す人向けです。
CHECK選ぶときに見るポイント
同じS124でも現在のコンディション差が大きいため、グレード名だけで優劣を決めにくい世代です。整備記録、冷却系や足まわりを含む交換履歴、内装の保管状態まで確認し、購入後に継続整備できる車両かを中心に見ます。
- 型式
- S210
- 主なボディ
- ステーションワゴン
- この世代を一言で
- 2代目S210は、四眼ヘッドライトを採用した210系Eクラスのステーションワゴンです。S124から外観と電子装備の世代が変わり、現在では状態差を見ながら旧世代Eクラスの実用ワゴンとして選ぶ位置にあります。
POINTこの世代のポイント
- 1990年代後半のEクラスを代表する四眼ヘッドライトを採用し、S124から外観の印象を大きく変えた世代です。
- EクラスのTモデル/ステーションワゴンという役割を継続し、セダン系と同じ世代の技術更新を受けています。
- 現在は旧車に近い年式となるため、グレード差を追うより個体状態と整備履歴の確認が重要です。
- S124より新しいEクラス ワゴンを求めつつ、現代的な運転支援を必須としない人が比較しやすい世代です。
FITこんな人に向いている
S124より新しい世代で、旧世代Eクラスのワゴンを探すなら。S210は四眼ヘッドライトで世代が見分けやすく、S124より新しい装備を持ちます。ただし現在は年数が経過しているため、世代差よりも個体ごとの整備履歴や電装品の状態を優先する方が現実的です。
CHECK選ぶときに見るポイント
S210では年式だけを基準にせず、整備が継続されてきたかを中心に確認します。車内電装や足まわり、内外装の劣化など、年齢相応の部分を一台ごとに見たうえで、S124との価格差より購入後の維持計画を考えたい世代です。
- 型式
- S211
- 主なボディ
- ステーションワゴン
- この世代を一言で
- 3代目S211は2003年から日本市場へ入った211系Eクラスのステーションワゴンです。電子制御や快適装備が増え、旧車寄りのS210から現代的なEクラスへ近づく過渡期に当たります。
POINTこの世代のポイント
- 2003年から日本市場へ導入されたS211は、211系EクラスのワゴンとしてS210から世代交代します。
- 外観と室内が新世代へ移り、電子制御や快適装備の比重が高まった時期です。
- 現在の中古車では装備数の多さより、電装系を含む各機能が維持されているかが購入後の使いやすさを左右します。
- S210より新しい世代感を求めながら、S212以降ほどの高年式を必要としない場合に比較候補となります。
FITこんな人に向いている
旧世代らしさを残しつつ、装備の近代化も欲しいなら。S211はS210より電子装備が増え、後のS212へ続く上級ワゴンの方向が明確になります。中古で選ぶ場合は、装備が多いこと自体より、各機能が正常に保たれている車両を選ぶことが重要です。
CHECK選ぶときに見るポイント
電子制御や快適装備の増加は、年数が経った中古車では確認項目の増加にもつながります。警告表示の有無、電装機能、足まわりの状態、整備記録をまとめて見て、装備の多さに対して維持状態が追いついているかを確かめます。
- 型式
- S212
- 主なボディ
- ステーションワゴン
- この世代を一言で
- 4代目S212は2009年に始まった212系Eクラスのステーションワゴンです。世代途中の改良幅が大きく、前期と後期を同じ年式差として扱うより、安全装備と外観の更新を分けて見る意味があります。
POINTこの世代のポイント
- 2009年に始まった212系Eクラスのステーションワゴンで、S211からボディと安全装備の世代が変わります。
- 世代途中の改良で外観と運転支援が大きく更新され、同じS212でも前期と後期の印象が異なります。
- ワゴンとしての荷室実用性を保ちながら、後期ではより新しい安全装備を求める選び方が可能です。
- 中古市場では前期の価格帯と後期の装備差を別の条件として整理すると、自分に必要なS212を見つけやすくなります。
FITこんな人に向いている
価格を抑えつつ、後期なら安全装備の新しさも求めたいなら。S212は前期と後期で外観や運転支援の印象が変わります。購入価格を抑えるなら前期、より新しい安全装備やデザインを重視するなら後期というように、同じ世代内で優先順位を付けやすいモデルです。
CHECK選ぶときに見るポイント
S212では走行距離だけを揃えて比較するより、前期か後期かを先に分けた方が違いをつかめます。欲しい安全装備や外観が後期にしかない場合は、その差を優先し、装備差を必要としなければ状態の良い前期まで候補を広げられます。
- 型式
- S213
- 主なボディ
- ステーションワゴン
- この世代を一言で
- 5代目S213は2016年11月29日に日本発売。最大1,820Lの荷室、リアエアサスペンション、インテリジェントドライブを組み合わせ、積載性と長距離移動の快適性を強く意識した世代です。
POINTこの世代のポイント
- 2016年11月29日に日本発売。セダン系の新世代技術をステーションワゴンへ展開したS213が始まります。
- 後席を倒した最大荷室容量は1,820L。40:20:40分割可倒式シートとEASY-PACK自動開閉テールゲートを備えます。
- リアにはセルフレベリング機能付きエアサスペンションを採用し、乗員や荷物の量が変わっても車高を一定に保つ構成です。
- インテリジェントドライブを採用し、高速道路の渋滞や車線変更などで運転負担を軽減する支援機能を強化しています。
FITこんな人に向いている
荷室の広さと高速道路での運転支援を両方重視するなら。S213は最大1,820Lの荷室に加え、積載量に応じて車高を保つリアエアサスペンションを採用しています。高速道路を使う長距離移動が多く、荷物も積む人には、ワゴン固有の実用性と運転支援を同時に使える世代です。
CHECK選ぶときに見るポイント
S213はガソリン、ディーゼル、4MATIC、AMGまで選択肢が広いため、年式より先に用途を決めるのが近道です。長距離中心ならディーゼル、四輪駆動が必要なら4MATIC、高性能を求めるならAMGというように、動力系を分けてから装備と状態を比べます。

- 型式
- S214
- 主なボディ
- ステーションワゴン
- この世代を一言で
- 6代目S214は2024年に日本導入。ISGとPHEVで全モデルを電動化し、MBUXスーパースクリーン、デジタルキー、路面描画対応DIGITAL LIGHTなど車内外のデジタル機能を更新しています。
POINTこの世代のポイント
- 2024年1月に新型Eクラスを発表し、ステーションワゴンは2月発売予定として日本導入。S214へ世代交代します。
- ISGとプラグインハイブリッドを軸に全モデル電動化。動力系の選び方が従来の排気量中心から、走行距離と充電環境を含む判断へ変わります。
- MBUXスーパースクリーン、デジタルキー、サードパーティ製アプリ対応など、車内のデジタル機能を大きく更新しています。
- 2024年以降もE 300 ExclusiveやAMG E 53 HYBRID、Night Editionなど公式なグレード追加が続き、同じS214でも用途別の選択肢が広がっています。
FITこんな人に向いている
電動化と最新の車内機能まで含めてEクラス ワゴンを選びたいなら。S214は荷室を持つEクラスという基本を残しながら、ISGやPHEV、MBUXスーパースクリーンへ進んでいます。長距離の燃料効率を重視するのか、充電環境を生かしてPHEVを選ぶのか、車内のデジタル機能を重視するのかでグレード選びが変わります。
CHECK選ぶときに見るポイント
S214は2024年導入後もE 300 Exclusive、AMG E 53 HYBRID、Night Editionなど公式な追加が続いています。中古車では初度登録年だけで判断せず、正式グレード名とパワートレーン、AIRMATICやMBUXスーパースクリーンなど欲しい装備がその個体に含まれるかを確認する必要があります。
Eクラス ステーションワゴンはどう進化してきたか
S124からS211までは、年式より状態の比重が大きくなる
S124、S210、S211は現在では年数が経過し、装備の新旧だけで世代を選びにくい領域です。クラシックなS124、四眼デザインのS210、電子装備が増えたS211という違いはありますが、購入後の使いやすさは整備履歴と個体状態に強く左右されます。古い世代ほど、車種史より実車の状態を優先する選び方が現実的です。
S212では世代内の前期・後期差が選択軸になる
S212は世代途中の改良幅が大きく、前期と後期を同じ条件で並べると違いを見落とします。購入条件を抑えるなら前期まで広げ、安全装備や後期デザインを重視するなら改良後を中心に見る。この順番で考えると、走行距離や装備差を比べる基準がはっきりします。
S213は荷室と運転支援を一台で使う世代
最大1,820Lの荷室、リアエアサスペンション、インテリジェントドライブがS213の転換点です。大きな荷物を積む場面と高速道路の長距離移動を同じ車でこなす人ほど、S212以前との違いを体感しやすい世代です。ガソリン、ディーゼル、4MATIC、AMGは、用途を決めてから比べる方が自然です。
S214では動力系とデジタル機能まで先に決める
現行世代ではISGとPHEVによる電動化、MBUXスーパースクリーン、デジタルキーが選び方へ入ります。単に新しいワゴンを選ぶのではなく、長距離中心か、充電環境があるか、助手席側ディスプレイを含む車内機能を使うかという生活側の条件から候補を絞る世代です。
Eクラス ステーションワゴンはどの世代を選ぶ?
旧世代は年式より整備履歴を優先する
S124からS211までを選ぶ場合、グレードや装備差だけでは購入後の負担を判断できません。整備履歴が連続しているか、電装や足まわりが現在も正常かを先に見ると、年式の若さだけに引っ張られにくくなります。
S212とS213で迷うなら、運転支援と荷室の使い方を見る
S213の最大1,820L荷室とリアエアサスペンション、インテリジェントドライブを日常で使うなら世代を上げる意味があります。そこまでの装備を必要としなければ、状態の良いS212後期まで含めて探す余地があります。
S214は充電環境の有無で動力系を先に整理する
PHEVを候補にするなら、自宅や勤務先で日常的に充電できるかが先です。充電を使い切れない環境ではISG系の方が生活に合わせやすい場合があります。最新世代ではグレード名より、普段の走行距離と充電動線を先に決める方が選択がぶれません。
Eクラス ステーションワゴンを選ぶときに確認したいポイント
S212以前は電装品の数と整備履歴をセットで見る
S211以降は電子装備が増え、年数が経った車両では一つひとつの機能が正常かどうかが使い勝手へ影響します。警告表示、エアコン、シート機能、テールゲートなどを確認し、修理履歴と現在の動作を合わせて見ると、装備の多さをそのまま価値と誤認しにくくなります。
S213はリアエアサスペンションの動作を確認する
S213は荷物や乗員が増えても車高を一定に保つリアエアサスペンションを採用しています。ワゴンの積載性を支える機構なので、停車時の左右差や警告表示、過去の整備記録まで確認すると、荷室を多用する人ほど購入後の不安を減らせます。
S214は同じ年式でも正式グレード名まで確認する
S214は導入後にE 300 Exclusive、AMG E 53 HYBRID、Night Editionなどが追加されています。同じ初度登録年でも動力系や標準装備が異なるため、年式だけで相場を並べず、正式グレード名と主要装備を揃えて比較する方が違いを読み取りやすくなります。
AMGワゴンは荷室より走行系の維持条件を別枠で見る
AMGはEクラス ワゴンの荷室を持ちながら、高性能な駆動系、タイヤ、ブレーキを組み合わせています。実用ワゴンとして安価に見える中古車でも、消耗品と整備内容は通常モデルと同じ条件ではありません。走行性能を求める理由がある場合に候補へ入れる方が予算を組みやすくなります。
6代目 Eクラス ステーションワゴン S214
情報確認:2026年9月

ステーションワゴンにNight Editionを追加
E 200/E 220 dのステーションワゴンにSports Night Editionを追加。従来設定のなかったナイトパッケージを採用し、AMGラインを標準化しました。AIRMATICサスペンションとリア・アクスルステアリングもE 200/E 220 dで選べる構成へ広がっています。
AMG E 53 HYBRID Edition Night Carbonを限定設定
Mercedes-AMG E 53 HYBRID 4MATIC+ StationwagonにEdition Night Carbonを設定。AMGナイトパッケージ、AMGエクステリアナイトパッケージⅡ、21インチAMG鍛造ホイールなどを組み合わせ、ステーションワゴンは50台限定です。
最新の販売状況・受注状況は、メーカー公式サイトまたは正規販売店で確認してください。
