三菱 / MODEL HISTORY
eKクロス
eK X
目次
eKクロスとは
eKクロスは2019年に、軽ハイトワゴンの扱いやすさと三菱らしいSUVテイストを組み合わせたモデルとして誕生しました。ベースとなるeKワゴンと基本骨格を共有しながら、力強いフロントマスクや外装表現を与えることで、日常の使いやすさを保ったまま『軽でもSUVらしい雰囲気を楽しみたい』という需要へ応えています。
車体は軽規格に収めながら、ホイールベースを伸ばして後席の足元を広げ、リヤシートのスライドやフラットな後席足元も採用しました。外観だけをSUV風にするのではなく、日常の送迎や買い物で扱いやすい室内を確保したうえで、ヒルディセントコントロールや4WD設定など、三菱らしい安心感も組み合わせています。
2019年登場時はM/G/Tを設定し、自然吸気・ターボともハイブリッドシステムを組み合わせました。その後は安全・快適装備を段階的に強化し、2022年にはマイパイロットやデジタルルームミラーなどを標準装備するG Premium/T Premiumを追加。eKクロスは単に装備を増やすのではなく、日常の負担を減らす機能を選びやすくする方向へ熟成してきました。
2026年8月改良後の現行型は、G/G PremiumとT/T Premiumの4タイプで、全タイプに2WD/4WDを設定しています。現在はG系が自然吸気ガソリン、T系がターボ+ハイブリッドという役割分担となり、さらにリヤシートアラート、USB Type-C、検知範囲を広げた衝突被害軽減ブレーキなどを追加。発売から同一世代を継続しながら、走り・先進装備・安全性を時代に合わせて更新しているモデルです。
eKクロスを30秒で理解
- 初代登場
- 2019年
- 歴代
- 1世代
- eKクロスの基本
- SUVテイストの軽ハイトワゴンを基礎に、ハイブリッド、ターボ、MI-PILOT、三菱e-Assist、ヒルディセントコントロール、デジタルルームミラーへ展開
- ボディの変遷
- 2019年登場の初代を継続。軽ハイトワゴンの広い室内とSUVテイストを一貫して組み合わせ、改良ごとに安全・快適装備とグレード構成を熟成
- 現行世代
- 初代 B34W / B35W / B37W / B38W
eKクロスらしさはどこにある?
軽ハイトワゴンの日常性に、三菱らしいSUV感を重ねた
eKクロスは、本格SUVの悪路性能を小さく再現する車ではありません。軽ハイトワゴンとしての乗り降りやすさ、後席空間、取り回しを土台にしながら、力強いフロントデザインや4WD設定、ヒルディセントコントロールなどを加えています。毎日の使いやすさを変えずに『少しアクティブな軽を選びたい』という価値を作ったことが、このモデルの役割です。
後席の広さと視界を、見た目の個性より先に守っている
eKクロスは外観の印象が強い一方、長いホイールベース、広い後席足元、リヤシートスライド、見通しのよい前方視界など、日常で感じる使いやすさを重視しています。SUV風のスタイルを優先して室内を犠牲にするのではなく、軽ハイトワゴンとしての実用性を先に成立させているため、家族利用や買い物でも無理なく使える点が車種の土台です。
マイパイロットを、軽自動車の長距離負担を減らす装備として育てた
発売時からマイパイロットを設定し、2020年改良では追越し時の加速支援やワイパー作動時の制御など機能を向上しました。2022年にはG Premium/T Premiumへ標準装備し、デジタルルームミラーやマルチアラウンドモニターもまとめています。先進装備を特別な技術展示ではなく、高速道路や駐車時の負担を減らす日常機能へ落とし込んできた点が特徴です。
現行型は、GとTで『日常性か余裕か』を選びやすくした
2026年改良後は、G/G Premiumが自然吸気ガソリン、T/T Premiumがターボ+ハイブリッドという分かりやすい構成になっています。さらに各系統で標準とPremiumを分け、必要十分な装備か、マイパイロットや周辺確認機能まで含めるかを選択可能です。現在のeKクロスは、単純な価格順ではなく、走りと装備の二つの軸から自分に合う仕様を選べるモデルです。
歴代eKクロス比較
| 世代 | 販売期間 | 型式 | この世代を一言で |
|---|---|---|---|
| 初代 | 2019年3月~現行 | B34W / B35W / B37W / B38W | 初代B34W/B35W/B37W/B38W系は、軽ハイトワゴンの広い室内にSUVテイスト、ハイブリッド、MI-PILOT、三菱e-Assistを組み合わせ、改良を重ねながら現行まで継続する世代です。 |
eKクロスの世代別詳細
各世代の型式、ボディ、特徴、向いている人、選ぶときの確認点を同じフォーマットで比較できます。

- 型式
- B34W / B35W / B37W / B38W
- 主なボディ
- 軽ハイトワゴン
- この世代を一言で
- 初代B34W/B35W/B37W/B38W系は、軽ハイトワゴンの広い室内にSUVテイスト、ハイブリッド、MI-PILOT、三菱e-Assistを組み合わせ、改良を重ねながら現行まで継続する世代です。
POINTこの世代のポイント
- 初代eKクロスが作った価値は、軽ハイトワゴンの使いやすさを保ったまま、見た目や雰囲気でSUVらしさを楽しめる選択肢を増やしたことです。日常の買い物や送迎に必要な取り回し、後席の広さ、乗り降りのしやすさを犠牲にせず、外観と走りの安心感へ個性を加えたことで、軽自動車でも『実用性だけで選ばない』という価値を作りました。
- この世代では、街中で穏やかに使いたい人と、高速道路や坂道で余裕を求める人が、同じeKクロスの室内とサイズ感を共有しながら走りの性格を選べます。重要なのはエンジンやモーターの種類そのものではなく、生活圏に合わせて必要な力の余裕を選べることです。日常性を共通の土台にして、走る場所によって性格を変えられる点がeKクロスの使いやすさにつながっています。
- 先進装備の進化も、eKクロスを『装備が多い軽』にするためではなく、高速道路や駐車で感じる負担を減らす方向へ使われてきました。運転支援や周辺確認機能を選びやすくすることで、小さな車体の気軽さに安心感を加えています。とくに長距離や狭い駐車場をよく使う人にとって、年式や装備差が実際の使いやすさへ直結しやすい世代です。
- 同じ初代が長く続いているからこそ、eKクロスは『何年式か』より、自分がどこまで安全・快適装備を必要とするかで選ぶ意味が大きいモデルです。初期型のシンプルさを重視するか、後期の運転支援や利便性まで求めるかで価値が変わります。モデルチェンジではなく改良を積み重ねてきたため、世代内の熟成そのものが中古車・新車選びの重要な判断軸になります。
FITこんな人に向いている
扱いやすい軽のまま、SUVらしい見た目と先進装備まで求めるなら。eKクロスは1世代のみですが、2019年の初期型と2022年以降のPremium追加、2023年・2026年改良後では装備の考え方が異なります。軽ハイトワゴンの広さを保ちながら、4WDやターボ、マイパイロットまで選べることが強みです。中古・新車を比べるときは、年式そのものより『走りの余裕』『運転支援』『周辺確認装備』のどこまでを必要とするかで選ぶと違いが分かりやすくなります。
CHECK選ぶときに見るポイント
比較するときは、まずG系かT系かを決め、その後にPremiumの先進装備が必要かを見ると整理しやすくなります。2022年のPremium追加、2023年の安全・快適装備拡充、2026年の最新改良で内容が変わっているため、中古車では同じグレード名でも年式を確認することが重要です。特にマイパイロット、デジタルルームミラー、パドルシフト、最新FCMのどれを使いたいかが実際の選択差になります。
eKクロスはどう進化してきたか
役割|『普通の軽』と『本格SUV』の間に、日常向けクロスオーバーを作った
eKクロスは、悪路走破性を最優先するSUVではなく、街中で扱いやすい軽ハイトワゴンへSUVらしい見た目と安心感を加えたモデルです。日常性を基礎に置いたため、買い物や送迎を中心に使いながら、週末のレジャーや雪道も意識した仕様を選べます。この役割は発売から変わらず、改良を重ねても車種の核として維持されています。
走り|全車ハイブリッドで始まり、現行はGとTの役割を明確化
発売時は自然吸気・ターボともモーターアシストを持たせ、軽ハイトワゴンの走りに余裕を加えました。2026年改良後はG系を自然吸気ガソリン、T系をターボ+ハイブリッドへ整理し、普段使いの穏やかさと加速の余裕を選び分けやすくしています。駆動方式は2WD/4WDを両方残し、生活圏に応じた選択幅も維持しています。
先進装備|『選べる支援機能』から、Premiumでまとめて選ぶ構成へ
初期型ではマイパイロットや周辺確認機能をオプションで選ぶ考え方が中心でしたが、2022年のG Premium/T Premium追加により、必要な先進装備をまとまりで選びやすくなりました。機能が増えただけでなく、購入時に『どこまで支援が欲しいか』をグレードで判断できるようになったことが、この世代の使いやすい進化です。
安全・快適|同一世代を続けながら、日常で使う機能を更新し続ける
2020年のe-Assist強化、2023年の自転車検知やパドルシフト、2026年のリヤシートアラートやFCM検知範囲拡大など、eKクロスはモデルチェンジではなく改良で商品力を高めてきました。外観の大変化より、運転中や乗り降り後に感じる不便を減らす更新が中心です。同じ初代でも年式によって実用上の差が生まれるため、中古車比較では改良内容が重要になります。
eKクロスはどの世代を選ぶ?
街中中心でシンプルに使うならG
現行Gは自然吸気ガソリンを使い、価格と装備を抑えながらeKクロスらしいSUVテイストと室内の使いやすさを得られる基本仕様です。高速道路を頻繁に使わず、マイパイロットや周辺カメラを必須としないなら、上位装備を増やすよりGのシンプルさが生活に合う場合があります。
自然吸気のまま先進装備を重視するならG Premium
G PremiumはGと同じ自然吸気系を基礎にしながら、マイパイロット、デジタルルームミラー、マルチアラウンドモニターなどを充実させます。走りの強さより、高速道路や駐車での負担軽減を重視する人に向くため、Gとの価格差は装備を実際に使うかどうかで判断すると納得しやすくなります。
高速・坂道で余裕を求めるならT
Tはターボ+ハイブリッドで、自然吸気系より加速の余裕を重視する仕様です。2023年以降はパドルシフトも加わり、走りを自分で調整する楽しさも持っています。日常の近距離だけでなく高速道路や勾配の多い地域で使う機会が多いなら、装備の豪華さよりパワートレインの違いを優先する意味があります。
走りと運転支援を両方求めるならT Premium
T Premiumはターボ+ハイブリッドの余裕に、Premium系のマイパイロットや周辺確認機能を組み合わせた現行の充実仕様です。価格が高いから選ぶのではなく、高速道路を使う頻度が高く、駐車支援やデジタルルームミラーも日常的に活用したい場合に価値が出ます。
同じ世代でも年式、グレード、駆動方式、改良時期によって仕様は異なります。購入時は実車の状態や装備、整備履歴も含めて確認してください。
eKクロスを選ぶときに確認したいポイント
中古では『2019年式かどうか』より、2020年安全改良の前後を確認する
2020年8月改良では、e-Assistに標識検知、前方衝突予測警報、先行車発進通知、ふらつき警報を追加し、マイパイロットも機能向上しました。初期型を価格だけで選ぶ前に、この安全・運転支援差を必要とするかを確認すると、年式差を実際の使い方へ結び付けられます。
2022年以降はPremiumの装備を使うかどうかで価格差を見る
G Premium/T Premiumは、マイパイロットやデジタルルームミラー、マルチアラウンドモニターなどを標準化したことが大きな違いです。これらを普段使わないなら標準G/Tでも十分ですが、高速道路や狭い駐車場を頻繁に使うならPremiumの装備差が日常の負担軽減につながります。
G系とT系は、装備より先に『走る場所』で分ける
現行G系は自然吸気ガソリン、T系はターボ+ハイブリッドです。市街地中心ならG系の穏やかな構成、高速道路・坂道・多人数乗車で余裕を求めるならT系というように、最初に走行環境で分けると選びやすくなります。その後でPremium装備が必要かを判断すると、グレード比較が複雑になりません。
4WDはSUV風だからではなく、雪道や生活圏の条件で選ぶ
eKクロスは現行4タイプすべてに2WD/4WDを設定していますが、SUVテイストの外観だから4WDが必須という車ではありません。積雪や凍結路を日常的に走るか、坂道の多い地域かを基準に駆動方式を決める方が合理的です。舗装路中心なら2WDも含めて価格・燃費とのバランスを比較できます。
初代 eKクロス B34W / B35W / B37W / B38W
情報確認:2026年8月

安全・利便機能を強化し、現行パワートレイン構成を整理
リヤシートアラート、USB Type-C、検知範囲を広げた衝突被害軽減ブレーキを追加し、内外装も更新しました。現行はG/G Premiumが自然吸気ガソリン、T/T Premiumがターボ+ハイブリッドで、全タイプに2WD/4WDを設定。長く続く初代を、日常の安全と使いやすさを中心に現行仕様へ更新しています。
法規対応とボディカラー変更を実施
衝突被害軽減ブレーキの警告灯制御・表示を変更して法規へ適合し、eKクロスにはナチュラルアイボリーメタリックを追加しました。大きな機構変更ではありませんが、安全表示と選べる外観を継続的に更新することで、同一世代を現行商品として維持しています。
最新の販売状況、受注状況、グレード構成、価格については、メーカー公式サイトまたは正規販売店で確認してください。
