メルセデス・ベンツ / MODEL HISTORY
EQS セダン
EQS Sedan
目次
EQS セダンとは
EQS セダンは、メルセデス・ベンツが電気自動車専用プラットフォームから設計したラグジュアリーEVで、日本では2022年9月29日に発売。Sクラスの電動版をそのまま作るのではなく、ワンボウ形状、MBUXハイパースクリーン、外部給電機能までEV専用車としてまとめた初代V297が続いています。
導入時のEQS 450+はWLTC一充電走行距離700km、Cd値0.20を公表し、長距離性能と空力を車種の核に据えたモデルです。同時にMercedes-AMG EQS 53 4MATIC+も導入され、静かに長距離を移動する通常モデルと、高出力の電動駆動を求めるAMGで役割が明確に分かれます。中古車では年式より先に、どちらの性格を求めるかを決める方が整理しやすい車種です。
2024年11月の改良ではEQS 450+のバッテリー容量を118.0kWhへ拡大し、WLTC一充電走行距離を759kmへ伸長。クロームルーバーのラジエーターグリル、ボンネットマスコット、エグゼクティブシートも新たに採用。外観、後席、航続距離が同時に変わったため、初代V297ではこの改良前後が中古車選びの大きな分岐です。
EQS セダンを30秒で理解
- 初代登場
- 2022年
- 歴代
- 1世代
- EQS セダンの基本
- EV専用プラットフォーム、Cd値0.20の空力設計、MBUXハイパースクリーン、外部給電機能を組み合わせたラグジュアリーEV
- ボディの変遷
- 初代V297を継続し、2024年改良で118.0kWh化、航続距離759km、外観と後席装備を更新
- 現行世代
- 初代 V297
EQS セダンらしさはどこにある?
EV専用設計が外観から室内まで通っている
EQSはエンジン車の車体を電動化したモデルではなく、専用プラットフォームを前提に開発されています。ワンボウ形状とCd値0.20の空力設計は、バッテリー容量だけに頼らず長距離性能を伸ばすための設計です。
700kmから759kmへ、長距離で差が出る
発売時のEQS 450+はWLTC 700km、2024年改良後は118.0kWhバッテリーで759kmへ伸長。日常の短距離では差を使い切りにくくても、高速道路を使う移動では充電計画の余裕に反映されます。
通常モデルとAMGは目的が違う
Mercedes-AMG EQS 53 4MATIC+は、メルセデスAMG初の電気自動車として日本導入時から設定されています。EQS 450+の上級装備版ではなく、駆動性能やシャシーまで含めてAMGの走りを求める人向けの別軸です。
2024年改良は後席の使い方まで変えた
2024年改良ではエグゼクティブシートを新規設定。後席重視の使い方がより明確です。運転席中心で使う人と、後席で長時間過ごす乗員がいる人では、同じEQS 450+でも装備の価値が変わります。
歴代EQS セダン比較
| 世代 | 販売期間 | 型式 | この世代を一言で |
|---|---|---|---|
| 初代 | 2022年9月~現行 | V297 | 初代V297は2022年に日本へ導入されたメルセデス・ベンツ初のラグジュアリー電気自動車で、EV専用プラットフォーム、優れた空力、MBUXハイパースクリーンを軸に展開しています。 |
EQS セダンの世代別詳細
各世代の型式、ボディ、特徴、向いている人、選ぶときの確認点を同じフォーマットで比較できます。

- 型式
- V297
- 主なボディ
- ラグジュアリー電動セダン
- この世代を一言で
- 初代V297は2022年に日本へ導入されたメルセデス・ベンツ初のラグジュアリー電気自動車で、EV専用プラットフォーム、優れた空力、MBUXハイパースクリーンを軸に展開しています。
POINTこの世代のポイント
- 2022年9月29日に日本発売。メルセデス・ベンツ初の電気自動車専用プラットフォームを採用したラグジュアリーEVとして、初代V297の国内展開が始まります。
- EQS 450+は発売時にWLTC一充電走行距離700kmを公表し、量産自動車としてCd値0.20の空力性能を実現。長距離性能をバッテリー容量と車体形状の両面から追求した世代です。
- MBUXハイパースクリーンと外部給電機能を用意し、車内の操作環境と高電圧バッテリーの利用範囲を広げています。EV専用設計の考え方が走行以外にも表れます。
- Mercedes-AMG EQS 53 4MATIC+も導入時から設定。通常のEQS 450+とは駆動性能と走りの狙いが異なり、同じV297でも用途から分けて考える必要があります。
FITこんな人に向いている
長距離を走るEVとして、静粛性と後席の快適性まで重視するなら。EQS 450+は発売時から700km級の航続距離を持ち、2024年改良後は759kmへ伸びています。高速道路を使う移動が多く、充電回数を抑えながら広い室内で移動したい人ほど、この車の性格を生かしやすい構成です。
CHECK選ぶときに見るポイント
中古で比べるなら、2024年11月改良の前後を先に分けると違いが見えます。改良後は118.0kWhバッテリー、759kmの航続距離、クロームルーバーのグリル、ボンネットマスコット、エグゼクティブシートを採用。初期型の装備で足りるか、長距離と後席を重視して改良後を選ぶかが実際の判断軸です。
EQS セダンはどう進化してきたか
2022年はEV専用のラグジュアリーセダンとして始まった
日本導入時は700kmの航続距離、Cd値0.20、MBUXハイパースクリーンを一つの車両にまとめています。長距離を静かに移動するEQS 450+と、AMGの高性能を電動化したEQS 53 4MATIC+を同時に用意したことで、初代の段階から使い方の異なる二つの方向を持ちます。
2024年改良で航続距離と後席の比重が上がった
118.0kWhバッテリーでEQS 450+のWLTC値は759kmとなり、エグゼクティブシートも新規設定。初期型からの違いは航続距離にとどまらず、長距離移動と後席で過ごす時間をより強く意識した構成です。外観もクロームルーバーとボンネットマスコットへ変わり、改良前後は見た目でも判別しやすくなっています。
EQS セダンはどの世代を選ぶ?
初期型は700kmで自分の移動を十分にカバーできるかで考える
2022年型EQS 450+のWLTC値は700kmです。日常の充電環境が整い、普段の長距離ルートでも途中充電の回数に不満が出ないなら、2024年改良後の759kmを必須条件にする必要はありません。実際の移動距離へ当てはめると初期型の位置付けが見えてきます。
後席をよく使うなら2024年改良後を軸にする
2024年改良ではエグゼクティブシートが新規設定され、後席の快適性が選択理由として強まっています。運転席中心の利用では航続距離の差を優先し、後席利用が多い場合はシート装備まで含めて改良後を見ると、年式差の意味が具体的になります。
AMGは高性能な電動駆動を求めるかで分ける
Mercedes-AMG EQS 53 4MATIC+は通常のEQS 450+と狙いが異なります。快適な長距離移動が中心ならEQS 450+が基準となり、AMG専用の出力特性や走行性能を日常でも求める場合にEQS 53が候補へ入ります。
EQS セダンを選ぶときに確認したいポイント
2024年改良前後は外観と航続距離をセットで見分ける
改良後のEQS 450+はクロームルーバーのラジエーターグリルとボンネットマスコットを採用し、バッテリーも118.0kWhへ拡大されています。外観だけで年式を判断せず、759km仕様かどうかまで揃えて見ると、初期型との違いを取り違えにくくなります。
高電圧バッテリー保証は初度登録日から残りを計算する
EQSの高電圧バッテリーには10年または25万kmの特別保証が設定されています。走行距離が近くても初度登録日で残存期間が変わるため、何年保有する予定かまで重ねると年式差を実際の所有期間へ置き換えられます。
MBUXハイパースクリーンは画面の大きさより使い方で判断する
EQSを象徴する装備ですが、価値は見た目だけでは決まりません。ナビ、メディア、助手席側ディスプレイを誰がどの程度使うのかを想定すると、日常で必要な装備か、視覚的な満足を重視した選択なのかが分かれます。
AMGはタイヤとブレーキを通常モデルと別枠で考える
EQS 53 4MATIC+は高性能な電動駆動系を前提にしているため、タイヤやブレーキの負担もEQS 450+と同じ条件ではありません。中古車では残量や交換履歴まで含め、購入後に必要となる消耗品の範囲を通常モデルと分けて考える方が現実的です。
初代 EQS セダン V297
情報確認:2026年9月

118.0kWh化と759kmへの伸長、外観・後席装備も刷新
新型EQSではEQS 450+のバッテリー容量を118.0kWhへ拡大し、WLTC一充電走行距離を759kmへ伸長。クロームルーバーのラジエーターグリルとボンネットマスコットを採用し、エグゼクティブシートも新たに設定しています。
EQS 450+ Edition 1を日本限定30台で設定
AMGラインエクステリア、専用ツートーンペイント、ナッパレザー内装を組み合わせたEQS 450+ Edition 1を設定。通常仕様と動力系を変える特別仕様ではなく、内外装の組み合わせに特徴を持たせた限定車です。
最新の販売状況・受注状況は、メーカー公式サイトまたは正規販売店で確認してください。
