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スズキ / MODEL HISTORY

eビターラ

スズキ eビターラ
メーカースズキ
初登場2026年
歴代1世代
現行世代初代

目次

eビターラとは

eビターラは2026年1月、スズキ初のバッテリーEVとして日本で発売されました。商品コンセプトは「Emotional Versatile Cruiser」。EVならではの先進感だけを前に出すのではなく、SUVとしての力強さや日常で使いやすいサイズ感を組み合わせ、スズキの世界戦略BEV第一弾として位置付けられています。

車体にはBEV専用プラットフォーム「HEARTECT-e」を採用しました。床下のバッテリー搭載を前提に構造を作り、ロングホイールベースによる室内空間と、ショートオーバーハングによる取り回しを両立しています。全長4,275mm、全幅1,800mmというSUVらしい寸法でも最小回転半径は5.2mに抑えられ、都市部での扱いやすさも意識されたパッケージです。

日本仕様はX、Z 2WD、Z 4WDの3仕様です。Xは49kWh、Zは61kWhのリン酸鉄リチウムイオン電池を搭載し、WLTC一充電走行距離はXが433km、Z 2WDが520km、Z 4WDが472km。4WDには前後独立eAxleを使う「ALLGRIP-e」を採用し、舗装路での安定性から悪路脱出まで、電動4WDの応答性をSUVの走破性へつなげています。

EVとしての使いやすさも、車両性能と同じくらい重視されています。6kW普通充電と急速充電に対応し、急速充電前にバッテリーを暖める機能やタイマー充電、V2H対応の給電機能も用意。デュアルセンサーブレーキサポートIIをはじめとする安全支援も標準的に組み込み、eビターラは『スズキ初のEV』を特別な一台として見せるより、普段のSUVとしてどう使えるかを具体的に整えたモデルです。

eビターラを30秒で理解

初代登場
2026年
歴代
1世代
eビターラの基本
BEV専用HEARTECT-e、機電一体eAxle、リン酸鉄リチウムイオン電池、電動4WD ALLGRIP-e、V2H対応
ボディの変遷
初代1世代の5ドアSUV。BEV専用設計で2,700mmのロングホイールベースと4,275mmの全長を両立し、X/Z 2WD/Z 4WDを展開
現行世代
初代 PA2AS/PB3AS

eビターラらしさはどこにある?

EVでも「ちょうど使いやすいSUV」にまとめた

eビターラは大型化や過度な高性能化ではなく、全長4,275mmのボディに5人乗りの室内と十分な航続距離をまとめています。BEV専用プラットフォームによって床下にバッテリーを収め、2,700mmのホイールベースを確保しながら最小回転半径は5.2m。EVへ乗り換えても、日常の駐車や狭い道で極端に扱い方を変えなくてよいことが、スズキらしい実用面の特徴です。

49kWhと61kWhで、必要な航続距離から選べる

Xは49kWh、Zは61kWhの駆動用電池を搭載します。WLTC一充電走行距離はXが433km、Z 2WDが520kmで、毎日の移動距離や遠出の頻度によって必要な電池容量を選べる構成です。装備の上下だけでグレードを決めるのではなく、どこまで充電回数を減らしたいかがeビターラでは選択理由になります。

4WDは電動化を、SUVらしい行動範囲へ使っている

Z 4WDのALLGRIP-eは前後に独立したeAxleを配置し、走行状態に応じて駆動力を制御します。トレイルモードでは空転した車輪へブレーキをかけ、反対側へ駆動力を回して脱出を助ける仕組みも備えます。4WDを雪道の安心装備だけにせず、未舗装路やアウトドアまで含めて使えることが2WDとの具体的な違いです。

充電・給電まで含めて、EVの暮らし方を用意した

普通充電と急速充電に加え、タイマー充電、急速充電前のバッテリー昇温、V2H対応の外部給電機能を備えています。車を走らせるだけでなく、自宅でいつ充電するか、停電時や家庭側で電力をどう使うかまで車両機能の中へ取り込んでいる点が、内燃機関車からeビターラへ乗り換えるときの大きな変化です。

歴代eビターラ比較

世代販売期間型式この世代を一言で
初代2026年1月~現行PA2AS/PB3AS初代PA2AS/PB3AS系は、スズキ初の世界戦略BEVとしてHEARTECT-eとeAxleを採用し、49/61kWh電池、2WD/ALLGRIP-e 4WDを用意した5ドアSUVです。

eビターラの世代別詳細

各世代の型式、ボディ、特徴、向いている人、選ぶときの確認点を同じフォーマットで比較できます。

初代現行世代eビターラ PA2AS/PB3AS2026年1月~現行
スズキ eビターラ 初代
型式
PA2AS/PB3AS
主なボディ
5ドア・5人乗りBEV SUV
この世代を一言で
初代PA2AS/PB3AS系は、スズキ初の世界戦略BEVとしてHEARTECT-eとeAxleを採用し、49/61kWh電池、2WD/ALLGRIP-e 4WDを用意した5ドアSUVです。

POINTこの世代のポイント

  • 2026年1月16日に日本で発売された初代は、スズキのバッテリーEV世界戦略車第一弾です。海外専用の特殊車ではなく、日本でもX/Z 2WD/Z 4WDの3仕様をそろえ、スズキが今後BEVを展開していくための基準車として投入されました。
  • BEV専用のHEARTECT-eは、床下バッテリーとロングホイールベースを前提に設計されています。全長4,275mmの中で2,700mmのホイールベースを確保しながら、最小回転半径を5.2mに抑えているため、室内の余裕と市街地での取り回しを同時に狙ったパッケージです。
  • Xは49kWh・106kW、Z 2WDは61kWh・128kW、Z 4WDは61kWhで前後eAxleを使うALLGRIP-eを採用します。WLTC一充電走行距離は433km/520km/472kmと性格が分かれ、価格だけではなく、航続距離を優先するのか、悪路対応まで求めるのかで仕様を選ぶ構成になっています。
  • 充電面では6kW普通充電、急速充電、タイマー充電、急速充電前のバッテリー昇温に対応し、急速充電口にはV2H機能も備えます。デュアルセンサーブレーキサポートIIや全方位モニターなどの安全支援も採用され、初代の段階から『EVとして走れること』だけでなく、毎日の充電と運転を無理なく続けられる装備までまとめられています。

FITこんな人に向いている

普段使いのSUVから無理なくBEVへ移りたいなら。eビターラは、日常の買い物や通勤を中心にしながら週末の遠出にも使えるサイズと航続距離を持っています。自宅充電を用意できる人なら、Xの価格と電池容量、Z 2WDの長い航続距離、Z 4WDの走破性という違いから用途に合う仕様を選びやすいモデルです。

CHECK選ぶときに見るポイント

初代しかない今は、年式差より生活との相性が選び分けの中心です。毎日の移動が短く自宅で充電できるならXでも余裕を持ちやすく、遠出が多ければZ 2WD、雪道やアウトドアまで使うならZ 4WDが候補になります。中古車ではまず自分の使い方を当てはめ、そのうえで充電環境と車両状態を見ると、必要以上の電池容量や4WDを選びにくくなります。

eビターラはどう進化してきたか

スズキ初のBEVを、SUVとして使える大きさから始めた

eビターラはスズキ初の量産BEVでありながら、極端に小さなシティコミューターや大型高級EVには振らず、5人乗りSUVとして登場しました。既存のスズキユーザーが乗り換える場面も意識できるサイズにしたことで、電動化を特別な用途ではなく日常の延長として提案しています。

HEARTECT-eで、電池と室内を同時に成立させた

EV専用プラットフォームを使うことで、床下に大容量バッテリーを収めながら長いホイールベースを確保しました。さらに高張力鋼板や構造の簡素化で重量にも配慮しています。エンジン車をEVへ置き換える方法ではなく、最初から電池を載せる前提で車体を作ったことが、eビターラの商品性の土台です。

ALLGRIP-eで、電動4WDをスズキのSUV技術へつないだ

前後独立eAxleを使う4WDは、路面状況に応じた駆動力配分とトレイルモードを備えています。従来の機械式4WDとは仕組みが変わっても、雪道や未舗装路まで走れることを重視するスズキSUVの考え方は残されています。BEV化してもSUVとしての行動範囲を縮めないための技術がALLGRIP-eです。

充電と給電を、車の外側の生活まで含めて考えた

タイマー充電やバッテリーウォーマーに加え、V2H対応も用意されました。eビターラでは航続距離だけを伸ばすのではなく、夜間に自宅で充電する、寒い日に急速充電へ備える、家庭側へ電力を戻すといった使い方まで車両機能に含めています。BEVを所有する生活全体を支える方向へ、従来のスズキ車とは役割が広がりました。

eビターラはどの世代を選ぶ?

価格と日常距離を優先するならX

Xは49kWhの電池と2WDを組み合わせ、WLTC一充電走行距離433kmです。毎日の走行距離が比較的短く、自宅でこまめに充電できるなら、61kWhの電池を必要としない分、購入価格を抑えた選択肢として考えられます。

長距離移動を重視するならZ 2WD

Z 2WDは61kWhの電池を搭載し、WLTC一充電走行距離520kmと3仕様で最も長くなります。高速道路を使う旅行や遠出が多く、充電回数を減らしたい人にとっては、4WDより航続距離を優先する理由が明確な仕様です。

雪道やアウトドアまで広げるならZ 4WD

Z 4WDはWLTC一充電走行距離472kmですが、前後eAxleのALLGRIP-eとトレイルモードを備えています。冬季の路面や未舗装路を走る機会があるなら、航続距離の差と引き換えに四輪駆動の制御を選ぶ意味があります。

自宅充電とV2Hを使うなら、住宅側の条件も一緒に見る

eビターラは6kW普通充電とV2Hに対応しますが、利便性は駐車場所や住宅設備によって変わります。車だけを先に決めるより、200V充電器の設置可否、契約電力、V2H機器を使う予定があるかを確認しておくと、BEVとしての機能を無駄なく使えます。

同じ世代でも年式、グレード、駆動方式、改良時期によって仕様は異なります。購入時は実車の状態や装備、整備履歴も含めて確認してください。

eビターラを選ぶときに確認したいポイント

XとZは装備差より先に、49kWh/61kWhの違いを見る

XとZでは電池容量そのものが異なります。内装や快適装備だけで比較すると、航続距離や普通充電に必要な時間という実用差を見落とします。普段の一日走行距離と、遠出で何km程度走るかを先に考えてからグレードを選ぶ方がeビターラでは合理的です。

Z 2WDとZ 4WDは、冬の使い方で判断する

両方とも61kWh電池を搭載しますが、4WDはALLGRIP-eによる前後駆動制御とトレイルモードを持つ一方、一充電走行距離は2WDより短くなります。降雪地域やアウトドアで4WDを使う場面があるかどうかが、価格差と航続差を受け入れる判断材料になります。

急速充電だけに頼らず、普段の充電方法を決めておく

eビターラは急速充電にも対応しますが、日常は自宅の普通充電を基本にできると使い方が安定します。集合住宅などで充電設備を確保しにくい場合は、生活圏の急速充電器の場所や利用頻度まで考えてから購入すると、納車後の充電負担を具体的に想像できます。

4WDを選ぶなら、ALLGRIP-eの使い方を試乗で確かめる

Z 4WDは単に後輪モーターが追加されるだけではなく、オートモードやトレイルモードを持ちます。普段の舗装路での安定感や加速感を含め、2WDと4WDでは運転時の印象が異なるため、雪道目的だけで決めず実際の走行感覚まで比べると選択しやすくなります。

現行モデル情報

初代 eビターラ PA2AS/PB3AS

情報確認:2026年1月

スズキ eビターラ 初代

eビターラを日本で発売

X、Z 2WD、Z 4WDの3仕様で日本販売を開始しました。49kWh/61kWhのリン酸鉄リチウムイオン電池、HEARTECT-e、eAxle、ALLGRIP-eを組み合わせ、スズキ初のバッテリーEVとして国内市場へ投入されています。

日本仕様の価格・航続距離・装備を正式発表

日本発売に先立ち、X 2WD、Z 2WD、Z 4WDの仕様と価格、一充電走行距離を公表しました。日本仕様では充電・給電機能やスズキコネクト、安全支援まで含めた商品内容が明らかになっています。

最新の販売状況、受注状況、グレード構成、価格については、メーカー公式サイトまたは正規販売店で確認してください。