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ホンダ フィット完全ガイド|初代から最新型までの軌跡と歴代モデル情報

投稿日:2025年6月10日| 最終更新日:2025年6月10日
メーカー:ホンダ

【音声配信】ホンダ フィット歴代モデルの概要

この記事の概要を音声で配信しています。

目次
  • ホンダ フィットの概要
  • ホンダ フィットの歴代モデル概要

ホンダ フィットの概要

ホンダ フィットは、2001年の初代モデルの鮮烈なデビュー以来、日本の、そして世界のコンパクトカー市場に革命をもたらし続けてきた、ホンダを代表するグローバル戦略車です。その核心にあるのは、ホンダ独創の特許技術「センタータンクレイアウト」。燃料タンクを車体中央に配置することで、コンパクトなボディからは想像もできないほどの広大な室内空間と、多彩なシートアレンジ「ウルトラシート」を実現し、常にクラスのベンチマークとして君臨してきました。

歴代フィットは、この卓越したパッケージングを不変の基盤としながら、ホンダならではの「走る楽しさ」と、時代の要請に応える「優れた環境性能」の両立を追求。パワートレインも、初代のi-DSIエンジンから、IMA、SPORT HYBRID i-DCD、そして最新世代の2モーターハイブリッドシステム「e:HEV」へと、常に先進的な電動化技術を意欲的に導入してきました。フィットは、ホンダの創意工夫と技術力が凝縮された、実用性と運転の喜びを高次元で融合させた一台なのです。

ホンダ フィットの歴代モデル概要

初代 フィット (GD1/GD2/GD3/GD4型)

  • 販売期間:2001年6月 – 2007年10月
  • 型式:GD1/GD2 (1.3L FF/4WD), GD3/GD4 (1.5L FF/4WD)
  • 特徴:
    • 「パーソナル・コンパクト」をコンセプトに、全く新しい価値観を持つコンパクトカーとして市場に登場。その最大の武器は、燃料タンクを前席下に配置する「センタータンクレイアウト」でした。これにより、低くフラットなリアフロアと、クラスを遥かに超える広大な室内空間および荷室を実現。瞬く間に大ヒットモデルとなりました。
    • 室内空間の広さを活かす「ウルトラシート」も画期的でした。リアシートの座面を跳ね上げる「トールモード」、リアシートを倒して広大な荷室を作る「ユーティリティモード」、そして助手席を倒して長尺物を積む「ロングモード」など、多彩なシートアレンジが多くのユーザーを驚かせました。
    • パワートレインには、当初1.3L 4気筒「L13A」型i-DSI(ツインプラグ)エンジンと、ホンダマルチマチックS(CVT)を組み合わせ、優れた燃費性能とスムーズな走りを両立。後に、よりパワフルな1.5L VTECエンジン搭載車も追加されました。
    • その革新的なパッケージングと優れた基本性能は国内外で高く評価され、2001-2002日本カー・オブ・ザ・イヤーを受賞。ホンダの、そして日本のコンパクトカーの歴史における金字塔と言えるモデルです。

2代目 フィット (GE6/GE7/GE8/GE9/GP1/GP4型)

  • 販売期間:2007年10月 – 2013年9月
  • 型式:GE6/GE7 (1.3L), GE8/GE9 (1.5L), GP1 (1.3Lハイブリッド), GP4 (1.5LハイブリッドRS)
  • 特徴:
    • 「スーパーエボリューション コンパクト」をテーマに、初代で確立した価値をさらに進化させた2代目。センタータンクレイアウトを継承し、ボディサイズを拡大することで、室内空間の広さと快適性をさらに向上させました。フロントピラーを細くし、三角窓を大きく取ることで、視界の良さも追求。
    • エクステリアは、初代のワンモーションフォルムを受け継ぎつつ、よりダイナミックで洗練されたデザインへと進化。スポーティグレード「RS」も当初から設定され、専用の内外装とサスペンションで走りの楽しさを強調しました。
    • パワートレインは、ガソリンモデルに1.3Lおよび1.5Lのi-VTECエンジンを搭載。そして2010年10月には、フィットとして初の「ハイブリッドモデル」(GP1型)が登場。1.3L i-VTECエンジンとホンダ独自の軽量コンパクトなハイブリッドシステム「IMA(インテグレーテッド・モーター・アシスト)」を組み合わせ、優れた燃費性能を実現しました。
    • さらに、2012年には1.5LエンジンとIMAを組み合わせた高性能な「ハイブリッドRS」(GP4型)も追加。これは、走りの楽しさと環境性能を両立させようとするホンダらしい、ユニークな試みでした。

3代目 フィット (GK3/GK4/GK5/GK6/GP5/GP6型)

  • 販売期間:2013年9月 – 2020年2月
  • 型式:GK3/GK4 (1.3L), GK5/GK6 (1.5L), GP5/GP6 (ハイブリッド)
  • 特徴:
    • 「EXCITING H DESIGN!!!」というデザインコンセプトのもと、プラットフォームからパワートレインまで全てを刷新。「スーパーハイトコンパクト」として、動力性能と燃費性能、そして使い勝手を劇的に進化させました。
    • エクステリアは、ホンダのデザイン言語「ソリッド・ウイング・フェイス」を取り入れた、シャープでスポーティなスタイリングが特徴。ボディサイドの力強いキャラクターラインも印象的でした。センタータンクレイアウトは継承し、パッケージングの最適化により、後席の足元空間などをさらに拡大。
    • パワートレインの最大のハイライトは、新開発の1モーターハイブリッドシステム「SPORT HYBRID i-DCD(インテリジェント・デュアル・クラッチ・ドライブ)」です。1.5Lアトキンソンサイクルi-VTECエンジンと高出力モーター、そして7速DCT(デュアルクラッチトランスミッション)を組み合わせ、EV走行も可能な高い効率と、ダイレクト感のあるスポーティな走りを両立。当時の国内最高の燃費性能(JC08モード36.4km/L)を達成しました。ガソリンモデルも新世代の1.3Lおよび1.5L直噴DOHC i-VTECエンジンを搭載。
    • 安全性能では、衝突被害軽減ブレーキなどを含む「シティブレーキアクティブシステム」を初設定し、2017年のマイナーチェンジからは先進安全運転支援システム「Honda SENSING」が多くのグレードに搭載されました。

4代目 フィット (GR1-GR8/GS4-GS7型)

  • 販売期間:2020年2月 – 現在 (2025年6月時点)
  • 型式:GR1/GR2/GR5/GR7 (ガソリン), GR3/GR4/GR6/GR8 (e:HEV), GS4/GS5/GS6/GS7 (e:HEV/ガソリン マイナーチェンジ後) など
  • 特徴:
    • 従来の「スポーティさ」や「スペック」といった数値競争から一歩引き、「心地よさ」という新しい価値観を追求した4代目。視界の良さ、乗り心地の良さ、座り心地の良さ、使い心地の良さという4つの快適性をテーマに開発されました。
    • エクステリアは、シンプルで親しみやすいクリーンなデザインへと大きく転換。細いフロントピラーによる圧倒的な視界の広さが、運転時の安心感と開放感に貢献。ラインナップは、ユーザーのライフスタイルに合わせて選べる「BASIC」「HOME」「NESS」「CROSSTAR」「LUXE」という5つの個性的なタイプが設定されました(NESSは後に廃止)。
    • パワートレインの主役は、ホンダ独自の2モーターハイブリッドシステム「e:HEV(イーエイチイーブイ)」です。1.5Lエンジンと2つのモーターを組み合わせ、日常走行のほとんどをモーターで駆動することで、EVのような滑らかで力強い加速と優れた静粛性を実現。ガソリンモデルも設定されています。
    • 安全運転支援システム「Honda SENSING」は、フロントワイドビューカメラを採用した最新世代のものを全タイプに標準装備。衝突軽減ブレーキの性能向上や、アダプティブクルーズコントロール(渋滞追従機能付)などが、より自然で安心感のある作動を実現しています。
    • 2022年10月にはマイナーチェンジを実施。e:HEVのモーター出力向上、ガソリンエンジンを1.5Lへ変更するなどの性能向上と共に、市場からの要望に応え、スポーティな内外装と専用チューニングを施した「RS」グレードが復活。再び走りの楽しさという選択肢を加え、その魅力を広げています。
  • ホンダ フィット(4代目)のユーザー評価と詳細レビューはこちら

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