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スバル フォレスター完全ガイド|初代から最新型までの軌跡と歴代モデル情報

投稿日:2025年6月18日| 最終更新日:2025年6月19日
メーカー:スバル

【音声配信】スバル フォレスター歴代モデルの概要

この記事の概要を音声で配信しています。

目次
  • スバル フォレスターの概要
  • スバル フォレスターの歴代モデル概要

スバル フォレスターの概要

スバル フォレスターは、1997年の初代モデル登場以来、スバルのクルマづくりの根幹を成す「シンメトリカルAWD」と「水平対向エンジン」を核として、乗用車の快適な走りとSUVの力強い走破性を高次元で融合させてきた、日本のクロスオーバーSUV市場を代表する一台です。その優れた基本性能と実用性は、日常のドライブから本格的なアウトドアアクティビティまで、あらゆるシーンでオーナーに深い安心感と運転する愉しさをもたらしてきました。

歴代フォレスターを貫くのは、「安心と愉しさ」を最大限に提供するという、スバルならではの真摯な思想です。時代と共にデザインや快適性を進化させながらも、その本質は不変。特に、先進安全運転支援システム「アイサイト」をいち早く採用し、その性能を磨き上げてきたことは、フォレスターの安全に対する妥協なき姿勢を象徴しています。フォレスターは、天候や路面状況を問わず、乗員全員を守り、アクティブなライフスタイルを支える、信頼のパートナーとして確固たる地位を築いているのです。

スバル フォレスターの歴代モデル概要

初代 フォレスター (SF系)

  • 販売期間:1997年2月 – 2002年2月
  • 型式:SF5, SF9
  • 特徴:
    • 「BEST of BOTH」をコンセプトに、ステーションワゴンのような低い全高と乗用車感覚の乗り心地、そしてSUVの高い悪路走破性を併せ持つ、新世代のクロスオーバーSUVとして誕生。インプレッサのプラットフォームをベースに開発されました。
    • エクステリアは、背の高いステーションワゴンといった趣の、実用的で取り回しの良いデザイン。十分な最低地上高を確保しつつ、多くの立体駐車場に対応できる全高も魅力でした。
    • パワートレインには、2.0L水平対向4気筒エンジン(自然吸気およびターボ)を搭載。特にターボモデル「S/tb」(後に「STi」バージョンも登場)は、250馬力を発生し、SUVとは思えないほどのパワフルな走りで「最速SUV」として大きな話題を呼びました。後期には2.5L自然吸気エンジンも追加。
    • 全天候型の安定した走行性能を発揮するフルタイムAWDシステムを全車に採用。オンロードからオフロードまでこなす、まさに万能な一台として、フォレスターの礎を築きました。

2代目 フォレスター (SG系)

  • 販売期間:2002年2月 – 2007年12月
  • 型式:SG5, SG9
  • 特徴:
    • 「クロススポーツ」という新たな価値を掲げ、初代のコンセプトを深化させるとともに、走行性能と内外装の質感を大幅に向上させた2代目。プラットフォームを刷新し、徹底した軽量化と低重心化により、運動性能に一層磨きをかけました。
    • エクステリアは、初代のイメージを踏襲しつつ、よりシャープでアグレッシブなデザインへと進化。インテリアも、アルミ調パネルの採用などで質感を高めました。
    • この世代のハイライトは、2.5L水平対向4気筒ターボエンジンと6速MTを搭載した「STiバージョン」(SG9型)の登場です。専用サスペンションやブレンボ製ブレーキなどを装備し、スポーツカー顔負けの圧倒的なパフォーマンスを発揮。フォレスターのスポーティなイメージを決定づけました。
    • 標準モデルも、2.0L水平対向エンジン(自然吸気およびターボ)の改良により、実用域での扱いやすさと走行性能を向上。クロススポーツグレードは、ローダウンサスペンションや専用内外装で、オンロードでの走りの楽しさを追求しました。

3代目 フォレスター (SH系)

  • 販売期間:2007年12月 – 2012年11月
  • 型式:SH5, SH9, SHJ
  • 特徴:
    • 「Best Balance for Active Life」をコンセプトに、従来のステーションワゴン風のスタイルから、より本格的なSUVらしい堂々としたスタイリングへと大きく転換。グローバル市場での競争力強化を目指しました。
    • 新開発プラットフォームと、リアサスペンションへのダブルウィッシュボーン式の採用により、室内空間を大幅に拡大し、乗り心地と静粛性を飛躍的に向上。ファミリーユースにおける快適性が高まりました。
    • パワートレインは、2.0L水平対向4気筒エンジン(自然吸気およびターボ)を主力とし、後期には新世代のFB20型エンジンも搭載。トランスミッションは5MTおよび4速ATが組み合わされました。
    • この世代から、スバルのSI-DRIVE(スバルインテリジェントドライブ)が一部グレードに採用され、走行シーンに応じて3つの走行モードを選択可能に。ドライバーの意のままの走りを提供しました。

4代目 フォレスター (SJ系)

  • 販売期間:2012年11月 – 2018年7月
  • 型式:SJG (2.0Lターボ), SJ5 (2.0L NA)
  • 特徴:
    • 「SUVとしての本質的な価値の実現」をテーマに、走行性能、安全性、そして環境性能を大幅に進化させた4代目。エクステリアは、より力強く、SUVらしいタフなデザインとなりました。
    • この世代から、AWDシステムの性能を最大限に引き出すための統合制御システム「X-MODE」を初採用。エンジン、トランスミッション、AWD、VDC(横滑り防止装置)を統合制御し、悪路や雪道での走破性を劇的に向上させました。
    • パワートレインの大きなトピックは、2.0L直噴ターボ“DIT”エンジン「FA20」型の搭載です。280馬力を発生する圧倒的な動力性能と、優れた燃費性能を両立。自然吸気モデルには2.0L「FB20」型エンジンが搭載され、トランスミッションは全車リニアトロニック(CVT)となりました。
    • 安全性能では、スバルの先進運転支援システム「EyeSight(ver.2)」を搭載。プリクラッシュブレーキや全車速追従機能付クルーズコントロールなどを実現し、その高い安全性で多くのユーザーから信頼を得ました。後期型では「EyeSight(ver.3)」へと進化。

5代目 フォレスター (SK系)

  • 販売期間:2018年7月 – 2025年3月(次期型への移行に伴う参考情報)
  • 型式:SKE (e-BOXER), SK5 (1.8Lターボ), SK9 (2.5L NA)
  • 特徴:
    • 「もっと使いやすく、もっと愉しく」をコンセプトに、スバルの次世代プラットフォーム「SUBARU GLOBAL PLATFORM(SGP)」を全面採用。これにより、ボディ剛性や衝突安全性能が飛躍的に向上し、卓越した操縦安定性と上質な乗り心地を実現しました。
    • エクステリアは、「ダイナミック×ソリッド」のデザインフィロソフィーに基づき、よりモダンで力強いスタイルへと進化。インテリアも、質感の向上と機能的なレイアウトを両立させています。
    • パワートレインは、2.0L直噴エンジンとモーターを組み合わせたマイルドハイブリッドシステム「e-BOXER」を主力として設定。スムーズな加速と優れた環境性能を提供します。また、2.5L直噴エンジン(初期モデル)や、後に1.8L直噴ターボ「CB18」型エンジン搭載の「SPORT」グレードも追加され、多様なニーズに対応。
    • 安全性能では、進化した「EyeSight」を全車標準装備。後退時ブレーキアシストやアダプティブドライビングビームなどを備え、安全性をさらに高めました。また、ドライバーの眠気やわき見を検知する「ドライバーモニタリングシステム」もスバルとして初採用。X-MODEもさらに進化し、悪路走破性に磨きをかけました。

6代目 フォレスター (SL系)

  • 販売期間:2025年4月(国内発表) – 現在 (2025年6月時点)
  • 型式:SL系
  • 特徴:
    • SGP Evo+フルインナーフレーム構造で衝突安全とNVHを一段向上。
    • 1.8ℓ直噴ターボ/改良e-BOXERに加え、欧州向けPHEV「e-BOXER+」を展開。
    • アイサイトVer.4.5は広角単眼+前後4レーダーを併用し、渋滞ハンズオフ範囲を拡大。
  • スバル フォレスター(6代目:SL系)のユーザー評価と詳細レビューはこちら

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