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ホンダ フリード完全ガイド|初代から最新型までの軌跡と歴代モデル情報

投稿日:2025年5月21日| 最終更新日:2025年6月3日
メーカー:ホンダ

【音声配信】ホンダ フリード歴代モデルの概要

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目次
  • ホンダ フリードの概要
  • ホンダ フリードの歴代モデル概要

ホンダ フリードの概要

ホンダ フリードは、2008年の初代デビュー以来、「This is サイコーにちょうどいい Honda!」というキャッチフレーズに象徴されるように、日本のファミリーにとって「ちょうどいい」サイズと機能を追求し続けてきたコンパクトミニバンの代表格です。取り回しのしやすい5ナンバーサイズでありながら、最大3列シート7人乗り(または2列シート)の多彩な室内空間と優れたユーティリティを提供。日常の街乗りから週末のレジャーまで、あらゆるシーンで過不足なく活躍する、まさに日本の暮らしにジャストフィットする一台と言えるでしょう。

歴代フリードに共通する開発思想は、使う人の視点に立った徹底的な使い勝手の追求と、ホンダならではの走りの楽しさや効率的なパワートレインの融合です。大開口スライドドアによる乗降性の良さ、多彩で実用的なシートアレンジ、そして運転しやすい視界とコンパクトなボディは、特に小さなお子様を持つファミリー層から絶大な支持を得ています。フリードは、時代ごとのニーズを的確に捉え、常に「期待以上のちょうどよさ」を提供することで、日本のコンパクトミニバン市場において独自のポジションを確立しているのです。

ホンダ フリードの歴代モデル概要

初代 フリード (GB3/GB4/GP3型)

  • 販売期間:2008年5月 – 2016年9月
  • 型式:GB3 (FF ガソリン), GB4 (4WD ガソリン), GP3 (FF ハイブリッド)
  • 特徴:
    • 「フリーライフ・ミニバン」をコンセプトに、「ちょうどいい」をキーワードとして市場に投入。モビリオの後継として、全長約4.2mのコンパクトな5ナンバーサイズボディに、大人も座れる3列シート(7人乗り/8人乗り)と、使い勝手の良い2列シート5人乗り(FLEX)を設定。その絶妙なサイズ感とパッケージングは、瞬く間に多くのファミリー層の心を掴みました。
    • エクステリアは、親しみやすく、かつ存在感のあるデザインを両立。インテリアは、インパネシフトや多彩な収納スペース、そしてウォークスルーも可能な(グレードによる)シートレイアウトなど、機能性と快適性を追求しました。2列目にはキャプテンシート仕様とベンチシート仕様を用意。
    • パワートレインは、定評のある1.5L i-VTECエンジンに、FF車はトルクコンバーター付CVT、4WD車は5速ATを組み合わせ、スムーズな走りと必要十分な動力性能を発揮。2011年10月には、待望のハイブリッドモデル(GP3型)が追加されました。1.5L i-VTECエンジンにホンダ独自のIMA(インテグレーテッド・モーター・アシスト)システムを組み合わせ、優れた燃費性能を実現しました。
    • 2010年7月には、2列シート5人乗りで、広大な荷室空間と反転式フロアボードなどの遊び心あるギミックを満載した派生モデル「フリードスパイク」が登場。趣味やレジャー、車中泊などを楽しむアクティブなユーザーから高い評価を得ました。このモデルの成功も、フリードブランドの多様性を示すものでした。

2代目 フリード (GB5/GB6/GB7/GB8型)

  • 販売期間:2016年9月 – 2024年5月
  • 型式:GB5 (FF ガソリン), GB6 (4WD ガソリン), GB7 (FF ハイブリッド), GB8 (4WD ハイブリッド)
  • 特徴:
    • 「7days Wonderful Mobility」をグランドコンセプトに掲げ、初代で確立した「ちょうどいい」をさらに深化。エクステリアは、ホンダのデザインアイデンティティである「ソリッド・ウイング・フェイス」を採用し、よりダイナミックで洗練されたスタイルへと進化。インテリアも質感を大幅に向上させました。
    • 室内空間は、1列目から3列目までのウォークスルーを可能とし(キャプテンシート仕様)、使い勝手をさらに向上。3列目シートの居住性や収納性も改善されました。また、両側パワースライドドアの標準装備グレードを拡大し、利便性を高めました。
    • パワートレインは一新され、ガソリンモデルには1.5L直噴DOHC i-VTECエンジンを搭載。ハイブリッドモデルは、従来のIMAシステムから、1.5LアトキンソンサイクルDOHC i-VTECエンジンに高出力モーターを組み合わせた1モーターシステムの「SPORT HYBRID i-DCD(インテリジェント・デュアル・クラッチ・ドライブ)」へと進化。7速DCTとの組み合わせで、力強い走りと優れた燃費性能を両立。ハイブリッド車にも4WDが設定されたのは特筆すべき点です。
    • 安全運転支援システム「Honda SENSING」をタイプ別に標準装備またはオプション設定。衝突軽減ブレーキ(CMBS)や誤発進抑制機能、歩行者事故低減ステアリング、アダプティブクルーズコントロール(ACC)など、先進の安全技術を搭載し、ファミリーカーとしての安心感を大きく高めました。
    • 2列シート5人乗りモデルは「フリード+(プラス)」として刷新。テールゲート開口部の地上高を大幅に下げた超低床フロアや、多彩なアレンジが可能なラゲッジスペースを実現し、車中泊や大きな荷物の積載など、よりアクティブな使い方に対応しました。

3代目 フリード (GT1/GT2/GT3/GT4/GT5/GT6/GT7/GT8型)

  • 販売期間:2024年6月 – 現在 (2025年5月時点)
  • 型式:GT1/GT2/GT3/GT4/GT5/GT6/GT7/GT8
  • 特徴:
    • 「“Smile” Just Right Mover」をグランドコンセプトに、フリードが長年培ってきた「ちょうどいい」という価値を継承しつつ、現代の多様なライフスタイルに合わせて全面的に進化。乗る人みんなが笑顔になれる、心地よい移動空間を目指して開発されました。
    • エクステリアデザインは、シンプルでクリーン、かつ安心感のある標準仕様の「FREED AIR(フリード エアー)」と、力強さと遊び心を表現したSUVテイストの「FREED CROSSTAR(フリード クロスター)」の2つの個性的なタイプを設定。視界の良さや取り回しやすさといったフリードならではの美点はそのままに、上質感と存在感を高めたスタイリングが与えられています。
    • 室内空間は、パッケージングをさらに最適化し、全席でよりゆとりあるスペースを実現。特に3列目シートの居住性やユーティリティの向上、2列目キャプテンシートの快適性向上など、家族みんなが心地よく過ごせる空間を追求しています。大開口の両側パワースライドドアやハンズフリーアクセス機能も進化し、日常の使い勝手を一層高めています。
    • パワートレインは、ガソリンモデルに1.5L DOHC i-VTECエンジンを継続採用しつつ最適化。ハイブリッドモデルには、ホンダ独自の2モーターハイブリッドシステム「e:HEV(イーエイチイーブイ)」を搭載。これにより、モーター駆動ならではの力強く滑らかな加速と、優れた静粛性、そしてクラストップレベルの低燃費を実現し、日常走行の多くをモーターでカバーすることで、極めて快適なドライビングフィールを提供します。
    • 安全運転支援システム「Honda SENSING」は、最新世代へと進化。検知範囲の拡大や新機能(近距離衝突軽減ブレーキ、急アクセル抑制機能、アダプティブドライビングビームなど)の追加により、全方位での安全性をさらに強化しています。コネクティッド技術「Honda CONNECT」も搭載し、より安心で快適なカーライフをサポートします。この3代目は、まさにフリードの「らしさ」を深化させ、新時代の「ちょうどいい」を力強く提案する意欲作です。
  • ホンダ フリード(3代目)のユーザー評価と詳細レビューはこちら

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