レクサス / MODEL HISTORY
GX
GX
目次
GXとは
GXは、2002年に北米を中心に販売を始めたLEXUSの本格オフローダーSUVです。歴代の軸は、ボディオンフレーム構造による悪路走破性と、LEXUSらしい上質な室内・乗り味を一台にまとめること。舗装路だけを前提にしたラグジュアリーSUVとは異なり、厳しい路面へ踏み込める耐久性と日常での快適性を両立する役割を担ってきました。
日本でGXを選べるようになったのは、2023年6月に世界初公開されたグローバル通算3代目からです。2024年6月上旬のGX550“OVERTRAIL+”100台の先行抽選販売を経て、2025年4月3日に“version L”を加えて国内販売を本格化したため、日本では導入1世代目でも、車種としては2002年から続く3代目という位置付けを分けて捉える必要があります。
3代目の大きな転機は、GXとして2002年の登場以来初めてプラットフォームを刷新したことです。LXと同じGA-Fを採用し、日本仕様はV35A-FTS 3.5L V6ツインターボ、Direct Shift-10AT、AWDを組み合わせます。“OVERTRAIL+”にはE-KDSS、マルチテレインセレクト、クロールコントロールなどを用意し、“version L”は7人乗りと上質な移動空間を重視。単に悪路に強いだけでなく、用途の異なる2つの仕様を明確に分けています。
2026年9月24日の一部改良では、“OVERTRAIL+”のAVSとEPS制御を見直し、タイヤを265/65R18から265/70R18へ大径化。最低地上高も高め、悪路走破性とオンロードでの静粛性を両立する方向へ磨き込みました。さらにセカンドシートのシートベンチレーションを全車標準化。日本導入後も、オフロード性能と日常の快適性を同時に更新するGXらしい改良が続いています。
GXを30秒で理解
- 日本初導入
- 2025年
- 通算
- 3世代
- GXの基本
- GA-F、3.5L V6ツインターボ+10AT+AWDを軸に、OVERTRAIL+ではE-KDSS・マルチテレインセレクト・クロールコントロールを採用
- ボディの変遷
- ボディオンフレームの本格SUVという系譜を継承し、3代目でGA-Fへ全面刷新。日本では5人乗りOVERTRAIL+と7人乗りversion Lを展開
- 現行世代
- 3代目 VJA252W
GXらしさはどこにある?
2002年から続く、LEXUSの本格オフローダー
GXは北米を中心に2002年から販売され、ボディオンフレーム構造の耐久性・悪路走破性と、LEXUSらしい上質な室内を組み合わせてきました。SUVの高級感だけでなく、実際に厳しい路面へ入っていける性能を車種の土台に置いていることが、GXと一般的なクロスオーバーSUVを分ける大きな特徴です。
日本初導入でも、世代番号はグローバル3代目
日本でGXが販売されたのは現行型が初めてですが、車種の歴史は2002年から続いています。2023年に世界初公開された現行型はLEXUS公式のブランド史で3代目とされており、日本導入回数だけを数えて「初代」とするのは適切ではありません。ELCでは、通算3代目という公式世代を維持しながら、日本ではこの世代から販売が始まったことを分けて示します。
GA-Fで悪路性能とオンロードの質感を同時に刷新
3代目ではGXとして初めてプラットフォームを全面刷新し、LXと共通するGA-Fを採用しました。短いオーバーハングや2,850mmのホイールベースを活かした本格オフローダーの骨格に、ボディ剛性向上やEPSを組み合わせています。悪路での路面追従性だけでなく、舗装路での素直な操舵応答や静粛性まで同じ車体で成立させることが、現行GXの開発テーマです。
OVERTRAIL+とversion Lで、使い方を明確に分ける
日本仕様は5人乗りの“OVERTRAIL+”と7人乗りの“version L”を設定します。OVERTRAIL+はE-KDSSやマルチテレインセレクトなどでオフロード性能を前面に出し、version Lは3列シートや22インチホイール、調光パノラマルーフ設定などで全乗員の上質な移動を重視。GX550という同じパワートレインでも、アウトドアを深く楽しむか、多人数での快適な移動を優先するかで選択の意味が変わります。
日本で販売されたGXの世代比較
世代番号はメーカーの通算世代表記に合わせ、日本で「GX」として販売された世代を掲載しています。
| 世代 | 販売期間 | 型式 | この世代を一言で |
|---|---|---|---|
| 3代目 | 2024年6月~現行 | VJA252W | グローバル3代目VJA252W系は、GXとして初めてGA-Fへプラットフォームを刷新した現行世代。日本では2024年のOVERTRAIL+限定販売から導入され、2025年にversion Lを加えて本格展開しました。 |
日本で販売されたGXの世代別詳細
メーカー公式の通算世代番号を維持し、日本で販売された世代の型式・特徴・選び方を比較します。

- 型式
- VJA252W
- 主なボディ
- 5ドアSUV
- この世代を一言で
- グローバル3代目VJA252W系は、GXとして初めてGA-Fへプラットフォームを刷新した現行世代。日本では2024年のOVERTRAIL+限定販売から導入され、2025年にversion Lを加えて本格展開しました。
POINTこの世代のポイント
- 現行GXは2023年6月に世界初公開されたグローバル3代目で、日本ではこの世代からGXの販売が始まりました。国内では2024年6月上旬から“OVERTRAIL+”100台の抽選販売を先行し、2025年4月に“version L”を追加して販売を本格化。日本初導入だから初代ではなく、車種としては2002年から続く3代目という位置付けです。
- 車体の核はLXと同系統のGA-Fプラットフォームです。GXとして2002年の登場以来初めて骨格を全面刷新し、日本仕様はV35A-FTS 3.5L V6ツインターボ、Direct Shift-10AT、AWDを組み合わせます。ボディオンフレームSUVとしての耐久性を残しながら、ボディ剛性やEPSを通じて舗装路での操舵感と静粛性まで磨いたことが、旧世代からの大きな変化です。
- 5人乗り“OVERTRAIL+”はE-KDSS、マルチテレインセレクト、クロールコントロール、マルチテレインモニターなどを備え、悪路での走行性能を明確に重視します。一方、7人乗り“version L”は3列シートと上質装備を中心に構成。同じGX550でも、乗車人数と走る場所によって選ぶ仕様がはっきり分かれるのが日本仕様の特徴です。
- 2026年9月の一部改良では、OVERTRAIL+のAVSとEPS制御を見直し、タイヤを265/65R18から265/70R18へ変更して最低地上高も高めました。同時にセカンドシートのシートベンチレーションを全車標準化。導入初期からわずか数年でも、オフロード性能だけでなく舗装路の乗り味や乗員の快適性まで継続的に手を入れているため、高年式車同士でも改良前後を分けて見る意味があります。
FITこんな人に向いている
本格的な悪路性能とLEXUSらしい快適性を一台で求めるなら。現行GXはラダーフレーム系のGA-F、3.5L V6ツインターボ、AWDを共通の土台としながら、OVERTRAIL+とversion Lで用途を分けています。未舗装路やアウトドアでの走破性を重視するならOVERTRAIL+、3列7人乗りと乗員全体の快適性を優先するならversion Lが分かりやすい選択肢です。大きなボディと6.0mの最小回転半径を含め、普段使いする環境まで確認して選ぶ必要があります。
CHECK選ぶときに見るポイント
中古車・高年式車では、2024年の先行抽選販売車、2025年の通常販売開始後、2026年9月24日の一部改良後を分けて確認したい世代です。2026年改良後のOVERTRAIL+はAVS/EPS制御とタイヤが変更され、265/70R18へ大径化。全車でセカンドシートのシートベンチレーションも標準化されました。外観だけでは判別しにくい装備差もあるため、年式・仕様名・タイヤサイズ・改良時期を車両ごとに確認すると比較が正確になります。
GXはどう進化してきたか
2002年の誕生から、悪路性能と上質さを一つの車種に
GXは2002年に北米を中心に販売を開始し、ボディオンフレームSUVの走破性とLEXUSの上質な内外装を組み合わせる役割を担ってきました。クロスオーバーSUVへ寄せるのではなく、本格的な悪路対応を車種の根幹に置き続けたことが、3代目まで続く系譜の一貫した軸です。
3代目で、2002年以来初のプラットフォーム刷新
2023年発表の3代目ではGA-Fを採用し、GXとして初めてプラットフォームを全面刷新しました。高い路面追従性を持つリヤリジッドサスペンションなどの本格オフローダーらしさを残しながら、ボディ剛性やEPS、V6ツインターボによってオンロードでの応答性と静粛性も高めています。
日本導入で、5人乗りと7人乗りの役割を明確化
日本ではまず2024年にOVERTRAIL+を限定販売し、2025年にversion Lを加えて国内販売を本格化しました。OVERTRAIL+は悪路性能、version Lは3列7人乗りと上質な移動という異なる役割を持つため、GXの魅力を一つの仕様に集約せず、ライフスタイルごとに分けて提示したことが日本導入時の特徴です。
2026年改良で、走破性の先にある乗り味まで磨く
2026年の一部改良ではOVERTRAIL+のAVSとEPS制御を更新し、タイヤ大径化で悪路性能を高めながら、オンロードでの揺れや静粛性にも手を入れました。全車のセカンドシートベンチレーション標準化も含め、GXは「行ける場所を増やす」だけでなく、そこへ向かう時間まで快適にする方向へ熟成しています。
GXはどの世代を選ぶ?
悪路へ踏み込むならOVERTRAIL+、多人数移動ならversion L
OVERTRAIL+は5人乗りで、E-KDSSやマルチテレイン系装備などオフロード性能を重視します。version Lは7人乗りで、3列シートを使った多人数移動と上質装備が中心です。価格差だけでなく、普段何人で乗るか、未舗装路へ入る頻度がどれくらいあるかを先に決めると、2仕様の違いが明確になります。
2026年改良前後は、OVERTRAIL+の足まわりとタイヤで分ける
2026年9月改良後のOVERTRAIL+はAVS・EPS制御が更新され、タイヤも265/70R18へ変更されました。改良前の265/65R18とは走破性や乗り味の狙いが異なるため、高年式中古車を比較する場合は登録年だけでなく、タイヤサイズと改良後仕様かどうかまで確認したいポイントです。
ボディサイズは、駐車環境まで含めて確認する
2025年導入時の主要寸法はversion Lが全長4,960mm・全幅1,980mm、OVERTRAIL+が全長4,970mm・全幅2,000mmで、ホイールベースは2,850mm。最小回転半径は6.0mです。走破性や室内の余裕と引き換えに日常の取り回しには相応のスペースが必要なので、自宅駐車場や機械式駐車場、よく使う道路幅まで実寸で確認する価値があります。
日本導入初期車は、販売時期と仕様をセットで見る
日本では2024年のOVERTRAIL+先行抽選販売と、2025年のversion L追加後で選べる仕様が異なります。中古車で「日本初期型」を探す場合、2024年車はOVERTRAIL+中心となるため、単純に年式だけで新旧を判断せず、5人乗りか7人乗りか、改良前後かを合わせて見る必要があります。
同じ世代でも年式、グレード、駆動方式、改良時期によって仕様は異なります。購入時は実車の状態や装備、整備履歴も含めて確認してください。
GXを選ぶときに確認したいポイント
OVERTRAIL+はオフロード装備を実際の使い方と照らして選ぶ
E-KDSS、マルチテレインセレクト、クロールコントロールなどは、GXの本格オフローダーとしての強みです。ただし舗装路中心なら、装備の有無だけでなく5人乗りであることや18インチタイヤとの組み合わせも選択に影響します。キャンプ場への未舗装路程度なのか、より厳しい路面まで想定するのかを整理してから仕様を見ると、OVERTRAIL+の価値を判断しやすくなります。
version Lは3列目を使う人数と頻度を確認する
version Lは7人乗りで、GXの悪路対応力を残しながら多人数での移動に対応します。3列目を日常的に使うのか、必要な時だけ使うのかで、荷室の使い方や乗降の優先順位が変わります。家族構成と荷物量を想定し、2列・3列それぞれの状態で室内を確認すると選びやすくなります。
2026年改良車はタイヤサイズと快適装備を確認する
2026年9月改良ではOVERTRAIL+のタイヤが265/70R18へ変わり、AVS・EPS制御も更新されました。また、セカンドシートのシートベンチレーションが全車標準化されています。改良前後で外観が大きく変わらなくても、走行系と後席快適装備には差があるため、車両情報だけでなく実車のタイヤ表記と装備を確認したいところです。
大柄な車体は、普段使う場所で一度試す
全幅はversion Lで1,980mm、OVERTRAIL+で2,000mmに達します。本格オフローダーとしての安定感や室内空間につながる一方、日本の住宅地や立体駐車場では制約になりやすい寸法です。試乗では走りだけでなく、自宅周辺の狭路、駐車場への出入り、乗降スペースまで確認すると、所有後の使い勝手を具体的に判断できます。
3代目 GX VJA252W
情報確認:2026年9月

GXを一部改良、OVERTRAIL+の走りと全車の後席快適性を更新
OVERTRAIL+のAVS・EPS制御を改良し、タイヤを265/70R18へ大径化。最低地上高を高めて悪路走破性を向上させながら、オンロードの静粛性にも配慮しました。さらにセカンドシートのシートベンチレーションを全車標準装備としています。
GX550の国内販売を本格化、version Lを追加
先行販売されたOVERTRAIL+に加え、7人乗りのversion Lを国内向けに新設定。日本仕様は3.5L V6ツインターボ、Direct Shift-10AT、AWDを共通とし、悪路重視と多人数での上質な移動という2つの用途を明確に分けました。
最新の販売状況、受注状況、グレード構成、価格については、メーカー公式サイトまたは正規販売店で確認してください。
