スバル インプレッサとは
スバル インプレッサは、1992年に初代が登場したスバルの基幹車種です。 水平対向エンジンやシンメトリカルAWDをはじめとするスバル独自の技術を、 セダン、スポーツワゴン、ハッチバックなど、時代に応じた実用的なボディへ組み合わせながら進化してきました。
初期モデルでは、高性能モデル「WRX」やモータースポーツでの活躍によってスポーティなイメージを確立しました。 一方、通常モデルでは日常での扱いやすさ、走行安定性、安全性を重視し、 世代を重ねるごとに幅広いユーザーが使いやすいモデルへと成熟しています。
4代目ではEyeSightを採用し、5代目ではSUBARU GLOBAL PLATFORM(SGP)を初採用。 6代目では国内仕様を5ドアハッチバックへ一本化するなど、 インプレッサは時代に合わせて役割を変えながら、現在もスバルのスタンダードモデルとして進化を続けています。
インプレッサを30秒で理解
- 初代登場
- 1992年
- 歴代
- 6世代
- 代表技術
- 水平対向エンジン / AWD / EyeSight
- 主なボディの変遷
- セダン・スポーツワゴン → ハッチバック・セダン → 5ドアハッチバック
- 現行世代
- 6代目 GU系
歴代インプレッサ比較
初代から6代目までの販売期間、型式、ボディ、世代ごとの特徴を一覧で比較できます。
| 世代 | 販売期間 | 型式 | 主なボディ | 世代を代表する特徴 |
|---|---|---|---|---|
| 初代 | 1992年11月~2000年8月 | GC / GF系 | セダン / スポーツワゴン | WRXが登場し、インプレッサのスポーツイメージを確立 |
| 2代目 | 2000年8月~2007年6月 | GD / GG系 | セダン / スポーツワゴン | 丸目・涙目・鷹目と、モデルライフの中でフロントデザインが大きく変化 |
| 3代目 | 2007年6月~2011年11月 | GE / GH系など | ハッチバック / セダン | スポーツワゴンから5ドアハッチバック主体の構成へ移行 |
| 4代目 | 2011年12月~2016年10月 | GJ / GP系 | セダン(G4) / ハッチバック(SPORT) | FB型エンジン、リニアトロニック、EyeSightを採用 |
| 5代目 | 2016年10月~2023年3月 | GK / GT系 | セダン(G4) / ハッチバック(SPORT) | SUBARU GLOBAL PLATFORM(SGP)を初採用 |
| 6代目 | 2023年4月~ | GU系 | 5ドアハッチバック | 国内では5ドアへ一本化し、新世代EyeSightを採用 |
インプレッサの世代別詳細
初代から6代目まで、各世代の型式・ボディ・特徴を順番に紹介します。世代詳細記事が公開されている場合のみ、詳細ページへのリンクを表示します。
インプレッサ GC/GF系
1992年11月~2000年8月
- 型式
- GC系(セダン) / GF系(スポーツワゴン)
- 主なボディ
- 4ドアセダン / 5ドアスポーツワゴン
この世代のポイント
- レオーネの後継として登場し、水平対向エンジンとAWDを組み合わせた スポーティなコンパクトモデルとして展開されました。
- セダンに加えて実用性の高いスポーツワゴンを設定しました。
- 高性能モデル「WRX」が登場し、WRCでの活躍を通じて インプレッサとスバルのスポーツイメージを世界的に高めました。
- 1.5L、1.6L、1.8L、2.0Lなど、日常利用を想定したNAエンジン搭載車も設定されました。
インプレッサ GD/GG系
2000年8月~2007年6月
- 型式
- GD系(セダン) / GG系(スポーツワゴン)
- 主なボディ
- 4ドアセダン / 5ドアスポーツワゴン
この世代のポイント
- 「ニューエイジ・インプレッサ」としてプラットフォームを一新し、 ボディ剛性や衝突安全性能を向上させました。
- 初期の丸型ヘッドライトから、中期の涙目、後期の鷹目へと フロントデザインが大きく変化した世代です。
- EJ型水平対向エンジンを搭載し、WRX / WRX STIも継続して高性能化しました。
- 走行性能だけでなく、内装や快適性も向上しました。
インプレッサ GE/GH/GR/GV系
2007年6月~2011年11月
- 型式
- GE / GH / GR / GV系
- 主なボディ
- 5ドアハッチバック / 4ドアセダン
この世代のポイント
- 従来のスポーツワゴンに代わり、 5ドアハッチバックを中心としたモデル構成へ変更されました。
- 4ドアセダンは「インプレッサ アネシス」として展開されました。
- リアサスペンションにダブルウィッシュボーン式を採用し、 操縦安定性と乗り心地の両立を図りました。
- WRX STIではワイドボディを採用するなど、 通常のインプレッサとの差別化がさらに進みました。
インプレッサ GJ/GP系
2011年12月~2016年10月
- 型式
- GJ系(G4) / GP系(SPORT)
- 主なボディ
- 4ドアセダン / 5ドアハッチバック
この世代のポイント
- セダンに「インプレッサG4」、 ハッチバックに「インプレッサSPORT」の名称が与えられました。
- FB16 / FB20型水平対向エンジンと リニアトロニックCVTを採用しました。
- EyeSight ver.2が設定され、 インプレッサの安全性能を大きく高めました。
- この世代からWRXはインプレッサとは別の車種として独立しました。
インプレッサ GK/GT系
2016年10月~2023年3月
- 型式
- GK系(G4) / GT系(SPORT)
- 主なボディ
- 4ドアセダン / 5ドアハッチバック
この世代のポイント
- SUBARU GLOBAL PLATFORM(SGP)を初めて採用した量産モデルです。
- 操縦安定性、乗り心地、静粛性、安全性能を総合的に向上させました。
- 1.6L FB16型、2.0L直噴FB20型水平対向エンジンを採用しました。
- EyeSight ver.3を採用し、歩行者保護エアバッグも全車標準装備しました。
- 2016-2017日本カー・オブ・ザ・イヤーを受賞しました。
インプレッサ GU系
2023年4月~
- 型式
- GU系
- 主なボディ
- 5ドアハッチバック
この世代のポイント
- 国内仕様では5ドアハッチバックへ一本化され、 「SPORT」のサブネームも廃止されました。
- SGPをさらに進化させ、 フルインナーフレーム構造や構造用接着剤の適用範囲拡大などを採用しました。
- 2.0L水平対向エンジンとe-BOXERを設定しています。
- 新世代EyeSightを採用し、 広角単眼カメラを加えることで認識範囲を広げています。
- 11.6インチセンターインフォメーションディスプレイや SUBARU STARLINKにも対応しています。
インプレッサはどう進化してきたか
歴代モデルを振り返ると、インプレッサの役割はスポーツ性だけでなく、実用性や安全性を重視する方向へ広がってきました。
スポーツイメージを確立
初代から2代目にかけては、WRXやモータースポーツでの活躍がインプレッサのスポーツイメージを強く印象付けました。 一方、通常モデルにはセダンやスポーツワゴンが設定され、日常で使いやすいモデルとしても幅広く展開されました。
ワゴンからハッチバック中心へ
3代目では、それまでのスポーツワゴンに代わって5ドアハッチバックを中心とした構成へ移行しました。 4代目・5代目ではハッチバックの「SPORT」とセダンの「G4」を展開し、その後6代目で国内仕様を5ドアハッチバックへ一本化しています。
安全性能と基本性能を強化
4代目でEyeSightを採用し、5代目ではSGPを初採用しました。 6代目では新世代EyeSightや進化した車体構造を採用し、走行安定性、乗り心地、安全性能を総合的に高めています。
WRX独立後は日常性をより重視
WRXが独立した車種へ移行したことで、通常のインプレッサは日常での使いやすさ、安全性能、快適性をより重視する方向へ進化しました。 現行モデルでは、スバルの基本技術を身近に体験できるスタンダードモデルとしての役割がより明確になっています。
インプレッサはどの世代を選ぶ?
中古車を含めて検討する場合は、重視したいポイントによって候補になる世代が変わります。
新しさと安全装備を重視
5代目・6代目が中心です。SGPや新しい世代のEyeSightなど、 現代的な安全性能や快適性を重視する人が比較しやすい世代です。
現行インプレッサを選びたい
6代目GU系が候補です。国内では5ドアハッチバックへ一本化され、 新世代EyeSightや11.6インチディスプレイなど新しい装備を採用しています。
中古車価格とのバランスを重視
4代目・5代目は中古車として比較しやすい世代です。 年式、グレード、EyeSightの仕様、駆動方式、改良時期を確認しながら選ぶことが重要です。
歴代WRXを含むスポーツ性を楽しみたい
初期世代にはインプレッサの名称を持つWRX / WRX STIが存在します。 通常モデルとは性格が大きく異なるため、高性能モデルを探す場合は型式や仕様を詳しく確認する必要があります。
同じ世代でも年式、グレード、駆動方式、改良時期によって仕様は異なります。 購入時は実車の状態や装備、整備履歴も含めて確認してください。
6代目インプレッサ GU系
情報確認:2026年8月
改良モデルを発表
ボディカラーの追加や安全装備の拡充が行われ、特別仕様車も設定されました。
STI Performance Editionを発表
「ST」「ST-H」をベースにSTIパフォーマンスパーツを装着した特別仕様車が発表されました。
最新の販売状況、受注状況、グレード構成、価格については、SUBARU公式サイトまたは正規販売店で確認してください。