トップ › ホンダ› INSIGHT

ホンダ / MODEL HISTORY

INSIGHT

Insight
ホンダ INSIGHT
メーカーホンダ
初登場1999年
歴代4世代
現行世代4代目
目次

INSIGHTとは

インサイトは、Hondaが電動化の次の一手を示す役割を担ってきた車名です。1999年の初代は、1.0LリーンバーンVTECエンジンにモーターを組み合わせたIMA、軽量なアルミボディ、徹底した空力設計を2シーターの小さな車体に集約しました。量産ガソリン車で35km/L(10・15モード、5MT車)を実現したこと以上に、燃費を高めるためにパワートレイン・車体・空力を一体で設計した点が、インサイトの出発点です。

2009年の2代目は、その先進技術を少数向けのパーソナルカーから日常の5人乗りへ移しました。5ドアハッチバックに1.3L i-VTEC+IMAを搭載し、Gタイプを189万円から設定。さらにエコアシストで運転そのものを低燃費につなげる仕組みを標準化したことで、インサイトは『新技術を見せる車』から『ハイブリッドをより多くの人が使うための車』へ役割を広げています。2011年には1.5L+IMAのインサイト エクスクルーシブも加わり、効率だけでなく走りや質感まで選べる構成になりました。

2018年の3代目では、車種の考え方がもう一段変わります。5ドアの普及型ハイブリッドからロー&ワイドなミドルセダンへ移り、1.5Lエンジンと2モーターハイブリッドのSPORT HYBRID i-MMDを採用、Honda SENSINGも全タイプに標準装備しました。ここではハイブリッドであること自体を前面に出すのではなく、滑らかな加速、静粛性、上質な室内、広いトランクまで含めて一台の完成度を高める方向へ進み、電動化技術が特別装備ではなくクルマの基本価値を支える段階に入ったことが分かります。

2026年の4代目は、約3年4か月の空白を経て車名が復活し、今度はクロスオーバーSUVのEVになりました。FFの電動パワートレインは最高出力150kW[204PS]、一充電走行距離535km(WLTCモード)を掲げ、Honda SENSINGやHondaパーキングパイロット、前席ウォークスルー、後席リクライニング、大容量荷室などを組み合わせています。ボディも駆動方式も歴代ハイブリッドとは大きく異なりますが、『次の電動化を現実の使い方へ落とし込む』という役割は共通しており、インサイトという車名が特定の車型ではなくHondaの電動化提案を象徴してきたことを示す世代です。

INSIGHTを30秒で理解

初代登場
1999年
歴代
4世代
INSIGHTの基本
1.0L IMAから1.3L/1.5L IMA、2モーターi-MMD/e:HEVを経て、4代目では純EVへ移行
ボディの変遷
2シーターのパーソナルカー→5ドアハッチバック→ミドルセダン→クロスオーバーSUVと、世代ごとに役割と車型を大きく変更
現行世代
4代目 RM7

INSIGHTらしさはどこにある?

電動化の節目ごとに役割を変えてきた車名

初代はHonda初の量産ハイブリッドカーとしてIMAと軽量アルミボディを組み合わせ、2代目はその技術を5人乗り・189万円からの価格帯へ広げました。3代目では2モーターi-MMDを使う上質なセダンとなり、4代目ではハイブリッドを離れてEVへ移行。インサイトは同じ車型を守るより、その時代にHondaが提示したい電動化技術を現実の乗用車として形にする役割を優先してきました。

2シーターからSUVまで、ボディを固定しない進化

初代の2シーターパーソナルカー、2代目の5ドアハッチバック、3代目の4ドアセダン、4代目のクロスオーバーSUVと、歴代インサイトはボディ形式が連続していません。変わっていないのは、電動パワートレインを成立させるために空間、空力、使い勝手をその都度組み直していることです。中古車や歴代モデルを比べるときは、年式の新旧だけでなく『その世代が何のための車だったか』を見る必要があります。

2代目がハイブリッドを日常の選択肢へ近づけた

2代目は1.3L i-VTEC+IMAを5ナンバーの5ドアボディに収め、Gを189万円から設定しました。荷室下へ小型化したIPUを置いて5人乗りと実用的な荷室を両立し、エコアシストも全タイプに標準装備。初代で磨いた低燃費技術を、価格・室内・使いやすさまで含めて量販車として成立させたことが、インサイト史の大きな転換点です。

3代目以降は効率だけでなく質感と快適性へ

3代目は1.5L+2モーターi-MMD、Honda SENSING、519Lのトランクなどを備え、ハイブリッド専用車であることよりミドルセダンとしての上質さを前面に出しました。4代目EVでも、535kmの航続距離だけでなく、前席ウォークスルー、後席リクライニング、BOSEプレミアムサウンド、アンビエントライトなど移動中の心地よさを重視しています。電動化の数値だけでなく、日常でどう過ごすかまで商品価値に含める方向が現在のインサイトへつながっています。

歴代INSIGHT比較

世代 販売期間 型式 この世代を一言で
初代 1999年11月~2006年8月 ZE1 初代ZE1は、1.0L IMA、軽量アルミボディ、Cd値0.25の空力設計を2シーターに集約し、Hondaの量産ハイブリッド技術を世に示した原点です。
2代目 2009年2月~2014年3月 ZE2 2代目ZE2は、5人乗り5ドアと1.3L IMA、189万円からの価格、エコアシストを組み合わせ、ハイブリッドを幅広い層へ普及させる役割を担った世代です。
3代目 2018年12月~2022年12月 ZE4 3代目ZE4は、1.5L+2モーターi-MMD/e:HEVとHonda SENSINGを備えたミドルセダンへ転換し、電動化を上質な走りと快適性の基盤として使った世代です。
4代目 2026年4月~現行 RM7 4代目RM7は、インサイトの名をクロスオーバーSUVの純EVとして復活させ、535kmの航続距離と快適装備、安全支援を組み合わせた現行世代です。

INSIGHTの世代別詳細

各世代の型式、ボディ、特徴、向いている人、選ぶときの確認点を同じフォーマットで比較できます。

初代INSIGHT ZE11999年11月~2006年8月
型式
ZE1
主なボディ
2シーター・パーソナルハイブリッド
この世代を一言で
初代ZE1は、1.0L IMA、軽量アルミボディ、Cd値0.25の空力設計を2シーターに集約し、Hondaの量産ハイブリッド技術を世に示した原点です。

POINTこの世代のポイント

  • 1999年11月1日に発売された初代は、Honda初の量産ハイブリッドカーとして1.0LリーンバーンVTECエンジンとモーターアシストを組み合わせたIMAを採用しました。エンジンを主動力、モーターを補助動力とする軽量な仕組みで、電動化を大がかりにせず低燃費と走る楽しさを両立することが、この世代の技術的な核です。
  • 2シーターの車体には新骨格アルミボディを採用し、5MT車で820kgまで軽量化。Cd値0.25の空力性能や低転がり抵抗タイヤまで含め、燃費をパワートレインだけに任せず車全体で作り込んだ結果、10・15モード35km/Lを実現しました。初代インサイトの価値は、単一のハイブリッド装置ではなく総合効率を徹底した点にあります。
  • 発売時から5MTとホンダマルチマチックSを用意し、駆動方式はFFです。環境車でありながら2種類の変速機を選べる構成としたことで、低燃費だけでなく自分で操る感覚も商品性に組み込み、後のHonda電動車とは異なる独特の立ち位置を作りました。
  • 2003年にはキーレスやイモビライザーを標準化し、2004年にはアンダーカバーやIMAシステムの効率を見直して5MT車の10・15モード燃費を36.0km/Lへ向上しました。販売末期まで基本思想を変えず効率を磨き続けたため、初代を比べるときは希少性だけでなく改良時期まで見ると仕様差が分かりやすくなります。

FITこんな人に向いている

技術的な原点と5MTを含む独自性を重視するなら。初代は、歴代インサイトの中でも最も技術実験車に近い性格を持つ世代です。1.0L IMA、820kgの軽量ボディ(5MT車)、5MTまたはホンダマルチマチックSという構成は後の世代と大きく異なり、2人乗りでも低燃費技術と軽快さの両立を優先した車を求める人に比較価値があります。日常の多人数乗車や荷室を重視するなら、2代目以降との役割差を理解して選ぶ必要があります。

CHECK選ぶときに見るポイント

初代は5MT車とホンダマルチマチックS車があり、同じZE1でも運転感覚と仕様が異なります。2003年にはキーレスやイモビライザーを標準化し、2004年にはIMA効率と空力を見直して10・15モード燃費を36.0km/L(5MT車)へ高めているため、中古車では前期・後期と変速機を分けて確認したい世代です。アルミボディを採用する特殊な構造でもあるので、修復歴や補修状態は一般的な年式確認だけで済ませず実車で確かめる意味があります。

2代目INSIGHT ZE22009年2月~2014年3月
型式
ZE2
主なボディ
5ドアハッチバック
この世代を一言で
2代目ZE2は、5人乗り5ドアと1.3L IMA、189万円からの価格、エコアシストを組み合わせ、ハイブリッドを幅広い層へ普及させる役割を担った世代です。

POINTこの世代のポイント

  • 2009年2月6日に発売された2代目は、初代の2人乗りから5人乗り5ドアハッチバックへ大きく方向転換しました。5ナンバーサイズの低全高ボディに実用的な室内と荷室を持たせたことで、インサイトを特殊なパーソナルカーではなく家族や通勤にも使える量販ハイブリッドへ変えています。
  • 発売時のパワートレインは1.3L i-VTEC+IMAとCVT、駆動方式はFFで、G/L/LSを設定しました。小型化したモーター、バッテリー、PCUを荷室下へ収めることで最大400Lの荷室を確保しており、電動部品を積みながら実用空間を犠牲にしないことが、この世代の設計上の意味です。
  • Gタイプを189万円から設定し、エコアシストを全タイプに標準装備しました。車両価格を抑えるだけでなく、運転中の表示やECON制御を通じてドライバー自身が燃費を伸ばす仕組みまで用意したことで、ハイブリッドを『買える技術』と『使いこなせる技術』の両面から普及させようとした世代です。
  • 2011年のマイナーチェンジでは1.3L車の燃費・静粛性・後席居住性などを改良し、1.5L+IMAのインサイト エクスクルーシブを追加しました。低燃費を中心に始まったラインアップへ走りと上質感の軸が加わったため、後期型では同じ2代目でも1.3Lと1.5Lで選ぶ意味がはっきり異なります。

FITこんな人に向いている

実用性とシンプルなハイブリッドを両立したいなら。2代目は5人乗りと大きな荷室を備え、初代より日常の乗用車として使いやすい世代です。発売時は1.3L+IMAのG/L/LSで始まり、2011年のマイナーチェンジ後には1.5L+IMAのインサイト エクスクルーシブも追加されました。燃費重視の1.3Lか、力強さと専用内外装を持つ1.5Lかという分岐があるため、同じ2代目でも用途に合わせて選び分けられます。

CHECK選ぶときに見るポイント

2011年11月発売のマイナーチェンジは、中古車選びの大きな境目です。1.3L車は燃費・静粛性・後席居住性などを改良し、同時に1.5L+IMAのエクスクルーシブを追加しました。前期のG/L/LSと、後期の1.3L車・1.5Lエクスクルーシブでは性格が違うため、年式だけでなくエンジン排気量と正式タイプを確認すると候補を整理しやすくなります。

3代目INSIGHT ZE42018年12月~2022年12月
ホンダ INSIGHT 3代目
型式
ZE4
主なボディ
4ドア・ミドルセダン
この世代を一言で
3代目ZE4は、1.5L+2モーターi-MMD/e:HEVとHonda SENSINGを備えたミドルセダンへ転換し、電動化を上質な走りと快適性の基盤として使った世代です。

POINTこの世代のポイント

  • 2018年12月14日に発売された3代目は、5ドアハッチバックだった2代目からロー&ワイドなミドルセダンへ転換しました。Honda自身が『シンプルで時代に流されない、本質的な魅力を備えたクルマ』を目標に掲げ、ハイブリッド専用車であることよりセダンとしてのデザインや質感を重視した点が大きな変化です。
  • パワートレインは1.5L DOHC i-VTECと2モーターのSPORT HYBRID i-MMDを組み合わせ、駆動方式はFF。EV走行、ハイブリッド走行、エンジン走行を状況に応じて使い分けることで、IMAのモーターアシスト型から電動モーターを走りの中心に置く方式へ進み、インサイトの電動化技術は世代をまたいで大きく変わりました。
  • Honda SENSINGを全タイプに標準装備し、ハイブリッドシステムを感じさせにくい居住空間と519Lのトランク容量も確保しました。燃費だけを競うのではなく、安全支援、室内、荷室まで普通のセダンとして使いやすく整えることで、電動化を車全体の質を支える技術へ位置付け直した世代です。
  • 2020年のマイナーチェンジではEX・PRIME STYLEを追加し、EX・BLACK STYLEの18インチ化などグレードごとの個性を強めました。基本の1.5L e:HEVとFFを変えずに内外装の選択肢を広げたため、3代目の中古車は動力性能の大差より改良時期とグレード装備を見て選ぶのが実用的です。

FITこんな人に向いている

燃費だけでなく静粛性と上質なセダンを求めるなら。3代目は、5ドアで価格を抑えた2代目とは性格が大きく異なり、ロー&ワイドなセダンとして質感、静粛性、走り、安全支援まで含めた完成度を重視しています。1.5L+2モーターi-MMD/e:HEVとFFは全体に共通し、グレードや2020年マイナーチェンジ前後の装備・内外装の違いで選ぶ世代です。セダンの落ち着いた使い方と電動走行の滑らかさを両立したい人に比較しやすい位置付けです。

CHECK選ぶときに見るポイント

2018年発売時はLX/EX/EX・BLACK STYLEで、2020年5月のマイナーチェンジではEX・PRIME STYLEを追加し、EX・BLACK STYLEのホイールなども変更しました。パワートレインは同じ1.5L e:HEVとFFが基本なので、中古車では『ハイブリッド方式が違うか』より、前期・後期、グレード固有の内外装、Honda SENSINGを含む装備内容を確認する方が実際の差をつかみやすくなります。

4代目現行世代INSIGHT RM72026年4月~現行
ホンダ INSIGHT 4代目
型式
RM7
主なボディ
電動クロスオーバーSUV
この世代を一言で
4代目RM7は、インサイトの名をクロスオーバーSUVの純EVとして復活させ、535kmの航続距離と快適装備、安全支援を組み合わせた現行世代です。

POINTこの世代のポイント

  • 2026年4月17日に発売された4代目は、3代目終了後にインサイトの車名を復活させ、初めてクロスオーバーSUVと純EVを組み合わせました。歴代のボディ形式を継承するのではなく、その時代の電動化を象徴する車として車名を使うという、インサイト本来の役割を改めて前面に出した世代です。
  • ZAA-RM7はFFのEVで、電動機は最高出力150kW[204PS]、最大トルク310N・m、一充電走行距離535km(WLTCモード)です。68.8kWhのバッテリーと急速充電対応を組み合わせ、短距離専用ではなく日常からロングドライブまでを想定したことが、初期Honda EVと比べた際の実用面での狙いです。
  • 前席のセンターコンソールを分断しない構造によるウォークスルー、後席リクライニング、大容量荷室、上下2段に使えるラゲッジボードを採用しました。SUV化は外観の変化だけではなく、乗る人と荷物の自由度を高めるパッケージへ役割を広げるための変更であり、歴代インサイトで最も生活用途を広く取った設計です。
  • Honda SENSINGを標準装備し、渋滞運転支援、ブラインドスポットインフォメーション、Hondaパーキングパイロットなどを用意しています。さらにBOSE 12スピーカー、アンビエントライト、インテリジェントヒーティングなど快適装備も重ね、電動化の新しさを航続距離だけでなく運転支援と車内体験へ広げている点が4代目の特徴です。

FITこんな人に向いている

現行EVとして航続距離と室内の快適性を重視するなら。4代目は歴代ハイブリッドとは別物と考えた方が選びやすい世代です。パワーシステムはEV、駆動方式はFFのみで、一充電走行距離は535km(WLTCモード)。前席ウォークスルー、後席リクライニング、大容量荷室、Honda SENSING、Hondaパーキングパイロットまで備え、電動SUVとして日常から長距離までを一台でこなすことを狙っています。自宅・外出先の充電環境を含めて使い方を具体化できる人ほど比較しやすいモデルです。

CHECK選ぶときに見るポイント

現行4代目は全国向けのINSIGHTに加え、Honda ON専用のホワイト内装を持つLimited Editionが数量限定で設定されています。駆動方式はFFのみで、AWDの設定を前提に比較する車ではありません。また3,000台限定として発売されたモデルなので、色や内装の希望だけでなく販売状況をHonda公式・販売店で都度確認し、充電設備や日常の充電計画まで含めて判断することが重要です。

INSIGHTはどう進化してきたか

役割・ボディ|技術実証の2シーターから生活SUVへ

初代は2シーターで軽量化と空力を優先し、2代目は5人乗り5ドアとして普及を狙いました。3代目は上質なミドルセダン、4代目はクロスオーバーSUVへ移行しています。車型が毎回変わるのは一貫性の欠如ではなく、その時代の電動技術をどの使い方へ届けるかを先に決め、最適なパッケージを選んできたインサイト特有の進化です。

パワートレイン|IMAから2モーター、そして純EVへ

初代と2代目はエンジンを主動力としてモーターが補助するIMAを採用し、2代目後期には1.5L仕様も追加しました。3代目は1.5L+2モーターi-MMD/e:HEVへ進み、電動モーターを走りの中心に置く方式へ転換。4代目ではエンジンそのものを持たないEVとなり、150kW[204PS]のモーターと68.8kWhバッテリーへ到達しています。

効率と走り|軽量・空力の追求から電動ドライブの質へ

初代は820kgの軽量ボディやCd値0.25、2代目はCd値0.28とエコアシストで効率を磨きました。3代目では燃費だけでなく2モーターの滑らかな加速と静粛性を重視し、4代目はNORMAL/SPORT/ECON/SNOWの走行モードやアクティブサウンドコントロールまで採用。電動化の評価軸が『どれだけ燃料を減らすか』から『どう走り、どう感じるか』へ広がっています。

安全・快適性|基本安全から運転支援と車内体験へ

初代はGコントロール技術やABSなどを備え、2代目後期ではVSAを標準化しました。3代目はHonda SENSINGを全タイプ標準とし、安全運転支援を車種の基本装備へ格上げ。4代目ではHondaパーキングパイロットや渋滞運転支援に加え、BOSEサウンド、アンビエントライト、各種ヒーターまで備え、電動車の価値を安全と移動中の快適性まで含めて構成しています。

INSIGHTはどの世代を選ぶ?

初代|軽量ハイブリッドと5MTという原点で選ぶ

2人乗り、アルミボディ、1.0L IMA、5MTという構成は、後のインサイトにはありません。多人数で使う実用車というより、燃費技術と軽快な走りを一台に凝縮したHonda初期ハイブリッドの思想を重視する人向けです。5MTとHMM-Sの差、2003~2004年改良前後まで確認すると、同じZE1でも狙う仕様を整理できます。

2代目|5人乗りの実用性と1.3L/1.5Lで選ぶ

普段使いを優先するなら、5人乗り5ドアと大きな荷室を持つ2代目が歴代の中で分かりやすい選択肢です。前期は1.3L+IMAが中心で、2011年以降は1.5L+IMAのエクスクルーシブが加わりました。燃費と価格を重視する1.3Lか、高速域のゆとりや専用内外装まで求める1.5Lかを先に決めると比較が進みます。

3代目|セダンの上質さと2モーターe:HEVで選ぶ

3代目は歴代で唯一、上質なミドルセダンを明確に狙った世代です。1.5L+2モーターi-MMD/e:HEV、Honda SENSING、広いトランクを共通の軸にしながら、LX/EX系と2020年追加のEX・PRIME STYLEなどで内外装を選べます。ハイブリッドの新しさより静粛性やセダンとしての落ち着きを重視する人に向きます。

4代目|EV・SUV・充電環境を一体で考えて選ぶ

現行4代目はFFの純EVで、535kmのWLTC航続距離とクロスオーバーSUVの室内・荷室を組み合わせています。過去のインサイトからの買い替えでも、燃料補給から充電へ生活動線が変わるため、自宅充電の可否、よく使う急速充電器、日常の走行距離を先に確認することが大切です。Honda ON Limited Editionは白内装の専用仕様なので、通常仕様との違いも選択軸になります。

同じ世代でも年式、グレード、駆動方式、改良時期によって仕様は異なります。購入時は実車の状態や装備、整備履歴も含めて確認してください。

INSIGHTを選ぶときに確認したいポイント

初代ZE1は5MT/HMM-Sと改良時期を切り分ける

初代は5MTとホンダマルチマチックSの両方があり、2003年の装備改良、2004年の燃費向上も入っています。希少車という理由だけで一括りにせず、変速機と改良時期を先に特定すると、同条件の車両同士で比較しやすくなります。アルミボディという特殊な構造を持つため、修復歴や補修状態の確認も候補選びの重要な分岐です。

2代目は2011年改良と1.5Lエクスクルーシブが分岐

2代目の前期は1.3L+IMAが中心ですが、2011年11月の改良で静粛性、後席居住性、VSAなどを見直し、1.5L+IMAのエクスクルーシブを追加しました。中古車検索ではZE2という型式だけで絞らず、1.3Lか1.5Lか、2011年改良前後かを確認すると、燃費重視と走り・装備重視を混同せずに比較できます。

3代目は2020年マイナーチェンジ前後の装備差を見る

3代目は全車1.5L+e:HEV、FFが基本なので、パワートレインよりグレードと改良時期が差になります。2020年にはEX・PRIME STYLEを追加し、EX・BLACK STYLEの18インチ化なども実施。前期/後期とLX/EX系を分け、内装、ホイール、トランクスポイラーなど実車で確認しやすい装備差から候補を絞るのが実用的です。

『インサイト』という車名だけで同じ系統と考えない

中古市場では初代の2シーター、2代目の5ドア、3代目のセダンが同じ車名で並びますが、人数、荷室、ハイブリッド方式、変速機、運転支援の世代が大きく違います。価格帯だけを横並びにせず、まず必要な乗車人数とボディ形式を決め、その後にIMAか2モーターe:HEVか、装備と年式を比較すると選択を誤りにくくなります。

現行モデル情報

4代目 INSIGHT RM7

情報確認:2026年4月

ホンダ INSIGHT 4代目

4代目INSIGHTをクロスオーバーSUVのEVとして発表

Hondaは4代目INSIGHTを新型乗用EVとして発表し、4月17日に発売しました。FFのEVで一充電走行距離535km(WLTCモード)、Honda SENSING、Hondaパーキングパイロット、前席ウォークスルーや後席リクライニングを採用し、3,000台限定で展開。歴代ハイブリッドとは車型も動力源も変え、インサイトの車名を新しい電動化提案へ使っています。

3代目INSIGHTの国内販売が終了

Hondaの中古車アーカイブでは、2020年5月発表仕様の3代目INSIGHTを『2022年12月終了モデル』として掲載しています。これにより、2018年12月に始まった3代目セダンは国内販売を終え、2026年4月のEVとしての復活まで車名が一度途切れる形になりました。

最新の販売状況、受注状況、グレード構成、価格については、メーカー公式サイトまたは正規販売店で確認してください。