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レクサス IS完全ガイド|初代から最新型までの軌跡と歴代モデル情報

投稿日:2025年6月19日| 最終更新日:2025年6月19日
メーカー:レクサス

【音声配信】レクサス IS歴代モデルの概要

この記事の概要を音声で配信しています。

目次
  • レクサス ISの概要
  • レクサス ISの歴代モデル概要

レクサス ISの概要

レクサス ISは、その輝かしい歴史の源流を1998年に登場し、日本の自動車史に名を刻んだ「トヨタ アルテッツァ」に持つ、レクサスブランドを代表するFR(フロントエンジン・リアドライブ)スポーツセダンです。2005年に日本で「レクサス IS」としてデビューして以来、一貫してドライバーの意のままに操れる「走りの楽しさ」と、俊敏なハンドリングを追求。欧州のプレミアムスポーツセダンと真っ向から渡り合う、日本のFRセダンの旗手としてその存在感を示し続けてきました。

歴代ISを貫くのは、ドライバーとの対話を最優先するクルマづくりへの情熱です。シャープでアグレッシブなスタイリングは、その高い運動性能を雄弁に物語り、上質な素材で仕立てられたドライバー中心のコクピットは、高揚感と安心感を両立。時には5.0L V8エンジンを搭載した究極の「F」モデルを生み出すなど、常に妥協なく走りを磨き上げてきました。レクサス ISは、快適性や豪華さだけでなく、クルマを操る根源的な喜びを提供する、知的なアスリートなのです。

レクサス ISの歴代モデル概要

初代 IS (XE10系 – 日本国内ではトヨタ アルテッツァ)

  • 販売期間(アルテッツァとして):1998年10月 – 2005年7月
  • 型式:SXE10 (RS200), GXE10 (AS200), JCE10W/GXE10W (アルテッツァジータ) など
  • 特徴:
    • 「The Sports Sedan for a New Century」を掲げ、FRレイアウトと4輪ダブルウィッシュボーンサスペンションによる、ドライバーの意のままに操れる卓越したハンドリング性能を追求。その完成度の高さから、1998-1999日本カー・オブ・ザ・イヤーを受賞しました。
    • エクステリアは、ショートオーバーハングとロングホイールベースによる、凝縮感のあるスポーティなスタイリングが特徴。インテリアでは、クロノグラフ(機械式腕時計)をモチーフとした独創的なメーターパネルが大きな話題を呼びました。
    • パワートレインは、FRスポーツセダンとしての個性を際立たせる2種類を設定。滑らかで上質な走りの2.0L 直列6気筒「1G-FE」型エンジン(AS200)と、ヤマハ発動機がチューニングを手掛けた2.0L 直列4気筒スポーツツインカム「3S-GE」型エンジン(RS200)です。特にRS200の6速MT仕様は、高回転までシャープに吹け上がるエンジンフィールで、多くの走り好きを魅了しました。
    • 海外では、このモデルが初代「レクサス IS」として販売され(IS200/IS300)、レクサスブランドのスポーティイメージを構築する上で重要な役割を果たしました。ステーションワゴンモデルの「アルテッツァジータ」もラインナップされました。

2代目 IS (XE20系)

  • 販売期間(日本):2005年9月 – 2013年5月
  • 型式:GSE20 (IS250 FF), GSE25 (IS250 AWD), GSE21 (IS350 FF), USE20 (IS F)
  • 特徴:
    • 2005年のレクサスブランド国内展開に伴い、アルテッツァの後継として、そして日本市場における初代「レクサス IS」としてデビュー。レクサスのデザインフィロソフィー「L-finesse」に基づき、より流麗でダイナミック、かつ上質な内外装へと進化しました。
    • プラットフォームを一新し、ボディサイズを拡大。パワートレインも、従来の直列エンジンからV型6気筒エンジンへと変更され、2.5L「4GR-FSE」型を搭載する「IS250」と、3.5L「2GR-FSE」型を搭載し、318PSという圧倒的なパワーを誇る「IS350」がラインナップされました。FRに加え、AWDも設定。
    • この世代の頂点に君臨するのが、2007年10月に登場したハイパフォーマンスモデル「IS F」(USE20型)です。専用開発の5.0L V型8気筒「2UR-GSE」エンジン(最高出力423PS)と、世界初の8速AT「8-Speed SPDS」を搭載。サーキット走行も視野に入れた専用の足回りや、4連エキゾーストディフューザーなど、その存在はまさに「和製M3」として、レクサスの高性能ブランド「F」の象徴となりました。
    • 2009年には、電動開閉式メタルトップを持つ4人乗りコンバーチブル「IS C」も追加され、ラインナップを拡充。ISの持つスポーティさとエレガントさを、新たな形で表現しました。

3代目 IS (XE30系)

  • 販売期間(日本):2013年5月 – 現在 (2025年6月時点)
  • 型式:GSE31 (IS350), ASE30 (IS300/IS200t), AVE30/AVE35 (IS300h), GSE30 (IS250) など
  • 特徴:
    • レクサスの象徴である「スピンドルグリル」を大胆に採用し、よりアグレッシブでシャープなエクステリアデザインへと変貌を遂げた3代目。「気持ちよい走り」と「スポーティなデザイン」を徹底的に追求しました。
    • パワートレインは、3.5L V6「2GR-FSE」型(IS350)に加え、新たに2.5L直列4気筒「2AR-FSE」型エンジンを核とするハイブリッドシステムを搭載した「IS300h」が登場。FRスポーツセダンならではの走る楽しさと、優れた燃費性能を両立させました。さらに、2015年には2.0L直噴ターボエンジン「8AR-FTS」搭載の「IS200t」(後に「IS300」へ改称)も追加され、パワートレインの選択肢が広がりました。
    • プラットフォームは先代を改良しつつ、レーザースクリューウェルディングや構造用接着剤の採用範囲を拡大し、ボディ剛性を大幅に向上。これにより、よりリニアで正確なハンドリング性能を実現しました。
  • 主な改良・出来事:
    • 2020年11月:大幅なマイナーチェンジ。これは単なるフェイスリフトに留まらず、ISの原点である「走る楽しさ」を徹底的に磨き上げるための、極めて大規模な改良でした。愛知県豊田市に新設されたテストコース「Toyota Technical Center Shimoyama」で走り込みを重ね、ボディ剛性のさらなる強化、サスペンションの全面的な再チューニング、ハブボルト締結の採用など、細部に至るまで手が加えられました。これにより、ドライバーの意のままに応える操縦性と、上質な乗り心地が劇的に向上。エクステリアも、より低重心でワイド感を強調した、精悍なデザインへと進化しました。
    • 安全性能では、予防安全パッケージ「Lexus Safety System +」が機能向上。インテリアも、タッチパネル式ディスプレイの採用などで利便性が高められました。
    • 2021年には、北米市場を中心に5.0L V8エンジンを搭載した「IS500 F SPORT Performance」が登場。日本市場への導入は限定的でしたが、ISの持つハイパフォーマンスな血統を再び証明しました。2025年現在も、この熟成されたFRスポーツセダンは、その唯一無二の魅力で根強いファンを惹きつけています。
  • レクサス IS(3代目:XE30系)のユーザー評価と詳細レビューはこちら

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