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BMW / MODEL HISTORY

iX1

iX1
BMW iX1
メーカーBMW
初登場2023年
歴代1世代
現行世代初代
目次

iX1とは

BMW iX1は、X1の第3世代U11をベースにした電気自動車で、BMWのスモール・コンパクト・セグメントでは初の電気自動車として日本に導入されました。2023年2月17日の発売時は前後にモーターを備えるxDrive30で始まり、X1の実用的なSAVパッケージに電動四輪駆動を組み合わせたことが、この車種の出発点です。

車体は全長4,500mm、全幅1,835mm、ホイールベース2,690mmというX1の扱いやすいサイズを共有しつつ、高電圧バッテリーを床下に搭載します。発売時のxDrive30は66.5kWhのバッテリー、前後2基のモーター、普通充電とCHAdeMO急速充電に対応し、SUVの使い勝手を大きく変えずにBEVへ置き換えた構成でした。

2024年5月には前輪駆動のeDrive20を追加し、iX1は四輪駆動だけのモデルから、駆動方式と効率を選べるラインアップへ広がりました。eDrive20は150kW・250Nmで、導入時点の一充電走行距離は495km。xDrive30より約140kg軽い構成とされ、航続距離を重視する選択肢が加わったことが大きな節目です。

その後も同じU11世代の中で実用性を更新しており、2024年にはV2L/V2Hへ対応、2026年5月にはSiCインバーターやベアリング、タイヤ空気圧の見直しによって航続距離を拡大しました。現在の公式ページではeDrive20 M SportとxDrive30 M Sportが案内され、WLTC一充電走行距離はそれぞれ550kmと507km。初代iX1は、登場後の改良で『四輪駆動のコンパクトBEV』から、用途に応じて駆動方式と効率を選べるモデルへ内容を広げています。

iX1を30秒で理解

初代登場
2023年
歴代
1世代
iX1の基本
BMW eDriveによるBEV専用駆動、床下高電圧バッテリー、回生、CHAdeMO急速充電、V2L/V2H対応へ発展
ボディの変遷
U11型X1と基本パッケージを共有する5ドアSAV。初代のままxDrive30単独からeDrive20追加へラインアップを拡張
現行世代
初代 U11

iX1らしさはどこにある?

X1の実用性をそのまま電動化したスモールSAV

iX1は、独立した特殊なEVボディではなく、第3世代X1のU11を基礎にした電気自動車です。4,500mm級の全長、2,690mmのホイールベース、40:20:40分割可倒式リアシートなどX1系のパッケージを生かしながら、床下へ高電圧バッテリーを収めています。日常で扱いやすいX1の寸法と荷室・後席の使い勝手を保ったままBEVへ移行できることが、iX1の役割を形づくっています。

xDrive30とeDrive20で走り方の性格を分ける

日本導入時のxDrive30は前後2基のモーターを使う四輪駆動で、発売時のシステム最高出力は200kW、最大トルクは494Nmでした。2024年に加わったeDrive20は前輪駆動で150kW・250Nmとし、xDrive30より軽量な構成を採用しています。同じiX1でも、四輪駆動による動力性能を軸に見るか、前輪駆動による効率と航続距離を重視するかで選び方が分かれます。

カーブド・ディスプレイ中心の新世代インターフェース

U11世代ではメーターパネルとコントロール・ディスプレイを一体化したBMWカーブド・ディスプレイを採用し、従来のiDriveコントローラーを廃止しました。音声やタッチ操作、BMWデジタル・キー・プラスなどを組み合わせ、車内操作を物理スイッチ中心からデジタル中心へ大きく移しています。電動化だけでなく、X1世代交代と同時に操作体系そのものを新しくした点もiX1の重要な特徴です。

航続距離と給電機能を後から伸ばした初代

2024年7月生産分以降はV2H機能に対応し、V2Lと合わせて駆動用バッテリーの電気を車外でも利用できるようになりました。さらに2026年の仕様変更ではSiCインバーター、前輪ベアリング、タイヤ空気圧などを見直し、eDrive20は550km、xDrive30は507kmへ一充電走行距離を拡大しています。初代iX1はフルモデルチェンジを待たず、電気の使い方と効率を継続的に更新している世代です。

歴代iX1比較

世代 販売期間 型式 この世代を一言で
初代 2023年2月~現行 U11 初代U11は、X1の実用的なSAVパッケージを電気自動車へ展開し、xDrive30から始まってeDrive20追加、V2L/V2H対応、航続距離向上へと内容を広げてきた世代です。

iX1の世代別詳細

各世代の型式、ボディ、特徴、向いている人、選ぶときの確認点を同じフォーマットで比較できます。

初代現行世代iX1 U112023年2月~現行
BMW iX1 初代
型式
U11
主なボディ
5ドアSAV(電気自動車)
この世代を一言で
初代U11は、X1の実用的なSAVパッケージを電気自動車へ展開し、xDrive30から始まってeDrive20追加、V2L/V2H対応、航続距離向上へと内容を広げてきた世代です。

POINTこの世代のポイント

  • 2023年2月17日、日本ではxDrive30で販売を開始しました。BMWスモール・コンパクト・セグメント初の電気自動車として、第3世代X1の実用性を土台にBEVを選べるようにしたことが、初代iX1の最も大きな役割です。
  • 発売時のxDrive30は前後2基のモーターを使う四輪駆動で、システム最高出力200kW、最大トルク494Nm、66.5kWhのバッテリーを搭載し、一充電走行距離は465kmでした。普通充電とCHAdeMO急速充電にも対応し、日常利用から長距離移動までを1台で担うBEVとして構成されています。
  • 2024年5月にeDrive20を追加したことで、初代iX1の選択肢は大きく変わりました。前輪駆動、150kW・250Nm、導入時495kmという仕様で、xDrive30より約140kg軽量。四輪駆動の動力性能だけでなく、効率や航続距離を優先する選び方が同じ車種内で可能になりました。
  • 改良は電費と電気の活用範囲にも及びます。2024年7月生産分以降はV2H機能に対応し、2026年5月にはSiCインバーターなどの採用で一充電走行距離をeDrive20 550km、xDrive30 507kmへ拡大。初代の中古車を比べる際は、グレード名だけでなく生産時期が実用面の差につながります。

FITこんな人に向いている

コンパクトSUVの使い勝手とBEVを両立したいなら。iX1は全世代がU11型の初代に集約されるため、世代間の新旧よりも同じ世代の中で仕様差を見る車種です。四輪駆動のxDrive30と前輪駆動のeDrive20、さらに生産時期による航続距離やV2H対応の違いがあるため、走り方と充電・給電環境を先に決めると候補を絞りやすくなります。

CHECK選ぶときに見るポイント

中古車では、まずxDrive30かeDrive20かを分けて見たい車種です。xDrive30は発売初期から存在する一方、eDrive20は2024年5月追加で、2024年7月生産分以降はV2H対応、2026年には航続距離向上の仕様変更も行われています。年式だけで判断せず、生産時期と駆動方式、実車の装備内容まで合わせて比較すると、同じU11でも用途に合う個体を選びやすくなります。

iX1はどう進化してきたか

xDrive30で始まった日本のiX1

日本仕様は2023年2月にxDrive30からスタートしました。X1の使いやすいSAVパッケージに前後2モーターの四輪駆動を組み合わせ、BMWのコンパクトクラスで初めて本格的なBEVを選べる構成を作った段階です。

eDrive20追加で効率重視の選択肢を拡大

2024年5月に前輪駆動のeDrive20が加わり、iX1はxDrive30だけのラインアップではなくなりました。150kW・250Nmのモーターと軽量な車両構成により、導入時点でxDrive30より長い495kmの航続距離を確保し、走行性能と効率のどちらを優先するかを選べるモデルになっています。

駆動用バッテリーを移動以外にも使う

2024年にはiX1がV2L/V2Hの対象となり、バッテリーに蓄えた電気を外部機器や家庭へ給電できるようになりました。2024年7月生産分以降はV2H機能を搭載し、それ以前の車両はソフトウェア更新が必要になる場合があります。BEVの価値を走行距離だけでなく、停電時を含む電源としての利用へ広げた改良です。

2026年はハードの効率改善で航続距離を伸長

2026年5月の仕様変更では、SiCインバーターによる電力変換効率の改善に加え、前輪ベアリングの摩擦低減やタイヤ空気圧の見直しを実施しました。結果としてeDrive20は550km、xDrive30は507kmへ航続距離を伸ばしており、同じ初代でも後期の車両ほど電費面の更新が進んでいます。

iX1はどの世代を選ぶ?

雪道や四輪駆動を重視するならxDrive30

xDrive30は前後にモーターを持つ四輪駆動で、日本仕様の出発点になったモデルです。動力性能と4輪への駆動配分を重視するならこちらが比較の中心となり、現在の公式仕様では225kW・494Nm、WLTC一充電走行距離507kmが案内されています。

航続距離と軽さを重視するならeDrive20

eDrive20は前輪駆動で、xDrive30より軽い構成を生かして効率側へ振ったモデルです。2026年仕様ではWLTC一充電走行距離550kmまで伸びているため、四輪駆動が必須でなければ、日常の充電頻度や長距離移動の余裕を基準に比較できます。

デザイン・ラインは生産時期まで含めて比べる

発売初期のxDrive30にはxLineとM Sportがありましたが、公式ページではxDrive30 xLineが2025年6月をもって生産終了と案内されています。現在はeDrive20 M SportとxDrive30 M Sportが中心なので、xLineの外観や装備を好む場合は中古車・在庫車まで含めて探す必要があります。

同じU11でも2024年・2026年の改良差を見る

2024年のV2L/V2H対応と、2026年の航続距離向上は、外観だけでは分かりにくい実用差です。家庭でV2Hを使う予定があるか、より長い航続距離を優先するかによって、狙う生産時期が変わります。中古車では年式の新しさだけでなく、その車両がどの仕様変更を反映しているかが判断材料になります。

同じ世代でも年式、グレード、駆動方式、改良時期によって仕様は異なります。購入時は実車の状態や装備、整備履歴も含めて確認してください。

iX1を選ぶときに確認したいポイント

xDrive30とeDrive20は用途から先に分ける

xDrive30は四輪駆動、eDrive20は前輪駆動で、単なる出力違いではありません。降雪地や四輪駆動を優先するのか、軽さと航続距離を優先するのかを先に決めると、価格や装備の比較に入る前に候補を明確に分けられます。

2024年7月前後はV2H利用の分岐になる

BMWは2024年7月生産分以降の対象車にV2H機能を搭載すると案内しています。それ以前の車両ではソフトウェア更新が必要になる場合があるため、自宅のV2H機器と組み合わせたい人は、生産時期と対応状況を販売店で確認する価値があります。

航続距離は登録年だけで同じと決めつけない

eDrive20は導入時495km、2026年仕様では550kmへ、xDrive30も発売時465kmから2026年仕様で507kmへ変化しています。中古車の表示に『iX1』とだけあっても電費仕様は同一ではないため、型式・生産時期と公式諸元を照らして、実際の航続距離仕様を把握してから比較したいポイントです。

xDrive30 xLineを探すなら生産終了時期を意識する

xDrive30 xLineは2025年6月で生産終了し、以後は在庫車販売のみと公式ページに記載されています。M Sportとは外観や装備構成が異なるため、xLineを狙う場合は『xDrive30ならどれでも同じ』と考えず、希望するデザイン・ラインを明示して探すと候補の取り違えを防げます。

現行モデル情報

初代 iX1 U11

情報確認:2026年9月

BMW iX1 初代

SiCインバーター採用などで一充電走行距離を拡大

eDrive20とxDrive30の仕様を変更し、eDrive20は550km、xDrive30は507kmへ一充電走行距離を伸ばしました。SiCインバーターによる電力変換効率の向上、前輪ベアリングの摩擦低減、タイヤ空気圧の見直しが主な変更点です。

iX1をV2L/V2H対応モデルに追加

eDrive20とxDrive30をV2L/V2Hの対象モデルとし、CHAdeMOに専用機器を接続することで車両の電気を外部へ利用できるようにしました。V2Hは2024年7月生産分以降で搭載され、それ以前の車両はソフトウェア更新が必要になる場合があります。

最新の販売状況、受注状況、グレード構成、価格については、メーカー公式サイトまたは正規販売店で確認してください。