メインコンテンツへスキップ

CarVideoCollection

日産 リーフ完全ガイド|初代から最新型までの軌跡と歴代モデル情報

投稿日:2025年6月17日| 最終更新日:2025年6月17日
メーカー:日産
目次
  • 日産 リーフの概要
  • 日産 リーフの歴代モデル概要

日産 リーフの概要

日産 リーフは、2010年に世界初の量産型電気自動車(EV)として華々しくデビューし、世界の自動車史に新たな1ページを刻んだ、まさにパイオニアと呼ぶべき存在です。「誰もが乗れる、ゼロエミッション車」という高い理想を掲げ、日常の足として十分使える実用的な5ドアハッチバックのボディに、100%電気で走るという未来を凝縮。その静かで滑らか、かつ力強い加速性能は、多くの人々に新しい運転の価値観を提供しました。

歴代リーフの歴史は、そのままEVの進化の歴史と重なります。初期の課題であった航続距離を、バッテリー技術の革新によって着実に伸長させ、実用性を飛躍的に向上。さらに、アクセルペダルだけで自在に加減速をコントロールできる「e-Pedal」や、高速道路での運転を支援する「プロパイロット」といった先進技術をいち早く搭載。リーフは、EVを特別な乗り物から、誰もが選べる身近な選択肢へと変えた、日産の電動化技術と挑戦を象徴する一台なのです。

日産 リーフの歴代モデル概要

初代 リーフ (ZE0/AZE0型)

  • 販売期間:2010年12月 – 2017年9月
  • 型式:ZE0 (前期), AZE0 (中期・後期)
  • 特徴:
    • 「LEAF: Leading, Environmentally friendly, Affordable, Family car」の名が示す通り、「誰もが乗れる5人乗りEV」をコンセプトに開発。内燃機関を一切持たない100%電気自動車として、走行中のCO2排出ゼロを実現しました。
    • エクステリアは、EVならではの静粛性を活かすため、風切り音を低減する独特の形状のヘッドライトや、空力性能を追求した流麗な5ドアハッチバックスタイルが特徴。インテリアも、未来的なデザインのシフトノブや、モーターの出力や回生状況を表示する専用メーターが先進性を演出しました。
    • パワートレインは、EM61型(後にEM57型へ進化)交流同期モーターを搭載し、EVならではの静かでスムーズ、かつ力強い加速フィールを提供。駆動用バッテリーには、当初24kWhのラミネート型リチウムイオンバッテリーを搭載し、JC08モードで200km(後に228kmへ向上)の航続距離を実現しました。
    • フロア下にバッテリーを配置することで、低重心化と、大人5人が快適に乗車できる広い室内空間を両立。実用的なハッチバックとして、日常の足として十分な機能を備えていました。
  • 主な改良・出来事:
    • 2012年11月:大幅なマイナーチェンジ。モーターやインバーターなどを一体化し軽量化を図るとともに、回生ブレーキの性能を向上。より効率的な暖房システムを採用するなど、車両全体で約80kgの軽量化を達成し、航続距離を向上させました。また、より求めやすい価格のグレード「S」が追加されました。
    • 2015年11月:30kWh駆動用バッテリー搭載車を追加。航続距離に対するユーザーの要望に応え、従来の24kWhバッテリー搭載車に加え、新たに30kWhバッテリー搭載車(AZE0型)を設定。JC08モードでの航続距離を280kmへと大幅に伸長させ、EVの実用性を大きく高めました。同時に、衝突被害軽減ブレーキ「エマージェンシーブレーキ」などを搭載し、安全性能も向上させました。

2代目 リーフ (ZE1型)

  • 販売期間:2017年10月 – 現在 (2025年6月時点)
  • 型式:ZE1
  • 特徴:
    • 「EVの戦闘力を、社会の期待値まで。」をテーマに、初代で培ったEV技術を飛躍的に進化させるとともに、日産の先進技術を結集させた2代目。「もっと遠くまで」「もっと快適に」「もっと安全に」という期待に応える、新世代のEVとして登場しました。
    • エクステリアデザインは、初代の個性的なスタイルから一新。日産のデザイン言語「Vモーショングリル」や、シャープなヘッドランプ、そしてフローティングルーフ(2トーンカラー設定あり)などを採用し、よりダイナミックで幅広い層に受け入れられるスタイリッシュなハッチバックスタイルへと生まれ変わりました。
    • パワートレインは、標準モデルで40kWhの大容量リチウムイオンバッテリーを搭載。モーターも高出力化(110kW/150PS)され、航続距離はWLTCモードで322kmへと大幅に向上しました。
    • この世代の革新性を象徴するのが、アクセルペダルの操作だけで発進、加速、減速、停止までをコントロールできる「e-Pedal」と、高速道路の同一車線での運転支援技術「プロパイロット」の搭載です。これらの技術は、EVならではの新しい運転感覚と、ドライバーの負担を軽減する快適な移動体験を提供しました。駐車操作を自動制御する「プロパイロット パーキング」も設定。
  • 主な改良・出来事:
    • 2019年1月:「リーフ e+(イープラス)」登場。駆動用バッテリーの総電力量を62kWh(初期モデルは60kWhと呼称)へと大幅に増大させ、モーター出力も160kW(218PS)へと向上させた高性能バージョンを追加。WLTCモードでの航続距離は458kmに達し、長距離ドライブへの不安を大幅に解消。EVの行動範囲を飛躍的に広げました。
    • 2022年12月:マイナーチェンジ。フロントグリルやアルミホイールのデザインを刷新し、日産の新しいブランドロゴを採用。インテリアの質感向上や、インテリジェントキーが降車後オートロック機能に対応するなど、機能性とデザイン性が高められました。
    • 2025年現在も、日産の電動化技術を象徴するモデルとして、また家庭への電力供給(V2H: Vehicle to Home)も可能な「走る蓄電池」として、その価値を提供し続けています。スポーティな内外装を持つ「NISMO」や「AUTECH」バージョンもラインナップされています。

投稿ナビゲーション

前の記事 マツダ MAZDA2完全ガイド|初代から最新型までの軌跡と歴代モデル情報
次の記事 スバル フォレスター完全ガイド|初代から最新型までの軌跡と歴代モデル情報

特集テーマ

  • 車買取り
  • カーリース・サブスク
  • 自動車保険
  • 車検
  • 廃車
  • カーローン
  • タイヤを安く買う

国産車メーカー

  • レクサス
  • トヨタ
  • ホンダ
  • 日産
  • スズキ
  • ダイハツ
  • マツダ
  • スバル
  • 三菱

カテゴリ

  • ニュース
  • ノンジャンル
  • リコール情報
Copyright © 2025 CarVideoCollection. All rights reserved.