レクサス / MODEL HISTORY
LM
LM
目次
LMとは
LMは、LEXUSがショーファードリブン需要に向けて開発したフラッグシップMPVです。初代は2020年に中国やアジア地域を中心に販売され、4座/7座という後席重視の構成でスタートしました。2023年の全面刷新では「Luxury Mover」という車名の意味をあらためて捉え直し、単に豪華なミニバンではなく、移動中に乗員が自然体で過ごせる空間そのものを商品価値に据えています。
日本でLMが正式販売されたのは、グローバル2代目となる2023年型からです。2023年10月19日に国内仕様を発表して受注を開始し、同年12月下旬頃の発売を予定。日本導入時は4人乗りのLM500h“EXECUTIVE”のみで、2.4L直列4気筒ターボを使うハイブリッド、Direct Shift-6AT、AWDという構成でした。全長5,125mm、ホイールベース3,000mmの大きな車体を、後席の快適性だけでなくドライバーの自然な操縦性まで含めてまとめています。
2024年5月には6人乗りの“version L”を追加しました。4座のEXECUTIVEが後席2名のためのプライベート性や専用装備を重視するのに対し、version Lは3列6座で家族や複数人の移動にも対応します。エンジンやAWDという基本メカニズムは共通でも、座席数と室内の使い方が異なるため、LMは価格や装備の上下だけでなく「誰と、どう移動するか」で仕様を選ぶ車種になりました。
その後もLMは世代交代せず、静粛性と後席の使い勝手を中心に熟成されています。2025年改良では騒音・振動低減やEXECUTIVEの操作性を見直し、2026年改良ではタイヤのトレッド変更でロードノイズを抑え、EXECUTIVEにスライドドアウェルカムイルミネーションを追加。USB Type-Cの高出力化なども行われました。2026年9月時点ではLM500h“EXECUTIVE”4人乗りと“version L”6人乗りが、日本の現行ラインアップです。
LMを30秒で理解
- 日本初導入
- 2023年
- 通算
- 2世代
- LMの基本
- 2.4L直列4気筒ターボ+ハイブリッド、Direct Shift-6AT、AWDを採用。後席快適性だけでなく操縦性・静粛性まで一体で設計したフラッグシップMPV
- ボディの変遷
- 初代は2020年に中国・アジア中心で登場。2023年のグローバル2代目から日本導入され、4座EXECUTIVEに加えて2024年から6座version Lを展開
- 現行世代
- 2代目 TAWH15W
LMらしさはどこにある?
日本では2代目から始まったLEXUSのフラッグシップMPV
LMそのものは2020年に初代が登場していますが、日本では2023年のグローバル2代目から正式販売されました。したがって日本でのLM販売歴は1世代でも、車種としての通算世代は2代目です。国内導入年と世界通算の世代番号を分けて見ると、LMが海外で先に育ったショーファードリブンMPVであることと、日本では最新世代から展開されたことの両方を自然に理解できます。
後席だけでなく運転する側の負担まで減らす設計
LMは後席の豪華装備だけを主役にしたモデルではありません。LEXUSは、ドライバーの意図に沿う素直で正確な操縦性が、後席乗員の安心感にもつながるという考えで車体と足まわりを作り込んでいます。運転手付きで使う場面はもちろん、オーナー自身が運転する場合でも、運転側と乗員側を分断せずに快適性を成立させることが2代目LMの特徴です。
4人乗りと6人乗りでは、同じLMでも役割が違う
EXECUTIVEは4人乗りで、後席2名のためのプライベート性や専用装備を重視します。version Lは6人乗りで、3列を使って複数人で移動できることが強みです。パワートレインとAWDは共通でも、乗車人数と室内の使い方が大きく異なるため、LMではグレード名の上下よりも実際の利用人数から仕様を決める方が自然です。
改良の中心は速さより静粛性と室内の使いやすさ
2025年と2026年の改良では、ロードノイズ低減、室内照明、後席のスイッチやトレイ、USB給電、ウェルカムイルミネーションなど、乗員が車内で過ごす時間の質に関わる部分が細かく更新されています。LMでは最高出力の変化よりも、長時間乗ったときの静かさや後席での作業・休息環境の改善が年式差として表れます。
日本で販売されたLMの世代比較
世代番号はメーカーの通算世代表記に合わせ、日本で「LM」として販売された世代を掲載しています。
| 世代 | 販売期間 | 型式 | この世代を一言で |
|---|---|---|---|
| 2代目 | 2023年12月~現行 | TAWH15W | グローバル2代目TAWH15W系は、日本で初めて正式販売されたLM。2.4Lターボハイブリッド+AWDを採用し、4座EXECUTIVEから始まり、2024年に6座version Lを追加しました。 |
日本で販売されたLMの世代別詳細
メーカー公式の通算世代番号を維持し、日本で販売された世代の型式・特徴・選び方を比較します。

- 型式
- TAWH15W
- 主なボディ
- フラッグシップMPV
- この世代を一言で
- グローバル2代目TAWH15W系は、日本で初めて正式販売されたLM。2.4Lターボハイブリッド+AWDを採用し、4座EXECUTIVEから始まり、2024年に6座version Lを追加しました。
POINTこの世代のポイント
- 2023年10月19日に日本仕様が発表され、同年12月下旬頃の発売予定として案内された2代目LMは、日本で初めて正式販売されたLMです。世界では2020年の初代に続く2代目にあたり、日本導入1世代目とグローバル世代番号を分けて扱う必要があります。
- 日本導入時のLM500hは、T24A-FTS 2.4L直列4気筒ターボを使うハイブリッドとDirect Shift-6AT、AWDを組み合わせました。フラッグシップMPVでありながら、後席の乗り心地だけでなくドライバーの操縦性も磨き、運転操作による車体の揺れを後席へ伝えにくくする考え方が盛り込まれています。
- 発売当初は4人乗り“EXECUTIVE”のみでしたが、2024年5月に6人乗り“version L”を追加しました。4座は後席2名の専用空間、6座は多人数移動という明確な用途差が生まれたことで、同じLM500hでも生活や仕事での乗せ方から仕様を選べる構成になっています。
- 2025年と2026年の一部改良では、静粛性、室内照明、後席操作、USB給電、乗降時の照明などを継続的に更新しました。世代番号は変わっていませんが、LMの価値の中心である「移動中に自然体で過ごせる空間」を、年次改良で細かく磨き続けていることが現行世代の特徴です。
FITこんな人に向いている
後席で過ごす時間を重視し、4座か6座かを用途で明確に選べるなら。EXECUTIVEは4人乗りで、後席2名のプライベート性や専用装備を最優先する使い方に向きます。version Lは6人乗りで、家族や複数人を乗せる機会を持ちながらLMの静粛性と上質さを求める場合に適します。動力系はいずれも2.4Lターボハイブリッド+AWDなので、LM選びでは性能差より乗車人数と後席の使い方を先に決めると仕様の違いが見えてきます。
CHECK選ぶときに見るポイント
日本導入は2023年12月で、当初は4人乗りのEXECUTIVEのみでした。2024年5月に6人乗りversion Lが追加され、2025年8月と2026年4月にも静粛性や後席装備を中心とした改良が行われています。中古車では同じTAWH15W系でも4座/6座を最初に分け、次に年式と改良時期を確認するのが重要です。EXECUTIVEでは後席専用装備の作動、version Lでは3列目を含むシートやスライド機構の状態まで実車で見ておくと、価格差を装備表だけで判断せずに済みます。
LMはどう進化してきたか
2020年の初代から2023年の2代目へ、販売地域と役割を大きく広げた
初代LMは2020年に中国やアジアを中心に始まり、2023年の2代目では日本や欧州を含む60以上の国・地域へ展開するモデルへ発展しました。日本での販売歴だけを見ると2023年が出発点ですが、車種としては初代で培ったショーファードリブンの考え方を受け継いだ2代目です。日本でLMを選ぶときは「国内初代」と数え直すのではなく、世界通算2代目として見ることで、初代から何が変わったのかを比較できます。
2023年の日本導入時は4座EXECUTIVEに絞り、後席2名の空間を最優先
日本導入時はLM500h“EXECUTIVE”の4人乗りだけを設定し、後席2名のための空間を優先しました。これは多人数を運ぶ一般的なミニバンとは役割が違い、移動中に仕事や休息をする使い方を重視した構成です。家族や同行者を多く乗せる必要がなければ、4座ならではのプライベート性と後席装備がEXECUTIVEを選ぶ理由になります。
2024年のversion L追加で、家族や複数人の移動にも使えるLMになった
6人乗りversion Lの追加によって、LMは後席2名を最優先するEXECUTIVEとは違う使い方にも対応しました。2.4LターボハイブリッドとAWDという基本は共通なので、比較の中心は走行性能ではなく、4座のプライベート性と6座の実用性です。後席を仕事や休息の専用空間として使うならEXECUTIVE、家族や同行者まで一緒に乗せるならversion Lという選び分けができます。
2025~2026年は静粛性と後席機能を磨き、同じ2代目を熟成
2025年と2026年の改良では、ロードノイズ対策や後席操作、USB給電、乗降時の照明など、移動中の快適性に関わる部分が更新されました。パワートレインの大きな変更ではなく、長時間乗ったときの静かさや使い勝手を深める方向の進化です。中古車で初期型と高年式車を比較するなら、外観差よりも後席で過ごす時間にこれらの改良を必要とするかが判断軸になります。
LMはどの世代を選ぶ?
後席2名の専用空間を優先するならEXECUTIVE
EXECUTIVEは4人乗りで、後席2席を中心に室内を構成しています。移動中に休息したり仕事をしたりする時間を重視し、乗車人数より後席のプライバシーと専用装備を優先する使い方に合います。2025年・2026年の改良では後席まわりの利便性も更新されているため、高年式を選ぶ場合は追加された装備まで確認する価値があります。
6人での移動を想定するならversion L
version Lは3列6人乗りで、EXECUTIVEより乗車人数を確保しながらLMの上質な移動空間を使える仕様です。家族や複数人で乗る機会があるなら、4座の豪華さより座席数そのものが実用面で大きな差になります。2列目だけでなく3列目への乗降や荷物の積み方も実車で確かめると、自分の利用場面に合うか判断しやすくなります。
初期型と高年式車は、パワートレインより室内の熟成差を見る
日本仕様は一貫してLM500hの2.4Lターボハイブリッド+AWDが中心なので、年式でエンジン構成が大きく変わったわけではありません。差が出るのは静粛性や照明、後席操作、充電環境などの細部です。購入価格を抑えるなら初期型、後席で長時間過ごす快適さを優先するなら2025年以降というように、改良内容を自分の使い方へ置き換えて比較できます。
ボディサイズと駐車環境は購入前に実寸で確認したい
LMは全長5,125mm、全幅1,890mm、ホイールベース3,000mmの大型MPVです。後席の広さを支える一方、機械式駐車場や自宅車庫、狭い道路ではサイズが日常の使いやすさに直結します。ショーファーカー用途でもオーナードライブでも、購入前に普段使う駐車場所と進入路へ実際に収まるかを確認しておくことが、装備選び以上に重要になる場合があります。
同じ世代でも年式、グレード、駆動方式、改良時期によって仕様は異なります。購入時は実車の状態や装備、整備履歴も含めて確認してください。
LMを選ぶときに確認したいポイント
EXECUTIVEとversion Lを最初に分けて探す
日本仕様は4人乗りEXECUTIVEと6人乗りversion Lで室内の役割が大きく違います。中古車検索では価格や年式より先に乗車定員を確認し、4座なら後席専用装備、6座なら3列目を含むシート配置を実車で見ると、用途と合わない個体を候補から外せます。
2025年・2026年改良の有無は後席装備と静粛性で見る
高年式車では外観上の差が小さくても、ロードノイズ対策、室内照明、後席のスイッチ配置、USB Type-C出力などが更新されています。登録年だけで判断せず、改良後仕様に含まれる装備を販売店の車両情報で照合すると、価格差が自分に必要な内容か見極められます。
大型ボディではタイヤと足まわりの状態も確認
LMは車両重量が2.4t級に達する大型MPVで、乗り心地や静粛性を重視したモデルです。中古車ではタイヤの残量だけでなく偏摩耗や製造年、ホイール傷、足まわりの異音も確認したいところです。特にLMではタイヤの状態がロードノイズや乗り味に影響しやすいため、試乗時の静かさも車両状態を見る材料になります。
後席電装品は一つずつ動作を確かめる
LMはリヤシート、照明、空調、ディスプレイ、充電設備など後席に多くの電装品を備えます。中古車では装備表に載っているだけで安心せず、購入候補車で実際に操作して動作を確認することが大切です。EXECUTIVEは後席設備が多いため、修理履歴や保証の残存状況も合わせて見ておくと安心材料になります。
2代目 LM TAWH15W
情報確認:2026年3月

静粛性と後席利便性を高める一部改良を発表
4月1日発売の改良モデルでは、EXECUTIVEにスライドドアウェルカムイルミネーションを追加。両仕様でタイヤのトレッドパターンを変更してロードノイズを低減し、後席USB Type-C端子は2口合計最大60W出力に対応しました。
静粛性とEXECUTIVEの使い勝手を改善
8月1日発売の一部改良で、乗員がより自然体でくつろげるよう静粛性を向上。EXECUTIVEではパワースライドドアスイッチの配置変更やリヤセンターコンソールへのトレイ追加など、後席の操作性と利便性も見直しました。
最新の販売状況、受注状況、グレード構成、価格については、メーカー公式サイトまたは正規販売店で確認してください。
