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ダイハツ ミライース完全ガイド|初代から最新型までの軌跡と歴代モデル情報

投稿日:2025年5月26日| 最終更新日:2025年6月3日
メーカー:ダイハツ

【音声配信】ダイハツ ミライース歴代モデルの概要

この記事の概要を音声で配信しています。

目次
  • ダイハツ ミライースの概要
  • ダイハツ ミライースの歴代モデル概要

ダイハツ ミライースの概要

ダイハツ ミライースは、2011年に「第3のエコカー」という鮮烈なコンセプトを掲げて市場に登場し、軽自動車における燃費性能と車両価格の常識を根底から覆した、まさに革命的な一台です。ハイブリッド車や電気自動車に続く新たなエコカーのあり方として、既存のガソリンエンジン技術と車体設計を徹底的に磨き上げる「e:Sテクノロジー」を開発。これにより、驚異的な低燃費と多くの人々が手の届きやすい価格設定を両立させ、エコカーの普及に大きく貢献しました。

歴代ミライースを貫くのは、徹底した「低燃費・低価格・省資源」へのこだわりと、誰もが気軽に、そして安心して日々の足として使えるシンプルかつ合理的なクルマづくりです。軽量化技術、エンジン効率の最大化、先進のアイドリングストップシステムなどを統合し、常にクラストップレベルの燃費性能を追求。ミライースは、華美な装飾を排し、軽自動車本来の価値である経済性と実用性を極限まで突き詰めた、ダイハツの良心と技術力を象徴するモデルと言えるでしょう。

ダイハツ ミライースの歴代モデル概要

初代 ミライース (LA300S/LA310S型)

  • 販売期間:2011年9月 – 2017年5月
  • 型式:LA300S (FF), LA310S (4WD)
  • 特徴:
    • 「低燃費・低価格・省資源」を徹底的に追求し、ガソリン車でありながらハイブリッド車に匹敵する低燃費を目指した「第3のエコカー」として市場に投入。その核となったのが、既存技術を磨き上げ、車両全体でエネルギー効率を最大化する「e:Sテクノロジー(Energy Saving Technology)」でした。
    • e:Sテクノロジーは、新開発のKF型エンジン(第2世代)の効率向上、CVTの改良、最大約60kgの車両軽量化、先進のアイドリングストップシステム「エコアイドル」、走行抵抗の低減(空力改善、低転がり抵抗タイヤなど)といった多岐にわたる技術の総称です。
    • エクステリアは、空力性能を重視したシンプルでクリーンなデザイン。インテリアも、華美な装飾を排し、機能性と軽量化を追求した合理的な設計が特徴でした。
    • デビュー時には、FF車でJC08モード燃費30.0km/Lという驚異的な数値を達成。さらに、一部改良により最終的には35.2km/Lまで向上させ、軽自動車の燃費競争をリードしました。車両価格も79万5千円からという戦略的な設定で、大きな話題を呼びました。
    • 安全性能については、当初は基本的な装備が中心でしたが、2013年8月の一部改良から、低速域衝突回避支援ブレーキ機能などを備えた「スマートアシスト(スマアシ)」を一部グレードに設定。軽自動車における予防安全技術の普及にも貢献しました。

2代目 ミライース (LA350S/LA360S型)

  • 販売期間:2017年5月 – 現在 (2025年5月時点)
  • 型式:LA350S (FF), LA360S (4WD)
  • 特徴:
    • 初代で確立した「低燃費・低価格」というコアバリューを継承しつつ、「安全・安心」という要素を大幅に強化した2代目。「DNGA(Daihatsu New Global Architecture)」の思想に基づき、プラットフォームを一新。初代比で最大約80kgもの徹底的な軽量化と高剛性化を両立させ、操縦安定性や乗り心地、静粛性といった基本性能を大幅に向上させました。
    • エクステリアデザインは、初代のイメージを踏襲しながらも、よりシャープでエッジの効いた、モダンで存在感のあるスタイルへと進化。空力性能もさらに磨き上げられています。インテリアも、質感の向上と共に、より使いやすく洗練されたデザインとなりました。
    • パワートレインは、改良型のKF型エンジンにCVTを組み合わせ、e:Sテクノロジーもさらに進化。徹底した軽量化と相まって、WLTCモード燃費でも優れた数値を達成(FF車で25.0km/Lなど)。日常の足としての経済性を高いレベルで維持しています。
    • 安全性能の進化がこの世代の大きな特徴です。衝突回避支援システム「スマートアシストIII(SA III)」を多くのグレードに標準装備。ステレオカメラを用いた高度なシステムで、衝突警報機能(対車両・対歩行者)、衝突回避支援ブレーキ機能(対車両・対歩行者)、誤発進抑制制御機能(前後方)、車線逸脱警報機能、オートハイビームなどを備え、軽自動車の安全基準を大きく引き上げました。コーナーセンサーも全車標準装備(一部グレード除く)。
  • 主な出来事:
    • 2023年~2024年:認証不正問題による影響
      • 開発・生産を担当するダイハツ工業において認証申請における不正行為が発覚し、ミライースも対象車種の一つとして一時的に生産・出荷が停止されるという事態が発生しました。この問題は、ユーザーの信頼に関わる重大な事案であり、自動車業界全体に大きな影響を与えました。
      • その後、国土交通省による調査・確認、そしてダイハツ工業による再発防止策の徹底などを経て、生産・出荷は再開されています(2025年5月時点)。自動車評論家としては、ダイハツがこの教訓を活かし、今後どのように信頼回復と徹底した品質管理に取り組んでいくか、その姿勢を厳しく見守っていく必要があります。ミライースが長年培ってきた「安心・安全な国民の足」というイメージを、真の意味で取り戻す努力が求められます。
    • 現在も、経済性と安全性を重視するユーザーにとって、軽自動車のベーシックな選択肢として重要なポジションを占めています(2025年5月時点)。
  • ダイハツ ミライース(2代目)のユーザー評価と詳細レビューはこちら

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