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日産 ノート完全ガイド|初代から最新型までの軌跡と歴代モデル情報

投稿日:2025年5月31日| 最終更新日:2025年6月10日
カテゴリ:
メーカー:日産

【音声配信】日産 ノート歴代モデルの概要

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目次
  • 日産 ノートの概要
  • 日産 ノートの歴代モデル概要

日産 ノートの概要

日産 ノートは、2005年の初代モデルデビュー以来、日本のコンパクトカー市場において、常に実用性と運転の楽しさ、そして何よりも先進技術を追求し続けてきた、日産を代表する一台です。当初はクラスを超えた広い室内空間と優れたユーティリティでファミリー層からの支持を集めましたが、その名を日本の自動車史に深く刻んだのは、やはり2代目モデルから搭載された革新的な電動パワートレイン「e-POWER」の存在と言えるでしょう。

歴代ノートを貫くのは、時代のニーズを的確に捉え、デザイン、走行性能、そして安全技術をバランス良く進化させてきた真摯なクルマづくりです。特に「e-POWER」は、電気自動車特有の滑らかで力強い加速フィールと優れた静粛性、そしてアクセルペダルだけで加減速をコントロールできる「ワンペダルドライブ」という新しい運転体験を提供し、コンパクトカーの概念を大きく変革。3代目ではそのe-POWERをさらに進化させるとともに、上質な内外装や先進の運転支援技術を搭載し、日産の電動化戦略を力強く牽引する重要な役割を担い続けています。

日産 ノートの歴代モデル概要

初代 ノート (E11型)

  • 販売期間:2005年1月 – 2012年8月
  • 型式:E11 (FF), NE11 (4WD)
  • 特徴:
    • 「SHIFT_compact flexibility」をコンセプトに、グローバル市場も見据えたコンパクトカーとして開発。クラス上位のロングホイールベースと効率的なパッケージングにより、コンパクトな外観からは想像できないほどの広々とした室内空間、特に後席の足元空間のゆとりを実現しました。
    • エクステリアは、躍動感のあるアーチ状のルーフラインと、個性的なブーメラン型のリアコンビネーションランプ(後期型で特徴的)が印象的。インテリアは、使い勝手の良い「2ステージ・マルチコンフィギュラブル・トランク」など、日産らしいアイデアが光る実用的な装備が特徴でした。
    • パワートレインには、1.5L 直列4気筒「HR15DE」型エンジンを搭載し、トランスミッションはエクストロニックCVTまたは4速AT/5速MT(一部グレード)が組み合わされました。軽快な走りと扱いやすさで、日常の足として高い評価を得ました。
    • スポーティな内外装を持つ「ライダー」シリーズ(オーテックジャパン扱い)も設定され、個性を求めるユーザーにも応えました。この初代は、ノートブランドの基礎となる「広さ」と「使いやすさ」を市場に提示したモデルと言えるでしょう。

2代目 ノート (E12型)

  • 販売期間:2012年9月 – 2020年11月
  • 型式:E12 (FF), NE12 (4WD), HE12 (e-POWER FF), SNE12 (e-POWER 4WD)
  • 特徴:
    • 「SHIFT_the way you move」をテーマに、デザイン、燃費性能、そして先進技術において大きな進化を遂げた2代目。エクステリアは、ボディサイドの「スカッシュライン」と呼ばれるダイナミックなキャラクターラインが特徴で、より躍動感のあるスタイリングとなりました。
    • パワートレインの最大のトピックは、2016年11月に追加された日産独自のシリーズハイブリッドシステム「e-POWER」搭載モデル(HE12型)です。1.2L「HR12DE」型エンジンを発電専用とし、駆動は100%モーターで行うことで、電気自動車のような力強く滑らかな加速フィールと優れた静粛性、そしてアクセルペダルの操作だけで加減速をコントロールできる「e-POWER Drive(ワンペダルドライブ)」という新しい運転体験を提供。これが市場で爆発的な支持を集め、ノートを販売台数トップクラスへと押し上げました。
    • ガソリンモデルには、1.2L「HR12DE」型(自然吸気)と、同スーパーチャージャー付直噴「HR12DDR」型エンジンを設定し、エクストロニックCVTとの組み合わせで優れた燃費性能を実現しました。
    • 安全性能では、「エマージェンシーブレーキパッケージ」として衝突被害軽減ブレーキや車線逸脱警報などを搭載。アラウンドビューモニターも設定され、駐車時の利便性を高めました。スポーティモデルとして「NISMO」および「NISMO S」もラインナップされ、走りの楽しさを追求する層にもアピールしました。

3代目 ノート (E13型)

  • 販売期間:2020年12月 – 現在 (2025年5月時点)
  • 型式:E13 (e-POWER FF), SNE13 (e-POWER 4WD)
  • 特徴:
    • 「コンパクトカーの常識を変える運転の快適さと楽しさが詰まった先進コンパクトカー」を目指し、プラットフォームからパワートレイン、内外装デザインに至るまで全てを一新した3代目。日本国内市場においては、当初全車e-POWER搭載車としてデビューし、日産の電動化戦略を象徴するモデルとなりました。
    • エクステリアデザインは、日産の新しいデザイン言語「タイムレス ジャパニーズ フューチャリズム」を導入。薄型LEDヘッドランプと一体化したVモーショングリル、滑らかなルーフラインと張りのある面構成が、先進的で上質な印象を創出。インテリアも、大型の一体型デュアルディスプレイ(メーターとナビ)や電動シフトレバー、そして「ゼログラビティシート」の採用など、クラスを超えた質感と先進性を追求しています。
    • パワートレインは、第2世代へと進化した「e-POWER」を搭載。1.2L「HR12DE」型エンジン(発電用)と、より高出力化された駆動用モーター「EM47」を組み合わせ、静粛性、力強さ、そしてアクセルレスポンスが大幅に向上。さらに、e-POWERとしては初となる本格的な電気式4WDシステム「e-POWER 4WD」も設定され、雪道などでの安定した走行性能を実現しています。
    • 安全性能では、運転支援技術「プロパイロット(ナビリンク機能付)」を日産の国内モデルとして初採用(グレード別設定)。高速道路でのアクセル、ブレーキ、ステアリング操作をアシストし、長距離運転の疲労を軽減。360°セーフティアシスト(全方位運転支援システム)も全車標準装備とし、クラストップレベルの安全性を実現しています。
    • 2021年には、より上質でプレミアムな内外装を持つ派生モデル「ノート オーラ」も登場。この3代目ノートは、コンパクトカーの枠を超えた価値を提供し、新しい時代のスタンダードを築き上げています。2024年にはマイナーチェンジも実施され、デザインの小変更や機能向上が図られています。
  • 日産 ノート(3代目)のユーザー評価と詳細レビューはこちら

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