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プジョー / MODEL HISTORY

RIFTER

Rifter
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メーカープジョー
初登場2019年
歴代1世代
現行世代初代
目次

RIFTERとは

RIFTERは、日本では2019年10月のDebut Editionで先行導入され、2020年11月にカタログモデルへ移ったMPVです。両側スライドドアと大きな荷室を持つ実用車でありながら、樹脂クラッディングや高めの最低地上高、上級仕様のアドバンスドグリップコントロールによってSUV寄りの性格を重ねたことが、この車の立ち位置を決めています。

日本仕様の軸は一貫して1.5L BlueHDiディーゼルとEAT8の組み合わせです。初期型から130ps/300Nmという基本構成を保ち、前輪駆動をベースに路面状況へ合わせて駆動力を制御するグリップコントロールを上級仕様へ採用してきた流れがあります。中古車で年式をまたいで比べるときは、エンジンの違いよりグレード装備やボディ長の差が選択を左右します。

2023年1月にRIFTER LONG GTが加わり、5人乗りの標準ボディだけだった選択肢は3列7人乗りまで拡大。LONGは全長4,760mm、ホイールベース2,975mmへ延長し、取り外し可能な3列目と最大2,693Lの荷室を用意します。同じディーゼル+EAT8を使うため、動力系を変えずに乗車人数と積載の優先順位を変えたモデルとして見ると違いが明確です。

2024年8月の改良は世代交代ではなく、K9系の性格を保ったまま外観と運転支援を更新した節目です。3本爪のライトシグネチャーと新しいブランドロゴに加え、ミリ波レーダーによるアクティブクルーズコントロールの機能向上、レーンポジショニングアシストを採用。一方で従来の5人乗りにあったマルチパノラミックルーフとリアシーリングボックスは通常仕様から外れ、2026年の限定車Cieloで特別装備として戻っています。中古車では、年式より装備の所在が比較軸です。

RIFTERを30秒で理解

初代登場
2019年
歴代
1世代
RIFTERの基本
1.5L BlueHDiディーゼル+EAT8を核に、アドバンスドグリップコントロールとPeugeot i-Cockpitを組み合わせる
ボディの変遷
5人乗りの標準ボディで導入し、2023年に3列7人乗りのRIFTER LONGを追加。2024年改良後も2つのボディを継続
現行世代
初代 K9

RIFTERらしさはどこにある?

ミニバンの使い勝手をSUV寄りのパッケージで包む

両側スライドドア、3分割可倒式の2列目、広い荷室という実用装備が土台にあり、その外側に高い車高やクラッディングを組み合わせています。上級仕様ではアドバンスドグリップコントロールも加わるため、一般的な箱型MPVとは異なり、積載性と悪路への対応を同じパッケージで狙った成り立ちです。

日本仕様はディーゼルとEAT8が長く共通

2019年のDebut Edition、2020年のカタログモデル、2023年追加のLONG、2024年改良後まで、主要な日本仕様は1.5L BlueHDiディーゼルと8速ATを軸に展開しています。世代内でパワートレインが頻繁に入れ替わる車ではないため、購入時の比較は年式ごとの装備差と5人乗り/7人乗りの違いへ集中できます。

標準ボディからLONGへ、3列目まで広げた使い勝手

標準ボディは5人乗り、LONGはホイールベースとリアオーバーハングを延ばして7人乗りとした構成です。1.5L BlueHDiとEAT8という走りの基本は共通ですが、全長と最小回転半径には差があり、取り回しまで同じではありません。RIFTERの実用性は、5人と荷物を扱う標準ボディと、必要なときに3列目を使えるLONGという二つの空間設計で成り立っています。

2024年改良は運転支援と装備構成の境目

2024年型はミリ波レーダーを加えてアクティブクルーズコントロールを改良し、レーンポジショニングアシストも新採用。外観も新世代の3本爪ライトへ変わるため中古車で判別しやすい一方、従来5人乗りに用意されたパノラミックルーフ系装備は通常仕様から外れています。新しい年式がそのまま装備の多さを意味しない点が、RIFTERを比べるときの要点です。

歴代RIFTER比較

世代 販売期間 型式 この世代を一言で
初代 2019年10月~現行 K9 初代K9系RIFTERは、5人乗りの実用MPVとして日本へ入り、同じ1.5Lディーゼル+EAT8を軸に7人乗りLONGと2024年改良型へ展開してきた現行世代です。

RIFTERの世代別詳細

各世代の型式、ボディ、特徴、向いている人、選ぶときの確認点を同じフォーマットで比較できます。

初代現行世代RIFTER K92019年10月~現行
型式
K9
主なボディ
5ドアMPV/RIFTER LONG 3列7人乗り
この世代を一言で
初代K9系RIFTERは、5人乗りの実用MPVとして日本へ入り、同じ1.5Lディーゼル+EAT8を軸に7人乗りLONGと2024年改良型へ展開してきた現行世代です。

POINTこの世代のポイント

  • 2019年10月のDebut Editionは、日本でRIFTERを知る最初の入口でした。1.5L BlueHDiディーゼルとEAT8、EMP2を組み合わせ、両側スライドドアや大容量荷室を持つMPVにSUV風の外観とグリップコントロールを重ねた基本コンセプトは、この時点ですでに固まっています。
  • 2020年11月にAllureとGT Line First Limitedのカタログモデルへ移行。日常装備を中心にしたAllureに対し、上級仕様は17インチホイール、アドバンスドグリップコントロール、マルチパノラミックルーフなどを備えます。2021年3月には上級グレードがGTへ整理され、特別導入仕様から通常ラインアップへ移行しています。
  • 2023年1月のRIFTER LONG GT追加は、初代の中で最も大きな用途変更です。全幅と1.5Lディーゼル+EAT8は標準車と共通のまま、ホイールベースを190mm延長して3列7人乗りと取り外し可能な3列目を実現。走りの構成を変えるのではなく、人と荷物の載せ方を広げた追加モデルです。
  • 2024年8月の改良ではフロントデザインを刷新し、ミリ波レーダーとレーンポジショニングアシストを導入。通常ラインアップはRIFTER GTとRIFTER LONG GTへ整理され、2026年9月時点でも1.5L BlueHDi+EAT8を継続しています。パワートレインの一貫性に対して装備の変化が大きく、中古車では改良時期を読むことが実質的な世代比較です。

FITこんな人に向いている

荷室を優先するか、7人乗りまで必要かで選ぶ。標準RIFTERは全長4,405mmの5人乗りで、2列目格納時に最大2,126Lの荷室を確保します。LONGは全長4,760mmへ伸びて3列7人乗りとなり、3列目を外して2列目も格納すれば最大2,693Lまで使える構成です。普段の乗車人数が5人以内なら標準ボディの取り回しが生き、6~7人乗車や長い荷室を使う頻度が高いならLONGの追加分に意味があります。

CHECK選ぶときに見るポイント

同じK9系でも、2019年Debut Edition、2020~2023年の前期カタログモデル、2024年改良後では装備の組み合わせが異なります。前期のGT系ではマルチパノラミックルーフやアドバンスドグリップコントロールが装備選びの軸で、2024年型は運転支援が新しくなる一方、通常の5人乗りからパノラミックルーフ系装備が外れています。中古車では登録年だけでなく、グレード名と顔つき、ルーフ装備、運転支援の世代を一緒に見分ける必要があります。

RIFTERはどう進化してきたか

先行限定車からカタログモデルへ

2019年のDebut Editionは装備を厚くした先行モデルで、2020年11月からAllureとGT Line First Limitedの2本立てで本格販売へ移行。基本のディーゼル+EAT8はそのままでも、カタログ化によって価格と装備の異なる選択肢が生まれ、限定的な導入車から継続販売モデルへ立場が変わった時期です。

上級仕様をGTとして通常ラインアップ化

2021年3月、GT Line First Limitedは在庫限りとなり、上級仕様はGTへ置き換わります。マルチパノラミックルーフやグリップコントロールを持つ方向性を引き継ぎ、初期の特別装備を通常グレードとして選べる構成へ整理されています。

2023年に3列7人乗りのLONGを追加

標準RIFTERの使い勝手を大きく変えず、全長とホイールベースを伸ばして3列目を加えたのがRIFTER LONGです。1.5Lディーゼル+EAT8を共通化したことで、標準車とLONGの比較はエンジン性能ではなく、乗車定員、荷室長、取り回しへ焦点を置けます。

2024年改良で顔つきとADASを更新

最新のブランドロゴと3本爪ライトを採用し、アクティブクルーズコントロールはミリ波レーダー追加で機能を拡張。レーンポジショニングアシストも加わり、運転支援の差が前期型との明確な境目です。その一方、通常の5人乗りからパノラミックルーフ系装備が外れたため、装備面は単純な上位互換ではありません。

RIFTERはどの世代を選ぶ?

5人乗りで取り回しを優先するなら標準RIFTER

標準車は全長4,405mm、2023年公式諸元で最小回転半径5.6mです。LONGより355mm短く、5人乗車のまま大きな荷室を使えるため、3列目を必要としない使い方では車体の短さをそのまま利点にできます。

6~7人乗車や長い荷室を使うならLONG

RIFTER LONGは3列7人乗りで、3列目は取り外し可能です。標準車と同じ1.5Lディーゼル+EAT8を使いながら最大荷室容量は2,693Lまで広がるので、判断軸は動力性能より乗員数と積載方法です。全長4,760mm、最小回転半径5.8mという差も駐車環境と合わせて考えたいところです。

パノラミックルーフを重視するなら年式と仕様を限定する

前期のGT系ではマルチパノラミックルーフを装備していたのに対し、2024年改良後の通常5人乗りでは廃止されています。2026年のRIFTER GT Cieloではパノラミックガラスルーフとルーフストレージを限定復活。ガラスルーフが必須なら「新しい年式から探す」より、前期GT系またはCieloという仕様名から探す方が筋が通ります。

運転支援を重視するなら2024年改良後を基準にする

2024年型はミリ波レーダー追加によるアクティブクルーズコントロールの更新と、レーンポジショニングアシストの新採用が大きな差です。前期型にもACCやレーンキープ系機能はありますが、長距離走行で使う運転支援を優先するなら改良前後を分けて比較する理由があります。

同じ世代でも年式、グレード、駆動方式、改良時期によって仕様は異なります。購入時は実車の状態や装備、整備履歴も含めて確認してください。

RIFTERを選ぶときに確認したいポイント

2019年先行車と2020年以降のカタログ車を混同しない

Debut Editionは2019年の先行限定仕様で、2020年のAllure/GT Line First Limitedとは後席や外装、装備構成に差があります。初年度登録だけで前期型を一括りにせず、正式なグレード名を車検証・販売資料と照らすと、装備差の理由を追いやすくなります。

前期GT系はルーフ装備とグリップコントロールを確認する

初期の上級仕様では、マルチパノラミックルーフ、ルーフ収納、アドバンスドグリップコントロールが仕様を見分ける手掛かりです。これらは2024年改良後の通常GTと同じ構成ではありません。中古車の写真だけで上級仕様と判断せず、実車のルーフと走行モードスイッチまで見れば装備世代を切り分けられます。

LONGは3列目の使い方と車体寸法を先に見る

LONGの価値は3列7人乗りと長い荷室にありますが、標準車より全長が355mm長く、公式諸元の最小回転半径も0.2m大きくなります。3列目をほとんど使わないなら、その増分を常に持ち歩くことになるため、駐車場寸法と普段の乗員数を先に当てはめると選択の理由が明確です。

ディーゼル車として整備履歴と排気後処理の状態を見る

日本仕様は長く1.5L BlueHDiを採用し、公式資料でもSCRとDPFを備える排気浄化システムが示されています。これは不具合を前提にする話ではなく、ディーゼル車として適切な整備を受けてきたかを確認する根拠です。定期整備記録、警告灯の有無、尿素水関連を含む整備履歴が追える個体なら、価格だけでは分からない管理状態を判断できます。

現行モデル情報

初代 RIFTER K9

情報確認:2026年9月

RIFTER GT Cieloを30台限定で設定

通常のRIFTER GTにパノラミックガラスルーフ、ルーフストレージ、天井収納ボックスを追加した限定車です。2024年改良で通常仕様から外れたルーフ系装備を重視するユーザーに向けた、装備内容のはっきりした派生モデルでした。

RIFTER LONG GT Kiama Blue Editionを100台限定で発売

3列7人乗りのRIFTER LONG GTをベースに、限定色キアマブルーを採用した100台限定車です。メカニズムを変える改良ではなく、LONGのパッケージを保ったまま外装色で差別化した仕様として位置付けられます。

最新の販売状況、受注状況、グレード構成、価格については、メーカー公式サイトまたは正規販売店で確認してください。