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ダイハツ タント完全ガイド|初代から最新型までの軌跡と歴代モデル情報

投稿日:2025年5月20日| 最終更新日:2025年6月3日
メーカー:ダイハツ

【音声配信】ダイハツ タント歴代モデルの概要

この記事の概要を音声で配信しています。

目次
  • ダイハツ タントの概要
  • ダイハツ タントの歴代モデル概要

ダイハツ タントの概要

ダイハツ タントは、2003年の初代登場以来、日本の軽自動車市場に「軽スーパーハイトワゴン」という一大ムーブメントを巻き起こした、まさにエポックメイキングな存在です。「親子にやさしい、驚きの広さ」を一貫したテーマに掲げ、限られた軽自動車規格の中で最大限の室内空間と革新的なユーティリティを追求。特に子育てファミリーの視点に立った独創的なアイデアは、他社の追随を許さないタントならではの魅力と言えるでしょう。

歴代タントを貫くのは、ユーザーの生活に寄り添い、「こんなクルマが欲しかった」という潜在的なニーズを的確に捉える開発姿勢です。2代目で採用された助手席側センターピラーレス構造「ミラクルオープンドア」は、その象徴であり、乗降性や荷物の積載性を劇的に向上させました。タントは単なる移動手段ではなく、家族の毎日を豊かにするパートナーとして、軽自動車の概念を塗り替え、日本の自動車文化に新たな価値を刻み込んできたのです。

ダイハツ タントの歴代モデル概要

初代 タント (L350S/L360S型)

  • 販売期間:2003年11月 – 2007年12月
  • 型式:L350S (FF), L360S (4WD)
  • 特徴:
    • 「しあわせ家族空間」をキャッチフレーズに、軽自動車の枠を超える圧倒的な室内空間と高い全高を実現。これにより「軽スーパーハイトワゴン」という新たなジャンルを確立し、市場に衝撃を与えました。まさに、タント伝説の始まりです。
    • エクステリアは、広さを最大限に活かすための効率的なスクエアフォルムを採用。インテリアでは、当時としては珍しいセンターメーターレイアウトと、多彩なシートアレンジが可能な助手席タンブルシートなどが特徴でした。
    • 左側リアドアには、大きな開口部を持つスライドドアを装備(一部グレードでは軽自動車初の電動パワースライドドア)。これにより、狭い場所での乗降性や荷物の出し入れの利便性を大幅に向上させました。
    • 2005年には、専用デザインのフロントマスクやエアロパーツ、ブラック基調の内装などでドレスアップした「タント カスタム」が登場。個性を重視するユーザー層にも訴求し、タントの新たな一面を提示しました。

2代目 タント (L375S/L385S型)

  • 販売期間:2007年12月 – 2013年10月
  • 型式:L375S (FF), L385S (4WD)
  • 特徴:
    • 「驚きの広さと使いやすさの進化」をテーマに、タントの代名詞となる画期的な機構「ミラクルオープンドア」を助手席側に初採用。センターピラーをドアに内蔵することで、約1.5メートルにも及ぶ大開口部を実現し、乗降性や大きな荷物の積載性を飛躍的に向上させました。これは、まさに子育て世代の救世主とも言える機能でした。
    • プラットフォームを一新し、基本性能を向上。室内長も拡大され、初代で確立した広大な空間をさらに進化させました。インパネシフトの採用により、足元スペースのゆとりも生まれました。
    • 安全装備としては、ABS(アンチロックブレーキシステム)が全車標準装備となるなど、当時の軽自動車として標準的な安全性を確保していました。
    • 内外装のデザインもより洗練され、標準モデルは親しみやすさを、カスタムモデルは存在感をさらに強調。2009年には、上質感と快適性を追求した派生モデル「タント エグゼ」(センターピラーありのヒンジドア)も登場し、タントブランドの多様性を広げました。

3代目 タント (LA600S/LA610S型)

  • 販売期間:2013年10月 – 2019年7月
  • 型式:LA600S (FF), LA610S (4WD)
  • 特徴:
    • 「もっと軽にできること。」をスローガンに、使い勝手と安全性を大幅に進化させた3代目。ミラクルオープンドアは継続採用しつつ、助手席ドアの開度拡大やAピラー形状の工夫により、乗降性をさらに改善しました。
    • この世代の大きなトピックは、軽自動車として初めて両側パワースライドドア(一部グレード)を設定したことです。これにより、左右どちらからでも楽な乗り降りが可能となり、ファミリーカーとしての利便性が格段に向上しました。
    • 安全技術では、衝突回避支援システム「スマートアシスト(スマアシ)」をダイハツ車として初搭載。レーザーレーダーを用いた低速域での衝突回避支援ブレーキや誤発進抑制制御機能などを備え、軽自動車の安全基準を新たなレベルへと引き上げました。
    • エンジンは全車KF型に統一され、NAエンジンとターボエンジンを設定。アイドリングストップ機能「eco IDLE(エコアイドル)」の採用拡大などにより、燃費性能も向上。内外装のデザインもよりスタイリッシュに進化し、カスタムモデルの人気も不動のものとなりました。

4代目 タント (LA650S/LA660S型)

  • 販売期間:2019年7月 – 現在 (2025年5月時点)
  • 型式:LA650S (FF), LA660S (4WD)
  • 特徴:
    • 「新時代のライフパートナー」を目指し、ダイハツの次世代のクルマづくり「DNGA(Daihatsu New Global Architecture)」の第1弾として登場。プラットフォームからパワートレインまで全てを一新し、基本性能を大幅に向上させました。
    • キーフリーシステムとパワースライドドアを組み合わせた世界初「パワースライドドアウェルカムオープン機能」や、運転席のロングスライドを可能にする「ミラクルウォークスルーパッケージ」など、タントならではの革新的な使い勝手をさらに進化。これにより、車内での移動や子供の世話が格段にしやすくなりました。
    • 安全性能では、進化した予防安全機能「次世代スマートアシスト」を全車標準装備。衝突警報機能や衝突回避支援ブレーキ機能の対応速度域拡大、全車速追従機能付ACC(アダプティブクルーズコントロール)やLKC(レーンキープコントロール)といった高度な運転支援技術も採用(グレード別設定)。
    • エクステリアは、標準モデルがより親しみやすく機能的なデザイン、カスタムモデルはより存在感と上質感を高めたデザインへと進化。2022年10月には、アクティブなライフスタイルに応えるSUVテイストの派生モデル「タント ファンクロス」が追加され、タントの世界観をさらに広げています。この4代目は、まさにタントの集大成であり、未来への新たな一歩を示すモデルと言えるでしょう。
  • ダイハツ タント(4代目)のユーザー評価と詳細レビューはこちら

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