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ダイハツ / MODEL HISTORY

トール

Thor
ダイハツ トール
メーカーダイハツ
初登場2016年
歴代1世代
現行世代初代

目次

トールとは

トールは、ダイハツが軽自動車で培ったパッケージングの考え方を小型車へ広げ、2016年11月9日に発売した5人乗りのコンパクトトールワゴンです。大きなミニバンまでは必要ないものの、後席の広さやスライドドア、荷物の積みやすさは譲りたくない家庭を主な想定に、「子育てファミリーの日常にジャストフィットするコンパクトファーストカー」として企画されました。

全長を抑えた扱いやすいボディの中に、ゆとりある室内と多彩なシートアレンジを収めたことがトールの核です。前後席の移動や子どもの乗せ降ろし、買い物の荷物と乗員を同時に載せる場面など、日常で頻繁に起こる動作を車体寸法だけでなく室内の使い方から考えた点に、この車らしさがあります。

走りは1.0L自然吸気と1.0Lターボを軸に展開してきました。街中中心なら自然吸気、合流や登坂、高速道路をよく使うならターボというように、同じボディでも使い方に合わせて動力性能を選べます。現行ラインアップでもGターボは2WD、GやX、カスタムGは2WD/4WDが用意され、用途に応じた選択肢が残されています。

初代のまま販売を続けながら、2020年のマイナーチェンジでスマートアシストやACC、電動パーキングブレーキなどを拡充し、2024年、2026年にも安全装備を更新しています。トールを比較するときは「何代目か」よりも、どの改良時期か、標準系かカスタムか、自然吸気かターボかを見た方が、装備や使い勝手の違いをつかみやすい車です。

トールを30秒で理解

初代登場
2016年
歴代
1世代
トールの基本
軽自動車で培った高効率パッケージングを基礎に、1.0L自然吸気/ターボ、スマートアシスト、ACC、電動パーキングブレーキなどを段階的に採用
ボディの変遷
2016年の初代M900S/M910Sを継続し、コンパクトな5ドア・両側スライドドアの基本パッケージを保ちながら2020年以降に安全・利便装備を大幅更新
現行世代
初代 M900S/M910S

トールらしさはどこにある?

軽で磨いた空間設計を小型車へ広げた

トールは、外寸をむやみに大きくせず、室内空間と乗り降りのしやすさを稼ぐというダイハツの軽自動車づくりの知見を小型車に展開したモデルです。5人が乗れる室内、スライドドア、多彩なシートアレンジを組み合わせることで、軽では少し足りないが大きなミニバンは持て余すという日常の隙間を埋めました。

自然吸気とターボで使い方を分けられる

1.0L自然吸気に加えて、発売時から1.0Lターボを設定しています。近距離中心の使い方と、高速道路や坂道を含む移動とで必要な余裕が違うため、ボディサイズを変えずにパワートレインで性格を選び分けられるのがトールの特徴です。

2020年改良で安全と日常操作が大きく変わった

2020年のマイナーチェンジでは、新型ステレオカメラを使うスマートアシスト、全車速追従機能付ACC、電動パーキングブレーキ、オートブレーキホールドなどを採用しました。見た目の刷新以上に、渋滞時や停車時を含めた日常の運転負担を軽くする装備が加わったため、中古車では2020年改良前後が分かりやすい比較軸になります。

初代を長く育てながら安全装備を更新

トールは2016年から同じ初代を継続していますが、安全装備は固定されたままではありません。2024年の一部仕様変更を経て、2026年には横断自転車や交差点での車両・歩行者検知を追加し、サイド/カーテンシールドエアバッグも標準化。世代交代ではなく改良で商品力を積み上げてきた車なので、年式確認の意味が大きいモデルです。

歴代トール比較

世代販売期間型式この世代を一言で
初代2016年11月~現行M900S/M910S初代M900S/M910Sは、取り回しやすい小型ボディと広い室内、スライドドアを組み合わせ、2016年の登場後も安全・利便装備を改良しながら販売を続けるトール唯一の世代です。

トールの世代別詳細

各世代の型式、ボディ、特徴、向いている人、選ぶときの確認点を同じフォーマットで比較できます。

初代現行世代トール M900S/M910S2016年11月~現行
ダイハツ トール 初代
型式
M900S/M910S
主なボディ
5ドア コンパクトトールワゴン
この世代を一言で
初代M900S/M910Sは、取り回しやすい小型ボディと広い室内、スライドドアを組み合わせ、2016年の登場後も安全・利便装備を改良しながら販売を続けるトール唯一の世代です。

POINTこの世代のポイント

  • 2016年11月9日に登場したトールは、軽自動車で培ったパッケージングを小型車へ展開したモデルです。取り回しやすい外寸を保ちながら5人が過ごせる室内、スライドドア、シートアレンジをまとめ、大型ミニバンほどのサイズを必要としない家庭向けの実用車という立ち位置を明確にしました。
  • 発売時から1.0L自然吸気と新開発の1.0Lターボを用意し、日常域の扱いやすさと遠出での余裕を同じ車体で選べる構成としました。現行でもGターボは2WD、GやX、カスタムGでは2WD/4WDが選べるため、通勤・買い物中心か、高速道路や降雪地域まで使うかで候補を分けられます。
  • 2020年9月のマイナーチェンジは、この世代の中で最も大きな節目です。新型ステレオカメラによるスマートアシストの機能拡充に加え、全車速追従機能付ACC、電動パーキングブレーキ、オートブレーキホールド、ウェルカムオープンなどを設定し、広さだけでなく運転や乗降の負担まで減らす方向へ改良されました。
  • その後も初代の基本パッケージを変えずに安全装備を更新し、2024年の一部仕様変更を経て、2026年8月には横断自転車や交差点での車両・歩行者検知を追加しました。Xへの装備追加やサイド/カーテンシールドエアバッグの標準化も行われており、同じM900S/M910Sでも年式によって安全・利便装備の差が小さくありません。

FITこんな人に向いている

大きなミニバンは不要でも、後席とスライドドアは欲しいなら。トールは、街中で扱いやすい車幅や最小回転半径を重視しつつ、5人乗車と後席の使い勝手を確保したい人に向くパッケージです。自然吸気/ターボ、標準系/カスタム、2WD/4WDの組み合わせがあるため、車体の大きさではなく普段の移動条件から仕様を絞れます。

CHECK選ぶときに見るポイント

中古車では、まず2020年9月のマイナーチェンジ前後を分けて見たいところです。改良後はスマートアシストの機能が増え、グレードによってACC、電動パーキングブレーキ、オートブレーキホールドも選べます。さらに2026年8月には安全装備が更新されているため、高年式車ほど単に年式が新しいだけでなく、運転支援やエアバッグの内容も確認すると比較しやすくなります。

トールはどう進化してきたか

小さな外寸と広い室内は変えずに磨いてきた

登場時からの中心は、街中で扱いやすいボディと5人が使える室内を両立することです。2020年の大幅改良でもこのパッケージ自体は維持され、シート形状や収納、スライドドアまわりの利便機能を更新しました。トールの進化は車体を大きくする方向ではなく、同じ大きさの中で家族が使う場面を少しずつ楽にする方向にあります。

1.0L自然吸気とターボの二本立てを継続

2016年の発売時から、1.0L自然吸気と1.0Lターボを用意しています。この基本構成は現在まで続き、自然吸気では2WD/4WD、ターボでは2WDというように用途に合わせた選択ができます。世代交代で大きくエンジンを変えるのではなく、同じボディに必要な動力性能を選ばせる考え方が一貫しています。

2020年を境に運転支援と停車時の操作が現代化

2020年のマイナーチェンジでは、新型ステレオカメラを使うスマートアシストへ進み、夜間歩行者検知や標識認識、全車速追従機能付ACCなどを追加しました。電動パーキングブレーキとオートブレーキホールドも採用され、運転支援だけでなく信号待ちや駐車時の操作まで変わっています。前期型と後期型を比較するとき、装備差が実感しやすい部分です。

最新改良では交差点や自転車まで検知範囲を拡大

2024年の一部仕様変更後、2026年8月にはスマートアシストがさらに更新され、横断自転車、右折時の対向車、右左折時の横断歩行者を検知対象へ追加しました。サイド/カーテンシールドエアバッグの標準化やリヤコーナーセンサー追加も行われています。長寿命モデルだからこそ、安全装備は「初代だから同じ」と考えず、改良年ごとに確認したい車です。

トールはどの世代を選ぶ?

2016~2020年の前期型は価格と基本パッケージを重視

前期型でも、広い室内、スライドドア、1.0L自然吸気/ターボというトールの基本はそろっています。最新の運転支援より購入価格やシンプルな装備構成を優先するなら比較対象になりますが、スマートアシストの世代やACC、電動パーキングブレーキの有無は後期型と同じではありません。

2020年改良後は運転支援と利便装備で選びやすい

2020年9月以降は、新型ステレオカメラのスマートアシスト、グレードによって全車速追従機能付ACCや電動パーキングブレーキなどが加わります。渋滞を含む長距離移動や、日常の停車・発進を少しでも楽にしたいなら、前期型との装備差を確認する価値があります。

自然吸気かターボかは高速道路と坂道の頻度で決める

街中や近距離が中心なら自然吸気から考えられます。高速道路への合流、登り坂、複数人乗車での遠出が多い場合はGターボやカスタムGターボも比較したいところです。ターボは2WDとなるため、降雪地域などで4WDを優先する場合は自然吸気グレードとの選び分けになります。

標準系とカスタムは装備だけでなく外観の方向性も違う

トールには標準系とトールカスタムがあり、カスタムはフロントまわりや内装、装備構成を変えてより存在感のある仕立てです。室内寸法や基本的な使い勝手を軸にするなら標準系、見た目や上級装備まで含めて選びたいならカスタムというように、先に好みを分けるとグレード比較がすっきりします。

同じ世代でも年式、グレード、駆動方式、改良時期によって仕様は異なります。購入時は実車の状態や装備、整備履歴も含めて確認してください。

トールを選ぶときに確認したいポイント

まず2020年9月のマイナーチェンジ前後を確認する

同じ初代M900S/M910Sでも、2020年改良前後ではスマートアシストや運転支援、電動パーキングブレーキなどの内容が変わります。中古車サイトで年式だけを見比べるより、改良前か改良後かを先に分けると、価格差が装備差に見合うか判断しやすくなります。

ターボと4WDは同時に選べるとは限らない

現行ではGターボ/カスタムGターボは2WD、GやX、カスタムGでは4WDも選べます。中古車でも同様にパワートレインと駆動方式の組み合わせを確認し、坂道や高速道路を優先するのか、雪道での4WDを優先するのかを先に決めると候補がぶれにくくなります。

ACCや電動パーキングブレーキはグレードごとの差を見る

2020年改良後でも、全車速追従機能付ACCや電動パーキングブレーキは仕様によって標準装備・メーカーオプションが分かれます。年式が新しいだけで装備されていると決めつけず、実車のスイッチ類や装備表、販売店の車両情報まで確認しておくと安心です。

高年式車は2026年8月改良後かどうかも確認する

2026年8月改良では、交差点や横断自転車への検知拡大、サイド/カーテンシールドエアバッグの標準化、Xの装備追加などが行われました。2024~2026年の高年式車を比べる場合は、登録年だけでなく改良後仕様かを確認すると、安全装備の違いを見落としにくくなります。

現行モデル情報

初代 トール M900S/M910S

情報確認:2026年8月

ダイハツ トール 初代

スマートアシストの検知範囲を広げ、安全・利便装備も拡充

2026年8月の一部改良では、横断自転車、交差点右折時の対向車、右左折時の横断歩行者を検知対象へ追加しました。トールではサイド/カーテンシールドエアバッグやリヤコーナーセンサーも標準化し、Xにはメーターやアームレストなどを追加。初代を継続しながら、安全と日常装備をまとめて更新しています。

安全性能を中心に一部仕様変更

2024年12月に安全性能の向上を含む一部仕様変更を実施し、価格体系も改定されました。世代交代ではなく装備改良を重ねるトールでは、このような仕様変更の時期が中古車比較の区切りになります。

最新の販売状況、受注状況、グレード構成、価格については、メーカー公式サイトまたは正規販売店で確認してください。