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トヨタ ヴォクシー完全ガイド|初代から最新型までの軌跡と歴代モデル情報

投稿日:2025年5月22日| 最終更新日:2025年5月29日
メーカー:トヨタ

【音声配信】トヨタ ヴォクシー歴代モデルの概要

この記事の概要を音声で配信しています。

目次
  • トヨタ ヴォクシーの概要
  • トヨタ ヴォクシーの歴代モデル概要

トヨタ ヴォクシーの概要

トヨタ ヴォクシーは、2001年の初代モデル登場以来、日本の5ナンバーサイズミニバン市場において、兄弟車ノアと共に高い人気を博しながらも、一貫してより「クール」で「スポーティ」、そして「スタイリッシュ」な個性を追求してきたモデルです。ファミリーユースに応える優れた実用性や快適性はノアと共有しつつ、ヴォクシーは特にデザインコンシャスな層や、ミニバンにも若々しさや存在感を求めるドライバーの心を強く惹きつけてきました。

歴代ヴォクシーを象徴するのは、そのアグレッシブで先鋭的なフロントマスクに代表される、妥協のないデザインへのこだわりです。特にエアロパーツをまとったグレードや、圧倒的な人気を誇る特別仕様車「煌(きらめき)」シリーズは、ヴォクシーの持つ「カッコよさ」を際立たせる存在と言えるでしょう。それでいて、広い室内空間、多彩なシートアレンジ、そして大開口スライドドアといったミニバンとしての本質的な機能は一切犠牲にせず、常に進化を遂げてきました。ヴォクシーは、実用性と先鋭的なデザインを高次元で融合させ、日本のミニバン市場に独自の輝きを放ち続ける一台なのです。

トヨタ ヴォクシーの歴代モデル概要

初代 ヴォクシー (R60G型)

  • 販売期間:2001年11月 – 2007年6月
  • 型式:AZR60G (FF), AZR65G (4WD)
  • 特徴:
    • トヨタ店(当時)扱いのノアに対し、ネッツ店(当時)からライトエースノアの後継として登場。基本コンポーネントを共有しつつ、ヴォクシーはより若年層をターゲットとした、アグレッシブでスポーティなエクステリアデザインを特徴としました。
    • シャープな印象を与える2段式のヘッドランプや、メッシュタイプの専用フロントグリル、エアロパーツを標準装備したグレード(「Z」など)が設定され、ノアとの明確なキャラクター分けが図られました。インテリアも、専用のシート地やメーターデザインが採用されました。
    • パワートレインは、ノアと共通の2.0L 直列4気筒DOHCエンジン「1AZ-FSE」(D-4:筒内直接燃料噴射)にSuper CVTを組み合わせ、スムーズな走りを実現。FFレイアウトによる低床設計は、広い室内空間と多彩なシートアレンジを可能にしました。
    • デビュー当初からエアログレード「Z」が人気を牽引し、早くも2002年にはメッキパーツや専用装備で内外装を華やかに演出した特別仕様車「Z “煌”(きらめき)」が登場。この「煌」シリーズは、以降のヴォクシーの代名詞となるほど絶大な人気を博し、その後のヴォクシーのドレスアップ志向を決定づけるものとなりました。

2代目 ヴォクシー (R70G/W型)

  • 販売期間:2007年6月 – 2014年1月
  • 型式:ZRR70G/ZRR75G (標準ボディ), ZRR70W/ZRR75W (エアロボディ)
  • 特徴:
    • 「家族に愛されるハイトワゴン」という共通のテーマのもと、ヴォクシーは「クールなハイトワゴン」としての個性をさらに追求。エクステリアデザインは、初代のイメージを踏襲しつつ、よりシャープで精悍な印象を強め、特にエアログレード「ZS」は大型バンパーやサイドマッドガードなどで迫力あるスタイリングを実現しました。
    • 室内空間の使い勝手は、ノア同様に大幅に向上。3列目シートの「ワンタッチスペースアップシート」や、2列目の多彩なシートアレンジ(マルチ回転キャプテンシートやロングスライド可能な6:4分割チップアップシート)は、ファミリーユースにおける利便性を大きく高めました。
    • パワートレインには、新開発の2.0Lエンジン「3ZR-FAE型」に、吸排気連続可変バルブタイミング機構「バルブマチック」をトヨタのミニバンとして初採用。これにより、動力性能と燃費性能を初代から大きく向上させました。トランスミッションは7速スポーツシーケンシャルシフトマチック付のSuper CVT-i。
    • 販売の中心はやはりエアログレードの「ZS」で、専用の内外装や16インチアルミホイールなどが装備されました。そして、この世代でも特別仕様車「ZS “煌”」シリーズは圧倒的な人気を継続し、ヴォクシーのブランドイメージを牽引する存在であり続けました。

3代目 ヴォクシー (R80G/W/ZWR80G型)

  • 販売期間:2014年1月 – 2022年1月
  • 型式:ZRR80G/ZRR85G (ガソリン標準ボディ), ZRR80W/ZRR85W (ガソリンエアロボディ), ZWR80G (ハイブリッド)
  • 特徴:
    • 「父になろう。」という共通のキャッチコピーのもと、ヴォクシーは「毒気」と「カッコよさ」を前面に押し出した、より先鋭的でアグレッシブなデザインへと進化。特に、2段構えの薄型ヘッドランプと、ボディ下端まで伸びる大型フロントグリルを組み合わせたフロントマスクは、強烈なインパクトを与え、他のミニバンとは一線を画す存在感を放ちました。
    • 低床フラットフロアの採用により、クラストップレベルの室内高と優れた乗降性を実現。パワートレインには、待望の1.8Lアトキンソンサイクルエンジンを核とする本格的なハイブリッドシステム(THS II)搭載モデル(ZWR80G型)が初めて設定され、優れた燃費性能(JC08モード23.8km/L)を達成しました。ガソリン車は2.0Lバルブマチックエンジンを継続搭載。
    • 安全性能では、2016年から衝突回避支援パッケージ「Toyota Safety Sense C」を搭載開始。その後、機能向上版も導入され、ファミリーカーとしての安心感を高めました。
    • エアログレード「ZS」が販売の主力となり、その迫力あるスタイリングは多くのユーザーを魅了。特別仕様車「ZS “煌”」シリーズも引き続き設定され、メッキ加飾や専用装備でさらにその魅力を高め、ヴォクシーの販売を強力に後押ししました。後期型では、よりスポーティな「GR SPORT」もラインナップされました。

4代目 ヴォクシー (R90W/ZWR9#W型)

  • 販売期間:2022年1月 – 現在 (2025年5月時点)
  • 型式:ZWR90W/ZWR95W (ハイブリッド), MZRA90W/MZRA95W (ガソリン)
  • 特徴:
    • 「より快適に!より便利に!より安心なみんなのミニバン」という共通のコンセプトのもと、ヴォクシーは「先鋭・独創」をテーマに、その個性をさらに先鋭化。TNGAプラットフォーム(GA-C)をミニバン用に最適化して採用し、基本性能を飛躍的に向上させるとともに、ヴォクシーならではのデザイン性を追求しました。
    • エクステリアは、フード先端を高くし、分厚く力強いアッパー部と、薄くシャープなヘッドランプ、そして大胆な造形の大型グリルを組み合わせた、よりアグレッシブで押し出し感の強いフロントマスクが特徴。リアコンビネーションランプも専用デザインとし、一目でヴォクシーとわかる強烈な個性を放っています。この4代目から、ヴォクシーはエアログレード(「S-Z」「S-G」)のみのラインナップとなり、そのキャラクターをより鮮明にしました。
    • 室内空間の広さや使い勝手は、ノアと共通でクラストップレベル。ハンズフリーデュアルパワースライドドア、ユニバーサルステップ、フリーストップバックドアなど、利便性を高める新機能も多数採用。2列目キャプテンシートにはオットマンやシートヒーターも設定(グレード別)。
    • パワートレインは、ガソリン車に2.0LダイナミックフォースエンジンとDirect Shift-CVTを搭載。ハイブリッド車は、電動モジュールを刷新した新世代1.8Lハイブリッドシステムを採用し、燃費性能(WLTCモード23.0km/L ※2WD S-Zグレード)とレスポンスの良い走りを両立。E-Four(電気式4WDシステム)も設定。
    • 安全性能では、最新世代の予防安全パッケージ「Toyota Safety Sense」を全車標準装備。プリクラッシュセーフティの検知範囲拡大や、高度な運転支援技術「トヨタチームメイト[アドバンストパーク]」(駐車支援システム、メーカーオプション)など、トップクラスの安全・安心機能を提供。コネクティッド機能も充実し、ミニバンの新たなスタンダードを築いています。この4代目は、ヴォクシーが追求してきた「カッコよさ」と「実用性」を見事に融合させた、まさに集大成と言えるでしょう。
  • トヨタ ヴォクシー(4代目)のユーザー評価と詳細レビューはこちら

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