トップ › BMW› X2

BMW / MODEL HISTORY

X2

X2
BMW X2
メーカーBMW
初登場2018年
歴代2世代
現行世代2代目
目次

X2とは

BMW X2は、X1と近い実用性を持ちながら、より低くワイドな造形とクーペ的なスタイルを前面に出したSAC(スポーツ・アクティビティ・クーペ)です。日本では2018年に初代F39を導入し、sDrive18iとxDrive20iでスタートしました。全高1,535mmに抑えたボディや低めのドライビング・ポジション、M Sport Xという専用デザインを用意したことで、同クラスのBMW Xモデルの中でも見た目とオンロードのスポーティさを重視する役割を明確にしています。

初代は発売後にラインアップを広げ、2019年にクリーン・ディーゼルのxDrive18dと302PSのM35iを追加。2020年には190PS・400NmのxDrive20dも加わりました。エントリーの前輪駆動ガソリン、4WDガソリン、ディーゼル、Mパフォーマンスまで一つの車体で選べるようになったため、F39の中古車は年式よりもパワートレインと駆動方式で性格を分けて考える方が実態に合います。

2代目U10は2023年10月に全面改良され、xDrive20iとM35i xDriveで販売を開始しました。全長は4,555mmへ拡大し、BMWカーブド・ディスプレイとOperating System 9、フラッシュ・ドア・ハンドルを採用。iDriveコントローラーを廃止し、タッチと音声を中心に操作する設計へ切り替えています。同時に電気自動車iX2も別車種として加わり、X2というクーペSUVのスタイルを複数の動力源へ広げる世代になりました。

現行U10は発売時のガソリン4WDだけに留まらず、2025年に48Vマイルド・ハイブリッド付きのxDrive20d、2026年には1.5Lガソリン+48Vの前輪駆動sDrive20iを追加しました。さらに2026年8月には装備を厳選したsDrive20i originalを設定。現在は前輪駆動ガソリン、ディーゼル4WD、M35i xDriveという違いがはっきりした構成で、外観の好みだけでなく、日常の走行距離や4WDの必要性、高性能モデルへの関心まで含めて選べるX2になっています。

X2を30秒で理解

初代登場
2018年
歴代
2世代
X2の基本
初代の前輪駆動/xDriveとM Sport Xから、2代目でOperating System 9、BMWカーブド・ディスプレイ、48Vマイルド・ハイブリッド、M35i xDriveへ発展
ボディの変遷
初代F39は全高1,535mmの低めでコンパクトなSAC、2代目U10は全長4,555mm級へ拡大し、クーペシルエットを強めながら室内・荷室とデジタル機能を拡充
現行世代
2代目 U10

X2らしさはどこにある?

X1とは違う、低くワイドなSACとして始まった

初代X2はX1と同じコンパクト領域にありながら、低いシート・ポジション、全高1,535mmのボディ、下側を広げたキドニー・グリルやCピラーのBMWロゴなど、見た目から別の性格を与えられました。M Sport XもX2の登場と同時に用意され、SUVらしい力強さとクーペのスポーティさを混ぜたデザインが車種の中心です。実用性だけでXモデルを選ぶのではなく、スタイルそのものを選択理由にできることがX2の出発点でした。

前輪駆動からMパフォーマンスまで、一つの車体に幅広い走りを用意

F39はsDrive18iの前輪駆動とxDrive20iの4WDで始まり、翌年にはディーゼルのxDrive18dとM35iが加わりました。M35iは302PS・450Nmを発生し、専用サスペンションやディファレンシャルも備えます。日常用のガソリン車から長距離向きのディーゼル、高性能仕様まで同じX2のデザインで選べたため、グレード名の違いが単なる装備差ではなく、走り方の違いに直結する車種です。

2代目ではクーペらしさを強めながら、実用空間も拡大

U10は初代より全長を伸ばし、サイドから見たルーフラインをより明確なクーペ形状へ変えました。M35i xDriveではラゲージ容量560L、後席格納時1,470Lを確保し、40:20:40分割可倒式リアシートも採用。スタイルを優先するX2の方向性はそのままでも、荷室や後席を日常で使う人が妥協しにくいパッケージへ変わったことが2代目の大きな違いです。

OS 9と48V化で、現行は操作系と動力源の両方が新世代へ

U10はBMWモデルとしてOperating System 9を採用し、カーブド・ディスプレイと音声・タッチ操作を中心にしたインターフェースへ移行しました。パワートレイン側も、2025年のxDrive20dと2026年のsDrive20iで48Vマイルド・ハイブリッドを採用しています。初代の魅力がデザインとグレードの多様さにあったのに対し、現行はそこへデジタル操作と電動アシストまで加わり、日常で触れる部分の世代差が大きくなりました。

歴代X2比較

世代 販売期間 型式 この世代を一言で
初代 2018年4月~2024年1月 F39 初代F39は、低いクーペ風SACとしてsDrive18i/xDrive20iで始まり、ディーゼル、M35i、M Sport Xへ展開を広げたX2の原点です。
2代目 2023年10月~現行 U10 2代目U10はxDrive20i/M35i xDriveで始まり、OS 9とカーブド・ディスプレイを採用。xDrive20d、sDrive20iを追加して48V化も進めた現行世代です。

X2の世代別詳細

各世代の型式、ボディ、特徴、向いている人、選ぶときの確認点を同じフォーマットで比較できます。

初代X2 F392018年4月~2024年1月
型式
F39
主なボディ
5ドア SAC
この世代を一言で
初代F39は、低いクーペ風SACとしてsDrive18i/xDrive20iで始まり、ディーゼル、M35i、M Sport Xへ展開を広げたX2の原点です。

POINTこの世代のポイント

  • 2018年4月16日に日本で受注を開始した初代X2は、sDrive18iとxDrive20iを中心に導入されました。全高1,535mmと低く、一般的な機械式駐車場も意識した寸法で、SUVの高さを強調するより都会で扱えるスポーティなSACを狙ったモデルです。X1と近いサイズでも、デザインと着座感を変えることで別の選択肢を作ったことがX2誕生の意味でした。
  • 発売時のsDrive18iは1.5L直列3気筒・140PS、xDrive20iは2.0L直列4気筒・192PSで、前輪駆動と4WDを選べました。M Sport Xでは専用サスペンションや19インチホイール、フローズン・グレーのアクセントを採用。単にエンジン違いを並べるのではなく、日常向けからスポーティな外観・足回りまで一つの世代内で段階を作っています。
  • 2019年1月に2.0LディーゼルのxDrive18dと302PSのM35iを追加し、2020年には190PS・400NmのxDrive20dも加わりました。ディーゼルは低回転トルクと長距離走行、M35iは専用サスペンションやフロント・アクスルのディファレンシャルまで含む高性能仕様という役割です。中古車ではグレード名が、そのまま使い方の違いを表す世代になっています。
  • 2021年にはxDrive20dへドライビング・アシスト・プラス、ACC、電動フロントシートなどを標準化し、ラインアップも整理されました。F39は国内カタログ上2024年1月まで残り、2023年10月に2代目U10が販売開始された後もしばらく併存しています。登録年だけで新旧世代を判断せず、F39/U10の型式まで見る必要がある理由です。

FITこんな人に向いている

低いボディと初代独自のデザイン、幅広い中古グレードから選びたいなら。F39は全高1,535mmと低く、CピラーのBMWロゴやM Sport Xなど初代ならではの造形を持ちます。前輪駆動ガソリン、4WDガソリン、ディーゼル、M35iまで中古車の選択肢が広いため、最新のデジタル装備よりコンパクトさやパワートレインの好みを優先する人に比較価値があります。

CHECK選ぶときに見るポイント

F39を探すなら、2018年のsDrive18i/xDrive20iだけで考えず、2019年以降のxDrive18dとM35i、2020年追加のxDrive20dまで含めて用途を先に分けたい世代です。街中中心なら前輪駆動のsDrive18i、長距離を多く走るならディーゼル、走行性能を重視するならM35iというように候補が変わります。2021年には一部グレードへACCや電動シートなどの標準装備も増えているため、同じエンジンでも装備年次まで見ると実車の差を把握できます。

2代目現行世代X2 U102023年10月~現行
BMW X2 2代目
型式
U10
主なボディ
5ドア SAC
この世代を一言で
2代目U10はxDrive20i/M35i xDriveで始まり、OS 9とカーブド・ディスプレイを採用。xDrive20d、sDrive20iを追加して48V化も進めた現行世代です。

POINTこの世代のポイント

  • 2023年10月25日に全面改良したU10を販売開始し、xDrive20i M SportとM35i xDriveを設定しました。xDrive20iの納車は2024年第1四半期以降、M35iは第2四半期以降と案内されています。販売開始日と実車の納車時期がずれるため、2024年登録の中古車でも世代の起点は2023年という点を押さえておくと履歴を読み違えません。
  • 発売時のxDrive20iは2.0L直列4気筒ターボ・204PS級、M35i xDriveは317PS・400Nmで、いずれも7速DCTを採用しました。M35iには機械式リミテッド・スリップ・ディファレンシャルやMスポーツ・ブースト機能も備わります。標準系とM35iでは出力だけでなく駆動制御や足回りまで役割が分かれ、現行でもM35iが走行性能側の頂点を担っています。
  • インテリアはBMWカーブド・ディスプレイとOperating System 9を採用し、iDriveコントローラーと従来型シフトレバーを廃止しました。QuickSelect、音声操作、タッチ操作を中心にすることで、初代の物理操作中心の車内から大きく転換。X2の世代差はボディデザインだけでなく、毎日のナビや車両設定の扱い方にも表れます。
  • 2025年9月に48V付きのxDrive20dを追加し、2026年4月には1.5Lガソリン+48VのsDrive20iを投入。8月のsDrive20i originalは主要な運転支援やデジタル・キー・プラスを残しながら装備を絞り、価格を5,500,000円に抑えました。現行後半は4WDガソリン中心だった発売時から、前輪駆動のエントリーとディーゼル4WDを加え、用途別に選ぶ構成へ変わっています。

FITこんな人に向いている

最新のデジタル装備と、ガソリンFF・ディーゼル4WD・M35iを用途で選びたいなら。U10はボディを拡大しながらクーペシルエットを強め、室内操作もOS 9へ刷新しました。現行ラインアップはsDrive20i、xDrive20d、M35i xDriveで役割が分かれているため、通勤中心の前輪駆動ガソリン、長距離にも使うディーゼル4WD、高性能仕様という具体的な使い方から選べます。

CHECK選ぶときに見るポイント

U10の初期中古車と現在の新車ではラインアップが同じではありません。2023年導入時はxDrive20iとM35i xDriveが中心でしたが、2025年にxDrive20d、2026年にsDrive20iが追加され、8月にはsDrive20i originalも登場しました。ガソリン4WDの初期xDrive20iを選ぶのか、48V付きの現行ガソリンFF/ディーゼル4WDを選ぶのかで駆動方式と燃料が変わるため、U10では登録年よりグレード名を先に見る方が実際の比較に合います。

X2はどう進化してきたか

初代の低い都会派SACから、2代目はクーペ造形と実用性を両方拡大

F39は全高1,535mmに抑え、機械式駐車場も意識したコンパクトさが魅力でした。U10は全長を約180mm伸ばし、M35iで560Lの荷室を確保しながら、ルーフラインをよりクーペらしく見せています。駐車環境や小ささを優先するなら初代、後席や荷室を日常で使いながら新しいスタイルを選びたいなら2代目というように、ボディの変化がそのまま用途の違いにつながります。

パワートレインは多品種化から、48Vを使う用途別構成へ

初代はsDrive18i、xDrive20i、xDrive18d、xDrive20d、M35iと、ガソリン/ディーゼルを細かく展開しました。2代目はxDrive20iとM35iで始まり、後からxDrive20dとsDrive20iを追加。その2車には48Vマイルド・ハイブリッドが組み合わされます。現行を選ぶ場面では、前輪駆動ガソリンの軽快な日常用途、ディーゼル4WDの長距離用途、M35iの高性能という三方向が初代より明瞭です。

M35iは初代から続くが、2代目では317PSと専用制御へ更新

F39 M35iは302PS・450Nmを発生し、専用サスペンションやディファレンシャルを採用してX2の走りを担いました。U10では317PS・400Nmとなり、Mスポーツ・ブースト付き7速DCTやフロント・アクスルの機械式LSDを組み合わせています。M35iという名前は共通でも、中古車では世代によって出力特性、トランスミッション、ボディ寸法が違うため、価格だけで上下を決めず、どちらのサイズ感と操作系を好むかまで考える必要があります。

iDriveコントローラー中心の初代から、OS 9のタッチ・音声中心へ

初代はコントロール・ディスプレイとiDriveコントローラーを使う従来型BMWの操作系でした。U10はカーブド・ディスプレイとOperating System 9を採用し、物理コントローラーを廃止。スマートフォンに近いタッチ操作と音声操作へ寄せています。中古車でF39とU10を迷う場合、この差はスペック表より毎日の使い勝手に表れやすく、物理操作を好むかデジタル中心を好むかが世代選びの具体的な基準になります。

X2はどの世代を選ぶ?

コンパクトさと低いスタイルなら初代F39

F39は全長4,375mm、全高1,535mmで、現行U10より小さく低いボディです。都市部の駐車場や取り回しを優先しつつ、X2独自のM Sport Xデザインを楽しみたい場合は初代が候補になります。中古車ではガソリンFFからディーゼル4WD、M35iまで選べるため、車体の小ささと動力源の好みを別々に決められる点も特徴です。

室内・荷室と最新の操作系を求めるならU10

U10はボディが大きくなった分、後席と荷室に余裕を持たせ、カーブド・ディスプレイやOS 9も採用しています。家族や荷物を載せる頻度が高く、デジタル・キーや最新の運転支援も日常的に使いたいなら2代目の利点が具体的に表れます。初代の小ささより、車内で過ごす時間と積載性を優先する人向けの変化です。

U10ではsDrive20iとxDrive20dで使い方がはっきり分かれる

sDrive20iは1.5Lガソリン+48Vの前輪駆動で、xDrive20dは2.0Lディーゼル+48Vの4WDです。街中や短中距離を中心に使うのか、高速道路や長距離、悪天候まで含めるのかで選択の軸が変わります。どちらも7速DCTですが、燃料と駆動方式が違うため、価格差より普段の走行環境を先に当てはめる方が現実的です。

M35iは『速いX2』ではなく、足回りまで含めた別キャラクター

初代・2代目ともM35iは標準系より高出力ですが、専用サスペンションやディファレンシャルなど走行系にも手が入っています。日常の移動が中心なら標準系の方が選択肢は広く、M35iはワインディングや高い動力性能までX2に求める人が見る仕様です。U10では317PSとMスポーツ・ブーストを備えるため、標準X2との価格差を装備だけで判断しない方が車種内の位置づけを理解できます。

同じ世代でも年式、グレード、駆動方式、改良時期によって仕様は異なります。購入時は実車の状態や装備、整備履歴も含めて確認してください。

X2を選ぶときに確認したいポイント

F39は2019年を境に、選べるエンジンの幅が一気に広がる

2018年の初期車はsDrive18iとxDrive20iが中心ですが、2019年1月にxDrive18dとM35iが加わりました。初年度登録だけで探すと、ディーゼルや高性能仕様を最初から候補から外すことになります。年間走行距離が多いならディーゼル、コンパクトなX2で性能を重視するならM35iまで広げると、F39を選ぶ理由を使い方に合わせられます。

2021年以降のF39は、同じエンジンでも標準装備が変わる

2021年の装備変更ではxDrive20dにドライビング・アシスト・プラス、ACC、電動フロントシート、ワイヤレス・チャージングなどが標準化され、M35iにもワイヤレス・チャージングが加わりました。高速道路でACCを使いたい人や電動装備を重視する人は、エンジンだけでなくこの装備変更後かどうかを見ると、購入後に欲しい機能を追加できない問題を避けられます。

2023〜2024年登録車はF39とU10が重なる

U10は2023年10月に販売開始されましたが、F39は国内カタログ上2024年1月まで残っています。中古車検索で登録年だけを指定すると、同じ2024年前後に二つの世代が混ざる可能性があります。低い旧型ボディを狙うのか、OS 9と大きな車体の新型を狙うのかを先に決め、F39/U10の型式まで見て候補を分ける方が確実です。

U10の初期xDrive20iと現行sDrive20iは名前以上に構成が違う

発売時のxDrive20iは2.0Lガソリンの4WDですが、2026年追加のsDrive20iは1.5Lガソリン+48Vの前輪駆動です。数字の「20i」だけを見ると近い仕様に見えても、エンジン排気量、駆動方式、電動アシストが異なります。U10の中古車と新車を比べるときは、この二つを同じガソリン標準車として扱わず、4WDが必要かどうかから考えると選択が具体的になります。

現行モデル情報

2代目 X2 U10

情報確認:2026年9月

BMW X2 2代目

sDrive20i originalを新しいエントリーとして追加

48Vハイブリッド、ナビゲーション、ドライビング・アシスト、デジタル・キー・プラス、サラウンド・ビューなどを残しながら標準装備を厳選したsDrive20i originalを追加。メーカー希望小売価格5,500,000円で販売を開始しました。

48VハイブリッドのsDrive20iを追加

1.5L直列3気筒ガソリンと48Vマイルド・ハイブリッドを組み合わせたsDrive20iを販売開始。システム総合125kW・280Nm、WLTC燃費15.6km/Lで、前輪駆動のガソリン系を現行ラインアップへ加えました。

最新の販売状況、受注状況、グレード構成、価格については、メーカー公式サイトまたは正規販売店で確認してください。