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BMW / MODEL HISTORY

X3

X3
BMW X3
メーカーBMW
初登場2004年
歴代4世代
現行世代4代目
目次

X3とは

BMW X3は、X5で確立したSAV(スポーツ・アクティビティ・ビークル)の考え方を、ひと回り扱いやすいサイズへ広げたモデルです。日本では2004年7月に初代E83を発売し、2.5L/3.0Lの直列6気筒とインテリジェント4輪駆動「xDrive」を組み合わせました。SUVらしい走破性だけを狙うのではなく、約50:50の前後重量配分とオンロードでのハンドリングを重視したことがX3の出発点で、以後の4世代でもこの性格が軸になっています。

2代目F25では室内と荷室を拡大しながら、8速ATやBMW EfficientDynamicsの技術を取り入れました。発売時は3.0L直列6気筒のxDrive28i/xDrive35iでしたが、2012年に2.0LターボのxDrive20i、同年秋にクリーン・ディーゼルのxDrive20dを追加。大排気量直6だけでなく、燃費や低速トルクを重視した4気筒まで選べるようになり、X3が高性能SAVから日常用途の幅を持つ量販モデルへ広がった世代です。

3代目G01は2017年に登場し、xDrive20iとxDrive20dを中心にスタートしました。運転支援のドライビング・アシスト・プラスやコネクテッド機能を標準化し、その後はM40d、M40i、X3初のプラグイン・ハイブリッドxDrive30eまで展開。2021年の改良ではハンズ・オフ機能付き渋滞運転支援も加わり、エンジンの選択肢だけでなく、電動化と運転支援の両方を一つの世代で大きく進めています。

現行4代目G45は2024年11月に販売を開始し、20 xDrive、20d xDrive、M50 xDriveをすべて48Vハイブリッドとしました。BMW Operating System 9、カーブド・ディスプレイ、ハンズ・オフ機能付き渋滞運転支援、最大1,700Lの荷室を組み合わせ、走り・実用性・デジタル機能をまとめて更新しています。2026年には20 xDrive original/20d xDrive originalも追加され、現在は装備と価格を抑えた仕様から直6のM50まで、使い方に応じて選べる構成になっています。

X3を30秒で理解

初代登場
2004年
歴代
4世代
X3の基本
xDriveと約50:50の重量配分を軸に、8速AT、クリーン・ディーゼル、PHEV、48Vハイブリッド、ハンズ・オフ支援、BMW Operating System 9へ発展
ボディの変遷
E83のコンパクトSAVから、F25で室内・荷室を拡大、G01で運転支援と電動化を進め、G45では全長4,755mm・荷室570〜1,700Lの新世代SAVへ
現行世代
4代目 G45

X3らしさはどこにある?

X3の核は、SUVではなくオンロード性能を重視したSAV

初代E83はxDriveを全車に採用し、悪路での安定性だけでなく舗装路でのハンドリングを重視して登場しました。BMWがX3をSAVと呼ぶ理由もそこにあり、2代目以降も約50:50の前後重量配分や後輪側を意識した走りを継承しています。世代を追うほど快適装備や電動化は増えていますが、背の高い実用車であっても運転感覚をBMWらしく仕立てるという役割は変わっていません。

直6だけの初期型から、ガソリン・ディーゼル・電動化へ選択肢を拡大

E83は自然吸気の直列6気筒から始まり、F25で2.0Lターボとクリーン・ディーゼルが加わりました。G01ではM40d/M40iに加えてxDrive30eのPHEVまで用意され、G45は通常モデルにも48Vハイブリッドを標準的に組み合わせています。歴代X3は同じボディに一つの正解を置くのではなく、長距離、街乗り、高性能といった用途に合わせて動力源を増やしてきた車種です。

世代を重ねるほど、後席と荷室を日常で使う価値が高まった

F25は先代より後席スペースを広げ、荷室を550Lから最大1,600Lへ拡大しました。G01でも5人乗車と積載性を両立し、現行G45では通常時570L、後席を倒すと最大1,700Lに達します。X3はスポーティな走りを売りにしながら、家族や荷物を載せる用途を削らずに進化してきました。中古車で世代を選ぶときも、走行性能だけではなく、実際に必要な後席・荷室の余裕が世代差として効いてきます。

G01からG45へ、運転支援と車内操作が一気にデジタル化

G01はドライビング・アシスト・プラスやコネクテッド機能を本格導入し、2021年改良では国内認可のハンズ・オフ機能付き渋滞運転支援を採用しました。G45ではBMW Operating System 9とカーブド・ディスプレイ、デジタル・キー・プラス、より高度な駐車支援まで標準装備の領域を拡大しています。古い世代ほど機械的な操作感が中心で、現行に近づくほど日常の便利さをソフトウェアとセンサーが支える車へ変わっています。

歴代X3比較

世代 販売期間 型式 この世代を一言で
初代 2004年7月~2011年3月 E83 初代E83は2.5L/3.0L直列6気筒とxDriveで始まり、オンロード性能を重視したプレミアムSAVというX3の基本像を作った世代です。
2代目 2011年3月~2017年10月 F25 2代目F25は8速ATと広い室内を採用し、直6ガソリンから2.0Lターボ、クリーン・ディーゼルまでラインアップを広げた世代です。
3代目 2017年10月~2024年12月 G01 3代目G01はxDrive20i/20dで始まり、M40d、M40i、xDrive30e PHEVまで展開。運転支援と電動化を一気に広げた世代です。
4代目 2024年11月~現行 G45 4代目G45は20 xDrive、20d xDrive、M50 xDriveを48Vハイブリッドで統一し、OS 9、ハンズ・オフ支援、最大1,700Lの荷室を備えた現行世代です。

X3の世代別詳細

各世代の型式、ボディ、特徴、向いている人、選ぶときの確認点を同じフォーマットで比較できます。

初代X3 E832004年7月~2011年3月
型式
E83
主なボディ
5ドア SAV
この世代を一言で
初代E83は2.5L/3.0L直列6気筒とxDriveで始まり、オンロード性能を重視したプレミアムSAVというX3の基本像を作った世代です。

POINTこの世代のポイント

  • 日本では2004年6月8日に発表され、7月3日から販売が始まりました。2.5iと3.0iはいずれもアルミ製の自然吸気直列6気筒を搭載し、電子制御式4輪駆動xDriveを採用。大型SUVのX5より小さい車体で同じSAVの考え方を実現したことで、プレミアム・ミドルクラスに新しい選択肢を作りました。
  • 発売時の2.5iは192PS、3.0iは231PSで、5速ATを組み合わせます。xDriveは路面状況やステアリング操作に応じて前後の駆動力配分を変え、舗装路での旋回性も重視した仕組みです。四輪駆動を悪路対策だけに使わず、普段の道路での俊敏さにも生かす考え方が、その後のX3にも続きます。
  • 2006年の改良では2.5siが218PS、3.0siが272PSへ高出力化し、新しい6速ATも採用しました。前後バンパーや内装も刷新されているため、E83の後期型は単なる装備追加ではなく、エンジンと変速機まで更新されたモデルです。前期の素朴さと後期の性能向上のどちらを取るかが、初代を選ぶ際の具体的な分岐になります。
  • 実用面では40:20:40分割可倒式リアシートやラゲージ機能を備え、スポーティな走りだけに偏らない設計でした。後のF25ほど荷室は大きくありませんが、X3が最初から日常とレジャーの両方を想定していたことは変わりません。コンパクトな初期X3を求める場合、このサイズ感そのものが後継車にはない魅力になります。

FITこんな人に向いている

自然吸気直6と初期xDriveの機械的な感覚を味わいたいなら。E83は2.5iと3.0iの自然吸気直列6気筒で始まり、すべてxDriveの4WDです。後の世代よりボディが小さく、運転支援も限定的なので、最新装備よりエンジンの回転感や初期BMW Xモデルの素朴な操作感を重視する人に性格がはっきりしています。後期の2.5si/3.0siは出力とATも更新されるため、同じE83でも前期・後期で選び分ける余地があります。

CHECK選ぶときに見るポイント

E83を中古車で見るときは、2004年発売時の2.5i/3.0iと、2006年以降の2.5si/3.0siを同じ仕様として扱わない方が実態に合います。前期は2.5L 192PS/3.0L 231PSと5速AT、改良後は2.5si 218PS/3.0si 272PSと6速ATへ変化しました。エンジンの状態だけでなく、xDriveや冷却系、足回りの整備履歴まで含めて個体差を見る世代です。

2代目X3 F252011年3月~2017年10月
型式
F25
主なボディ
5ドア SAV
この世代を一言で
2代目F25は8速ATと広い室内を採用し、直6ガソリンから2.0Lターボ、クリーン・ディーゼルまでラインアップを広げた世代です。

POINTこの世代のポイント

  • 2011年3月29日にフルモデルチェンジして販売を開始。発売時はxDrive28iとxDrive35iの2車種で、どちらも3.0L直列6気筒と8速AT、xDriveを組み合わせました。先代から後席の足元を広げ、荷室も550Lへ拡大したことで、走行性能だけでなく家族利用の余裕を大きく伸ばした世代です。
  • xDrive28iは258PSの自然吸気直6、xDrive35iは306PSの直6ターボで、同じ3.0Lでも出力特性が異なります。xDrive35iではエンジン・オート・スタート/ストップも採用し、BMW EfficientDynamicsによる燃費改善を強く打ち出しました。大排気量エンジンの性能と環境性能を両立させようとした時期のX3です。
  • 2012年3月には184PSの2.0Lターボを積むxDrive20i、9月にはクリーン・ディーゼルのxDrive20d BluePerformanceを追加しました。ここからX3の中心は直6だけではなくなり、街乗り向けのガソリン4気筒と、長距離で低速トルクを使いやすいディーゼルを選べる構成へ広がります。中古車でF25が選ばれやすい理由の一つが、このパワートレインの幅です。
  • 2014年のマイナーチェンジでは外観を更新し、ドライバー支援や装備も充実しました。後期型ではxLine/M Sportも含めて選択肢が整理され、xDrive20dが実用型の中心になっています。F25では同じ世代内でも前期直6と後期4気筒系で車の性格が違うため、年式より先にエンジンを決めると候補が絞れます。

FITこんな人に向いている

広い荷室と、直6からディーゼルまで多彩な中古グレードを求めるなら。F25は550〜1,600Lの荷室と広い後席を持ち、初期の3.0L直6から、後に追加された2.0Lガソリン/ディーゼルまで選べます。現行車ほどデジタル装備を必要とせず、実用性の高いX3を中古で選びたい場合に候補が豊富です。特にxDrive20dは低回転トルクと燃費を重視する使い方、xDrive35iは直6ターボの力強さを求める使い方に向きます。

CHECK選ぶときに見るポイント

F25の代表的な中古車としてxDrive20dが多く見られますが、発売時の主力は3.0L直6のxDrive28i/xDrive35iでした。xDrive20iは2012年3月、xDrive20dは同年9月に追加されています。2014年の改良後は外観と安全装備も更新されるため、燃料の種類だけでなく、初期直6、2.0L追加後、LCI後期という流れで候補を分けると各車の狙いが見えてきます。

3代目X3 G012017年10月~2024年12月
型式
G01
主なボディ
5ドア SAV
この世代を一言で
3代目G01はxDrive20i/20dで始まり、M40d、M40i、xDrive30e PHEVまで展開。運転支援と電動化を一気に広げた世代です。

POINTこの世代のポイント

  • 2017年10月19日に受注を開始し、xDrive20iとxDrive20dをラインアップしました。xDrive20dは190PS・400Nmの2.0Lディーゼルで、納車は12月から、xDrive20iは2018年2月以降と案内されています。大型化したボディと50:50の前後重量配分を組み合わせ、快適性とスポーティさの両方を引き上げた第3世代です。
  • G01ではドライビング・アシスト・プラスを標準装備し、ACCやステアリング&レーン・コントロール・アシストなどを本格的に取り入れました。X3が単にエンジンとxDriveで走りを作る車から、センサーと制御で長距離移動の負担も減らす車へ変わったのがこの世代です。中古車では装備の世代差が日常の使い勝手に直結します。
  • 2018年には326PS・680Nmの直6ディーゼルM40d、2020年には直6ガソリンのM40iを追加しました。同じ年にはX3初のPHEVとなるxDrive30eも登場し、2.0Lガソリンとモーターでシステム292PSを発生します。実用ディーゼル、高性能直6、電気走行を含むPHEVが一つの世代に揃ったことで、G01は歴代でも動力源の幅が特に広いX3です。
  • 2021年の改良では内外装を刷新し、ハンズ・オフ機能付き渋滞運転支援など安全・運転支援を強化しました。モデル後半になるほど、パワートレインだけでなく運転支援とコネクテッド機能の違いが大きくなります。高年式G01を選ぶ場合は、同じグレード名でも改良前後の装備差まで見ておく価値があります。

FITこんな人に向いている

運転支援とパワートレインの幅を両立した中古X3を選びたいなら。G01はガソリン、ディーゼル、PHEV、Mパフォーマンスまで選択肢が広く、F25より新しい安全・運転支援も備えます。xDrive20dなら燃費とトルク、M40d/M40iなら走行性能、xDrive30eなら電気走行を日常に取り入れられます。現行G45ほど新車価格を上げずに、現代的な装備を持つX3を探す場合に選択肢が豊富な世代です。

CHECK選ぶときに見るポイント

G01は2017年発売時のxDrive20i/20dだけでなく、2018年のM40d、2020年のM40iとxDrive30e、2021年改良後の仕様まで内容が大きく広がりました。高速道路で運転支援を多用するなら2021年改良後、電気走行を生活に取り入れるならxDrive30e、直6の性能を求めるならM40系というように、年式より用途から仕様を選ぶ方がこの世代には合っています。

4代目現行世代X3 G452024年11月~現行
BMW X3 4代目
型式
G45
主なボディ
5ドア SAV
この世代を一言で
4代目G45は20 xDrive、20d xDrive、M50 xDriveを48Vハイブリッドで統一し、OS 9、ハンズ・オフ支援、最大1,700Lの荷室を備えた現行世代です。

POINTこの世代のポイント

  • 2024年11月28日に日本で販売を開始し、納車は12月以降と発表されました。発売時は20 xDrive xLine、20d xDrive M Sport、M50 xDriveを設定し、すべてに48Vマイルド・ハイブリッドを採用。従来のように電動化の有無でグレードを分けるのではなく、X3の標準的な技術として48Vを全体へ広げた世代です。
  • 20 xDriveは2.0Lガソリンでシステム140kW・310Nm、20d xDriveは2.0Lディーゼルで145kW・400Nmを発生します。M50 xDriveは3.0L直6ターボと48Vを組み合わせ、システム293kW・580Nm。燃料と出力だけでなく、M50にはMスポーツ・デファレンシャルやアダプティブMサスペンションも備わるため、高性能仕様としての差がシャシーにも及びます。
  • 車内はBMWカーブド・ディスプレイとOperating System 9を採用し、ハンズ・オフ機能付き渋滞運転支援、パーキング・アシスト・プラス、デジタル・キー・プラスなどを標準装備。従来世代よりソフトウェアと運転支援の役割が大きく、毎日の高速道路や駐車場で世代差を感じやすい部分です。荷室も570Lから最大1,700Lまで拡大できます。
  • 2026年には20 xDrive original/20d xDrive originalを追加し、主要な48Vシステムと運転支援を維持しながら装備を厳選しました。同年には20d xDrive Edition ShadowとM50 xDrive FROZEN EDITIONも設定され、通常車だけでなく限定・特別仕様の選択肢も拡大。G45は登場から短期間で価格帯とキャラクターの幅を広げています。

FITこんな人に向いている

48V、最新運転支援、広い荷室を一台にまとめたいなら。G45は通常ガソリン、ディーゼル、直6M50をすべてxDriveと48Vハイブリッドで揃えています。高速道路のハンズ・オフ支援、OS 9、デジタル・キー、570〜1,700Lの荷室も標準的な魅力です。純粋なエンジンの違いだけでなく、日常のデジタル機能や駐車支援まで含めて新しいX3を選びたい人が見る世代です。

CHECK選ぶときに見るポイント

発売時は20 xDrive xLine、20d xDrive M Sport、M50 xDriveの3本立てでしたが、2026年には20 xDrive originalと20d xDrive originalが追加されました。装備を厳選しながら48Vハイブリッドや主要運転支援を残したoriginalは価格を抑えたい人、M Sportは装備と外観、M50は直6と専用シャシーを優先する人に役割が分かれます。現行車は同じG45でも、価格差が単なる内装差ではない点を見て選ぶ必要があります。

X3はどう進化してきたか

E83からF25へ、X3は「走れるSUV」から家族で使えるSAVへ広がった

初代は自然吸気直6とxDriveの走りが中心でしたが、F25では後席と荷室を拡大し、550〜1,600Lの積載性を確保しました。子どもや荷物を載せる機会が多い場合、F25以降の余裕は日常で効いてきます。コンパクトな車体と初期BMWらしい機械感を優先するならE83、実用性を一段上げたいならF25という違いが、最初の世代選びの軸になります。

直6中心から4気筒ディーゼルまで広がり、使い方でエンジンを選ぶ車へ

E83とF25初期は直列6気筒が主役でしたが、2012年以降はxDrive20iとxDrive20dが加わり、X3の量販仕様は2.0Lへ広がりました。短中距離でガソリンの扱いやすさを取るのか、長距離でディーゼルの400Nm級トルクを生かすのかという選択が生まれます。高性能直6も残ったため、F25以降は排気量の大小ではなく、自分の走行環境に合わせて動力源を選ぶ車になりました。

G01ではPHEVとM40系が同居し、同じX3の中で役割が大きく分かれた

G01は20i/20dに加え、M40d、M40i、xDrive30eまで展開しました。自宅充電を使って短距離を電気で走りたい人と、直6の加速やシャシー性能を楽しみたい人では選ぶグレードがまったく違います。中古G01の価格だけを並べるより、日常の充電環境、年間走行距離、高性能モデルへの関心を先に決めると、豊富なラインアップが選択肢として生きてきます。

G45は48Vと運転支援を標準化し、グレード差を装備と性能へ移した

現行G45は20 xDrive、20d xDrive、M50 xDriveのすべてが48VハイブリッドとxDriveを採用しています。過去のように「4WDか」「電動化されているか」を大きな分岐にせず、ガソリン/ディーゼル、original/M Sport、M50の性能差へ選択軸を移しました。高速道路の支援機能やOS 9まで含めて新しさを求めるならG45、パワートレインの多様さを楽しむならG01という比較もできます。

X3はどの世代を選ぶ?

E83は自然吸気直6、F25は実用性と中古グレードの豊富さで選ぶ

初代E83は自然吸気直6とxDriveという組み合わせが歴代で独特です。F25になると荷室が広がり、直6だけでなく2.0Lガソリン/ディーゼルも選べます。休日の荷物や後席利用が多いならF25の方が生活に合わせやすく、エンジンの回転感やコンパクトな初期X3を味わいたいならE83が候補になります。

F25とG01で迷うなら、運転支援をどこまで必要とするかを見る

F25でも後期は安全装備が充実しますが、G01は発売時からドライビング・アシスト・プラスを標準化し、2021年改良後はハンズ・オフ支援まで進みました。高速道路を使う頻度が高い人ほど、この差は排気量より日常の疲労感に影響します。機械的なシンプルさと価格を優先するならF25、支援機能を重視するならG01後期が有力です。

G01は20d・M40系・xDrive30eで生活スタイルが変わる

長距離移動が多ければxDrive20d、直6の性能を求めるならM40d/M40i、自宅で充電できて短距離の電気走行を活用したいならxDrive30eという分け方ができます。同じG01でも維持の仕方や燃料補給、充電の手間が異なるため、馬力や価格だけで並べるより生活環境から選ぶ方がミスマッチを減らせます。

G45はoriginal・M Sport・M50のどこに価値を置くかで決まる

2026年追加のoriginalは48Vや主要運転支援を残しつつ装備を厳選し、20 xDrive originalは767万円、20d xDrive originalは787万円で発表されました。20d M Sportは装備と外観を重視する方向、M50 xDriveは直6とM専用シャシーが主役です。現行X3では同じ新しさを共有したうえで、必要な装備と走行性能にどこまで予算を配分するかが選び方の中心になります。

同じ世代でも年式、グレード、駆動方式、改良時期によって仕様は異なります。購入時は実車の状態や装備、整備履歴も含めて確認してください。

X3を選ぶときに確認したいポイント

E83は2006年改良前後で、エンジン出力とATが変わる

前期の2.5i/3.0iは192PS/231PSと5速AT、改良後の2.5si/3.0siは218PS/272PSと6速ATです。見た目の年式差だけでなく、パワートレインの内容そのものが変わっています。初代を探すときは自然吸気直6という共通点だけでまとめず、前期の素朴さと後期の性能向上のどちらを求めるかを決めると候補の意味が明確になります。

F25のxDrive20dは発売時グレードではない

2代目は2011年3月にxDrive28i/xDrive35iで始まり、xDrive20iは2012年3月、xDrive20dは同年9月に追加されました。中古市場では20dが目立つため、F25の最初からディーゼルが主力だったように見えますが、初期車は直6が中心です。初年度付近を狙う場合は、欲しいエンジンがその時期に存在したかまで見ておくと世代内の違いを取り違えません。

G01後期は2021年改良で運転支援の価値が大きく変わる

2021年10月の改良ではハンズ・オフ機能付き渋滞運転支援などが導入され、内外装も更新されました。高速道路の渋滞を頻繁に走る人にとって、同じxDrive20dでも改良前後の差はエンジン出力以上に実用的です。価格差が小さい中古車同士なら、走行距離だけでなく運転支援の世代まで含めて見る価値があります。

G45は20 xDrive/20d xDrive/M50で、燃料と性能の役割が明確

20 xDriveはガソリン、20d xDriveはディーゼル、M50 xDriveは3.0L直6ガソリンのMパフォーマンスです。全車が48VとxDriveを共有するため、駆動方式だけでは差が見えません。街中と短中距離を中心に使うのか、長距離でディーゼルのトルクを生かすのか、直6と専用シャシーまで求めるのかという使い方が、グレード選択にそのままつながります。

現行モデル情報

4代目 X3 G45

情報確認:2026年9月

BMW X3 4代目

20 xDrive/20d xDriveにoriginalを追加

48Vハイブリッド、ドライビング・アシスト・プロフェッショナル、デジタル・キー・プラスなど主要機能を残しつつ装備を厳選したoriginalを発表。20 xDrive originalを767万円、20d xDrive originalを787万円とし、7月初旬から販売開始予定としました。

M50 xDrive FROZEN EDITIONを設定

M50 xDriveをベースにBMW Individualのフローズン・カラーとカーボン・パーツを採用した特別仕様車を販売開始。価格は1,148万円で、直6Mパフォーマンスの外観と装備をさらにスポーティに仕立てた仕様です。

最新の販売状況、受注状況、グレード構成、価格については、メーカー公式サイトまたは正規販売店で確認してください。