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カーシェアの月額料金、「乗らない月は損」って本当?
カーシェアリングに興味はあるけれど、どうしても気になるのが、毎月かかる「月額基本料」。「もし、今月一度も車に乗らなかったら、月額料金ぶん、まるまる損しちゃうんじゃないの?」そんな風に考えて、入会をためらっていませんか?
ご安心ください。その考えは、半分正解で、半分は大きな誤解です。実は、多くのカーシェア会社では、月額料金が、そのまま同額の「無料利用分」として使える仕組みになっています。つまり、携帯電話の「無料通話分」と同じ。少しでも車に乗るなら、決して「損」にはならないのです。
この記事では、そんなカーシェアの月額料金の「カラクリ」と、あなたの利用頻度なら、月額有料プランと無料プラン、どちらがお得になるのか、その「損益分岐点」を、分かりやすく徹底解説します。この記事を読めば、あなたはもう、月額料金に惑わされず、自分にとって最も賢い選択ができるようになります。
【結論】月額料金は「無料通話分」と同じ!月1時間乗るなら、まず損はしない
カーシェアの月額料金は、一見すると、使わなくてもお金がかかる「もったいない」ものに見えます。しかし、その仕組みは、かつての携帯電話の料金プランにあった「無料通話分」と、全く同じです。結論から言うと、「月額料金と同額の利用料金が、毎月タダになる」ため、月に1時間程度でも利用するなら、まず損をすることはありません。
ここでは、月額料金の仕組みと、主な2つのプランタイプについて、そのポイントを見ていきましょう。
カーシェア月額料金、3つの基本ポイント
- ① 月額料金は「無料利用分」になる
→ タイムズカーなどの有料プランでは、月額基本料(例:880円)が、そのまま880円ぶんの利用料金として使えます。そのため、毎月880円以上利用する人にとっては、月額料金は実質0円です。 - ② 月額有料プランの特徴
→ タイムズカーやカレコなどが採用。月額料金がかかる代わりに、時間料金が、月額無料プランより安く設定されているのが特徴です。定期的に利用する人ほどお得になります。 - ③ 月額無料プランの特徴
→ dカーシェアなどが採用。月額料金が0円なので、全く乗らない月があっても、損をすることはありません。ただし、時間料金は、有料プランより割高になります。たまにしか乗らない人向けです。
つまり、あなたの利用頻度によって、どちらのプランがお得になるかが決まるのです。この「損益分岐点」を理解することが、賢いプラン選びの鍵となります。次のセクションでは、それぞれのプランの仕組みを、さらに詳しく解説していきます。
【仕組みを解説】カーシェアの「月額料金」と「無料プラン」のカラクリ
ここからは、カーシェアの月額料金の仕組みと、主な2つのプラン、「月額無料プラン」と「月額有料プラン」の、それぞれのメリット・デメリットを詳しく見ていきましょう。この違いを理解すれば、あなたに最適なプランが見えてきます。
そもそも、なぜ月額料金があるの?(無料利用分について)
多くのカーシェア会社が月額料金を設定しているのは、安定した収益を確保し、車のメンテナンスや、システムの維持管理費用に充てるためです。しかし、ただ会費を取るだけでは、利用者はなかなか増えません。
そこで、ほとんどの月額有料プランでは、支払った月額料金が、そのまま、同額の利用料金として使える「無料利用分」という仕組みを導入しています。例えば、月額880円のプランなら、毎月880円ぶんの利用料金が、いわばプレゼントされるのです。30分(約440円)の利用を、月に2回すれば、それだけで元が取れてしまいます。この仕組みがあるため、定期的に利用する人にとっては、月額料金は実質的に存在しないのと同じになります。
月額無料プラン(dカーシェアなど)のメリット・デメリット
メリット
最大のメリットは、当然ながら、月額料金が0円であることです。車に全く乗らない月があっても、費用は一切発生しません。「たまにしか乗らないかもしれない」「お試しで始めてみたい」という方にとって、これ以上ないほど、心理的なハードルが低いプランです。
デメリット
デメリットは、15分あたりの時間料金が、月額有料プランに比べて、割高に設定されていることです。そのため、利用時間が長くなればなるほど、有料プランとの料金差はどんどん開いていきます。また、dカーシェアは、提携先のカーシェア会社の車を利用する仕組みなので、本家の会員と予約が競合した場合、不利になる可能性もゼロではありません。
月額有料プラン(タイムズカーなど)のメリット・デメリット
メリット
最大のメリットは、時間料金が、月額無料プランより安く設定されていることです。例えば、15分あたり220円など、安価な料金で利用できます。そのため、月々の利用時間が長ければ長いほど、無料プランより総支払額は安くなります。また、自社の会員が優先されるため、予約の確実性も高いと言えるでしょう。
デメリット
デメリットは、やはり、全く利用しない月でも、月額基本料(880円~980円程度)がかかってしまう点です。無料利用分は、翌月に繰り越せない会社がほとんどのため、月に一度も乗らないと、その月の月額料金は、純粋な「掛け捨て」になってしまいます。この点が、「もったいない」と言われる最大の理由です。
【損益分岐点】あなたはどっちがお得?無料プラン vs 有料プラン
無料プランと有料プラン、それぞれのメリット・デメリットが分かりました。では、具体的に、月にどれくらい利用すると、どちらのプランがお得になるのでしょうか。その「損益分岐点」を、具体的な料金を基にシミュレーションしてみましょう。
ここでは、以下の前提条件で計算します。
- 月額有料プラン(タイムズカーを想定):月額基本料 880円(880円分の無料利用付き)、時間料金 220円/15分
- 月額無料プラン(dカーシェア経由のタイムズ利用を想定):月額基本料 0円、時間料金 275円/15分
ケース①:月に「1時間未満」しか乗らない場合
例えば、月に合計で45分だけ、買い物などで車を利用した場合を考えてみましょう。
【料金計算】
- 有料プラン:
時間料金は 220円×3 = 660円。これは月額基本料の無料利用分(880円)の範囲内なので、追加料金は0円。支払うのは、月額基本料の880円のみ。 - 無料プラン:
時間料金は 275円×3 = 825円。月額基本料は0円なので、支払額は825円。
→ この場合、月額無料プランの方が、55円お得になります。
ケース②:月に「1時間以上」乗る場合
次に、月に合計で2時間(120分)、車を利用した場合を考えます。
【料金計算】
- 有料プラン:
時間料金は 220円×8 = 1,760円。無料利用分880円を超えるため、支払うのは、月額基本料と超過分を合わせた1,760円。 - 無料プラン:
時間料金は 275円×8 = 2,200円。月額基本料は0円なので、支払額は2,200円。
→ この場合、月額有料プランの方が、440円もお得になります。
損益分岐点のシミュレーション(比較表)
利用時間ごとの総支払額を比較すると、損益分岐点は月に1時間弱あたりにあることが分かります。
| 月の利用時間 | 有料プラン総支払額 | 無料プラン総支払額 | お得なのは? |
|---|---|---|---|
| 30分 | 880円 | 550円 | 無料プラン |
| 45分 | 880円 | 825円 | 無料プラン |
| 1時間 | 880円 | 1,100円 | 有料プラン |
| 2時間 | 1,760円 | 2,200円 | 有料プラン |
【初心者さんのギモン】カーシェアの月額料金やプランに関するFAQ
- Q1. 月額料金の「無料利用分」が余った場合、翌月に繰り越しはできますか?
- A. いいえ、ほとんどのカーシェア会社では、無料利用分の繰り越しはできません。月額基本料に含まれる無料利用分は、その月の中でしか使えず、月末にはリセットされてしまいます。そのため、全く利用しなかった月の月額料金は、純粋な「掛け捨て」となります。この点が、月額料金が「もったいない」と言われる理由の一つです。
- Q2. 月額有料プランと無料プランは、後から変更できますか?
- A. はい、多くの会社で、会員専用サイトなどから、いつでもプラン変更が可能です。例えば、「来月から長期出張で、車に乗る機会がなくなる」といった場合は、有料プランから無料プランに変更しておくことで、無駄な月額料金を払わずに済みます。ライフスタイルの変化に合わせて、柔軟にプランを見直しましょう。
- Q3. 月額料金は、どのような方法で支払うのですか?
- A. クレジットカードでの支払いが基本です。カーシェアに入会する際に、支払い用のクレジットカードを登録します。月額基本料や、毎月の利用料金は、その登録したクレジットカードに対して、自動で請求される仕組みになっています。現金や口座振替での支払いは、基本的には対応していません。
- Q4. 学生向けの、もっとお得なプランはありますか?
- A. はい、あります。多くの大手カーシェア会社では、学生向けに、在学中の数年間、月額基本料が0円になるという、非常にお得なプランを用意しています。これにより、学生は、月額有料プランの安い時間料金を、月額費の負担なしで利用できます。入会時に、学生証の提示などが必要になります。
- Q5. プラン変更のベストなタイミングは、いつですか?
- A. あなたの車の利用頻度が、今後、数ヶ月にわたって大きく変わる、と分かった時がベストタイミングです。例えば、①転職や転居で、車をほとんど使わなくなりそうな時(有料→無料へ)、②逆に、車通勤が始まるなど、利用が急増しそうな時(無料→有料へ)、③学生プランの無料期間が終わる時、などです。
【まとめ】自分の利用頻度に合わせて、最適なプランを選ぼう!
今回は、カーシェアの月額料金の仕組みと、有料プラン・無料プランの損益分岐点について解説しました。結論は、月額料金は「無料利用分」として使えるため、一概に「もったいない」とは言えないこと。そして、どちらのプランがお得になるかは、あなたの月の利用時間で決まる、ということでしたね。
あなたの利用頻度に合わせた、最適なプランを選びましょう。
- 月に1時間も乗らないなら → 月額無料プランがお得。
- 月に1時間以上は乗るなら → 月額有料プランがお得。
あなたの1ヶ月のカーシェア利用時間は、どれくらいになりそうでしょうか?まずは、ご自身のライフスタイルを振り返り、月に何時間くらい車を使うか、想像してみましょう。そして、その利用時間に合った、最もお得なプランを提供しているカーシェア会社はどこか、公式サイトで比較してみることから、賢いカーシェアライフを始めてみてはいかがでしょうか。