専用チューンで磨かれたレーシング性能
アルピーヌ・ジャポンは110台限定の高性能モデル「A110 Rウルティム」の注文受付を開始。うち15台はグラデーション塗装と特別内装を持つ「LA BLEUE」。1.8リッター直噴ターボにはGT4レーシング由来の鍛造ピストンや強化コンロッド、大径ターボ&軽量タービンを組み合わせ、325PS・420N·mを発生。専用DCTとトルセンLSD、Öhlins製TTXダンパー、APレーシング製ブレーキでシャシー強化。前後スプリッター&ダックテールでダウンフォースを大幅増強し、1120kgの軽量ボディを実現。アトリエオプションで5670通り以上のカスタムが可能。価格は4200万円から。
レーシングスピリットに胸が高鳴る
新型A110 Rウルティムの存在感は、写真だけで緊張感が伝わってくるほど迫力があります。鍛造ピストンや大径ターボといったレーシング由来のパーツを身にまとった心臓部は、まるでサーキット専用車両を彷彿とさせる質感。そのエンジン音が脳裏に響く瞬間を想像するだけでワクワクが止まりません。
Öhlins製TTXダンパーとAPレーシング製ブレーキが与えるシャシー性能の高さも魅力的で、路面をしっかり捉えつつもしなやかに動く足回りを思うと、コーナーリングの楽しさを強く感じます。
1120kgという軽量ボディは、アクセルを踏み込んだ瞬間の鋭いレスポンスを予感させ、トルセンLSDの効果で駆動力が的確に路面に伝わる安心感も期待できます。
さらにアトリエオプションで自分好みに仕立てられる内外装のカスタマイズは、選ぶ楽しみを膨らませます。特別な「LA BLEUE」のグラデーション塗装は、見る角度で表情が変わるアートピースのようで、所有する喜びを大きく高めてくれそうです。
極限までそぎ落とされた造形美と性能が見事に融合した姿は、真のスポーツカー好きにこそ響く一台。市販車でありながらレーストラックでのポテンシャルを感じさせる完成度は、アルピーヌの技術力と情熱が注ぎ込まれた証しと言えそうです。