量産型フェンダーで示す電動スポーツの本気度
BMWが開発中のEV版「M3 EV」プロトタイプが捉えられた。従来のリベット留めアーチエクステンションを廃した量産型フェンダーとテールパイプレスのリアディフューザーで、ベースモデルより76mmワイド化。各ホイールに1基ずつ配置する4モーターは最大出力1360PSを誇るが、量産では710PS程度に抑制予定。CES 2025発表のパノラミックiDriveや最新ドライバー支援、内燃モデル用マイルドハイブリッド6気筒も併売し、スポーツセダンのEV化に注力している。
EVスポーツの未来像にワクワク
太くワイドになったフェンダーと低いスタンスからは、ガソリン版以上の迫力を感じます。M3らしい精悍さを残しつつ、確実にEVへシフトしている姿勢は本気そのものです。
4モーター×1360PSという数字は桁違いのインパクト。量産仕様でも710PSと聞くだけで、加速性能がどれほど鋭いのか想像が膨らみます。
パノラミックiDriveをはじめとする最新インフォテインメントは、EVの先進感を高めてくれそう。運転中の情報表示や操作性も気になるポイントです。
内燃6気筒との併売は、まだガソリンエンジンを愛するユーザーにも配慮した戦略。EV化の波を感じつつ、BMWらしい選択肢を広げる取り組みだと感じました。
BMW M3 EVが「ベストオブEVスポーツ」と呼ばれる期待も納得できるほど、本気度を隅々にまで行き渡らせたプロトタイプ。市販モデルがどこまでこの姿を保つのか、続報が待ち遠しいです。