低燃費と快適性を両立
スズキが軽乗用車アルトを一部仕様変更し、空力性能を強化。フロントバンパーガーニッシュの形状変更と柔らかな造形の前後バンパー、ルーフエンドスポイラー追加でガソリン・ハイブリッド軽自動車クラスでWLTCモード28.2km/ℓの燃費を達成(ハイブリッドS/XのFF車)。新色テラコッタピンクメタリックを含む全12色を設定し、ツートンルーフもソフトベージュ/ブラックをラインナップ。最新デュアルセンサーブレーキサポートIIを標準化し、低速前後ブレーキサポートや車線逸脱抑制、前方パーキングセンサーを追加。上級Xグレードには本革巻きステアリングやメッキインサイドドアハンドル、緊急通報対応「スズキコネクト」を装備している。
日常で実感する改良ポイント
外観のブラッシュアップで、フロントマスクが引き締まった印象になりました。柔らかなバンパー形状と新デザインのガーニッシュは小さくても上質感が伝わり、通勤や買い物のたびに見慣れたクルマの印象が変わる楽しさがあります。
ルーフエンドスポイラーの効果で燃費性能が向上したのは、普段の走行でもアクセルワークに対する軽やかさとして感じられそう。28.2km/ℓという数値は家庭のドライブシーンでの実用性に直結するため、週末の遠出でも給油回数の低減が期待できます。
安全装備がデュアルセンサーブレーキサポートIIへ進化したことで、信号待ちの発進時や駐車場での低速走行が安心に。車線逸脱抑制や後退時のブレーキサポートも標準化され、運転操作に集中しやすくなったと感じます。
内装面では、ハイブリッドXの本革巻きステアリングとメッキハンドルがさりげない高級感を演出。緊急通報やリモートエアコン操作が可能な「スズキコネクト」は、万一のトラブル時に頼りになる心強い機能です。
カラーラインナップが12種類へ拡充されたことも見逃せません。テラコッタピンクやソフトベージュルーフのツートンカラーは、個性をさりげなく主張しつつ軽自動車ならではの取り回しの良さとマッチしています。
実用性と快適性、安全性を同時に進化させた今回の改良は、アルトという日常の相棒をさらに身近に、気軽に楽しめる存在へと高めてくれました。