究極のV8サウンドを封じ込めた最終章
レクサスRCの高性能モデル「RC F」に、最終限定モデルとして“ファイナルエディション”が登場した。自然吸気V8エンジンを特別チューンし、カーボン製リップスポイラーとアクティブリアウイングを装備。内外装の随所に専用パーツを配し、200台限定のプレミアム感を演出。生産終了を迎えるRCシリーズにおける集大成として、圧倒的な走りと嗜好性を両立している。
音とデザインが描く最後のドライビング詩
RC Fファイナルエディションは、まずエンジンの咆哮が印象的です。自然吸気V8の吹け上がりは、電子スピーカーでは決して味わえない生の刺激を与えてくれます。アクセルを踏み込むたびに湧き上がるサウンドは、最終モデルとしての“締めくくり”にふさわしい迫力を備えています。
カーボンリップスポイラーやアクティブリアウイングは、見た目の華やかさだけでなく空力性能にも貢献。高速域での安定感が増し、コーナーへのアプローチがより安心感のあるものに変化しそうです。限られた200台という希少性も相まって、オーナーであることのステータスを強く感じられそうです。
インテリアには専用バッジやアルカンターラのシート素材が使用され、肌で感じる質感の高さが魅力。日常的な使い勝手はそのままに、乗り込むたびに特別感を味わえる点は嬉しいポイントです。
モデルチェンジなしで幕を下ろすRCシリーズにとって、最後の情熱を注いだ一台。エンジン音と走りの感触、それに伴うデザインの研ぎ澄まされた美しさを存分に楽しめるこのモデルは、ファンの記憶に深く刻まれることでしょう。