伝統と先進が融合したコンパクトSUV
ステランティスジャパンはアルファロメオ初のコンパクトSUV「ジュニア」を国内導入。ハイブリッド「イブリダ」は420万円から、EV「エレットリカ プレミアム」は556万円から設定し、発売記念限定の「イブリダ スペチアーレ」は200台限定533万円で展開する。車名は1960年代の「GT 1300ジュニア」に由来。デザインはチェントロスティーレ製トリノが手がけ、三眼ヘッドライトやトライローブグリル、伝統のコーダトロンカを現代的に再解釈。直感操作できるコックピットとアンビエントLEDによる上質な空間、ハイブリッド145ps、EVで494kmの航続距離、安全装備も充実し、スポーツマインドを幅広いシーンで楽しめるモデルに仕上げた。
“走りと感性”を研ぎ澄ます体験
ジュニアの特徴は、まず古典的スポーツカーを彷彿とさせるエクステリア。三眼ヘッドライトやトライローブグリルの意匠は、アルファロメオの情熱をしっかりと受け継ぎながらも、小さなSUVだからこそ映えるシャープさがあります。パーソナライズできるカラーも豊富なので、街中で遭遇しても「あ、ジュニアだ」とすぐに気づくデザイン性の高さが魅力です。
ハイブリッドモデルは1.2リッターターボ+16kWモーターの組み合わせで145psのシステム出力を実現し、普段使いの街乗りから山道のワインディングまで軽やかにこなせそう。エレットリカのEVモデルは1充電で最大494km走れるので、長距離移動でも安心感があります。バッテリー容量と航続距離のバランスが取れている点は、EV初挑戦の人にも心強いポイントでしょう。
インテリアはドライバー中心のレイアウトで、操作系は直感的。アンビエントライトが夜間のドライブにドラマチックな演出を加え、普段の移動がちょっと特別な時間に変わる予感があります。ラゲッジも415〜400リットルと余裕があり、週末のレジャーや買い物にも困りません。
安全装備はアダプティブクルーズやブラインドスポットモニター、360度センサーなどを標準化し、安心感をサポート。アルファロメオのスポーツマインドを残しながらも、日常的に使いやすく仕上げたことが好印象です。140年以上の歴史を持つブランドが放つ最新モデルは、伝統と革新を両立させた”走りの喜び”を改めて教えてくれる存在だと感じました。