ディーゼル+MHEVで走りと効率を両立
アウディ ジャパンは『A5/A5アバント』シリーズに2リットル直4ディーゼルターボを搭載する「TDIクワトロ150kW」を追加。エンジンは204PS/400Nmを発生し、新開発の48Vマイルドハイブリッド「MHEVプラス」とツインドージングSCRで環境性能を強化。MHEVプラスは最大24PSのアシストと34PSの回生を実現し、省燃費と滑らかな走りを両立。7速DCTとクワトロAWDを組み合わせ、電動走行も可能。価格は716万円から。限定260台の「エディションワン」も同時発売。
存在感と最新技術を兼ね備えたディーゼルA5
待望だったアウディA5/A5アバントへのディーゼル搭載は、上質な走りと環境配慮を両立する挑戦として興味深いです。2リッター直4ディーゼルはトルクフルながらマイルドハイブリッドのアシストで滑らかな加速感を演出し、ガソリンモデルとは一味違う重量感ある走行フィールが想像できます。
MHEVプラスの最大24PSアシストは発進加速時に力強さを補い、減速時の34PS回生で効率性を向上。高速巡航ではディーゼルらしい深い鼓動が味わえそうです。さらにツインドージングSCRとバランスシャフトの組み合わせは高度な排出ガス対策と静粛性を実現し、長距離ドライブの快適性にも期待できます。
クワトロAWDとの組み合わせは路面追従性と安心感をもたらし、雨天や冬道など多様なシチュエーションで頼りになるはず。一方で、ディーゼルの特性を生かすためのドライビングスタイルを探る楽しみもあり、ドライバーの腕が試されそうです。
限定モデル「エディションワン」は専用パッケージと内外装の特別仕様で高級感が際立ち、プレステージを求めるユーザーにとって見逃せない一台。260台限定という希少性もオーナー満足度を高める要素でしょう。
ガソリンと電動化が進む中、新しいディーゼルのアプローチは逆転の発想ともいえます。アウディの技術力が結集したこのモデルが、ユーザーからどのように評価されるか注目したいです。