XC60が240を超えた背景
ボルボXC60は、2008年にデビューしたミドルサイズSUVで、累計販売台数が270万台を突破し、30年以上にわたりベストセラーを誇ったボルボ240を抜いて歴代トップの座に就きました。初代モデルは高い安全性と品質を武器に幅広い層から支持を集め、2代目となる現行モデルは「ワールド・カー・オブ・ザ・イヤー」を受賞するなど、国際的な評価も獲得。さらにプラグインハイブリッド(PHEV)が欧州で最も売れるPHEVとなり、電動化にも貢献しています。2026年モデルでは内外装を刷新し、直感的な操作性や快適性、最新インフォテインメントを強化。ボルボ初のグローバルSUVとして、さらなる成長が期待されます。
長く愛される理由をあれこれ考える
XC60が240の実績を超えたというニュースを聞いて、改めて「安全第一」を掲げ続けるボルボの強みを感じました。240時代の「家族の足」として築いた信頼を、そのままSUVに受け継いだ点が大きいのでしょう。
特にXC60は、初代から取り入れたシティセーフティ(低速衝突回避ブレーキ)や最新の対向車線逸脱回避支援など、他社に先駆けた安全技術を惜しみなく搭載。これによって「事故の心配が減る」という安心感が、ファミリーユーザーだけでなく幅広い層に響いている気がします。
さらにPHEVモデルの普及によって、「ボルボ=環境に配慮したブランド」というイメージも強まりました。欧州でのPHEV販売首位という実績は、電動化への取り組みが評価された証拠です。
2026年モデルではデザインと操作系のリフレッシュが行われ、内装の質感やインフォテインメントの反応速度も改善。実車は体験していませんが、ニュース記事から察するに、日常のストレスを減らす工夫が随所に盛り込まれていそうで期待が高まります。
これからも「安心して長く乗れるSUV」として進化し続けるXC60。240のように次世代にも語り継がれるモデルになるのか、注目したいところです。