ロッシ×BMWが生んだ限定スペシャル
「M4 CS VR46」はBMWがヴァレンティーノ・ロッシ選手とコラボした日本2台限定の特別仕様車です。6月27日から7月9日まで受注を受付、価格は2918万円、納車は2025年第4四半期以降を予定。全世界92台の希少モデルで、マリナ・ベイ・ブルーとフローズン・タンザナイト・ブルーを各46台用意し、日本へは各色1台を導入。ドアには「46」のナンバリングやサン・パウロ・イエローのアクセント、カーボンバケットシートや専用イエローのブレーキキャリパーなど、専用装備を多数搭載。注文は専用サイト限定で受け付けられ、BMW Mの高性能とロッシ選手のイメージカラーを融合したコレクターズアイテムとして注目されます。
ロッシの世界観が息づく一台
ロッシ選手のナンバー46がドアに大きく刻まれたビジュアルは、ファン心を強く刺激します。イメージカラーのブルーとイエローを組み合わせたデザインは、レーシングシーンを思い起こさせると同時に、コレクターズモデルとしての特別感を際立たせています。エアバルブやキャリパーに配されたサン・パウロ・イエローの差し色は、遊び心と精緻さを両立させた秀逸なアクセントです。
マリナ・ベイ・ブルーとフローズン・タンザナイト・ブルーという深みのある2色は、どちらも単色では味わえない重厚感があります。ワークスドライバーとのコラボというストーリー性を伴いながら、色彩設計そのものがアートピースのように見えます。光の当たり方で表情を変えるボディカラーは、眺めているだけでワクワク感が高まる仕上がりです。
インテリアに目を向けると、カーボンバケットシートにあしらわれた「VR46」ロゴの存在感は圧倒的です。背もたれとステアリングにはイエローのアクセントが施され、スポーティさと高級感を同時に演出。M4 CSならではのレーシングDNAが息づく気持ち良いドライビングポジションには、思わず気分が高揚しました。
国内2台限定という希少性は、所有欲を大いに満たしてくれます。注文期間も短く専用サイトでのみ受付という点は、希少モデルならではの厳選感を演出しています。納車は2025年第4四半期以降とまだ先ですが、待つ時間も含めてプレミアムな体験として楽しめそうです。
まだ実車には触れていませんが、このコラボモデルはBMW Mの高性能とロッシ選手のアイデンティティを融合した“走るアート”だと感じます。スポーツカーとしての性能はもちろんのこと、製作背景にある情熱とストーリー性を愛でることで、より深くクルマとの一体感を味わえるモデルだと思います。