ANAマイレージクラブとの国内初提携
Audi Volkswagen Retail Japan(AVRJ)は、フォルクスワーゲン正規ディーラーとして国内11店舗でANAマイレージクラブ会員向けに新サービスを開始した。対象はフォルクスワーゲンの全新車モデルで、PoloとT-Cross購入で5000マイル、T-Roc、Golf、Golf Variant、Golf Touran、Tiguan、Passat、ID.4、ID. Buzzは1万マイルを積算する。手続きは購入時に専用フォームへ登録するだけで完了し、自動的にマイルが付与される仕組みだ。国内初の取り組みは、両社の提携による顧客メリット強化を狙う。
マイルとクルマがつなぐ新たな魅力
フォルクスワーゲンの新車を購入した際に、いつものドライブとは別にANAマイルがたまるなんて、クルマ好きには見逃せない特典ですよね。これまで試乗やメンテナンスでポイントが増えるサービスはありましたが、新車購入そのものが大きな「マイル獲得チャンス」となるのは刺激的です。
しかもPoloやT-Crossなら5000マイル、T-RocやGolf、Tiguanなどの上位モデルなら1万マイルも一気にたまるというのは、たとえば東京—福岡往復の特典航空券にほぼ相当する価値です。新車を選ぶ際のワクワク感に加えて、旅行の計画まで視野に入ってくるのが面白いですね。
登録も簡単で、ディーラー購入時にフォームに入力するだけ。やや硬い手続きが多い自動車業界で、スムーズな導入の仕組みを用意してきたのは高評価です。ディーラー側も「新車購入=マイル加算」とシンプルに訴求できるため、営業トークに一層の説得力が生まれそう。
個人的には、走行距離を伸ばすほどにマイルがたまるわけではない分、「買い時」のメリットが明確化されたのが面白いと感じます。新車への乗り換えを検討する際には、年に一度の大きなマイル還元時期を狙うのもアリかもしれませんね(もちろん他要素も考慮ですが)。
今後はユーザー同士で「いくらマイルが貯まったか」を共有するコミュニティが生まれるかも。クルマと航空マイルを組み合わせた新たな楽しみ方が、フォルクスワーゲンのファン層をさらに広げていくのではないでしょうか。