FC展開で急成長を牽引
ニコニコレンタカーは、2025年6月に新たに15店舗を全国で同時オープンし、店舗数を1452店に拡大しました。異業種からも参入しやすいFCビジネスモデルを採用し、加盟店向けに車両調達や販促、求人支援から開業後の収益最大化プログラムまで一貫サポート。独自開発の業務管理システム『NICOLAS』により顧客の9割超を自動集客する点が大きな強みです。会員数は280万人を突破し、レンタル回数110%増、会員利用数118%増、売上125%増、登録車両数110%増と顕著な成長を記録。また、マーケティング企業MICの支援で車検商品強化や人材育成にも注力し、FC事業説明会参加者には2大特典を提供するなど、新規オーナーの短期投資回収と即時黒字化をサポートしています。
FC拡大に見るビジネスモデルの優位性
車好きの視点から言うと、レンタカーの店舗網拡大は単なる利便性向上にとどまらず、市場シェア獲得の重要な一手だと感じます。特にニコニコレンタカーの『NICOLAS』による自動集客は、中小規模の事業者にとって大きな安心材料でしょう。自力集客の負担が軽減されるだけでなく、予約から在庫管理、書類作成までをシステムで一元管理できるのは、運営効率アップに直結します。
さらに、280万人超の会員基盤が示すように、既存ユーザーの囲い込みにも成功している点が興味深いです。利用者側としては、全国どこでも同じアプリで予約できる利便性が大きな魅力。地方で突発的に車が必要になった際にもスムーズに借りられる安心感があります。
一方、加盟店側の視点では、FC事業説明会参加のインセンティブや、短期間で黒字化を見込めるモデル設計が心強いポイントです。異業種からの参入障壁を下げつつ、サポート体制を強化していることから、初めてレンタカービジネスに挑戦する事業者にも好機と言えそうです。
個人的には、売上・会員利用数・登録車両数がいずれも前年超えしている点に、ビジネスモデルの堅実さを感じます。今後、自社運営だけでなく、他業界とのコラボや地域密着イベントを通じたOMO(Online Merges with Offline)の展開にも注目したいところです。ニコニコレンタカーの次なる一手が何か、楽しみですね。