軽スーパーハイトワゴン市場のパイオニアが打ち立てた金字塔
ダイハツ工業は、基幹モデルである軽スーパーハイトワゴン「タント」シリーズの国内累計販売台数が、2025年5月末時点で300万台を達成したと発表しました。2003年の初代モデル発売以来、タントは広大な室内空間で市場を切り拓き、特に助手席側のピラーをなくした「ミラクルオープンドア」で、子育て世代を中心に絶大な支持を獲得。唯一無二の利便性で独自のポジションを確立しました。2019年登場の現行4代目では、新世代のクルマづくり「DNGA」を採用して基本性能を大幅に向上させ、2022年にはアウトドア志向の「ファンクロス」を追加するなど、常にユーザーニーズを捉えて進化を続けてきたことが、今回の偉大な記録に繋がりました。
ユーザーに愛され続ける理由を改めて実感
タントが300万台達成と聞いて、やっぱり凄いなと素直に感じました。軽自動車という限られた規格の中で、これだけの長きにわたりトップランナーで在り続けるのは、本当に偉大なことだと思います。僕の周りでも、友人が子供の誕生を機に2代目のタントに乗り換えた時、あの「ミラクルオープンドア」を初めて見て衝撃を受けたのを覚えています。ベビーカーの積み下ろしや子供の乗り降りが本当に楽そうで、「これは売れるわけだ」と納得させられました。単なる移動手段としてだけでなく、家族の生活に寄り添う「道具」としての価値を追求したことが、タントが多くの人に選ばれてきた最大の理由でしょう。
最近では、定番のファミリーユースだけでなく、流行りのアウトドア需要に応える「ファンクロス」を追加したのも見事な一手ですよね。タフな内外装デザインや防水加工された荷室は、まさに「こういうのが欲しかった!」というユーザーの心を的確に掴んでいます。基本の使いやすさはそのままに、遊びのフィールドを広げてくれる選択肢が増えたことで、タントの魅力はさらに深まったと感じます。これからも、時代を反映しながら僕らをワクワクさせてくれる存在であり続けてほしいですね。