アバルト 595 初代
まずはここだけ。595初代を30秒で理解
日本の595は2013年1月に登場し、1.4Lターボを軸に出力、トランスミッション、足まわりの違いで性格を広げてきた世代です。初期の160PS仕様から、145PSの595、165PSのTurismo/F595、180PSのCompetizioneへ展開。F595の日本向け生産は2024年5月で終了しています。
595シリーズとして国内デビュー
直列4気筒インタークーラー付
時期とグレードで差がある
前輪駆動
設定はグレードごとに異なる
165PS・5MTを中心に展開
595初代って、どんなクルマ?
日本での595シリーズ導入は2013年1月。595 Turismoと595 Competizioneを中心に展開が始まります。導入初期は1.4Lターボを160PSまで高め、当時のAbarth 500より一段強い性能と装備を持つモデルとして展開されています。
この世代を一つの数字だけで語れないのは、販売期間の途中で役割が細かく分かれ、2017年には標準595が145PS、Turismoが165PS、Competizioneが180PSという三段階の構成へ整理されたからです。
出力差は、そのまま装備差にもつながっています。145PSの595は16インチタイヤと比較的シンプルな足まわりを組み合わせ、165PSのTurismoはリアKONI FSDやレザーシート、180PSのCompetizioneは前後KONI FSD、Brembo製フロント4ポッド、Sabelt製スポーツシートを採用。単純なエンジン違いではありません。
2022年に加わったF595は165PSながらTurismoとは構成が異なり、5MTのみで左右ハンドルを設定し、17インチタイヤ、前後KONI FSD、専用レイアウトのレコードモンツァを組み合わせています。
最終期にはF595を基礎にしたF595CとF595C 2nd Editionも登場。F595Cは160台、2nd Editionは90台に限られました。F595の日本向け生産は2024年5月で終了し、在庫終了をもって国内販売を終えることが公式に発表されています。
同じ1.4Lターボでも、145・165・180PSで性格が違う
595初代の中心は1,368ccの直列4気筒ターボですが、出力と過給系、足まわり、トランスミッションの組み合わせが異なるため、最高出力だけでは各仕様の役割を捉えきれません。
標準595の軽さを生かす基本仕様
2017年以降の標準595は145PS/180Nm、SPORT時210Nmで、2020年時点では車重1,110kgと16インチタイヤを組み合わせ、シリーズの中で最も穏やかなサスペンション設定です。
145PS仕様で押さえたい点
- 最高出力145PS、SPORT時最大トルク210Nm
- 2020年時点の車重は1,110kg
- 195/45R16タイヤを装着
- MTとMTAが設定された時期がある
TurismoとF595で使い方が分かれる中間仕様
165PS仕様は210Nm、SPORT時230Nmを発生。TurismoはMTA、レザーシート、リアKONI FSDを組み合わせます。F595では5MT、前後KONI FSD、17インチタイヤ、レコードモンツァへ構成が変わります。
同じ出力でも、Turismoは装備とMTA、F595はMT操作とシャシー装備を軸に選ぶモデルです。
165PS仕様で押さえたい点
- 最高出力165PS、SPORT時最大トルク230Nm
- Turismoは右ハンドルMTAを中心に展開
- F595は右/左ハンドルの5MT
- F595は前後KONI FSDと17インチタイヤを採用
Competizioneはブレーキとシートまで専用化
595 Competizioneは180PS/230Nm、SPORT時250Nm。過給にはGT1446タービンを使います。前後KONI FSD、Brembo製フロント4ポッドキャリパー、Sabelt製スポーツシート、レコードモンツァまで含めて高性能仕様を構成しています。
180PS仕様で押さえたい点
- 最高出力180PS、SPORT時最大トルク250Nm
- 前後KONI FSDショックアブソーバー
- Brembo製フロント4ポッドブレーキ
- MTとMTAを設定、MTは左右ハンドルを選べた
595初代の代表グレードを役割で整理
595は販売時期が長く同じグレード名でも年式によって細部が変わるため、ここでは2017年以降から最終期までの代表的なカタログモデルを基準に、選択に直結する違いをまとめます。
595
- 最高出力
- 145PS
- タイヤ
- 195/45R16
- 車重
- 1,110kg(2020年時点)
- 位置づけ
- シリーズの基本仕様
標準595はシリーズ最軽量級の車体に145PSを組み合わせ、16インチタイヤと比較的しなやかなサスペンションを採用。上位グレードほどの専用パーツを持たない代わりに、595の基本となる車体と1.4Lターボを最も素直な構成で味わえます。
2022年には従来の595ベースモデルが在庫限りとなり、その役割をF595が引き継ぎます。中古車で標準595を探す場合、この切り替え前の145PS仕様かどうかが一つの目印です。
軽い車体と16インチの基本仕様を選ぶ
595 Turismo
- 最高出力
- 165PS
- 最大トルク
- 230Nm(SPORT時)
- トランスミッション
- 5速MTA
- 主な装備
- レザーシート/リアKONI FSD
Turismoは165PSのGT1446ターボにレザーシート、フルオートエアコン、リアKONI FSD、強化ブレーキを組み合わせ、2020年時点では右ハンドルMTAのみという構成で、MTを選べる595やCompetizioneとは入口から異なります。
パワーはCompetizioneより15PS低い一方、内装とMTAを含めて構成が決まっているため、165PSのエンジンだけを理由にF595と同列にはできません。
165PSとMTA、レザー内装をまとめて選ぶ
595 Competizione
- 最高出力
- 180PS
- 最大トルク
- 250Nm(SPORT時)
- ブレーキ
- Brembo製フロント4ポッド
- シート
- Sabelt製スポーツシート
2016年の改良でCompetizioneは160PSから180PSへ強化。Brembo製ブレーキとレコードモンツァも標準化されました。後年の仕様では前後KONI FSD、Sabelt製スポーツシートまで備え、595シリーズの高性能側を担う構成です。
5MTは右/左ハンドル、MTAは右ハンドルが選べた時期があります。出力差だけでなく、ブレーキ、シート、ダンパーを含めてCompetizioneを選ぶ意味があります。
180PSと専用シャシー装備を重視する
F595
- 最高出力
- 165PS
- トランスミッション
- 5速MT
- ハンドル
- 右/左
- 足まわり
- 前後KONI FSD
F595は2022年に追加され、165PSの1.4Lターボを搭載。トランスミッションは5MTのみです。Turismoと同系統の出力特性を持ちながら、前後KONI FSD、17インチタイヤ、専用レイアウトのレコードモンツァを採用しています。
最終期にはF595Cも設定され、595系ガソリンモデルの終盤を担っています。MTAではなくMTを前提にした165PS仕様という点が、Turismoとの大きな違いです。
165PSを5MTで操る最終期の中心仕様
595C TurismoやF595Cはオープンボディを組み合わせた派生です。ここではグレードの役割を比較し、ボディ形式の違いはCHECK BEFORE BUYINGとUSED CAR GUIDEで扱います。
最終期F595の代表スペック
595初代は長い販売期間の中で仕様が変わっているため、ここでは最終期のF595を代表値として掲載し、145PSの標準595や180PSのCompetizioneとは分けて扱います。
F595 5速MTの主要諸元
F595は165PSと5MT、205/40R17タイヤ、前後KONI FSDを一つのパッケージにした最終期の中心仕様です。
| 項目 | F595 |
|---|---|
| 型式 | 3BA-31214T |
| 全長 | 3,660mm |
| 全幅 | 1,625mm |
| 全高 | 1,490mm |
| ホイールベース | 2,300mm |
| 車両重量 | 1,120kg |
| 乗車定員 | 4名 |
| エンジン | 1.4L直列4気筒DOHC 16バルブ インタークーラー付ターボ |
| 最高出力 | 121kW(165PS)/5,500rpm |
| 最大トルク | 210Nm/2,000rpm、SPORT時230Nm/2,250rpm |
| 駆動方式 | FF |
| トランスミッション | 5速MT |
| フロントサスペンション | マクファーソンストラット |
| リアサスペンション | トーションビーム |
| ショックアブソーバー | 前後KONI製FSD |
| タイヤ | 205/40R17 |
595初代には145PS、160PS、165PS、180PSの仕様が存在します。年式とグレードが違えば、同じ1.4Lターボでも出力・足まわり・変速機の組み合わせは変わります。
595初代はどう変わってきた?
595初代は約11年にわたり日本で展開され、その間に出力構成とグレードの役割が何度も変わっています。中古車を見比べるときは、単純な年式順より「160PSの導入期」「145/165/180PSの三段階」「F595の最終期」という流れで捉える方が構成を追いやすい世代です。
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595シリーズが日本市場へ導入
595 Turismo、595C Turismo、595 Competizioneを中心とする国内展開の起点です。導入時の595系は1.4Lターボを160PSへ高め、ATモード付5速シーケンシャルを組み合わせる仕様が軸です。
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595 Competizioneを180PSへ強化
Competizioneは従来の160PSから180PSへ上がり、Brembo製4ポッドフロントブレーキとレコードモンツァを装備。高性能グレードとしての差は、エンジン以外のハードウェアにも広がっています。
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標準モデルも595へ統一
シリーズの呼称が500から595へ統一され、標準595は145PSへ強化。Turismo 165PS、Competizione 180PSと合わせ、三段階の出力構成が明確になります。
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F595を追加
165PSの1.4Lターボに5MTを組み合わせ、右/左ハンドルを設定。前後KONI FSDや専用レイアウトのレコードモンツァを備え、従来の595ベースモデルは在庫限りとなってF595へ移行します。
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F595Cを160台限定で設定
F595を基礎にブラックの電動ソフトトップとBeats製プレミアムサウンドを追加。右ハンドル80台、左ハンドル80台の5MT限定車として、最終期にオープンボディを復活させています。
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F595C 2nd Editionを90台限定で追加
第2弾はBianco Garaのボディとブラックソフトトップを組み合わせ、Beats製サウンドを継続採用。F595ベースのカブリオレを、仕様と台数を変えて再設定した限定車です。
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F595の日本向け生産終了を発表
日本向けF595の生産は2024年5月で終了。正規ディーラーの在庫がなくなり次第、国内販売も終了すると正式発表。595系ガソリンモデルの日本展開はここで一区切りです。
価格だけの改定はMODEL HISTORYに含めていません。ここでは出力、グレード、ボディ、販売状態が変わった公式イベントを中心に整理しています。
595初代を動画で見るべきところ
595は同じ外観に見えても、145PS、165PS、180PSでエンジンの伸び方や足まわりが異なります。映像ではグレード名を先に確認し、排気音、シフト操作、コーナリング時の姿勢を分けて見ると世代内の違いが伝わりやすくなります。
- 595:16インチタイヤと145PS仕様の車体の動き
- Turismo/F595:165PSの中低速トルクとMTA/MTの違い
- Competizione:180PS、Brembo、レコードモンツァ、Sabeltの構成
595CやF595Cは電動ソフトトップを持つため、ハッチバックと同じグレード名だけで映像を選ばず、ボディ形式まで合わせて見ると違いを捉えやすくなります。
595初代を選ぶ4つの理由
同じ1.4Lターボで性格の違う仕様を選べる
145PSの標準595、165PSのTurismo/F595、180PSのCompetizioneがあり、単純な年次改良ではなく役割の違う仕様が並びます。出力に加えて、タイヤ、ダンパー、ブレーキ、シートまで連動して変わるため、同じ595でも選び方に幅があります。
3.66m級のボディに1,110〜1,120kg前後の軽さ
標準595は2020年時点で1,110kg、F595も1,120kg。全長3,660mm、ホイールベース2,300mmの小さな車体に145〜180PSを組み合わせることが、この世代の性能感を形作っています。
MTとMTA、左右ハンドルの組み合わせが豊富
標準595とCompetizioneにはMT/MTAが存在し、MTは左右ハンドルを選べた時期があります。Turismoは右ハンドルMTA、F595は左右ハンドルの5MTというように、同じボディでも操作系の組み合わせが明確に分かれています。
グレードごとにシャシー装備の差がはっきりしている
TurismoのリアKONI FSD、Competizioneの前後KONI FSDとBrembo、F595の前後KONI FSDとレコードモンツァなど、エンジン以外の差が具体的です。グレード名がそのまま足まわりとブレーキの違いにつながる世代です。
595初代は、こんな選び方で候補が分かれる
595初代を選ぶ前に分けておきたい4点
595初代では、年式だけで車両内容を決められません。出力、グレード、変速機、ボディ形式が組み合わさるため、どの仕様を見ているのかを先に切り分ける必要があります。
595初代を中古車で探すなら
595初代は販売期間が長く、同じ外観や車名でも出力と装備が異なります。中古車では「何年式か」より先に、正式グレードとエンジン出力、MT/MTA、ハッチバック/カブリオレをそろえると比較がぶれません。
145・165・180PSをグレード名と対応させる
2017年以降の代表的な構成は595が145PS、Turismoが165PS、Competizioneが180PS。F595も165PSですが、TurismoとはMTと足まわりの構成が異なります。
車両情報に「595」とだけ書かれている場合は、正式なグレードまで確認しないと性能差を判断できません。
CompetizioneはBrembo・Sabelt・KONIまで見る
180PSだけがCompetizioneの違いではありません。Brembo製フロント4ポッド、Sabelt製スポーツシート、前後KONI FSD、レコードモンツァが代表的な構成です。
限定車ではシートやLSD、外装パーツが変わる例もあるため、Competizione系はベース仕様と限定装備を分けて読む必要があります。
F595は最終期の165PS・5MT仕様
F595は165PS、5MT、左右ハンドル、17インチタイヤ、前後KONI FSDという組み合わせ。2022年に追加され、標準595の役割を引き継ぎながら、MT操作とスポーツ装備を前面に出した仕様です。
595C系はオープンボディの名称まで合わせる
595C TurismoはTurismo系のMTAカブリオレ、F595C/2nd EditionはF595系の5MT限定車です。同じ電動ソフトトップでも、エンジン出力や変速機の組み合わせが同一ではありません。
中古車で595Cを探す場合は、Turismo系かF595系かを先に分けると、装備と操作系の違いが見えてきます。
595初代は、この順番で仕様を分ける
- 正式グレードを確認する
- 145/160/165/180PSのどの仕様かを合わせる
- 5MT/5MTAとハンドル位置を合わせる
- ハッチバック/595C系を分ける
日本向けF595の生産は2024年5月で終了しています。最終期まで含めて探す場合、F595とF595C限定車を従来の595/595C Turismoとは分けて整理するのが、この世代では分かりやすい見方です。
NEXT STEP
気になる1台を見つけて、カーライフをもっと楽しもう。
この世代が自分に合いそうだと感じたら、実際の車両や今のクルマの査定額も見てみましょう。
公式情報で最終確認
595初代は販売期間が長いため、日本導入、各グレードの仕様、F595追加、F595C限定車、生産終了を時期ごとの公式情報で確認しています。
