【音声配信】日産 ノートオーラ(初代)の概要
この記事の概要を音声で配信しています。
目次
- 日産 ノートオーラ(初代:FE13/FSNE13型)の概要
- 日産 ノートオーラ(初代:FE13/FSNE13型)の主要諸元
- 日産 ノートオーラ(初代:FE13/FSNE13型)の主な変更履歴
- 日産 ノートオーラ(初代:FE13/FSNE13型)のレビュー動画
- 日産 ノートオーラ(初代:FE13/FSNE13型)のオススメポイント
- 日産 ノートオーラ(初代:FE13/FSNE13型)を購入する前に知っておきたい注意点・懸念点
- 日産 ノートオーラ(初代:FE13/FSNE13型)の購入を検討している人のレビュー
- 日産 ノートオーラ(初代:FE13/FSNE13型)の購入者レビュー
- 日産 ノートオーラ(初代:FE13/FSNE13型)の新車購入ガイド
- 日産 ノートオーラ(初代:FE13/FSNE13型)の中古車購入ガイド
日産 ノートオーラ(初代:FE13/FSNE13型)の概要
日産ノートオーラは、2021年に「常識を超える新しいプレミアム」を掲げて登場した、ノートをベースとする上級コンパクトカー。3ナンバー専用ボディによる存在感あるデザイン、よりパワフルな第2世代e-POWER、そして上質な素材で仕立てられたインテリアが特徴。コンパクトカーの枠組みの中で、走りも質感も妥協しない、新たな価値観を提案する一台です。
日産 ノートオーラ(初代:FE13/FSNE13型)の主要諸元
(記事作成年月:2025年6月 / 代表モデル:ノートオーラ G leather edition FF)
項目 | ノートオーラ G leather edition (FF) |
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駆動方式 | FF (前輪駆動) |
型式 | 6AA-FE13 |
全長 (mm) | 4,045 |
全幅 (mm) | 1,735 |
全高 (mm) | 1,525 |
ホイールベース (mm) | 2,580 |
車両重量 (kg) | 1,260 |
乗車定員 (名) | 5 |
パワートレイン種類 | e-POWER (第2世代シリーズハイブリッドシステム) |
発電用エンジン型式 | HR12DE (水冷直列3気筒DOHC) |
発電用エンジン総排気量 (L) | 1.198 |
発電用エンジン最高出力 (kW[PS]/rpm) | 60[82]/6,000 |
発電用エンジン最大トルク (N・m[kgf・m]/rpm) | 103[10.5]/4,800 |
駆動用モーター型式 | EM47 (交流同期電動機) |
駆動用モーター最高出力 (kW[PS]) | 100[136] |
駆動用モーター最大トルク (N・m[kgf・m]) | 300[30.6] |
使用燃料種類 | 無鉛レギュラーガソリン |
燃料タンク容量 (L) | 36 |
燃費 (WLTCモード km/L) | 27.2 |
トランスミッション | e-POWER (電気駆動) |
最小回転半径 (m) | 5.2 |
タイヤサイズ(前・後) | 205/50R17 |
車両本体価格 (消費税込み 円) | 2,780,800円~ |
※上記は代表的なグレード「ノートオーラ G leather edition (FF)」の諸元であり、2025年6月現在の情報の一例です。年式、オプション装着状況、改良などにより数値は異なる場合があります。
※車両本体価格はメーカー希望小売価格(消費税込み)の一例であり、地域や販売店、オプション選択によって異なります。リサイクル料金、保険料、税金(環境性能割・自動車重量税・自動車税種別割など)、登録等に伴う費用は別途必要です。
※燃費は定められた試験条件のもとでの値です。実際の走行時には、気象、道路、車両、運転、整備などの状況により異なります。
日産 ノートオーラ(初代:FE13/FSNE13型)の主な変更履歴
- 2021年6月15日発表(秋より発売):3代目ノート(E13型)をベースとしたプレミアムコンパクトカーとして、初代「ノート オーラ」(FE13型)がデビュー。「常識を超える新しいプレミアム」をコンセプトに、全幅を1,735mmに拡大した3ナンバー専用ボディと、より洗練された内外装デザインを採用。パワートレインには、標準のノートより出力を向上させた(最高出力100kW/最大トルク300N・m)第2世代「e-POWER」を搭載。遮音性の向上や、BOŠEパーソナルプラスサウンドシステム(ヘッドレストスピーカー付)の設定など、徹底的に質感にこだわったモデルとして登場しました。
- 2021年8月17日:ノート オーラをベースに、NISMOのレーシングテクノロジーを投入した「ノート オーラ NISMO」を追加設定。専用のエクステリアパーツによる優れた空力性能、ボディ剛性の向上、専用サスペンションやシャシーチューニングにより、卓越したハンドリング性能と安定性を実現。ドライブモードには「NISMO」モードも追加されました。
- 2022年8月:初の一部仕様向上を実施。ボディカラーに新色「サンライズカッパー」や「ミッドナイトパープル」などを追加設定したほか、インテリアカラーにも新たなバリエーションが加わり、選択の幅が広がりました。原材料価格の高騰などを背景とした価格改定も行われています。
- 2023年12月発表(2024年1月発売):ベースモデルのノートと共に、初のマイナーチェンジを実施。エクステリアでは、フロントグリルにボディ同色のアクセントを配するなどデザインをリフレッシュし、ホイールデザインも一新。インテリアでは、インストルメントパネルに新たな木目調フィニッシャーを採用するなど、質感をさらに向上。機能面では、運転席パワーシートやインテリジェントキーへの降車時オートロック機能、USB Type-Cポートの採用など、利便性が高められました。
- 2024年6月:日産自動車創立90周年を記念した特別仕様車「90th Anniversary」を設定。GおよびG FOURグレードをベースに、専用カッパー(銅色)色のアクセントを内外装の各パーツに施し、専用エンブレムや人気オプションを標準装備とした、特別感あふれるモデルでした。
- 2024年後半~現在(2025年6月):上記2024年6月の90周年記念車設定以降、この期間にフルモデルチェンジに匹敵するような大規模な変更は発表されていません。しかし、プレミアムコンパクト市場の競争は激しく、今後も年次改良として内外装カラーの刷新、一部装備の仕様変更、コネクテッドサービスの機能向上、あるいは新たな特別仕様車の設定などが適宜行われることが予想されます。
※上記は主な発表・発売時期と変更の概要です。具体的な改良内容、特別仕様車の詳細、最新の情報については、常に日産自動車株式会社の公式サイトまたは正規販売店にてご確認ください。
日産 ノートオーラ(初代:FE13/FSNE13型)のレビュー動画
ノートオーラ、標準ノートとの違いは?よりパワフルなe-POWERの加速感と、大幅に向上した静粛性、乗り心地の質感を徹底評価。
内外装の質感を細部までチェック。ツイード調ファブリックや木目調パネル、BOSEサウンドシステムなど、五感を満たす上質空間を解説。
究極のe-POWERホットハッチ「ノートオーラ NISMO」試乗。専用チューニングされた足回りと、圧倒的なレスポンスがもたらす走りとは。
これらの動画レビューは、初代ノートオーラの多岐にわたる魅力や走行フィール、そして標準ノートとの違いなどを具体的にお伝えすることを目的としています。ただし、試乗環境や評価者の視点、評価時期(改良前後など)により印象が異なる場合もございます。多角的な情報収集の一助としてご活用いただき、最終的なご判断は、ご自身での実車確認と試乗体験に基づいて行うことを強く推奨いたします。
日産 ノートオーラ(初代:FE13/FSNE13型)のオススメポイント
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標準ノートを凌ぐ、よりパワフルで上質な第2世代「e-POWER」の走り:
標準のノートe-POWERからモーター出力を約18%向上させた、オーラ専用のe-POWERシステムを搭載。アクセルを踏み込んだ瞬間の力強さ、そして高速域での伸びやかさが格段に進化しています。e-POWERならではの滑らかさと静粛性に加え、余裕のあるパフォーマンスが、上質なドライビング体験をもたらします。
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3ナンバー専用ボディによる、安定感のある佇まいとワイドなトレッド:
標準のノートから全幅を40mm拡大し、堂々とした3ナンバーサイズ専用のワイドボディを採用。拡げられたトレッド(左右のタイヤ間の距離)は、優れた走行安定性とコーナリング性能に貢献。デザイン面でも、張り出したフェンダーが力強さと安定感を演出し、独自のプレミアムなオーラを放っています。
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ツイード調ファブリックや木目調パネルなど、五感を満たす上質なインテリア:
ドアトリムやインストルメントパネルには手触りの良いツイード調ファブリックを、センターコンソールには木目調パネルを採用するなど、細部の素材と仕上げに徹底的にこだわっています。コンパクトカーのクラスを超えた、見て、触れて、心地よい、上質な室内空間が大きな魅力です。
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BOSEと共同開発した「パーソナルプラスサウンドシステム」:
運転席・助手席のヘッドレストにスピーカーを内蔵した、BOSE社と共同開発の「パーソナルプラスサウンドシステム」をメーカーオプションで設定。まるで目の前で演奏しているかのような、クリアで臨場感あふれるサウンド体験は、オーラならではの特別な装備です。音楽好きにはたまらない魅力と言えるでしょう。
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究極のe-POWERスポーツ「ノートオーラ NISMO」という選択肢:
オーラをベースに、NISMOのレーシングテクノロジーを注ぎ込んだ「ノートオーラ NISMO」もラインアップ。専用チューニングされたサスペンションやボディ、そしてドライブモード「NISMO」がもたらす、俊敏なハンドリングと圧倒的なレスポンスは、コンパクトカーの走りとは思えない次元の高さ。究極の走りを求めるドライバーに応えます。
日産 ノートオーラ(初代:FE13/FSNE13型)を購入する前に知っておきたい注意点・懸念点
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標準ノートとの価格差と、費用対効果の検証:
ノートオーラは、標準のノートe-POWER Xグレードと比較して、数十万円高価な価格設定となっています。パワートレインの強化や内外装の質感向上、装備の充実といった付加価値に対し、その価格差が自身の価値観に見合うものか、慎重な比較検討が必要です。
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3ナンバーボディ化による、税金と取り回しへの影響:
全幅が1,735mmとなり、5ナンバーサイズではなく3ナンバー登録となります。これにより、自動車税は同排気量の5ナンバー車(ノートなど)と同じですが、フェリー料金などで区分が変わる場合があります。また、僅かながらも拡幅されているため、非常に狭い道などでの取り回しには注意が必要です。
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後席の居住空間は標準ノートと共通、ライバルとの比較:
プラットフォームは標準ノートと共通のため、後席の膝周りのスペースやラゲッジ容量といった、空間の絶対的な広さは変わりません。質感は高いものの、ホンダ フィットのような空間効率を最優先したライバルと比較すると、後席の広さでは一歩譲る面があります。
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e-POWER特有の走行フィールと、高速巡航時のエンジン音:
第2世代e-POWERは静粛性が大幅に向上しましたが、高速道路での巡航やバッテリー残量が少ない状況では、発電のためにエンジンが作動し、その音が一定のリズムで聞こえ続けることがあります。このシリーズハイブリッド特有の感覚が、一部のドライバーには違和感として感じられる可能性があります。
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プロパイロット2.0(ハンズオフ機能)は非搭載:
ノートオーラに搭載される運転支援技術「プロパイロット(ナビリンク機能付)」は、高速道路でのアクセル、ブレーキ、ステアリング操作をアシストする非常に高度なシステムですが、セレナやアリアの一部グレードに搭載されるハンズオフ機能付きの「プロパイロット2.0」ではありません。最先端の運転支援を期待する場合は、その機能範囲を正確に理解しておく必要があります。
日産 ノートオーラ(初代:FE13/FSNE13型)の購入を検討している人のレビュー
(30代後半・男性・輸入コンパクトハッチからの乗り換え検討、走りの質を重視)
今の欧州車からの乗り換えで、ノートオーラ NISMOを検討中。e-POWERの走りは面白いと聞くし、NISMOの専用チューニングにも期待。ただ、内装の質感が欧州プレミアム勢にどこまで迫れるか。価格も高いので、ゴルフGTIなどとも比較してじっくり考えたい。
(40代・女性・上質な国産コンパクトを探している、デザインと静粛性重視)
ノートオーラのG leather editionのデザインと、ツイード調の内装がすごくお洒落で気になっています。e-POWERは静かだと聞くので、普段の運転が快適になりそう。BOSEのサウンドシステムも魅力的。ヤリスやフィットの上級グレードと比べて、どれだけ質感が違うか見てみたいです。
(50代・男性・大きなセダンからのダウンサイジング、先進装備と乗り心地を重視)
ダウンサイジングを考えていて、オーラのG FOUR leather editionが候補。小さいけど内装は豪華だし、プロパイロットも付いていて安心。e-POWER 4WDの安定性も良さそう。ただ、後席はやはり狭いかな。たまに人を乗せる時の快適性が気になります。
(20代後半・男性・標準ノートからのステップアップを検討)
今、標準のノートに乗っていますが、オーラのパワフルなe-POWERと3ナンバーのワイドなデザインが気になっています。走りがどれだけ違うのか、乗り比べてみたい。内装の質感も明らかに良いですよね。ただ、価格差分の価値があるかどうかが悩みどころです。
(40代・夫婦・夫婦で使うセカンドカー、少し良いものが欲しい)
夫婦で乗るセカンドカーとして、オーラGを検討中。普通のコンパクトカーより少しだけ良いものに乗りたいという気持ちにぴったり。e-POWERの燃費も良いし、e-Pedal Stepも運転が楽そう。あとは、マイナーチェンジ後の新しいデザインが好みか、実車を見て確かめたいです。
日産 ノートオーラ(初代:FE13/FSNE13型)の購入者レビュー
(40代・男性・走りと質感の両立を求め購入・ノートオーラ G leather edition (FF 2024年式) 購入)
Gレザーエディション、本当に買ってよかったです。標準ノートとは明らかに違う、モーターの力強い加速と静粛性に大満足。本革シートや木目調パネルの内装も、クラスを超えた高級感があります。e-Pedal Stepも慣れると街乗りが本当に楽。所有する喜びを感じられる一台です。
(30代後半・男性・究極のホットハッチとして選択・ノートオーラ NISMO (2023年式) 購入)
オーラNISMO、期待以上の走りです!専用チューンの足回りとボディ剛性で、コーナリングがとにかく楽しい。ドライブモードを「NISMO」にした時のレスポンスは圧巻です。RECAROシートのホールド性も最高。e-POWERでこんなにスポーティな車が作れるなんて驚きです。
(50代・夫婦・上質なセカンドカーとして購入・ノートオーラ G FOUR (4WD 2024年式) 購入)
妻と二人で乗るのに、G FOURを選びました。e-POWER 4WDは雪の日の坂道でも安心して走れます。乗り心地も非常に滑らかで、静粛性も高いので、長距離の旅行でも疲れません。BOSEのサウンドシステムもお気に入りで、ドライブ中の音楽が最高のBGMになりました。
(30代・女性・デザインと先進装備で選択・ノートオーラ G (FF 2023年式90周年記念車) 購入)
90周年記念車のカッパー色のアクセントが素敵で購入を決めました!ワイドなデザインもカッコいい。プロパイロットのおかげで高速道路の運転も楽ちん。アラウンドビューモニターも駐車時にすごく助かっています。内装もお洒落で、友達からも好評です。
(60代・男性・輸入コンパクトからの乗り換え、信頼性と静かさで選択・ノートオーラ G leather edition (FF 2022年式) 購入)
輸入ハッチバックからの乗り換えですが、オーラの静粛性の高さには驚きました。e-POWERの滑らかさは全く遜色ないですね。何より国産の安心感と、ディーラーの丁寧な対応が決め手。ゼログラビティシートも腰に優しく、長年の悩みだった腰痛が楽になりました。
日産 ノートオーラ(初代:FE13/FSNE13型)の新車購入ガイド
2021年に「常識を超える新しいプレミアム」を掲げて登場した日産 ノートオーラ(初代 FE13/FSNE13型)。標準のノートをベースに、走り、質感、デザインの全てを磨き上げたこのプレミアムコンパクトカーを新車で手に入れるための購入プロセスと、専門家としてのアドバイス、重要なチェックポイントを詳細に解説します。
1. 新車購入の基本的な流れ
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情報収集とオーラのグレード・仕様理解、詳細な予算計画:
- ノートオーラのグレード構成(G、G leather edition、NISMO、そして90周年記念車などの特別仕様車)、各グレードの標準装備と選択可能なメーカー/ディーラーオプション、パワートレイン(全車e-POWER、標準ノートより高出力版)、駆動方式(FF/e-POWER 4WD)、先進運転支援技術「プロパイロット」(ナビリンク機能付)の詳細、NissanConnectナビゲーションシステムやBOSEパーソナルプラスサウンドシステムの内容、ボディカラー(2トーン含む)やインテリア仕様(ツイード調ファブリック/本革など)について、公式サイト、カタログ、専門家のレビュー記事等で徹底的に情報を収集・比較します。
- ご自身のライフスタイル、主な使用用途、年間走行距離、そしてクルマに求める価値(走りの質、内外装の質感、先進技術、オーディオ性能等)を明確にし、最適なグレード、駆動方式、オプションの組み合わせを慎重に絞り込みます。
- 車両本体価格に加え、必要なオプションの費用、各種税金(環境性能割、自動車重量税、自動車税種別割)、自賠責保険料、リサイクル料金、登録諸費用(ディーラー手数料含む)など、全ての費用を含めた総支払額を算出し、現実的な予算計画を立てます。日産フィナンシャルサービスのローンや残価設定型クレジットも検討材料です。
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販売店(日産販売会社)の選定と試乗予約・実車確認:
- お近くの日産販売会社の店舗を選定します。複数の店舗で見積もりを取得し、販売条件や担当者の専門知識、提案力を比較することも有効なアプローチです。
- 訪問前に、必ず試乗の予約を入れましょう。特に体感したい標準ノートとの走りの違いや、e-POWER 4WDの挙動、BOSEサウンドシステムの音質、そしてNISMO(試乗車があれば)の専用チューニングなど、確認したいポイントを事前に伝えておくと、当日の確認がスムーズかつ有意義に進みます。
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試乗によるオーラの実力評価と比較検討:
- 強化されたe-POWERによる力強く、より静粛性の高い加速フィール、e-Pedal Stepの操作感を体感します。CMF-Bプラットフォームと専用チューニングされた足回りによる、しっかりとした乗り心地と安定したハンドリングも重要なチェックポイントです。NISMOであれば、その引き締まった走りも確認。
- 運転席からの視界、ドライバー中心のコクピットのフィット感、メーター類やNissanConnectナビゲーションの視認性と操作性、そしてオーラ最大の魅力である内外装の質感(ツイード調ファブリック、木目調パネル、本革シートなど)を実車で細かく検証します。
- 直接的な競合車となる輸入プレミアムコンパクトカー(例:フォルクスワーゲン ポロ、プジョー 208など)や、国産コンパクトカーの上級グレード(例:トヨタ ヤリスZ、ホンダ フィットRS/LUXE)とも比較試乗を行い、オーラならではの価値を客観的に評価します。
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見積もり取得と条件交渉:
- 最終的に絞り込んだグレード、駆動方式、メーカーオプション、ディーラーオプション、ボディカラーを決定し、販売店に正式な見積書(諸費用込み)の作成を依頼します。
- 見積書の内容を詳細に確認し、不明点は全て質問して解消します。車両本体からの値引き額、オプション装備のサービス、下取り車がある場合はその査定額などについて、納得のいく購入条件を引き出すための交渉を行います。
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契約手続き:
- 全ての条件に合意したら、売買契約を締結します。契約書は細部まで丁寧に読み合わせ、内容を完全に理解した上で署名・捺印(実印と印鑑証明書が必要)します。
- 契約時には、申込金(手付金)が必要となるのが一般的です。
- 登録に必要な書類(印鑑証明書、住民票、委任状等)は、事前に販売店から指示がありますので、漏れなく準備します。
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納車までの準備:
- 自動車保険(任意保険)の新規加入または車両入替手続きを、納車日までに確実に完了させます。
- 駐車場を確保し、車庫証明(自動車保管場所証明書)の申請手続きを行います。
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納車:
- 指定された日時に販売店にて車両の最終確認を行います。注文内容と相違ないか、内外装に傷や汚れがないかを、担当者と共に細心の注意を払ってチェックします。
- 車両の主要な機能や装備の操作方法、特に「e-POWER」の特性や「プロパイロット」、NissanConnectサービスに関する説明を十分に受け、車検証、自賠責保険証、保証書、取扱説明書、インテリジェントキー等の重要書類や付属品を確実に受け取ります。
- 契約に基づいた残金の支払いが完了していることを確認し、新しいノートオーラとのプレミアムなカーライフが始まります。
2. 日産 ノートオーラ(初代:FE13/FSNE13型)購入時の主なチェックポイント
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パワートレインは強化版e-POWERのみ、その価値の理解:
- ノートオーラは、標準ノートより高出力化された第2世代e-POWERのみの設定です。このパワフルで上質な走りに価格差分の価値を見出せるかが、オーラを選ぶ上での最初の判断基準となります。
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グレード選択(G/G leather edition/NISMO)と、内外装の質感:
- 「G」でもツイード調ファブリックなどで高い質感を持ちますが、「G leather edition」は本革シートでさらに上質に。「NISMO」は専用のスポーティな内外装が魅力。実車でそれぞれの質感を確認し、好みに合わせて選択。
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駆動方式の選択(FF vs e-POWER 4WD):
- e-POWER 4WDはリヤに独立した駆動モーターを搭載し、雪道や滑りやすい路面での安定した走行性能を発揮します。降雪地域にお住まいの方や、より高い走行安定性を求める場合に検討。FF車に比べて車両価格と燃費は若干不利になります。
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2024年1月発売のマイナーチェンジモデルかどうかの確認:
- 内外装デザインの変更(特にフロントグリル)、運転席パワーシートの採用拡大、USB Type-Cポートの追加など、商品力が向上しています。新車購入時は基本的にマイナーチェンジ後モデルとなりますが、在庫車などの場合は年式と仕様をしっかり確認。
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メーカーオプションの戦略的選択(特にBOSEサウンドシステム):
- BOSEパーソナルプラスサウンドシステムは、オーラならではの特別な装備。音楽好きならぜひ検討したいオプションです。NissanConnectナビゲーションシステムやプロパイロットのセットオプションなど、後付けできないメーカーオプションは慎重に。
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ボディカラーとインテリアのコーディネート(オーラ専用色も):
- オーラには専用のボディカラーや、ガーネットレッドとブラックを組み合わせた2トーンカラーなどが設定されています。内外装の組み合わせで満足度が大きく変わります。
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納期(2025年6月24日現在)の確認:
- ノートオーラも人気モデルであり、特定のグレードやボディカラー、メーカーオプションの組み合わせによっては納期が変動する可能性があります。最新の納期情報を契約前に必ず販売店に確認し、ご自身の計画と照らし合わせてください。
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ノートオーラ試乗時の深掘りチェックポイント:
- 標準ノートとの走りの違い:強化されたモーターによる加速の力強さ、静粛性の向上度合い。
- 3ナンバーボディと専用タイヤ(17インチ)による乗り心地とハンドリング。
- 内外装の「プレミアム感」:ツイード調ファブリックや木目調パネル、本革シートの質感。
- BOSEパーソナルプラスサウンドシステムの音響体験(試聴できれば)。
- NISMOの走り(試乗できれば):専用チューニングされた足回りとドライブモード「NISMO」のレスポンス。
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支払いプランとリセールバリューの考慮:
- 標準ノートより高価格ですが、その分高いリセールバリューも期待できます。日産の残価設定型クレジットなどを利用する際にはその点も考慮。車両価格だけでなく、長期的な視点での資産価値や、e-POWERの経済性も含めて総合的に判断しましょう。
日産 ノートオーラ(初代:FE13/FSNE13型)の中古車購入ガイド
2021年秋に「新しいプレミアムコンパクト」としてデビューした日産 ノートオーラ(初代 FE13/FSNE13型)。標準ノートを凌ぐパワフルなe-POWERと上質な内外装で、中古車市場でも高い人気を維持しています。2024年1月にはマイナーチェンジも実施され、魅力が一層向上。2025年6月24日現在、高年式の良質な中古車も増えつつあります。ここでは、ノートオーラの中古車選びで後悔しないための、専門的視点からの購入ガイドを徹底解説します。
1. 中古車購入の基本的な流れ
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情報収集と予算・希望条件の明確化(ノートとの違い、改良点を把握):
- ノートオーラのグレード構成(G、G leather edition、NISMO、90周年記念車など)、パワートレイン(強化版e-POWERのみ)、駆動方式(FF/e-POWER 4WD)、年式による改良点(特に2024年1月のマイナーチェンジ内容)を詳細に把握します。希望する走行距離、ボディカラー、必須装備(BOSEサウンドシステム、プロパイロット、大型ナビ等)をリストアップ。
- 中古車情報サイト(カーセンサー、グーネットなど)や日産の認定中古車検索サイト(「Nissan Intelligent Choice」)を活用し、希望条件に合致するノートオーラの中古車流通状況、価格相場を徹底的に調査します。標準ノートとの価格差も比較検討。
- 車両本体価格に加え、各種税金(自動車税種別割の未経過相当額、環境性能割等)、自賠責保険料未経過相当額、登録諸費用、納車費用、販売店手数料など、総支払額を念頭に予算を設定します。
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車両検索と信頼できる販売店の選定:
- 条件に合うノートオーラが見つかったら、その車両を取り扱う販売店を選びます。日産正規ディーラーが運営する認定中古車(「Nissan Intelligent Choice」)は、車両の品質検査基準、充実した保証、専門的なアフターサービスの面で高い安心感が期待できます。
- その他、実績のある大手中古車販売チェーンやプレミアムコンパクト専門店も選択肢となりますが、その場合は販売店の評判、第三者機関による車両鑑定の有無、保証制度の詳細、整備体制などをより入念に確認する必要があります。
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実車確認(内外装、機関、装備)と試乗:
- 候補車両を絞り込んだら、販売店に連絡を取り、実車確認と試乗のアポイントを入れます。オーラならではの上質な内外装や、強化されたe-POWERのフィーリングを実際に確かめましょう。
- 車両状態のチェック:内外装の傷、凹み、塗装の状態、タイヤの製造年と残り溝(17インチ)、灯火類、各スイッチの動作、シート(ツイード調ファブリックや本革)の状態、装備品(ナビ、エアコン、安全装備のカメラ・センサー類、BOSEサウンドシステム)の動作を徹底的に確認します。
- 修復歴の有無、冠水歴の有無は中古車選びの最重要確認項目です。車両状態評価書(鑑定書)の提示を求め、詳細な説明を受けましょう。
- 試乗:強化されたe-POWERの力強い加速と静粛性、e-Pedal Stepの操作感、ブレーキのタッチ、ステアリングの応答性、そして標準ノートとは異なる足回りによる乗り心地と安定性を確認。異音・異常振動の有無もチェック。
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見積もり取得と条件交渉:
- 車両本体価格、諸費用(各項目の内訳を明確に)、保証内容と期間、納車前整備の内容などを明記した見積書を取得します。
- 車両価格の妥当性(年式、走行距離、グレード、装備、改良内容を考慮)、諸費用の内容、保証の延長や内容拡充、納車前に行われる整備の範囲などについて、担当者と具体的に交渉します。
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契約手続き:
- 全ての条件に納得したら契約を締結します。契約書は細部まで熟読し、特に保証範囲、免責事項、キャンセルポリシーなどの重要項目は完全に理解した上で署名・捺印(実印)します。
- 手付金の額や支払い時期、残金の支払い方法を確認します。
- 必要書類(実印、印鑑証明書、住民票、委任状など)を事前に確認し、準備します。
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納車までの準備:
- 自動車保険(任意保険)への加入または車両入替手続きを、納車日までに完了させます。
- 名義変更やナンバープレート取得、車庫証明の取得は、通常販売店が代行しますが、手順と費用を確認します。
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納車:
- 車両受け取り時は、契約時の車両状態や約束された整備内容と相違ないか、再度確認します。操作説明を受け、車検証、保証書、整備手帳(メンテナンスノート)、取扱説明書、インテリジェントキー等を受け取ります。メーカー保証の継承手続きも確認。
2. 日産 ノートオーラ(初代:FE13/FSNE13型)中古車購入時の主なチェックポイント
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年式とマイナーチェンジ遍歴の確認(特に2024年1月発売の改良モデル):
- ノートオーラは2021年秋デビュー。2024年1月発売のマイナーチェンジでは、内外装デザインの変更、運転席パワーシート採用拡大など商品力が向上。この改良前後で中古車価格や装備内容が異なるため、年式と仕様をしっかり確認しましょう。NISMOも年式により細かな仕様変更がある場合があります。
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グレード(G/G leather edition/NISMO)と装備の照合、特にBOSEサウンドシステムの有無:
- 希望するグレードと装備が合致しているか確認。「G leather edition」の本革シート、「NISMO」のRECARO製シートや専用パーツ、そしてオーラの象徴的な装備である「BOSEパーソナルプラスサウンドシステム」(メーカーオプション)の有無は、車両価値と満足度を大きく左右します。
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内外装のコンディションと、3ナンバーボディの注意点:
- 修復歴・冠水歴の有無: 第三者機関の鑑定書がある車両や、日産認定中古車が安心です。
- 内外装の状態: 上質な内外装が魅力のため、ツイード調ファブリックや本革シート、木目調パネルの状態を入念にチェック。また、全幅1,735mmの3ナンバーボディのため、特にフェンダー周りの擦り傷などがないか確認。
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強化版e-POWERシステムの状態確認:
- 駆動用バッテリーの健康状態は、日産ディーラーであれば専用診断機でチェック可能な場合があります。保証期間(駆動用バッテリーは新車から5年または10万km特別保証など)の残りも確認。試乗時には、標準ノートより力強いモーター駆動のスムーズさ、発電用エンジンの作動音のレベルなどを入念に確認。
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先進安全装備「プロパイロット」等の動作確認:
- 搭載されているプロパイロット(ナビリンク機能付)が正常に作動するか(警告灯非点灯など)確認。衝突被害軽減ブレーキなどの基本的な安全機能も含め、センサーやカメラ周りに損傷がないかもチェック。
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保証制度の確認(日産認定中古車「Nissan Intelligent Choice」など):
- 高年式車であればメーカー新車保証が残存している可能性が高いです。保証継承が可能か確認。日産認定中古車「Nissan Intelligent Choice」であれば、日産独自の充実した保証が付帯し、e-POWERシステムもカバーされるため安心です。
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メンテナンス履歴(整備記録簿)の精査:
- 過去の点検整備記録簿で、定期的なメンテナンスが正規ディーラーで適切に行われていたかを確認。記録がしっかりしている車両は信頼性が高いと言えます。
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リコール・サービスキャンペーンの実施状況:
- 対象車両にリコールやサービスキャンペーンが発令されていないか、発令されていた場合は確実に対策済みであるかを確認します。
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NissanConnectナビゲーションシステムと関連機能の状態:
- 9インチワイドディスプレイの動作、タッチパネルの反応、ナビ機能、SOSコールやオペレーターサービスなどのNissanConnectサービスの利用状況や引継ぎ可否も確認ポイントです。
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価格の妥当性と、標準ノートや輸入コンパクトカーとの比較:
- ノートオーラの中古車は、標準ノートの高年式車や、同価格帯の輸入コンパクトカー(VWポロなど)も比較対象となり得ます。オーラならではのパワフルなe-POWERと内外装の質感に価値を見出せるか、総合的に判断しましょう。
中古の初代ノートオーラは、日産の「プレミアムコンパクト」という提案を、新車よりも魅力的な価格で体験できるチャンスです。特に2024年1月以降のマイナーチェンジモデルは内外装の魅力も向上。年式による改良点やグレード間の装備差、そして個々の車両状態を丁寧に見極めることが、満足度の高い一台との出会いを実現する鍵となります。