BMW i7 初代(G70)
まずはここだけ。初代i7 G70を30秒で理解
初代i7は、7シリーズG70の大型セダンへ電気駆動を組み込んだBMWのフラッグシップEVです。2022年のxDrive60から始まり、2023年に後輪駆動のeDrive50と高性能なM70 xDriveを追加。2026年LCIでは第6世代BMW eDriveと新しい操作環境へ大きく更新されます。
初代G70
ラグジュアリーセダン
745N・m・AWD
650N・m・RWD
1,015N・m・AWD
BMW eDriveへ更新
初代i7 G70って、どんなクルマ?
i7はEV専用の別ボディを与えられた車ではありません。7代目7シリーズG70と大型セダンの基本を共有し、そこへBMW eDriveを組み込んでいます。電動化しても7シリーズとしての後席空間や乗り味、ラグジュアリー装備を中心に据えたことが出発点です。
発売時のxDrive60は前後2モーターの四輪駆動で400kW(544PS)・745N・m。床下にバッテリーを収めつつ、後席には31.3インチ8KのBMWシアター・スクリーンを用意しています。静かなEVという説明より、移動中の時間をどう過ごすかまで作り込んだ大型セダンと捉える方がi7の性格に近づきます。
2023年5月には335kW(455PS)・650N・mのeDrive50と、485kW(659PS)・1,015N・mのM70 xDriveが追加されています。後輪駆動、標準的な四輪駆動、高性能AWDという三つの役割がここでそろいます。同じG70でも、運転の仕方からモデルを選べる構成です。
2026年LCIは外観変更にとどまりません。第6世代BMW eDrive、新しい円筒形セル、最大112.5kWhの使用可能エネルギー容量、最大250kW級のDC充電に加え、BMWパノラミックiDriveやOperating System Xも導入。日本では新型xDrive60とM70 xDriveが2026年秋以降に導入予定です。
後輪駆動からM70まで。3つの役割で考える
前期G70ではeDrive50、xDrive60、M70 xDriveがそれぞれ違う役割を持ちます。単純な上下関係として並べるより、四輪駆動が必要か、自分で運転する時間をどこまで重視するかで選ぶと違いが明確です。
後輪駆動を選べる前期G70
335kW(455PS)・650N・mで後輪を駆動します。四輪駆動を必須とせず、i7の静粛性や後席空間を優先するなら、前輪モーターを持たない構成そのものに選ぶ理由があります。
こんな人に合いそう
- 後輪駆動のi7を探している
- 高性能AWDまでは必要としない
- 前期G70の中古車も候補にする
- 後席の快適性を重視する
初代i7の出発点となった四輪駆動
発売時から設定されたxDrive60は400kW(544PS)・745N・m。前後2モーターで四輪を駆動し、M70ほど性能へ振り切らずにi7の大きな車体を動かす構成です。前期中古では装備内容と車両状態を揃えて見たい中心モデルです。
こんな人に合いそう
- 四輪駆動を選びたい
- 後席と運転席の両方を使う
- M70ほどの性能は求めない
- 前期i7の中心モデルから探したい
運転性能まで強く求める高性能モデル
前期M70 xDriveは485kW(659PS)・1,015N・mの前後2モーター四輪駆動です。後席中心の移動だけなら性能を持て余しやすく、自分でステアリングを握る時間にも大きな価値を置く人ほど、このモデルを選ぶ理由がはっきりします。
こんな人に合いそう
- i7で最大級の加速性能を求める
- 四輪駆動が必要
- 自分で運転する時間が長い
- Mハイ・パフォーマンスの性格を求める
前期G70は3モデルを役割で分ける
発売時はxDrive60のみ。2023年にeDrive50とM70 xDriveが加わり、前期G70は3モデル構成へ広がります。前期G70の中古車では、この3モデルを駆動方式と性能で先に分けます。価格や走行距離を見るのは、その後で十分です。
i7 eDrive50
- 追加
- 2023年5月
- 最高出力
- 335kW(455PS)
- 最大トルク
- 650N・m
- 駆動
- 後輪駆動
前期i7で唯一の後輪駆動モデルです。xDrive60とM70は前後2モーターなので、eDrive50を選ぶ意味は単なる価格帯の違いではありません。四輪駆動が不要なら、i7の車格と後席装備を保ちつつ、後輪駆動という明確な選択が残ります。
前期中古で後輪駆動を選びたい人に
i7 xDrive60
- 日本販売開始
- 2022年7月
- 最高出力
- 400kW(544PS)
- 最大トルク
- 745N・m
- 駆動
- 前後2モーター四輪駆動
初代i7の発売時から設定されたモデルで、前期G70の基準にしやすい存在です。四輪駆動と十分な出力を持ちながら、M70ほど運転性能へ寄せていません。後席を使う機会と自分で運転する時間の両方があるなら、3モデルの中で用途をまとめやすい構成です。
後席と運転の両方を重視する人に
i7 M70 xDrive
- 追加
- 2023年5月
- 最高出力
- 485kW(659PS)
- 最大トルク
- 1,015N・m
- 駆動
- 前後2モーター四輪駆動
M70 xDriveは、後席のラグジュアリー性を残したまま走行性能を大きく引き上げたモデルです。xDrive60との出力差を使う場面があるか、自分で運転することにどれほど比重を置くかで価値が変わります。静かな移動だけを目的にするなら、xDrive60との比較を先に行う方が合理的です。
大型EVでも運転性能を妥協したくない人に
2026年LCI後は電動技術と操作環境が大きく変わります。前期3モデルと新型を同じ条件で扱わず、導入時期と仕様を分けて比較してください。
初代i7 G70の代表仕様
前期G70の3モデルと2026年LCIの違いを見分ける代表値をまとめます。LCI後の数値にはグローバル仕様が含まれるため、日本導入車は国内仕様の正式発表と合わせて読む必要があります。
前期とLCI後を見分ける代表項目
前期ではモデル名から駆動方式と出力の違いを読み取れます。2026年LCIではバッテリーセル、充電、表示・操作系まで世代が変わるため、外観の新旧だけで区切るより電動システムの違いを押さえる方が実用的です。
| 項目 | 代表値・内容 |
|---|---|
| 世代・型式 | 初代・G70 |
| ボディ | 4ドア・ラグジュアリーセダン |
| 日本販売開始 | 2022年7月1日 |
| 発売時モデル | i7 xDrive60 |
| eDrive50最高出力 | 335kW(455PS) |
| eDrive50最大トルク | 650N・m |
| eDrive50駆動 | 後輪駆動 |
| xDrive60最高出力 | 400kW(544PS) |
| xDrive60最大トルク | 745N・m |
| xDrive60駆動 | 前後2モーター四輪駆動 |
| M70 xDrive最高出力 | 485kW(659PS) |
| M70 xDrive最大トルク | 1,015N・m |
| M70 xDrive駆動 | 前後2モーター四輪駆動 |
| 後席スクリーン | 31.3インチ・8K |
| LCI使用可能容量 | 最大112.5kWh(グローバル仕様) |
| LCI DC充電 | 最大250kW級(グローバル仕様) |
| LCI 10〜80%充電 | 約28分(グローバル仕様) |
2026年LCI後は日本導入前の情報を含みます。購入時には日本仕様の正式な装備・充電性能を対象車両ごとに照合してください。
xDrive60から3モデルへ、そして第6世代eDriveへ
初代i7は、2022年のxDrive60導入、2023年のラインアップ拡大、2026年LCIという三つの節目で性格が変わっています。とくにLCIは電動系と操作系を同時に更新するため、前期G70との違いが大きい改良です。
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i7 xDrive60を日本へ導入
前後2モーター四輪駆動のxDrive60から国内販売を開始。400kW(544PS)・745N・mを発揮し、7シリーズの大型セダンに電気駆動を組み込む初代i7の基本形を示したモデルです。
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eDrive50とM70 xDriveを追加
335kWの後輪駆動eDrive50と、485kWの高性能AWDであるM70 xDriveが加わります。xDrive60だけだったラインアップは、駆動方式と性能で3モデルを選び分ける構成へ広がります。
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G70 LCIを発表
第6世代BMW eDrive、円筒形セル、最大112.5kWhの使用可能エネルギー容量、最大250kW級DC充電を採用。BMWパノラミックiDrive、Operating System X、Symbiotic Driveも入り、電動系と操作環境が同時に刷新されます。
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日本は新型導入前の切り替え期
BMW JapanはThe New BMW i7 xDrive60とM70 xDriveを2026年秋以降に導入予定と案内しています。新車では前期型とLCI後で、充電性能や操作環境まで条件が変わる時期です。
同じG70でも、2023年のモデル追加と2026年LCIを境に選択条件が変わります。中古と新車を横断して探す場合も、この二つの境目を先に分けておけば仕様差が混ざりません。
初代i7 G70を動画でも見てみよう
i7の動画では、モデル名と撮影時期を最初に見分けたいところです。eDrive50、xDrive60、M70 xDriveでは駆動方式と性能が異なり、2026年LCI後は表示・操作系まで変わります。
- 後席:シアター・スクリーンと後席空間の使い方を見る
- 走行:eDrive50のRWDとxDrive系のAWDを分けて見る
- 年式:前期G70と2026年LCI後を混同しない
動画の仕様は撮影時期や市場で異なる場合があります。候補車と同じモデル・時期を扱っているかを合わせて確認してください。
初代i7 G70を選ぶ4つの理由
7シリーズの後席体験とEVの静粛性が自然につながる
31.3インチ8KのBMWシアター・スクリーンは、単に大きな画面を載せた装備ではありません。モーター走行の静かさと組み合わせることで、後席で映像や会話に集中しやすい環境を作っています。自分で運転するためのEVとは違う価値が、i7では後席にもあります。
前期だけでも駆動方式から選び分けられる
eDrive50は後輪駆動、xDrive60とM70は四輪駆動です。雪道対策だけでAWDを選ぶのではなく、加速性能や自分で運転する頻度まで含めてモデルを決められます。大型EVでも3モデルの役割が重なりすぎていません。
M70はショーファーカーと高性能EVを一台にまとめる
485kW(659PS)・1,015N・mという性能を持ちながら、i7としての後席装備も備えます。後席中心の日と自分で運転したい日が混在する使い方なら、この組み合わせには独自の意味があります。反対に、運転性能を使わないならxDrive60との違いを冷静に見たいところです。
LCIで充電と操作環境がまとめて次世代へ移る
2026年LCIでは第6世代BMW eDriveに加え、最大250kW級DC充電やパノラミックiDriveを導入します。前期との差はフロントデザインの新旧に収まりません。長距離で急速充電を使う人ほど、LCI後の充電性能は実際の移動時間に効いてきます。
初代i7 G70は、こんな人に合いそう
買う前に、ここだけは見ておきたい
i7は同じ初代G70でも、前期3モデルと2026年LCI後では確認する内容が変わります。最初にモデル名と前期・LCI後を確定します。その後で後席装備、充電環境、使い方を重ねれば、候補ごとの違いを具体的に追えます。
初代i7 G70を中古車で探すなら
中古のi7では、走行距離から探し始めるよりeDrive50・xDrive60・M70 xDriveを先に分けた方が実用的です。駆動方式と性能が違うため、同じi7という名前だけで価格を比べると用途の異なる車両が混ざります。
正式なモデル名を最初に確定する
後輪駆動ならeDrive50、四輪駆動ならxDrive60かM70。この大枠を先に決めると、その後の装備比較がぶれません。そこを決めてから装備と走行距離を見ると、候補同士の条件がそろいます。とくにM70は性能の意味が大きいため、車名の近さだけでxDrive60と並べない方が自然です。
高額な快適装備は実車で動作を見る
シアター・スクリーン、電動ドア、後席まわりの装備はi7の魅力に直結します。同時に、購入後も使い続ける機能です。中古では装備表の有無を読むだけで終わらせず、実車で一通り操作して自分が使う機能の状態を把握しておきたいところです。
バッテリーは走行距離だけで状態を決めつけない
EVでは走行距離だけからバッテリー状態を断定できません。保証条件や点検記録、充電に関する履歴など、確認できる情報を車両ごとに集めます。そのうえで一日の走行距離と自宅充電の条件を重ねれば、必要な余裕が見えてきます。
LCI直前だからこそ前期の条件を整理する
2026年9月は日本で新型i7の導入を待つ切り替え期です。前期G70を中古で選ぶなら、LCI後の第6世代eDriveや新しい操作環境を必要とするかを先に考えます。前期の装備と状態が用途に合うなら、世代途中の新旧だけで候補から外す理由はありません。
中古のG70は、この順番で候補をそろえる
- eDrive50/xDrive60/M70 xDriveを分ける
- 後席装備と自分の使い方を照らし合わせる
- 保証・点検・充電に関する情報を車両ごとに見る
- 2026年LCI後を待つ必要があるか最後に判断する
NEXT STEP
気になる1台を見つけて、カーライフをもっと楽しもう。
この世代が自分に合いそうだと感じたら、実際の車両や今のクルマの査定額も見てみましょう。
公式情報で最終確認
初代i7は2023年のモデル追加と2026年LCIで内容が大きく変化しています。候補車と同じ時期のBMW公式情報を参照してください。
