ホンダ Super-ONE 初代(JG6)
まずはここだけ。初代Super-ONEを30秒で理解
初代Super-ONEは2026年5月に登場したAセグメントの小型EVです。基礎はN-ONE e:ですが、全幅とトレッドを拡大。BOOSTモードと仮想有段シフトまで加え、日常用EVとは違う走りの役割を持たせています。
初代として新規投入
ホンダ ZAA-JG6
国内は1タイプのみ
BOOST時は95PS相当
WLTCモード
軽規格を超える専用ワイドボディ
N-ONE e:を広げて、走りを主役にした小型EV
Super-ONEはN-ONE e:由来のプラットフォームを使いながら全幅を1,575mmまで広げ、軽自動車寸法へ収めることよりワイドな足まわりと運転の楽しさを優先した小型EVです。
前後トレッドは1,345mmで、N-ONE e:から40mm拡大しています。タイヤは185/55R15。ブリスターフェンダーの張り出しは見た目の演出だけではなく、広げた接地幅を包むための形です。
車両重量は1,090kg。大容量バッテリーで重くする方向ではなく、29.6kWhのバッテリーと小型e-Axleを使い、274kmの航続距離と軽い車体を両立させました。長距離EVというより、日常距離の中で軽快さを楽しむ設計です。
走行モードはECON、CITY、NORMAL、SPORT、BOOSTの5種類。CITYではアクセルだけで完全停車まで扱うシングルペダルコントロールを使えます。反対にSPORTとBOOSTでは、EVの滑らかさより操作と演出を強く感じさせます。
リアシートはNシリーズのダイブダウン・チップアップ機構を継承し、Google搭載9インチHonda CONNECTディスプレー、BOSE 8スピーカー、Honda SENSINGまで標準化して、4人乗りの日常性を残しています。
軽EVの延長というより、「小さく軽いFF EVへ、音・変速感・ワイドシャシーを足した車」と捉えると、Super-ONEの立ち位置が明確です。
70kW・162N・mのFF EVを、5つのモードで使い分ける
パワートレインはMCF7交流同期モーターを使うFF EVの1種類だけで、グレードによる出力差やAWD設定はありません。
EV + BOOST
通常47kW、BOOSTでは最大70kWまで使う
モーター最高出力は70kW(95PS)、最大トルクは162N・mです。通常モードの最大出力は47kW。BOOSTへ切り替えると70kWまで使う制御です。
SPORTとBOOSTでは7段の仮想有段シフトを使います。パドル操作にアクティブサウンドも連動。一般的なEVの連続的な加速とは意図的に違うリズムを作っています。
一方、CITYは完全停車まで使えるシングルペダル制御を採用。通勤ではCITY、気分を変えたい道ではSPORT/BOOSTというように、同じモーターの性格をモードで切り替える車です。
比較の軸
- BOOSTの加速と音を楽しめるか
- FFだけで使用地域に足りるか
- 274kmの航続が日常距離に合うか
- 自宅または拠点充電を確保できるか
国内仕様はSuper-ONEの1タイプ
現行国内仕様に上級・下級グレードはありません。設定はSuper-ONEの1タイプのみです。比較の中心はボディカラー、充電環境、1,575mmの車幅、BOOSTの運転感覚です。
ONE GRADE
Super-ONE
- 動力
- 70kW EV
- 駆動
- FF
BOOSTモード、7段仮想有段シフト、アクティブサウンド、専用スポーツシート、15インチアルミ、Honda SENSING、Google搭載9インチHonda CONNECTディスプレー、BOSEプレミアムサウンドまで、主要装備をひとつの仕様へまとめています。
グレードアップで走行性能を足す車ではありません。選ぶ段階では、1,575mmの全幅が駐車環境へ入るか、FFで問題ないか、274kmの航続と充電時間が生活に合うかを確認する方が重要です。装備表より生活条件とBOOSTの好みで判断する車です。
1仕様の中で走りと日常性を両立したいなら初代Super-ONEの主要スペック
型式ZAA-JG6の国内仕様はFF・4人乗りの単一構成です。全幅は1,575mm。前後トレッドは1,345mmで、N-ONE e:との差を考えるときにまず見るべき寸法です。
ZAA-JG6の代表値
| 項目 | Super-ONE |
|---|---|
| 型式 | ホンダ ZAA-JG6 |
| 駆動方式 | FF |
| 全長 × 全幅 × 全高 | 3,580 × 1,575 × 1,615 mm |
| ホイールベース | 2,520 mm |
| 前/後トレッド | 1,345 / 1,345 mm |
| 最低地上高 | 140 mm |
| 車両重量 | 1,090 kg |
| 乗車定員 | 4名 |
| モーター型式 | MCF7 |
| モーター最高出力 | 70 kW(95 PS) |
| モーター最大トルク | 162 N・m |
| バッテリー総電力量 | 29.6 kWh |
| 一充電走行距離 | 274 km(WLTC) |
| 交流電力量消費率 | 114 Wh/km |
| 最小回転半径 | 5.2 m |
| タイヤ | 185/55R15 82V |
一充電走行距離や充電時間は気温、空調、走行条件、充電設備などで変動します。
先行予約から量産発売までを短期間でつないだ初代
初代は発売から日が浅く、大規模改良の履歴はまだありません。量産仕様が固まった2つの公式イベントを中心に整理します。
- 量産型を公開し、先行予約開始を発表
HondaはSuper-ONEの概要を正式に示しました。全国のHonda Carsでは4月16日から先行予約を開始。N-ONE e:を基礎にしながらワイドボディ、BOOST、専用シャシーを持つAセグメント小型EVとして、量産車の位置づけが明確になりました。
- Super-ONEを国内発売
国内販売開始時の量産仕様は、FF・4人乗りの1タイプ、70kW・162N・m、WLTC 274kmで、5つのドライブモード、7段仮想有段シフト、BOSE、Google搭載ディスプレー、Honda SENSINGまで標準装備としてまとめています。
発売時点でグレードを細分化せず、走りと日常装備をひとつの仕様へ集約したこともSuper-ONEの選び方を特徴づけています。
初代Super-ONEを動画でも確認
動画ではBOOSTへ切り替えたときの仮想シフト音、パドル操作、メーターとイルミネーションの変化を見たい車です。通常モードとの違いまで映像で比較すると、スペック表だけでは分からない性格がつかめます。
初代Super-ONEで注目したい4点
EVの加速に7段シフトのリズムを加えた
BOOSTでは70kWまで出力を広げ、仮想有段シフトとアクティブサウンドを連動させます。狙いは加速力の上積みだけではありません。パドル操作と音を含む手応えまで商品性にしたEVです。
1,090kgの軽さとワイドトレッド
全幅1,575mm、前後トレッド1,345mm、185/55R15タイヤを使いながら車重は1,090kg。大出力より軽さと接地幅でハンドリングを作る方向が明確です。
CITYでは完全停車までシングルペダル
走りを強調する一方、CITYではアクセル操作だけで減速から完全停車まで扱えます。渋滞や市街地ではSPORT/BOOSTとは別の性格へ切り替えられます。
1グレードで主要装備をまとめた
Honda SENSING、Google搭載9インチディスプレー、BOSE 8スピーカーまで標準化。装備選びより、充電・駐車・走りの好みへ判断を集中できます。
初代Super-ONEが合う使い方
買う前に確かめたい4つの条件
1グレードなので装備表の比較より、軽規格を超える車幅、274kmの航続、充電条件、BOOSTの演出が自分の生活と好みに合うかを見た方が判断しやすい車です。
初代Super-ONEを中古車で探すなら
発売から日が浅く、年式差や長期故障傾向を一般化できる段階ではありません。中古ではJG6の1仕様を前提にします。比較するのはEV固有の保証、充電機能、BOOSTの作動、車両状態です。
型式はZAA-JG6で共通
国内現行はFF・70kW・4人乗りの1仕様です。中古掲載でグレード差を探すより、ボディカラー、走行距離、保証、装備状態へ比較軸を移せます。
BOOSTと仮想シフトの作動を確認
Super-ONE固有の機能なので、試乗できる場合はBOOSTへの切り替え、パドル、アクティブサウンド、メーター表示が一連で正常に動くかを見ます。
バッテリーは個体資料を優先
274kmは新車時の審査値で、中古個体の実走行可能距離を保証する数字ではありません。高電圧バッテリーの保証条件や診断情報が提示される場合は、その個体の資料を優先します。
15インチタイヤとワイドフェンダーも見る
185/55R15と張り出したフェンダーはSuper-ONEの走りと外観を作る部分です。タイヤの摩耗や交換履歴、ホイール傷、フェンダー周辺の修復有無は実車で確認したい項目です。
中古で先にそろえる4条件
- ZAA-JG6か
- 高電圧バッテリーの保証・診断情報
- BOOST/仮想シフトの機能作動
- 15インチタイヤ・ホイール・フェンダーの状態
NEXT STEP
気になる1台を見つけて、カーライフをもっと楽しもう。
この世代が自分に合いそうだと感じたら、実際の車両や今のクルマの査定額も見てみましょう。
公式情報で最終確認
発売から日が浅いため、今後の改良や仕様追加はHonda公式情報で確認してください。
