ホンダ WR-V 日本導入初代(DG5)

ホンダ WR-V 日本導入初代(DG5)
QUICK GUIDE

まずはここだけ。初代WR-Vを30秒で理解

日本向け初代WR-Vは2024年3月発売のコンパクトSUVで、1.5Lガソリン+CVT+FFへ走行系を一本化し、458Lの荷室と195mmの最低地上高を組み合わせた世代です。

国内発売2024年3月

日本導入初代・DG5

動力1.5L i-VTEC

118PS・142N・m

駆動FFのみ

CVT+パドルシフト

荷室458L

VDA方式

最低地上高195mm

段差や未舗装路への余裕

現行タイプ5タイプ

X / Z / Z+ / BLACK STYLE系

OVERVIEW

四輪駆動やハイブリッドではなく、広さと扱いやすさで作ったSUV

初代WR-Vは、SUVらしさを高出力や4WDで表現するのではなく、見晴らし、後席、荷室、最低地上高へ振り分けたモデルです。

全長4,325mm・全幅1,790mmに対してホイールベースは2,650mm。運転席は高いアイポイントを取りつつ、ステアリングやペダル位置はセダンライクに整えています。助手席側のフード端も見えやすくし、車両前方の距離感をつかみやすい設計です。

荷室容量は458Lで、床下収納も備えます。

後席を立てたまま荷物を積む余裕があり、壁面もフラットに近い形状です。旅行荷物や箱物を載せる場面では、ボディサイズ以上に荷室の作りが効いてきます。

最低地上高は195mm。駆動方式はFFだけです。悪路走破性を4WDで補うSUVではなく、段差や未舗装路で腹下を気にしにくい余裕を日常側へ使う考え方です。

走行系は発売時から1.5L DOHC i-VTEC、CVT、FFで統一しています。

FITのシャシーを基礎に、電動パワーステアリングとサスペンションをWR-V用へ調整。CVTにはG-design Shiftとステップシフト制御を組み合わせています。

2025年の一部改良でもエンジンや駆動方式は据え置きでした。Z/Z+の内装質感を高め、BLACK STYLEを追加したため、現行型では走りより装備と内外装の差がグレード選びの中心です。

POWERTRAIN

1.5Lガソリン+CVT+FFの1種類

XからZ+ BLACK STYLEまで、L15D型1.5Lガソリン、CVT、FFという基本構成は共通です。

1.5L i-VTEC + CVT

118PS・142N・mを全タイプで共通化

L15D型1.5L直列4気筒は87kW(118PS)・142N・m。CVTにはトルクコンバーターとパドルシフトを組み合わせています。

G-design Shiftはアクセル操作とCVTを協調制御し、加減速時にはステップシフト制御も使います。上級グレードでも出力は同じです。高速道路や登坂、荷物を積んだ状態で、この共通パワートレインが自分の使い方に足りるかを試乗で見る方が実用的です。

WLTC燃費はXが16.4km/L、Z/Z+系が16.2km/Lです。

差は小さく、燃費だけでグレードを決めるより、16インチと17インチ、シート、内装素材の違いへ判断軸を移す方が各タイプの性格を捉えやすい構成です。

比較の軸

  • 1.5L自然吸気で必要な加速が得られるか
  • FFだけで使用地域に足りるか
  • CVTの加速感が好みに合うか
  • 装備差でグレードを選ぶ考え方が合うか
GRADE GUIDE

現行5タイプは、同じ走行系を装備と仕立てで分ける

1.5Lガソリン、CVT、FF、Honda SENSINGは全タイプ共通で、違いはホイール、シート、内装素材、外装加飾へ表れます。

BASIC

X

タイヤ
215/60R16
車両重量
1,210kg

16インチスチールホイール+フルホイールキャップとファブリック内装を使う基本タイプです。Honda SENSING、フルLEDヘッドライト、7インチメーター、リアベンチレーション、Honda CONNECT for Gathers+ナビ装着用スペシャルパッケージはXにも備わります。

上級タイプへ替えてもエンジンや駆動方式は同じです。

17インチや本革巻き操作系、ソフトパッドを必要としなければ、XでもWR-Vの荷室・後席・安全支援は揃います。16インチタイヤを使う点は、交換時の銘柄や費用を比べる際にも残る差です。

基本機能と16インチを基準にするなら

STANDARD

Z

タイヤ
215/55R17
シート
プライムスムース×ファブリック

17インチアルミ、コンビシート、本革巻ステアリング、本革巻セレクトレバー、プライムスムースのソフトパッドを採用します。

リアセンターアームレストとパーセルカバーも追加。2025年改良ではインパネ下部とリアドアにもソフトパッドが入りました。後席を使う機会が多く、触れる部分の質感や荷室の目隠しまで整えたい場合は、Xとの差が日常で表れます。

17インチと内装装備を一段上げるなら

SPECIAL

Z BLACK STYLE

ベース
Z
専用意匠
ブラック加飾

Zのコンビシートや本革巻き操作系を基礎に、ドアミラー、アウタードアハンドル、シャークフィンアンテナをクリスタルブラック・パールへ変更しています。17インチアルミはベルリナブラック。ブラックホイールナットも専用品です。

室内はブラックステッチとピアノブラック調ガーニッシュで統一。走行性能やタイヤサイズはZと共通なので、黒基調の外観と室内を一体で選ぶための特別仕様です。

Zの装備に黒基調の仕立てを加えるなら

UPPER

Z+

シート
ブラウンのフルプライムスムース
足まわり
17インチアルミ

2025年改良後はブラウンのフルプライムスムースシートを採用します。

外装にはベリルブラック・フロントグリル、シャープシルバー塗装のルーフレールガーニッシュ/ドアロアーガーニッシュ、シルバーのドアモールディング、クロームメッキのドアハンドルを装備。Zとの差はパワーではなく、シート素材と外装の仕立てです。

室内の触感と外観加飾へ価値を置く人が、Zから比較するタイプです。

ブラウン内装と専用外装を重視するなら

SPECIAL

Z+ BLACK STYLE

ベース
Z+
専用意匠
ブラック+Z+外装

Z+系のフロントグリルやシルバー系ガーニッシュを持ちながら、ドアミラー、ハンドル、アンテナ、17インチアルミをBLACK STYLE専用の黒基調へ置き換えます。

室内はプライムスムース×ファブリックのブラックコンビシート、ブラックステッチ、ピアノブラック調加飾です。通常Z+のブラウン内装とは印象が大きく変わります。Z+系の外装要素は欲しいが、室内は黒でまとめたい人へ向けた仕様です。

Z+系の外装と黒基調内装を組み合わせるなら

SPECIFICATIONS

Zの主要スペック

現行の中間グレードZを代表値にします。ボディ寸法とエンジンは全タイプ共通で、Xは車重とタイヤ、燃費の一部に差があります。

全長4,325mm
全幅1,790mm
全高1,650mm
ホイールベース2,650mm
最低地上高195mm
荷室容量458L
最高出力118PS
WLTC燃費16.2km/L
項目 WR-V Z
型式 5BA-DG5
駆動方式 FF
全長 × 全幅 × 全高 4,325 × 1,790 × 1,650 mm
ホイールベース 2,650 mm
前/後トレッド 1,540 / 1,540 mm
最低地上高 195 mm
車両重量 1,230 kg
乗車定員 5名
エンジン L15D 1.496L 直列4気筒DOHC
最高出力 87 kW(118 PS)/ 6,600 rpm
最大トルク 142 N・m / 4,300 rpm
燃料タンク 40 L
WLTCモード燃費 16.2 km/L
トランスミッション CVT+パドルシフト
最小回転半径 5.2 m
タイヤ 215/55R17 94V

Xは1,210kg、215/60R16、WLTC 16.4km/L。Z/Z+系は1,230kg、215/55R17、WLTC 16.2km/Lです。

MODEL HISTORY

初期3グレードから、質感と特別仕様を広げた

初代は大規模なパワートレイン変更を経験しておらず、発売時の基本構成を維持したまま2025年に内装とグレード展開を更新しています。

  1. X・Z・Z+の3タイプで日本発売

    1.5L DOHC i-VTEC、CVT、FFを全タイプで共通化して販売を開始。458Lの荷室、195mmの最低地上高、Honda SENSING、リアベンチレーションを車種全体の基礎に据えています。

    初期型から走行系は一種類です。中古で2024年式を選ぶ場合、グレード差は主に16/17インチ、シート、内装素材、外装装備として現れます。

  2. Z/Z+の質感を高め、BLACK STYLEを追加

    ZとZ+のインパネ下部・リアドアへソフトパッドを追加。Z+はブラウンのフルプライムスムースシートへ変更しています。ZとZ+にはBLACK STYLEが設定され、黒基調のミラー、ハンドル、アンテナ、17インチアルミ、内装加飾も選択肢に入りました。

    エンジン、CVT、FFは従来どおりです。2025年改良前後を中古で比べる場合、性能差より内装の触感とBLACK STYLEの有無が境目です。

VIDEOS

初代WR-Vを動画でも確認

高いアイポイントからの前方視界、458L荷室の奥行き、後席の足元、1.5L+CVTの加速感は動画で把握しやすい部分です。Z+やBLACK STYLEでは内装色と外装加飾も見比べられます。


GOOD POINTS

初代WR-Vで注目したい4点

01

全長4.3m級で458Lの荷室

後席を立てたまま458Lを確保し、床下収納も備えるため、家族で乗る日に荷室を犠牲にしにくいパッケージです。

02

195mmの最低地上高

FF専用でも段差や未舗装路へ余裕を持たせています。4WDの悪路性能ではなく、日常の行動範囲を狭めにくいSUVらしさです。

03

走行系が全タイプ共通

1.5L、CVT、FFはXからZ+ BLACK STYLEまで同じです。上級グレードを選ばないと動力性能が落ちる構成ではなく、装備と内外装へ予算を振るかで判断する車です。

04

後席装備をXから共通化

リアベンチレーションやHonda SENSINGなど、日常で効く装備を基本タイプから持たせています。

WHO IS IT FOR?

初代WR-Vが合う使い方

5人乗車時も荷室容量を重視する
高いアイポイントと見切りを求める
FFで使用地域に問題がない
シンプルな1.5Lガソリンを選びたい
段差へ195mmの余裕が欲しい
走行性能より装備・内装でグレードを選びたい
CHECK BEFORE BUYING

買う前に分けて考えたい4つの条件

初代WR-Vでは「どのエンジンか」より、FFで足りるか、1.5Lの加速感、XとZ系の装備差、2025年改良前後をどう見るかが判断軸です。

01

4WDが必要ならWR-Vの前提から外れる

現行全タイプがFFで、グレードを上げても4WDは選べません。積雪路や急勾配で駆動方式を最優先する人は、装備比較へ進む前にFFで使用条件を満たせるかを決める必要があります。

02

1.5L+CVTを積載状態で試す

118PS・142N・mは全グレード共通です。街中だけを走る試乗では差をつかみにくいため、高速合流や登坂、家族と荷物を載せた状況まで想定して評価したいパワートレインです。

03

XとZの差は17インチと室内装備に出る

XでもHonda SENSINGやリアベンチレーションは備わります。

Zでは17インチ、コンビシート、本革巻き、ソフトパッド、リアセンターアームレストなどが加わります。上級化の価値は安全装備より質感と日常装備で評価する方が実態に合います。

04

2025年改良後を選ぶ理由を内装で考える

2025年改良はパワートレイン変更ではありません。Z/Z+のソフトパッド追加、Z+のブラウンシート、BLACK STYLEの追加が主な差です。高年式へ上げる価値も、この内外装を必要とするかで変わります。

USED CAR GUIDE

初代WR-Vを中古車で探すなら

中古では型式DG5と1.5L+FFが共通なので、2025年改良前後、X/Z/Z+、BLACK STYLEの有無を先に分けると候補の違いが見えます。

01

DG5はFF・1.5Lが基本

現行初代は5BA-DG5で、1.5Lガソリン+CVT+FFです。中古掲載で4WDやハイブリッドの仕様違いを探す世代ではありません。

02

2024年式と2025年改良後を分ける

初期型のX/Z/Z+に対し、2025年改良後はZ/Z+のソフトパッドが増え、Z+のシート仕様も変わっています。

内装写真を年式と合わせて見ると、改良前後の境目を追いやすい世代です。

03

16インチと17インチを見ればXとの差が分かる

Xは215/60R16のスチールホイール、Z系は215/55R17アルミが基本です。タイヤサイズは見た目に加え、交換時の銘柄や費用を比べる際にも残る差です。

04

BLACK STYLEは室内まで照合

ブラックのミラー、ハンドル、アンテナ、17インチに加え、ブラックステッチやピアノブラック調ガーニッシュまで見ると、通常Z/Z+へ外装部品を追加した車両との区別がつきます。

中古で先にそろえる4条件

  • 2025年改良の前か後か
  • X / Z / Z+のどれか
  • BLACK STYLEの純正仕様か
  • 16インチか17インチか

NEXT STEP

気になる1台を見つけて、カーライフをもっと楽しもう。

この世代が自分に合いそうだと感じたら、実際の車両や今のクルマの査定額も見てみましょう。

OFFICIAL SOURCES

公式情報で最終確認

現行タイプや装備は今後変更される可能性があるため、購入時はHonda公式の商品ページ、主要装備表、主要諸元表、ニュースリリースを参照してください。