BMW iX3 2代目(NA5)

BMW iX3 2代目(NA5)


QUICK GUIDE

まずはここだけ。2代目iX3 NA5を30秒で理解

2代目iX3は、BMWの新世代車両基盤「ノイエ・クラッセ」を最初に採用した量産モデルです。日本では2026年7月22日に50 xDriveと50 xDrive M Sportの販売を開始。800V電気システム、第6世代BMW eDrive、BMWパノラミックiDrive、Heart of Joyまで一新され、X3をベースに電動化した初代とは成り立ちから変わりました。

日本販売開始2026年7月22日

2代目NA5


システム最高出力345kW

前後2モーター


最大トルク645N・m

電動xDrive


50 xDrive906km

WLTC一充電走行距離


M Sport835km

WLTC一充電走行距離


急速充電最大320kW

800V・10–80%約26分





OVERVIEW

2代目iX3 NA5って、どんなクルマ?

NA5型iX3を理解するうえで重要なのは、初代G08の延長として見ないことです。初代はX3を基礎に後輪1モーターを組み合わせたBEVでしたが、2代目はノイエ・クラッセを前提に開発。バッテリー、電圧、モーター、表示・操作系、車両制御まで同時に世代を切り替えています。

日本仕様の50 xDriveは、前輪に誘導モーター、後輪に巻き線界磁式同期モーターを配置する電動4輪駆動です。システム最高出力345kW、最大トルク645N・m。前輪側を必要に応じて使い、後輪側を主駆動とする構成そのものが、第6世代BMW eDriveの効率設計と結び付いています。

高電圧系は800Vとなり、最大320kWの急速充電に対応。10%から80%までの充電時間は約26分と公表されています。50 xDriveのWLTC一充電走行距離は906km、M Sportは835kmで、同じパワートレインでも仕様によって71kmの差があります。

車内も従来型の延長ではありません。BMWパノラミックiDriveとOperating System Xを採用し、Heart of Joyが駆動、ブレーキ、回生、ステアリングを統合制御します。2代目iX3は電池容量や航続距離だけを伸ばしたモデルではなく、BMWがBEV時代の車両構成そのものを入れ替えた最初の一台です。




POWERTRAIN

日本仕様は50 xDrive。前後で異なるモーターを使う

販売開始時の日本仕様は50 xDrive系に統一されています。グレードによってモーター構成を変えるのではなく、前輪の誘導モーターと後輪の巻き線界磁式同期モーターを組み合わせた345kW・645N・mの電動xDriveが共通です。

50 xDrive

345kWの電動xDriveと800Vを共通採用

前輪側の誘導モーターは必要な場面で駆動に加わり、後輪側の巻き線界磁式同期モーターが継続的な主駆動を担います。システム最高出力345kW、最大トルク645N・m。800Vシステムと最大320kWの受電能力も50 xDrive系の共通項目です。

こんな人に合いそう

  • ノイエ・クラッセ世代のiX3を選びたい
  • 前後2モーターの電動xDriveを求める
  • 最大320kWの急速充電性能を生かしたい
  • 標準仕様とM Sportを航続距離まで含めて比べたい




GRADE GUIDE

50 xDriveとM Sport。71kmの航続距離差も見る

日本販売開始時は50 xDriveと50 xDrive M Sportの2仕様です。どちらも345kW・645N・mの電動xDriveを使いますが、WLTC一充電走行距離は906kmと835km。M Sportを外観や装備だけの違いとして扱うと、この差を見落とします。

RANGE

iX3 50 xDrive

駆動
前後2モーター4輪駆動
最高出力
345kW
最大トルク
645N・m
一充電走行距離
906km

日本仕様で最も長い906kmのWLTC一充電走行距離を持つ標準仕様です。パワートレインはM Sportと共通なので、345kWの性能を保ちながら航続距離を優先したい場合はこちらが基準になります。

906kmの航続距離を優先する人に

M SPORT

iX3 50 xDrive M Sport

駆動
前後2モーター4輪駆動
最高出力
345kW
最大トルク
645N・m
一充電走行距離
835km

M Sportは同じ345kW・645N・mの駆動系を採用しながら、WLTC一充電走行距離が835kmです。標準仕様との差は71kmあるため、M Sport固有の内外装を選ぶ価値と航続距離の差を一緒に考える車種構成です。

M Sport仕様を優先する人に

2仕様の違いを比較するときは、駆動系の性能差ではなく、装備・内外装と906km/835kmの航続距離差を中心に見ると整理しやすくなります。




SPECIFICATIONS

2代目iX3 NA5の代表仕様

NA5の数字で注目したいのは、345kW・645N・mの電動xDrive、906km/835kmの航続距離、800Vと最大320kWの急速充電です。これらは別々の追加装備ではなく、第6世代BMW eDriveを軸にした新しい電動システムの一部として採用されています。

最高出力345kW
最大トルク645N・m

50 xDrive航続906km
M Sport航続835km

高電圧システム800V
急速充電320kW

10–80%充電約26分
航続距離差71km

NA5を見分ける代表項目

2代目は50 xDrive系にパワートレインを統一し、標準仕様とM Sportで航続距離が分かれます。初代G08の後輪1モーターとは駆動方式も異なり、800V、最大320kW充電、パノラミックiDrive、Heart of Joyまで含めてNA5固有の構成です。

項目代表値・内容
世代・型式2代目・NA5
日本販売開始2026年7月22日
日本仕様50 xDrive / 50 xDrive M Sport
駆動方式前後2モーター4輪駆動
前輪モーター誘導モーター
後輪モーター巻き線界磁式同期モーター
システム最高出力345kW
最大トルク645N・m
50 xDrive一充電走行距離906km(WLTC)
M Sport一充電走行距離835km(WLTC)
電気システム800V
急速充電最大320kW
10–80%急速充電約26分
電池構造セル・トゥ・パック
表示・操作BMWパノラミックiDrive / Operating System X
車両制御Heart of Joy
給電機能V2H / V2L対応

最大320kWは対応する充電設備と条件下での値です。標準仕様とM Sportは同じ50 xDrive系でもWLTC航続距離が異なるため、仕様名まで揃えて数値を見てください。




MODEL HISTORY

ノイエ・クラッセ第一弾として日本へ

2代目iX3は2026年に始まったばかりの世代です。確認できる日本での大きな動きは、5月の優先商談受付と7月22日の正式販売開始。確認できる出来事に絞り、販売開始までの流れを追います。

  1. 新型iX3の優先商談受付を開始

    ノイエ・クラッセ第一弾として、日本で正式販売する前に優先商談の受付を開始。50 xDriveと50 xDrive M Sportという国内仕様が示され、NA5型iX3の日本導入が具体化した時点です。

  2. 2代目iX3を日本で正式販売開始

    50 xDriveと50 xDrive M Sportの販売を開始し、納車は7月下旬以降と案内されました。906km/835kmのWLTC航続距離、最大320kW急速充電、パノラミックiDrive、Heart of Joyを備えた日本仕様がここで正式にそろいます。

2026年9月時点では販売開始から日が浅く、公式に確認できない年次改良や仕様変更は履歴へ加えていません。




SELECTED VIDEOS

2代目iX3 NA5を動画でも見てみよう

NA5を見るときは、初代G08の動画と混同しないことが第一です。ノイエ・クラッセの外観、パノラミックiDrive、充電口まわり、M Sportの内外装を確認すると2代目の特徴がつかめます。

  • NA5:ノイエ・クラッセの外観と室内レイアウトを見る
  • 50 xDrive:906km仕様と最大320kW充電の説明を見る
  • M Sport:標準仕様との内外装差と835kmの航続距離を合わせて見る

初代iX3はG08、2代目はNA5です。動画タイトルに「iX3」とだけある場合は型式と公開時期を見て区別してください。

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GOOD POINTS

2代目iX3 NA5を選ぶ4つの理由

01

906kmと最大320kWを一台で持つ

50 xDriveはWLTC一充電走行距離906kmに加え、800Vシステムで最大320kWの急速充電に対応します。10%から80%まで約26分という公表値もあり、NA5では「一度に長く走る性能」と「短時間で電力を戻す性能」が同じ第6世代eDriveの中で組み合わされています。


02

前後で異なるモーターを使う電動xDrive

前輪には誘導モーター、後輪には巻き線界磁式同期モーターを配置。必要な場面で前輪側を加え、後輪側を主駆動とする構成で345kW・645N・mを発生します。初代iX3の後輪1モーターから、2代目で電動4輪駆動へ移ったことがNA5の大きな世代差です。


03

Heart of Joyまで車両制御を作り直した

Heart of Joyは駆動、ブレーキ、回生、ステアリングを一つの制御系で扱います。NA5ではモーターやバッテリーの刷新と並行して、走る・減速する・エネルギーを戻す制御まで新世代化。初代からの変化を出力や航続距離だけで説明できない理由がここにあります。


04

表示・操作もパノラミックiDriveへ移行

Operating System XとBMWパノラミックiDriveの採用によって、情報を見せる場所と操作の考え方は従来世代から一変しています。電動システムと車内UIが同時に世代をまたいだため、初代G08から乗り換えるときは、この操作体系の違いもNA5を選ぶ理由の一部です。





WHO IS IT FOR?

2代目iX3 NA5は、こんな人に合いそう

ノイエ・クラッセ第一弾を選びたい
906kmのWLTC航続距離を重視する
最大320kWの急速充電を使える環境がある
345kW・645N・mの電動xDriveを求める
パノラミックiDriveの新しい操作系を使いたい
V2H/V2LまでNA5の機能として活用したい



CHECK BEFORE BUYING

買う前に、NA5で見落としたくない4点

2代目iX3は販売開始時から50 xDriveとM Sportの2仕様ですが、駆動系は共通です。購入時に差が出るのは、M Sportの内外装と906km/835kmの航続距離、そして320kW級充電を実際に使えるかどうか。NA5固有の数字に沿って見る方が違いをつかみやすくなります。

01

M Sportは71kmの航続距離差まで含めて選ぶ

50 xDriveは906km、M Sportは835kmで、WLTC値には71kmの差があります。両車とも345kW・645N・mなので、出力の上下で分かれたグレードではありません。M Sportの内外装を優先するなら、この航続距離差も同時に受け入れる構成です。


02

320kWという数字は800V対応設備とセットで見る

NA5の急速充電性能は最大320kWですが、常にその出力で受電するという意味ではありません。BMWが示す10–80%約26分も所定条件での値です。NA5の充電性能を購入理由にするなら、普段使う経路に高出力設備があるかまで重ねると、この性能を使える場面が具体化します。


03

初代G08と「iX3」という名前だけで比べない

初代はX3を基礎にした後輪1モーター、2代目NA5はノイエ・クラッセの前後2モーター4WDです。第5世代から第6世代eDriveへ移り、800V、セル・トゥ・パック、パノラミックiDriveまで変化しています。同じ車名でも、比較の起点は世代をまたいだ全面刷新です。


04

新しい操作系を実車で確かめる

NA5ではBMWパノラミックiDriveとOperating System Xが車内操作の中心です。従来世代のBMWとは情報の見せ方や操作体系が異なるため、G08や他の旧世代BMWから乗り換える場合は差が大きくなります。試乗時には走行性能と同じくらい、このNA5固有の表示・操作を触っておきたいところです。





USED CAR GUIDE

2代目iX3 NA5を中古車で探すなら

NA5は2026年7月に日本販売を始めたばかりで、2026年9月時点では長期的な中古車傾向を語れる段階ではありません。そこで一般的な中古車チェック項目を並べるのではなく、NA5を中古で探す際に仕様を取り違えやすい点だけに絞ります。

01

型式NA5を最初に確認する

中古検索では初代G08と2代目NA5が同じ「iX3」の車名で並ぶ可能性があります。NA5を狙うなら、2026年7月22日以降の2代目であることを先に固定。後輪1モーターの初代と、345kWの電動xDriveを持つ2代目を同じ条件で比べずに済みます。


02

906km仕様か835km仕様かを分ける

50 xDriveとM Sportはパワートレインが共通でも、WLTC一充電走行距離が異なります。中古車情報で「iX3 50 xDrive」とだけ見て判断せず、M Sportかどうかまで確認。71kmの差を把握したうえで候補を並べるのがNA5では自然です。


03

320kW充電を「車両の常時受電値」と解釈しない

最大320kWはNA5の大きな特徴ですが、実際の受電出力は設備や条件に左右されます。中古車選びでも「320kW対応」という表記だけから充電時間を決めつけるのは避けたいところ。BMW公表の10–80%約26分と、自分が使える充電設備を分けて考えます。


04

パノラミックiDriveまで含めてNA5として見る

2代目の世代差は電動パワートレインだけでは終わりません。Operating System X、パノラミックiDrive、Heart of Joyまで新しい電子構成へ移行しています。中古でNA5を選ぶ価値を考えるなら、906kmや320kWという数字と、この新世代UI・制御系を切り離さない方が車種の違いを正しく捉えられます。


中古のNA5は、この順番で候補をそろえる

  • G08ではなくNA5であることを確認する
  • 50 xDriveかM Sportかを分ける
  • 906km/835kmのWLTC値を仕様名と揃える
  • 800V・最大320kW・新世代UIまでNA5の装備として見る


NEXT STEP

気になる1台を見つけて、カーライフをもっと楽しもう。

この世代が自分に合いそうだと感じたら、実際の車両や今のクルマの査定額も見てみましょう。


OFFICIAL SOURCES

公式情報で最終確認

2代目iX3は2026年に販売を始めた新しい世代です。仕様や機能はBMWの日本向け公式発表を基準にしています。